部屋6番目の殺人とは一体…?
3年ごとに繰り返される悲劇。
希望に満ちた新生活をスタートさせた二人に恐怖の日々がやってくる・・・
恐怖から危機へ!そして二人は…

著者:川本貴裕
『6番目の殺人』
この漫画を読むと改めて隣に住む住人をチェックしたくなる
なんで・・・
どうして私たちが・・・?
果たして、若い二人を苦しめているのは住人なのか悪霊なのか?
とにかく表紙の絵が不気味さを想像させるサスペンス作品だ~
目次
川本先生がホラー?
この作品を描いた川本先生をご存じない方にはわからないと思いますが、
ちょっとした事件なんです。
実は、本作の作家・川本貴裕さんという方は、主にアダルト系の作品を得意とするマンガ家さんだったのです。
そういう方が初めてホラー系のサスペンス漫画を描き下ろしたわけです。
しかも・・・
本人は女性なのに川本貴裕(かわもとたかひろ)というペンネームで活動されているかなり風変わりな先生
サイト主のまるしーは、モロ、アダルト系の作品は読んだことがないんですけど、
『素人AV女優』という川本さんリリースの青年漫画を読んだことがあったので、本作の作家名を見てびっくりしたんです!
そして・・・
エッチ系専門の作家さんが一体どんなホラー系サスペンスを描くのかスゴく興味があって思わず買ってしまったわけです。
どんな内容のサスペンスなのか?
やっぱりお色気シーンが満載なのか?
これからじっくりネタバレさせていただきますよ~
6番目の殺人の見どころ
アダルト系マンガの名手が描いたのはベタベタのホラーミステリーでした♪
カワイイ系の女子が主人公となってはいるものの、お色気要素はほとんど無しで、
ただ、ただ、読者を怖がらせたいがために描かれたような内容です。
大学進学を機に、幼馴染のお姉さんとアパートで二人暮らしを始めたヒロイン。
しかし・・・
そのアパートの部屋は、曰(いわ)くつきの恐ろしいところだった・・・
というオーソドックスな設定のガチガチなホラーミステリー
”事故物件”とされる激安家賃のアパート。
そして、不気味な隣人たちと、夜ごと出没する苦しみに満ちた表情の悪霊たち・・・
ホラー系の要素を漏れなく詰め込んだそのオーソドックスなフォーマットは、気合十分といった感じだ
ここで驚かせ、このページで絶叫させ、最後のオチで鳥肌に変える・・・
といった作者の狙いが十分伝わる内容でした♪
なので、普通にホラーサスペンスを楽しみたい!と思ってる人にはおススメの一作です♪
突飛な設定や、奇をてらった展開がなく、真っ当にホラーを描いているところがこの漫画の見どころです。
ただ・・・
ホラー系の漫画や映画なんかをたくさん読んだり観たりしてる人にとっては、あまりにもオーソドックス過ぎて、
ちょっと恐怖感が足りないかも知れません。
でも・・・川本先生の作品を知っているまるしーとしては、
「川本さんはこんな作品を描きたかったんだ~♪」
と、作家さんの心に秘めたピュアな思いを知ることができた貴重な作品となりました。
もし、川本作品を読んだことのある人は、そんな角度から読んでみても面白いかもです♪
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あらすじ
この物語は、今春、めでたく大学生となった小堀 紗南(こぼり さな)と、
小さいころから姉妹のように育ってきた幼馴染で社会人のお姉さん・前田 千佳(まえだ ちか)が、
新たに新生活をスタートさせるために、全戸で9部屋ある、こじんまりした3階建てのアパートへ引っ越してきたところから始まります。
なるべく家賃の安い部屋をさがした結果、やっと見つかったアパート。
結局、二人が選択したのは、
”事故物件扱い”となっていた激安家賃の部屋だった。
しかし・・・
家賃の安さにつられて住んではみたものの、実際に生活してみると、
洗面所の排水溝から大量の髪の毛が出てくるし、
アパートの住人もなんだか変!
