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こんな女じゃ勃たねえよ【ネタバレ】どうしようもない男の生き様!

えげつないタイトルが目を引く

著者:内田春菊 

こんな女じゃ勃たねえよを読みました♪

 

このタイトル画の時点で
ちょっとヤバそうな漫画だと
思うかもししれませんが・・・

 

ていうかこのタイトル写真は
ホント大丈夫なんでしょうか?

 

古い漫画なので当時は
なんの問題もなく使えたのかな~?

 

今ならアウトっぽいんだけど…

 

とりあえず

「タイトル」通りの
内容が春菊ワールド全開で描かれた

 

同しようもない男と
訳ありな女たちとのシモネタ中心なお話です♪

 

ガッツリとした
男と女の重苦しいドラマではなく、

 

辛辣で、乱暴だけど、
軽い気持ちで読める漫画です。

 

テンポが良いので
スイスイっとね…♪

 

時代背景がちょっと昔で、
ポケベルが登場してきた時は
思わず懐かしくて笑っちゃいました♪

 

ただ・・・

今でもたくさんの若者に
支持されてる春菊さんはやっぱり凄い!

 

そしてそんな彼女の
エッセンスがイッパイ詰まったこの作品。

 

一度は読んでみても損はないはず!

 

どうしようもない男の生き様
描かせたら他の作家さんはまだまだ
春菊さんには敵わない!

 

今回は、『こんな女じゃ勃たねえよ』の
ネタバレをご紹介しちゃいます♪

 

『こんな女じゃ勃たねえよ』の立ち読み♪

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 あらすじはこんな感じ

各コミックサイトが紹介する
本作のあらすじはこんな感じ、

女と見たらやるしかない、やったら金を出させるっきゃない!究極の自己チュー男・デビイの生き様を見よ!ルックスはイイが仕事を持たず、女と金のことだけを考えて生きている悪魔のような男・日出男。デビイと呼ばれる彼は、女に近付いては金をせびり、セックス三昧。時にはウソを並べて涙を流し、時には甘い言葉を囁いて……プロの物書き・アユミ、田舎娘・トキコ、セックス奴隷・米子(まいこ)など、さまざまな女を渡り歩いていく。内田春菊の描く史上最低の男(!?)

要するに、
オラオラ系「ヒモ男」
どうしようもないふざけた
生き様を春菊流の切り口で描いた漫画で、

 

「そうそう!」
「こんな最低な男いたいた!」

とか言いながら、
共感しながら読む漫画です。

 

ひたすら
主人公の『ヒモ男』
”デビイ”こと日出男が、

 

いろんな種類の女たちを
利用したり、騙したりするストーリーで、

 

ハッキリ言って好き嫌いが別れる作品。

 

サイト管理人の まるしーは
1巻全部を電車の中で読んだんですが

 

結果・・・
すごく樂しめた漫画だったけど・・

読む人の世代にもよるかな~?

こんな女じゃ勃たねえよ【ネタバレ】どうしようもない男の生き様!

あらすじにも書いたとおり、

主人公は、
女たちからデビイと呼ばれてる
日出男という恐らく20代の男で、

まぁとにかく女性を
取っ替え引っ替えしながら

 

各女の部屋を渡り歩く代表的な
「ヒモ男」なんです。

 

個人的にこんな男が
どうしていい年をした女性たちと
付き合えるのか理解に苦しむんですが、

 

物語の中では、
コロッコロ女を引っ掛けるわけです。

 

ヒモ男だから女たちに
お金も貢がせて、
住むとこや、生活の面倒までもみさせる。

 

「彼のどこにそんな魅力が?」

と、読んでると思ってしまうんですが、

 

女は彼を家に
入れちゃうんですね~

 

ただ・・・

読み進めてくうちに分かるんですが、

 

デビイみたいな男に
引っかかる女も結構クセが強い女たちなんです。

 

物語冒頭から

「お前みたいな女とやってられっか!」

と中指立てながら、
ベットから立ち去るデビイ。

 

なんか
自分が女を本気で愛せない
イライラをぶつけてる感じ・・・

 

セックスしてても
全く幸せを感じてないんです!

 

「いい女なんてどこにもいねぇ・・」

と友人たちに
吐き捨てるデビイ。

 

でも・・・

読んでる方から見ると
そんなことは当たり前で、
お前みたいな男に寄ってくるような女なんて…

 

しょせんお前と同類なんだよ!

と言いたい!

 

ただ・・・

ひたすらデビイのクズっぷりを
見せつけられてる間に
読者もだんだん免疫がついてきて、

読み進めていくうちに
だんだん笑ってしまうという不思議な感覚。

 

これが春菊マジックなのか・・?

 

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こんな女じゃ勃たねえよの感想

作家春菊の壮絶な生い立ち

本作の作者、

内田春菊という人は、

少女時代に自身が
義父に強姦された過去を持つ
壮絶な生い立ちの方なんです。

 

そしてなんと、

そんな養父との歪な関係を描いた
ファザーファッカー』という
自伝的小説も発表している。

 

そして、
その続編的な内容の作品となる
あたしが海に還るまで』では、

義父との関係意外に
様々な男性遍歴のエピソードが綴られています。

 

彼女が発表した一連の小説を読むと、

彼女が抱いている男性像がよくわかります。

 

春菊さんは男性に対し、
全くと言っていいほど
憧れや、希望を持っていないと思うんです。

 

だから
彼女の描き出す男はほとんどが
どうしようもない人間です。

 

それが今まで彼女がその目で
見てきた実際の男性像なので、
やっぱりある種の説得力を感じてしまう。

本作を読んで・・・

物語の最初っから
最後まで女を泣かせ続けたデビイ。

 

その行動は一貫して、
クズそのもので、
最後まで彼が変わることはありません。

 

女は金づる。

そして自分の世話をする生き物。

 

清々しいほどのクズ男っぷり。

 

だけど・・・
彼は彼で悩んでるんです。

 

ある女性とベットを共にした時、
彼は無意識でその女性の洋服に
精子をぶちまけるんです。

「オレ・・服としたのかなぁ・・」

 

服の違いが女の違い、

そこまで彼は女を女として
見れなくなっている・・・?

 

デビイに騙され
利用される女も不幸だけど、

 

女を愛せず
服だけでしか識別できない
デビイが実は一番不幸なのかもしれない。

 

なんか
春菊さんはそんな事を
言いたかったのかな~と思ってしまった。

 

ひたすらクズ男の生態を
追っかけたような漫画だったけど、

メッセージは深いものがあったな~

 

とにかく彼女の作品は
メッセージ性が強い!

 

クセがすごいんじゃ~
(千鳥・のぶ風に)

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