ある日を境に殺人鬼の妹と呼ばれるようになった女。
居場所なんてどこにもなかった・・・
なぜなら、悪意のカケラが彼女を殺してゆくから・・・
ある日突然、幸せだった少女の世界は一変する!
最愛の両親を奪ったのは引きこもりの兄!?
殺人鬼の妹
著者:坂口みく が描いた
しびれるほど悪意が詰まったサスペンス漫画
『黒い羊は嗤わない〜悪意の欠片』
結末まで目が話せないドキドキするストーリーになってますよ~
今まで、社会派作品が
多かった著者が手がけたサスペンス作品ですが、
その設定がもう~これでもかっ!てくらい残酷なんです。
よく日本では、
「犯罪者に甘い国」なんて言われていますが、
この漫画を読んだら現実はそんなに甘くない事を思い知らされます。
実際、犯罪者の身内というだけでここまで世間から
迫害されてしまうものなのか?
この漫画を読んだ時、
2009年に公開された佐藤浩一市さんと志田未来ちゃんが主演した
『誰も守ってくれない』という映画を思い出しました♪
この映画も、加害者家族の悲痛な生活を描いた内容だったな~
ちなみに、
今回の『黒い羊は嗤わない』の
”嗤わない”は「わらわない」と読むんですが、
この難しいほうの『嗤(わら)う』には、
人の事を「あざけわらう」とか「ばかにしてわらう」といった意味があるんです。
本編を読むとなぜ、『笑う』と言う漢字を使わなかった理由がわかります・・・
ちょっとした豆情報でした♪
それでは、ネタバレや感想を書いてゆきます~♪
もくじ
黒い羊は嗤わないのあらすじは?
あの日から、居場所なんてどこにもなかった…
だって、悪意が私を殺すから・・・
主人公の犬養 美月(いぬかい みつき)は、
幼いころ両親を惨殺された現場を
目撃してしまう!
しかも、その容疑者は
実の兄・竜一(りゅういち)だった・・・
その日以降、美月は「殺人鬼の妹」として親戚の家をたらい回しにされ、
親戚以外の周囲からも迫害され、酷いイジメや性的虐待まで受けて育った・・・
それから15年の月日が流れ、
兄・竜一の友人だった弁護士の辻 康太(つじ こうた)や叔母の妙子に支えられながら、
ささやかだけれども平穏な暮らしを手に入れた美月だったが、
働いている食堂の、秋山という男性客に見初められたことから、
またもや美月の人生が一変してしまう・・・
何年たっても彼女に付きまとう
悪意の欠片(かけら)たちは、
事あるごとに美月を地獄のどん底へ突き落としてしまう・・・
美月と兄・竜一に訪れる
衝撃の結末とは・・・?
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黒い羊は嗤わない ネタバレ
物語の冒頭は、
深夜、主人公・犬養 美月の両親が殺害されるシーンから始まるんです。
彼女の両親は、ナイフで何度も刺されて殺されちゃいます。
その恐ろしい殺人現場と犯人の姿を、まだ幼少の美月が目撃してしまうわけです。
そしてなんと・・・
血まみれで倒れている両親を見降ろし、
血のべったり着いたナイフを持って立って悲しそうに立っていたのは、
美月の実の兄・竜一だったのです・・・
そこで、カットが切り替わり、
あの殺人現場の夜から15年後の世界に舞台は移ります。
食堂の看板娘
『殺人鬼の妹』という身分を隠し、
苗字を『犬養』から『景山』に変えてひっそりと、
小さな町の食堂で働きながら生活していた美月。
小さいころから迫害を受け続けてきた彼女は、
何かのきっかけで自分の素性がバレてしまわないように、
誰とも親しくすることはなく、ひっそりと懸命に働いて暮らしてきたのです。
ただ・・・
少し困った事に、美人で気立ても良く、
働き者の彼女は、このちっぽけな食堂の
『看板娘』となっていて、
訪れる男性客は美月目当てでくる客も少なくないのです。
そんな中でも、食堂の近所にある
大きな商事会社に勤めてるイケメンサラリーマンの秋山は、
毎日、店に通って美月を口説き続けていました・・・
危険な前兆
誰もが認めるイケメンから毎日のようにデートのお誘いを受ける美月は、
まんざらでもなかったものの、
やはり自分の
素性が明るみになってしまう事を恐れて、
秋山からの誘いを上手くかわし続けていたのです・・・
美月は、兄の竜一が凶悪殺人犯の容疑者として、
『指名手配』されてからというもの
『殺人鬼の妹』として、ありとあらゆる迫害を受けてきました!