オマケに部屋の中では夜ごと幽霊が出没する始末で、おちおちゆっくり寝てもいられない。
あまりにも酷い状況に、年上で社会人の千佳が、事故物件と言われてた部屋の過去を調べてみると、
なんと・・・
アパートの住人が3年ごとに”消える”という事実が・・・
しかも・・・
今回、二人がこの曰(いわ)くつきの部屋に引っ越してきた年は、最後の事件が起きたちょうど3年目だったのだ。
過去に発生した5件の事件は3年おきに必ず起きている。
{もしかして、私たちが6番目の犠牲者に…?}
自分たちに降りかかっている危機に気づいた千佳は、紗南を連れてアパートから脱出しようとするが・・・
過去の忌まわしい事件や事故の犯人は、不幸な最期を遂げた悪霊なのか?
それともこのアパートに住む不気味な隣人たちの仕業だったのか・・・?
今、戦慄のホラーサスペンスの幕が切って落とされた・・・
6番目の殺人 ネタバレ
ここからは本編の各章ごとにダイジェスト的なネタバレをご紹介します。
新生活をスタートさせた二人のウキウキ気分が、日を追うごとに恐怖の日常へと変化してゆきます。
そして・・・
さんざん怖い目にあった二人が迎えた悲劇の結末とは一体・・・
では・・・
始まりです~♪
1話:曰(いわ)く付き
「家賃のわりにいい部屋だよね♪」
嬉しそうに引っ越し荷物の整理をしながら一緒に住む年下の紗南に語りかける千佳。
「事故物件だからね~」
「でも何があったのかな~?」
なにがそんなに嬉しいのか、不謹慎にもニヤニヤしながら千佳に問い返す紗南。
「こらっ♪」
新生活にウキウキ気分を満喫するそんな紗南を軽くたしなめる千佳。
そんな中、千佳が台所の流しを掃除していると、排気口から片手いっぱいの髪の毛が出てきた。
「髪の毛?」
不思議に思った千佳は、大家さんへの引っ越し挨拶をかねて排水溝に詰まっていた髪の毛のことを尋ねてみた。
初老で温和な感じの大家さんは千佳からの指摘を受けると、
「それは申し訳ない」
と、素直に謝罪し、今後、業者には手を抜かずに掃除するようきつく指導すると平身低頭でした。
その後、二人はご近所へのあいさつ回りを終えて部屋に戻ってくる。
中には不気味な住人もいたが、その時はまったく気にしていなかった。
なんとか、部屋に運び込まれた引っ越し荷物の整理にめどをつけ、
カップラーメンでもを食べようと話している背後で、なにか人の気配を感じた千佳。
「んっ?」
窓の外に人がいるはずはない…。
彼女達が住んでる部屋は201号室で建物の2階にあるのだ。
2話:疑念
新しく住んだ部屋に違和感をもった紗南と千佳は、部屋を紹介してもらった不動産屋に改めて、
『曰く付き物件』の詳細を尋ねてみることに…
すると…二人に対応した女性の事務員は嫌な顔ひとつせず
「心中未遂があったと聞いています」
と、すぐに答えてくれた。
気になっていた”事故物件”の内容が、そこまで酷い事件ではなかったことで、安心した二人だったが、
相変わらず気味の悪い住人や、時折おそわれる恐ろしい感覚に、
だんだんとこの部屋で暮らしてゆくことに不安を感じるようになってくる・・・
3話:来訪者
窓から落下してゆく人間を見た千佳と紗南は、いよいよこのマンションに起きている異常な事態に気づき始める。
不自然にかかわってくる隣人の小さい男の子や、いかにも怪しそうな202号室に住む女。
とにかく、二人の回りには気持ちの悪い住人がうごめいている。
なにをされたってわけでもないけど、何かにつけ二人を挑発するようなその態度がすごく気になる。
そんな中、入浴中の紗南にとんでもなく気持ちの悪い現象がおそう・・・
4話:隣人
部屋に帰ると隣人の子供が勝手に部屋に上がり込んでいたり、
誰だかわからない物体が部屋をうろついていたりと、すっかり異常な環境に怯えてしまう千佳と紗南。
頼りにしていた初老の大家もまったく役に立たず、ただ、ただ、波風を立てないように二人をなだめるだけの状態。
そこで、二人は思い切って301号室に住む交番勤務のお巡りさんへ今までの恐ろしい体験を相談することにした。
しかし・・・
唯一頼りにできるはずのお巡りさんも、
「何かおかしい?」…のだ。
住人の中で頼るべき相手を失った千佳は自分で、このアパートで起こった事件のことを詳しく調べることにした・・・
5話:確信
図書館で過去にアパートで起こった事件を調べた千佳は、驚愕の事実を知ることになる。
なんと・・・
彼女たちが不動産屋から聞いた”心中未遂事件”は、ただの一つにすぎず、
あのアパートでは過去3年おきに住人が消えていたのだ!
