ネグレクトな親に捨てられた少年が、
みごとに天才ボクサーとして人生の逆転を勝ち取った!
しかし・・・
成功したかに思えた少年の未来には、過酷な悲劇が待っていたのだ・・・
ある天才ボクサーの絶望と苦悩!
原作:森高夕次
作画:荒木 光 さんコンビで描かれた!
『あしたのジロー 』
これはスポ根漫画ではないし、恋愛漫画でもない!
諦めかけた人生を自らの努力で取り戻したドリームストーリー?
いや・・・違う!
人の道徳観念は、どこまで許され、どこまでが犯罪なのかという哲学・思想の物語でもある。
重くて、理不尽なヒューマンサスペンス・ストーリーだ
あしたのジロー の見どころ
こんにちは~
久しぶりの投稿で、ちょっと興奮気味のけいぞーです~♪
今回は、『グラゼニ』の森高夕さんと、『僕たちがやりました』の荒木光さんが夢のタッグを組んだしびれる青年コミックを紹介しちゃいます~♪
もろに『あしたのジョー』世代であるb>けいぞーが、この『あしたのジロー』というタイトルを見た時は、
正直、
「あからさまなパロディー?」
「オマージュが酷すぎる!」
という印象を受けました。
内容を知りたくて無料の立ち読みを数ページ読んだんですが、それだけではイマイチ内容が見えてこず、
とうとうけいぞーは、『あしたのジョー』が好きすぎて、そのタイトルにそっくりなこの漫画を電子コミックで買ってしまったのです。
すると・・・
少年時代に魅了されつづけた ”ジョー” はそこにはいませんでした。
代わりに、あまりにも不幸で、あまりにも純粋で、どこまでも真っすぐな天才ボクサーがいたのです。
しかも・・・
すでにアラフィフに近づきつつあるけいぞーが読んでもまったく時代錯誤なストーリーじゃなく、
むしろ昭和からタイムスリップしてきたかのような重く、リアルで生々しい内容だった!
昔からボクシングというスポーツ漫画の背景には、
不幸な生い立ち。
非行・ケンカ。
そして、少年院。などの三大要素がキッチリ盛り込まれていました。
ただ・・・
今の時代、そんな暗い背景の主人公はなかなか好まれないので、最近ではあまり見かけていませんでしたが、
久しぶりに、このアウトロー三大要素を備えた主人公が登場したかに見えた。
そう・・・
見えただけ
内容はもっと深刻だったのです!
最初にけいぞーが興味をもった『あしたのジョー』のオマージュなんてとんでもなかった。
これは、タイトルから想像する印象とはまったく違う作品だ!
いわゆるスポ根というジャンルのコミックではまったくない。
明らかに大人が読むためのヒューマンサスペンス・ドラマだった。
なので、『あしたのジョー』を追いかけてこの作品を読むのならやめたほうがいい
そして・・・
しびれるようなヒューマン・ドラマを望む人にオススメの作品です♪
悲しみと絶望を背負った天才ボクサーの少年が、どんな未来を選択するのかが、最大の見どころ!
とりあえず、1巻を読んでしまうと、オモシロイ、面白くないにかかわらず、
絶対に2巻も読まなければ収まらないストーリーだと言うことをお伝えしておきましょうか。
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あしたのジロー ネタバレ
次郎と佐治
主人公は、中学時代に義父を半殺しにして矯正施設に入れられ、その後は不良人生まっしぐらの少年。
樺島 次郎(かばし まじろう)だ。
高校生になった次郎は今日もまたケンカに明け暮れる。
そんな次郎が、ある時、警察に傷害容疑で逮捕されてしまった。
ただ・・・
傷害の内容といってもケンカが原因なので、次郎を少年時代から見守っていた刑事の佐治(さじ)が、
次郎の保護司(ほごし)として彼を自分の家で面倒をみることで施設に入ることを免れた。
しかし・・・
次郎の引受を勝手に決めた佐治の妻からは大クレームだ!
そりゃ街で噂の不良少年が家に住むとなったら家族はたまったもんじゃないし、
なにせ、佐治家には次郎と同じ年頃の利発でカワイイ清子(きよこ)という娘がいるのだ。
母親として娘のことを考えると反対するのも当たり前だ!
