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虐げられ令嬢とケガレ公爵【ネタバレ13話】二人きりの時間!

「君の力は希望なんだ。」

出会ってから初めてキャスライトとジルカシウスがまともに向き合って会話しました。

短いようで長かったここまでの道のりは、

他人を思いやる心と心が共鳴し合うことで素直にお互いを認め合えた。

「今回でジルカシウスのキャスライト愛がついに解放されました♪」

『虐げられ令嬢とケガレ公爵~そのケガレ、払ってみせます!~

13話の解説と感想です♪

キャスライトから避けられていることがどうも気になってしょうがないジルカシウス。

そのことをカーネルに相談すると、すぐに彼が手を打ってくれました。

そう…

カーネルは昨今YouTube界で話題の”アテンド”役を買って出たのです(笑)

さて…ジルカシウスはキャスライトの真意を知ることができたのか?


12話の解説と感想はコチラです♪
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虐げられ令嬢とケガレ公爵【ネタバレ13話】二人きりの時間!

「キャスライト嬢が俺を避けてるような気がするんだ」

珍しく落ち込んだ様子のジルカシウスがカーネルにポツリとそう呟きました。

おやっ!?

普段はまったく見たことがないそんなジルカシウスの様子を前にしてカーネルはニヤニヤしている。

彼はジルカシウスが人並みに女性のことで思い悩んで知ることが嬉しくてしょうがないのです。

まさかここまで急激に人が変わるとは!

そこで…

少しからかうようにジルカシウスを恋バナでイジって楽しんだあと、

カーネルは早速キャスライトにジルカシウスを避けている理由を聞きに行きます。

素晴らしき愛のキューピット役である。

事情をよく聞いてみると…

キャスライトはケガレ跡を消したくないと言っていたジルカシウスのために、

自分が接触してケガレ跡が消えてしまわないように、あえて近づかなかったと釈明しました。

それは全てはジルカシウスの事を思っての行動だったのです。

恐らく理由はそれだけの事ではないかもしれない。

でも…キャスライトの口から発せられたオフィシャルな理由はそういうことだったのだ。

その時である。

隣の部屋で先ほどからカーネルとキャスライトの会話を聞いていたジルカシウスが二人の前にトツゼン現れました。

「こ…公爵様!?」

まさか自分たちの会話を聞かれていたとは夢にも思わず驚愕の声を上げてしまうキャスライト。

そのタイミングでカーネルは粋なセリフとウィンクを残してスマートに部屋を退出しました。

カーネルが部屋から出て行ったことを見届けたジルカシウスは、

俯いたまま何も言えないでいるキャスライトの隣にゆっくりと腰を下ろした。

二人きりの時間

ジルカシウスがソファーの隣に座ってきたことで反射的に立ち上がったキャスライトだったが、

それには構わずジルカシウスが話し始めました。

初めてゆっくりと面と向かって会話する”二人の時間”は、

まずジルカシウスのキャスライト対する想いを語る時間となりました。

「ここ最近は君に避けられて胸が苦しかった」

そんな内容の心の内を吐露するジルカシウス。

意外な展開だ!

彼がまさか自分にそこまでの関心を抱いていたとは夢にも思わず、

ただただ驚きの表情を浮かべて、自らはジルカシウスに謝罪を繰り返すキャスライト。

ん!?

やはりまだキャスライトにはジルカシウスが伝えたいメッセージが伝わっていないようだ。

もちろん彼はキャスライトにクレームを言ってるわけではないのです。

人並みに一人の女性に関心を示し、心が動いたことの感謝を彼女に伝えていたのです。

そう…

キャスライトの自分を慮ってくれていた真意を聞いて、彼女への想いがさらに大きく膨らんだわけです。

その証拠に、

以前まであれほど厳しくて冷酷な視線を他人に向けていたジルカシウスの表情は、

うっとりするほど穏やかで優しいものになっている。

そんなジルカシウスの優しい眼差しを前にしてキャスライトの胸が大きく高鳴ります。

「ドクンッ!」

ここからはもう”言葉はいらない”というムードになるのですが、

もちろんこれ以上の内容を詳しくはお伝え出来ません(汗)

これまで見せたことのないジルカシウスの積極的なキャスライトへの行動がたまりませんでした。

「キュンキュンな上にジンジンです♪」

なのでぜひ…このシーンは本編現物を読んでお楽しみください。

 

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13話の感想

やっぱりカーネル師匠は最高ですね♪

あの冷酷無比な最強公爵を恋バナでイジリ倒してました(笑)

これまでの経緯を見ても、恐らくジルカシウスはまともな恋愛をしてこなかったはずだ。

まともに恋をしたことなんてないのでしょう。

なので…

「ジルカシウスが初めて異性に心を動かされた瞬間」

なんか感動しましたね。

人は恋をするとあんなにも穏やかで優しい表情になるものなんですね。

というかその表現を完ぺきに描き切った著者の廻 先生に大きな拍手です♪

「実に感動的なシーンでした。」

これまではどうにも不幸癖が染みついてイライラさせられるキャスライトの言動や行動の数々でしたが、

今回のジルカシウスと過ごした二人の時間を経て、少しでもあの卑屈な態度が変わるといいんだけど…

「いや…それでも彼女は変わらないのかな(汗)」

自己顕示欲が強い人間はとても嫌いだけど、

キャスライトのように卑屈すぎる人間も見ていてイライラするからちょっと苦手だ。

人としては素晴らしいんだけど、もう少し自然な態度で人とコミュニケーションをとって欲しいな。

そして…そんなキャスライトの厄介な性格をこれからジルが直してやれると最高だ。

ただ…

この13話の後半でジルがキャスの腕を取って自分に抱き寄せたシーンにはさすがにキュンときました♪

彼がキャスライトの事を「キャス」と呼び、

自分のことを「ジル」と呼んで欲しいと言った時、

サイト主のまるしーもこれから二人の事を”キャス””ジル”と表記してゆこうと決めました。

「愛称は呼びやすいし書きやすい。」

実にイイ感じだ♪

今回は特にキャスとジルの濃密な二人の時間がたくさんあったので見ごたえ十分な29ページでした。

ホントに少しづつですが主人公の二人に絆が芽生え始めてきているのが実感できます。

やがて二人の心と体が一つになった時、恐らくそこから彼らには大きな試練が待ち受けているのでしょう。

その禍の主はもちろんキャスの妹であるチェリアリアとレビという執事だろう。

まだまだ序盤でこの物語の盛り上がりは先にあるんだろうから、

今はとにかくキャストジルが心から信頼し合えるパートナーになることを祈ります。

あと…

「やっぱり月2回の配信は嬉しい限りです♪」

廻 先生…ありがとうございます。

 

>>>『虐げられ令嬢とケガレ公爵』14話の解説と感想はコチラ♪

 

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