そのほとんどが、失踪や夜逃げといった内容で、なんとも不可解な出来事ばかりで埋め尽くされていた。
そして・・・
千佳はその時、もっとも重要な事実に気づく!
その事実とは、3年周期でアパートの住人に起きているなんらかの事件。
最後の事件が起きてから今年がちょうど3年目だということだ・・・
6話:決意
{次は、わたしたち…?}
千佳が3年周期の単位で起こっている奇怪な事件に気づいたあと、
大家やアパートの住人から嫌がらせのような態度をとられるようになった千佳と紗南。
{ココにいたら殺される!}
自分たちに迫っている危機を知った千佳は、紗南にそのことを伝えてアパートから出てゆこうと考えるが・・・
7話:秘密
今、一番怪しい人間が大家だと思っている千佳は、紗南の協力のもと、
危険を犯して大家の家にある物置を調べることに決めた。
何か重要な証拠が見つかるかもしれない!
しかし・・・
その結果は二人の計画を未然に察知していた大家によって阻(はば)まれることに・・・
8話:復讐
アパートにまつわる不思議な事件の全貌が明らかになった。
そして…
この後、紗南と千佳は犯人たちに囲まれ絶体絶命のピンチを迎えることに・・・
逃げ回る二人を執拗に追いかけてくる犯人たち一味。
しかも・・・敵は何人もいる。
錯乱状態で逃げ惑う二人だったが、とうとう紗南が犯人にの一人に捕まってしまった。
このまま紗南が殺され、そのあとに千佳も殺されてしまうのか?
と…その時、万事休すとなった二人の前に信じられない光景が広がる・・・
ここから一気に物語はクライマックスへ突き進む!
9話:連鎖
千佳と紗南の事件は終わりました。
物語の舞台は、あの頃から10年後の世界に移行します。
10年先の時代でもあのアパートは存在している。
ただ・・・
あのアパートを管理する大家さんはいませんでした。
もちろん千佳と紗南の姿もない。
そして・・・
なんと、大家の後を引き継いでこのアパートを管理していたのはあの人物だったのです。
その人物を見て、読者はこのアパートで起こる惨劇はまた繰り返されることを知る。
終わることのない恐怖の連鎖を表現したラストを締めくくる一コマで、このストーリーは幕を閉じます。
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6番目の殺人の感想
本作を読み終わって最初に感じたことは、
「なんてマジメなホラーサスペンスだ!」
と…いう感想でした。
なんか、アダルト系の作家さんが描いたとは思えないほどの安全運転なストーリーだったな~
エッチなシーンが多かったり、エッジの効いた展開が待ってるのかと思いきや、
なんともごく普通なホラーミステリー漫画でした。
とくに、ブログサイトを運営するくらいマンガ好きのまるしーにとってみれば、とてもありきたりなストーリーに感じました。
ただ・・・
単に面白くないと言ってるわけではなくて、ちゃんとストーリーは作れてるんだけど『コレッ!』ていう強烈なインパクトがない。
もしかすると、そんなにホラー系サスペンスの漫画を読んだことがない人にとってはスゴク怖くてドキドキする内容なのかもしれないけど、
期待が大きすぎたまるしーにとってはちょっと期待外れな内容でした。
結局、予想した通りの結末になったという感じで、物語のひねりがちょっと無さすぎかな~
というか、川本先生はずっとホラー系のストーリーが描きたかったのかな~?
だから失敗しないように定石(じょうせき)を踏むような優等生的なストーリーに終始したのか?
もしそうだとしたら次の川本先生が描くホラー作品を是非とも読んでみたい♪
これだけちゃんとしたストーリーが描けるんだから、次はもっとエッジの効いたストーリーもきっと描けるはずだ。
どうか期待しております~
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『6番目の殺人』は、
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このお店は、電子コミックサイトでは老舗のコミックサイトで、
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