幼いころから彼女をバイ菌のように扱う親戚たちの家をたらい回しにされた挙げ句、
学校では酷いイジメを受け、少し成長したら家の男から
性的暴行も受けた…
まさにこの世の地獄をずっと味わって成長してきたのです。
しかし・・・
そんな美月の隠された壮絶な過去をしらない秋山は、
何度デートに誘っても応じてこない美月に
イケメンとしてのプライドを傷つけられた気持ちになってしまう。
そう・・・
一見、爽やかで優しそうなイケメン秋山の正体は、
とんだゲス野郎だったのです。
兄への思い…
ある日、美月に映画のチケットを渡して、強引にデートの約束を取り付けた秋山。
しかし・・・
その秋山の誘いに美月は応じる事はありませんでした。
その日、美月は、15年前に殺された両親の墓参りに行ってたんです。
墓前で『指名手配』されて未だ行方不明の兄の事を思う美月。
「お兄ちゃん…どこにいるの?」
正直なところ、美月は、
引きこもりだけど優しい性格の兄が両親を惨殺したとは思っていないのです。
だけど・・・
美月の記憶は兄が刃物を持って立っている犯人としか考えられない記憶しか残ってない!
美月がしたあの夜の証言で、
竜一は殺人の容疑者として『指名手配』されてしまったのです。
私がお兄ちゃんを犯人にした・・・
美月は、そんな複雑な思いを抱きながら、その日はそのまま自宅へ帰った。
翌日、食堂での仕事が終わって店を出ると、
なんと、昨日美月からデートをすっぽかされた
秋山が店の前で立っていたのです・・・
発覚
デートをすっぽかされた秋山は実力行使に出ました!
美月の仕事帰りを待ち伏せて、強引に彼女のアパートに上がり込み本性を現したんです!
「お前みたいな貧乏な女を俺様が相手してやるんだよ!」
「ありがたいと思え!」
そう美月を罵りながら、彼女を無理やり犯そうとする秋山!
すると、そこへ、昔からずっと美月の生活を陰から支えてくれていた
兄の友人・辻 康太(つじ こうた)が偶然アパートに現れて美月を助けてくれたんです。
弁護士の肩書を持つ辻に対し、
「覚えてろよ!」
と、カッコ悪い捨て台詞を吐いて美月の前から立ち去って行った秋山。
危うくレイプされそうなところを辻によって助けられた美月でしたが、
なんと、この時、秋山に買った激しい恨みの心が、
あれほどまで美月を苦しめるきっかけになっていたとは・・・
そう・・・
この、トラブルから数日後…秋山によって、今まで彼女がひた隠していたあの過去が暴かれてしまい、
彼女の地獄が再び始まってしまうことに・・・
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黒い羊は嗤わないの感想
正直、ヒロイン・美月の悲惨すぎる幼少期に引いてしまった。
親戚の家をたらい回しにされて、
虐待・イジメ・性的イタズラ・レイプ!
およそ少女時代から辛い経験しかしてこなかった美月が、
どうしてあんなにも気立てのいい娘に成長できたのか?
そのメカニズムがどうしても分からない。
普通は、心療内科に通い続けてる鬱病患者となるのが順当なところだと思う!
よくぞここまで立派な女性に成長したものです。
まぁ~ホント美月の過酷すぎる幼少時代がショッキング過ぎて、
ちょっとの間、物語が頭に入ってこなかったんです。
『凶悪殺人犯』の家族って、
その後の生活をメディアで報じられる機会なんてないから、ぜんぜん分からないけども、
多かれ少なかれ、みんなこんな状況なのかな~?
まぁ~
身内が犯罪者となってしまったら確かに今はネット社会でもあるし、
色んな情報が拡散されてみんなに分からないようにひっそりと暮らしてゆくのは難しいのかな~
ただ・・・
被害者遺族の立場に立ってみたら、単純に『加害者家族』が可哀そうとか言えない気持ちもある。
そこは、難しいところだ。
今回の、『黒い羊は嗤わない』の場合は、たぶん兄の竜一は犯人じゃないはずで、
サスペンス好きの まるし―が予想したのは、兄の友人・辻 康太と叔母の紗子ですね♪
恐らく共犯じゃないだろうか?
理由はやっぱりお金の問題かな…?
大体こんなところで話しが進んでいくと思うんだけど・・・
今のところ怪しい人物が
怪しい動きをきっちりとしながら
ストーリーを、かく乱してるみたいですが
とにかくサスペンスは意外性が命です!
このまま読み進めるので、
結末は是非「あっ!」と驚かせてもらえるストーリーならいいな~
今のところワクワクしながら読めてる まるし―です~♪
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