しかあい…妻が、大反対するも、佐治刑事は、
「奴は暴れ者だが、それ以外の社会ルールを破ることはしない」
と、言いはなって、断固として次郎を見捨てることはしなかった。
どうしても佐治には、次郎が悪い人間だとは思えなかったからだ。
彼を中学時代から知っている佐治は、家庭環境がむちゃくちゃで、もうグレるしかない彼の胸のうちや、
暴れん坊で通ったケンカ小僧だったけど、次郎からケンカを売り歩くようなことなんて一度もなかった。
素顔の次郎は、マジメで気の優しい素直な少年だったのだ・・・
そして、数カ月後、佐治は自分の判断が間違っていなかったことを確信することに・・・
次郎と清子
佐治は、次郎のあり余るエネルギーをボクシングにぶつけさせた。
すると、次郎が本来持っているマジメな人間性と、その素直な性格が、彼の持っている恐ろしいほどの素質を開花させた。
モンスターの誕生だ!
佐治の知り合いのボクシングジムの会長は、次郎の力量をみて、コレほどの天才は見たことがないと驚嘆して、
未来のチャンピオンだと大いに喜んだ。
その頃になると、佐治の妻も次郎を嫌がるどころか、完全に更生した彼をすばらしい少年だと評価していた。
しかも・・・
佐治の一人娘・清子が次郎に恋心を抱くようになっていたのだ。
そして・・・
ある日、清子は、次郎に
「私は…次郎くんのことが気になって仕方ありません。」
と、面と向かって彼女から告白までしてしまう。
ただ、恩人の娘さんから告白された次郎の立場としては、「はいそうですか」と言って、簡単に清子と付き合うわけにはいかない
「オレも清子さんのことが気になってしかたねーけど…」
と、本心を打ち明けたあと、自分はまだそんなことを考えられるような立場ではないと、やんわりと清子の強い想いをかわした。
ただ・・・
そんな二人のただならぬ雰囲気に気づいた佐治は、次郎・清子と別々に話をして、
お互いの強い気持ちが純粋で健全なものだとわかると、
いともあっさり二人の交際を認めてしまった・・・
当然、清子の母親も今となっては大賛成だと笑っている。
今、次郎は、佐治や清子のおかげで、幸せの絶頂を迎えている。
後半の展開
プロテストに合格して、順調に世界チャンピオンへの階段を登り始めた次郎。
回りの誰もが次郎に期待し、その人柄を愛していた。
そして次郎もまた、自分を引きとって面倒を見てくれた佐治に恩返ししようと、
いっそうの厳しい練習に身を捧げていたのだ。
しかし・・・
ここで、残酷な運命が、次郎を地獄の崖に突き落とす!
それは・・・
次郎にとって耐え難い怒りだった。
彼が、一番大切にしているモノを汚され、取り返しのつかない悲しみを植え付けたのだ。
その時、彼の両目からはボロボロと涙が流れていた・・・
凶器のモンスターと化した次郎は、両方の拳を初めて殺人に使ってしまった・・・
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あしたのジロー の感想
想像と違って、すごくヒューマンな作品でビックリ!!
大好きな『あしたのジョー』とはまったく違う作風と内容だけど、これこれで読み応えありました。
荒木さんの特徴ある絵柄もこの作品に合っていますしね♪
荒木さんが描くカワイイ女子の絵は、魅力的で好きです。
あと・・・
どれだけ次郎がスゴイ怪物なのかってことを読者に見せるエピソードがウマい♪
ストーリー的には、スポ根マンガじゃなくて、完全にオトナ対象の社会派コミックだと感じましたね^^;
あの絶頂期に、こういう悲劇を持ってくるかっていう。
なんかストーリーだけ見てたら、サスペンス小説の名作を読んでいる気分になって、
夢中でページをめくってる自分がいましたね
正直、ボクシングシーンはあんまり出てきませんし、ファイトシーンもあんまりありません。
どちらかと言うとヒューマニックなシーンがほとんどで、
途中から刑事モノコミックのような色合いになってきますが、
それでも物語の中に気持ちがグッと持っていかれますし、
後戻りできない罪を犯してしまった次郎と清子が、この先どういう運命をたどるのか・・・?
もう~先の展開が気になってしょうがない
かなり大人のけいぞーから見たら、あの事件なんて、確かに過剰防衛ではあるけれど、
情状酌量されて、ものすごく軽い罪で済むはずなんだけどな~
しかも、相手は残人な脱走犯であり、殺人犯でもあるわけだから・・・
とまぁ~いいオッサンが必死になって話してしまうほど、物語に入り込んだ作品でした。
ただ・・・
特徴ある内容だけに、好き嫌いは別れるとは思いますが・・・
無料試し読み
今、紹介した
『あしたののジロー』は、
電子コミックサイトの
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漫画好きならヘビロテで利用すべきだと思います♪
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