奴らを許さない!今、復讐のとき。

著者:藤森治見
『美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~』
自ら顔を捨て、人生を捨てて復讐に命を捧げた女の孤独な闘い!
昭和20年代の太平洋戦争が終わりかけていた時代のお話しとなるのですが、
醜い容姿を持って生まれてきたがために小さい頃から苛められつづけ、
女学生時代にとうとう家族までもが苛め殺されてしまった女性が、
その半生をかけて、いじめた人間に復讐していく物語で、
「家族を殺した奴らを絶対に許さない!」
そう誓った一人の女。
怨みのパワーがもたらすその復讐劇はある種、
読んだ人のストレス解消を助ける痛快劇になるかもしれません。
復讐のため、醜い顔から美しい顔に変わった女の命をかけた復讐の全貌とは…?
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美醜の大地【ネタバレ1話】奴らを許さない!今、復讐のとき。
冒頭のシーンで主人公の市原ハナは今、腕のいい外科医に相談しています。
風呂敷に包んだ札束をテーブルに差し出して、
「これで…私の顔を美しく整形してください。」
昭和20年代というまだ戦時下の日本において、整形手術ができる医者などはまだほとんどいない時代です。
外科医はハナに尋ねます。
「なぜ顔を変えたい?」
少し驚くハナ。
そして外科医は続けます。
「私には金は問題ではない!」
「動機…それが私にとって一番重要だ!」
すると…
ポツリ、ポツリとハナが自分の過去を語りだしたのです。
ここからハナの壮絶な過去の回想シーンが始まってゆくわけです。
昭和2年、当時はまだ日本の領土だった樺太で生まれたハナ。
醜い顔に生まれたハナは、その顔のせいで幼い頃からみんなに苛められてきたのです。
学生時代に受けた苛めはとくに壮絶で、ある女子グループに目をつけられたハナは、
それから毎日のように酷い苛めに遭います。
お弁当に生きたミミズを入れられて、無理やりお箸でつまんで食べさせられようとした事もありました。
苛めのリーダーは高嶋津絢子(たかしまづあやこ)という女生徒で、
当時、樺太で最も大きな製紙会社を経営する一族の令嬢でした。
顔色ひとつ変えず取り巻きの敏恵(としえ)たちに支持するいじめの内容はとても残酷なものでした。
しかし…
女王である絢子には誰も逆らうことはできないのです。
そんなある日、学校でクラスメイトのお金が無くなる事件が発生し、
絢子たちグループの策略によってハナが犯人に仕立て上げられてしまうのです。
何もしていないのに「泥棒」の汚名をきせられたハナは、
その事件が原因で学校を退学させられてしまうことに!
あまりに不条理な結果に絶望して号泣するハナ。
その後、やさしい母親に慰められてハナはなんとか元気を取り戻し、
母と幼い弟と家族3人、何とか頑張って強く生きてゆく決心を固めたのですが・・・
終戦・そして家族の死
その後、日本は戦争に負け、終戦を迎えます。
ソ連軍の激しい砲弾の降る中、
なんとか樺太から北海道へ向かう引き上げ船に乗り込むことができたハナたち親子でしたが、
そこで家族に不幸が襲いかかります!
なんと…
その船には学生時代にハナをいじめていた女子グループも乗船していたのです。
目ざとくハナと家族(母親と弟)を見つけたリーダーの絢子は、
他の乗客たちの前でハナを ”泥棒” 呼ばわりして、親子3人を船から追い出してしまうのです(汗)
出発の寸前で船から降ろされてしまったハナたち親子は、
なんとかその翌日に入港してきた船に乗ることができたものの、
運悪くその船は本土到着を目前にしてソ連軍の砲撃に合ってしまうのです。
結果…ハナたちが乗った船は沈没した。
無情にも海に投げ出されたハナたち家族。
死に物狂いで泳いでなんとか岸までたどり着いたハナだっったが、
惜しくも母と幼い弟は死んでしまいました。
{どうして私たちがこんな目にあわなければいけないの!}
鬼の形相で地面を見つめるハナ。
「絶対に奴らを許さない!」
「許さない!」
「必ず…必ず復讐してやる!」
と…ここまでが壮絶極まるハナの回想シーンです。
やがて…
それまでずっと黙ってハナの話を聞いていた外科医は、
「君の望むとおりにしてやろう」
と…ハナにニコリと微笑みかけたのです。
今、復讐のとき・・・
数年後・・・
北海道の川上町にある大塚旅館に学生時代ハナを苛めていた敏恵がその旅館の跡取り息子と見合い結婚をして、
まんまと旅館の女将としての座を手に入れていたのです。
天才外科医の整形手術を受けて、今や絶世の美人に生まれ変わったハナは
小石川菜穂子(こいしかわなおこ)という名前を語って、
大塚旅館に女中として忍び込みます。
美人で控えめで働き者の菜穂子(ハナ)はすぐに従業員や宿泊客たちのアイドルになります。
誰もが、菜穂子(ハナ)に夢中の状態になりました。
そんな菜穂子(ハナ)の事が気に食わない敏恵は、なんとか菜穂子(ハナ)を陥れようと、
学生時代と同じように、ある策略を考えます。
しかし…そんな行動を取ることはとっくにお見通しの菜穂子(ハナ)。
姑息な手口を使って菜穂子(ハナ)を陥れようとする敏恵に対し、
ハナが放った反撃の一矢とは・・・?
今…彼女が夢にまで見た復讐の時がやってきたわけです。
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『美醜の大地』の感想
一昔前に昼ドラで見たことがあるような、不幸な女の復讐劇をたっぷり取り扱ったドロドロ系の物語です。
醜い顔のせいで苛められたてきた女が、そのイジめた相手にこれから1人づつ復讐してゆくわけですね。
筋書きだけを見たらよくある話なんでしょうが、
「こんな感じの復讐劇はやっぱり読んでいてワクワクしますね♪」
ある意味で必殺仕事人!
悪い奴らが成敗されていく姿は結構読んでいてちょっと気持ちよくなります。
なので…
「ストレス解消の効果ありな作品です♪」
主人公のハナが受けた苛めがかなりヤバイものだったので、
余計に復讐した時のスカッと感が胸にストーンと落ちてきます。
なかなかのおブスちゃんだったハナが腕利きの外科医の整形手術のおかげで、
周りの人から振り返られるような美人に生まれ変わるという設定ですが、
昭和20年代のこの時代には、整形外科医なんて日本には恐らく存在していなかっただろう。
ハナに手術を施した外科医は、ドイツ帰りの医者で戦時中は軍の研究機関に所属していて、
何人もの高官がその医者の手術を受けて顔を変え、無事に生き延びたといわれているほどの外科医だったのです。
だからこんな時代でも完璧な整形手術ができた訳ですね。
ハナに手術をした外科医も言ってましたが、
せっかく美人に生まれ変わったのなら、復讐なんてやめて幸せに暮らせそうなもんですが、
どんなに幸せになろうとハナにとって家族を奪われた心の傷は大きかったんですね。
ただ、どれだけイジメた相手に復讐を果たしたとしても、失った家族は二度と戻ってはこない。
だからこそ、
「絢子たちの罪は凄まじく重い!」
ハナが復讐したいと鬼になる気持ちは十分すぎるほどよく分かる。
もちろんサイト主のまるしーもハナと同じ立場だったら、
ハナよりも残虐な方法で復讐しているかもしれない。
それほど愛する人の命を奪われた怒りと悲しみは大きいのです。
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今、紹介した、
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