悩める美大生と、魅力的な年上女性との
切ない恋模様を描いた純愛ラブストーリー。
『夏の前日』
3巻の解説と感想です♪
昌と哲夫の仲がピンチです！
ヒロインの晶さんにどんどんハマってしまうこの作品。
男性の人は晶さんについてどう思うんだろう？
やっぱり男性から見ても可愛くて魅力的に写ってるんでしょうか？
サイトのベテラン主婦・まるしーは、もう晶さんの一言一句に共感しまくりで、
彼女の全部が大好きなんです・・・♪
2巻の話では、情事の後、寝ている哲生の横で彼のスケッチブックを覗いてしまった晶さん。
彼女としては見たくないものを見てしまった瞬間です。
彼女の知らない女の名前・・・
「はなみ」
それは、
つい哲生が目で追ってしまう女性の名前でした。
一体どんな女性なのか・・・？
絵描きにとって、スケッチブックというのはスマホみたいなもんなんですかね~？
秘密の情報がイッパイ入ってる！
スケッチブックを見たあとの切なそうな晶さんの後ろ姿が印象的でした。
今回この3巻では、哲生のはなみへの想いが、ドンドンとエスカレートしてゆくんです・・
それに・・・
ちょっとやばい哲生の行動が情けなくもかなり笑えてしまう。
そしてなんと・・・
後半では、哲生に衝撃的な展開が発生しました！
今回は大波乱の様相といった感じ♪
2巻の解説と感想はコチラ♪
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夏の前日【ネタバレ3巻】衝撃的な展開が発生しました！
第13話：奇行
思い立ったように、気力がわいてきた哲生。
描きたい絵が決まったのです。
それは・・・
『ひまわり』の花でした。
そう・・・
それはあの日、はなみがたくさん抱えて歩いていた花。
描きたいものができると気持ちが軽くなった哲生。
しかし・・・
そこから彼の奇行が始まります。
モデルになって欲しいわけではないのにはなみがいつも
やってくるカフェに彼女の姿を見に行ってしまう哲生。
それも画材道具を持って怪しまれないように変装までして
・・・
もしかしてストーカー…？
第14話：衝動
先日は、思い余って、はなみに声までかけようとした哲生。
すんでのところで、友人・森に声をかけられ、何事も起こらなかったけど、
しかし・・・
まだ哲生はあのカフェの前で、はなみの張り込みを続けている。
いつしか、はなみがいつも利用するカフェの建物を写生し始めていた哲生。
絵かきの習性・・？
そして絵の中にそこにはいないはずのはなみの姿が・・・
一方で、普通に晶との関係はまだ続けている哲生。
ある日、彼が晶の帰りを彼女が勤める画廊の外で待っていると、
スーツ姿の色っぽい晶が現れて、
初めて見た色っぽい晶のスーツ姿に興奮が止まらない哲生は、
家に帰るなり、欲望が爆発して・・・
この時の哲生の性衝動がほんと笑えます♪
第15話：矛盾
「オレはひまわりを描くよ！」
そう、晶にも、友人にもハッキリと宣言した哲生。
この回の話は、晶とするベッドでの会話がとても情緒的で素晴らしかった♪
自分の犬にならないで！
でも私が一番でないと許さない！
そんな矛盾した晶の気持ちに哲生は訳が分からず振り回されてしまうのです。
年の差から来る歪んだ晶の恋愛感情に戸惑いを見せる哲夫。
哲生はふいにその日。
紫陽花（あじさい）の花を描くと言いだしました。
そして・・・
晶は哲生の描く姿を絶対に見たいと思って見に行った。
絵を描く哲生を見ながら彼女は自分が理想とする哲生との関係を思い、
この時間が永遠に続けばと願うのです。
この時の哲生が絵を描く姿を見守る晶の眼差しもまた、
とても美しい・・・
第16話：触れる
この話の最後に衝撃的な出来事が起こります。
描きたくなった花『ひまわり』の絵を描き始めた哲生。
その絵は、ずっと哲生の心をつかんで離さない
はなみを想いながら描いている絵で
晶に罪悪感を抱きながらも晶を喜ばすために描いている絵でもあるのです。
そんなある日、友人・森の家で彼から新しい彼女ができた事を聞かされる哲生。
「今度紹介するよっ！」
そう言って幸せそうに哲生に話す森。
今度の相手は、
続くといいなぁ・・・
親友の恋を温かく見守る哲生でしたが
しかし・・・
後日、森の彼女を見た哲生は・・・
どん底の悲しみに落ちてしまうのです。
第17話：はなみ
「小早川華美（こばやかわはなみ）です。」
彼女はそう言って、哲生に笑顔で挨拶をしてきました。
まさか森の新しい彼女が、あの はなみだったとは・・・
突然のことで声も出せない哲生は、彼女の挨拶を上の空で聞き、
自分はろくに挨拶もせず逃げ去るように背中を向けたのです。
哲生のそんな態度を不思議そうに見守る森と華美。
{なに・・これ・・！}
{夢・・かな？}
今起きてる現実が受け入れられない哲生は、ショックが大きすぎて・・・
告白しないままに突然終わってしまった哲夫の恋。
哲生は悲しみに暮れます。
そして・・・
晶はそのことをまだ知らない。
第18話：海に行く日
森と華美が付き合った事を知った日の翌日は、
晶と海に行く約束だった日です。
ソワソワしながら待っていた晶の前に現れた哲生は、明らかに精気を失った顔をしていました。
{何かあったのね・・・}
彼女はとっさに悟った！
しかし…
昌はその場では何も聞かない。
海へ向かう電車の中、思いつめた表情で何も話さない哲生。
さすがに晶は問いかけました。
「何があったの？」
晶の問いかけに、
「何もない・・・」
と哲生が一言。
そりゃそうだ！
言えるわけがない。
そして・・・
勝手に失恋してしまった哲生は、
その日、
ずっと晶に甘ていたのです。
「どこにも行かないで・・・」
哲夫が言うと。
「バカね！どこへも行かないわよ・・」
と…昌が答える。
何かあると思いつつも哲生の悲しそうな表情にキュンと来てしまう晶・・・
ホントずるい哲生に腹が立つ！
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3巻の感想
衝撃的な事件発生です！
あの、華美（はなみ）ちゃんがついに哲生と話をしたと思ったら、
なんと・・・
森の彼女として現れてしまいました～
森君の女性関係に関するいろんな話とかは、この為の伏線だったんですね～
意外な展開に思わず興奮しちゃいました～♪
このドンデン返しは笑える♪
哲生なんて、どんどん悩んで傷つけばいいんです。
彼は、もっともっと苦しい立場になった方がいい。
だけど・・・
そんな彼を見て晶さんは今まで以上に哲生を好きになるのかな～？
二人で、海に行ったシーンは、ほんと哲生の態度が卑怯でした。
でも・・・
彼の気持ちはわかる気がする。
恋に敗れて、そっとしておいて欲しい自分と、誰かに傍にいてほしい自分。
どうしようもない感情ですね！
晶のスーツ姿に興奮しまくってる哲生と華美のことで、晶に甘えまくる哲生。
大学生として等身大の感情や欲望をむき出しにする彼の行動は、
若さゆえ、危なっかしくて、その反面その危うさがとても魅力的でもある…
そては、同じようにまるしーたちも通ってきた道なので、よく分かる感情です。
これから、哲生と華美の関係はどうなってゆくのだろうか・・・？
複雑になってきたそれぞれの恋模様が気になります。
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