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美醜の大地【ネタバレ30話】サチへの呪縛は解けていない!

愛する我が息子は生きていた。

そしてその小さな命を救ってくれたのはハナだった。

美醜の大地

30話の解説と感想です♪

再び敏恵の登場でサチの希望が絶望へと変わる。

今や復讐の鬼と化した敏恵を止めることなどもはや不可能だ!

「万策は尽きた!」

追い込まれたサチが絶望の果てにとろうとした行動とは…?

30話の見どころ

今回、30話の見どころは、サチと敏恵の復讐コンビ復活と、

ラスボス・絢子の知られざる家族関係ですね。

前回、29話では、絢子の体に無数の傷跡が刻まれていたことが分かりました。

恐らく絢子にその傷をつけた犯人は、彼女の母親だと思います。

少しづつ明らかになってゆく絢子の生い立ち。

それと並行する形で進んでゆく敏恵とサチの復讐行脚。

「その時、ハナは?」

そして…深見の苦悩。

それぞれの感情が複雑に入り組んできたこの『美醜の大地』ですが、

「この物語のゴールは一体どこへ向かってゆこうとしているのか?」

あと…

これだけ主人公の出番が少ないコミックもまた珍しいパターンです♪


29話の解説と感想はコチラ♪
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美醜の大地【ネタバレ30話】サチへの呪縛は解けていない!

サチと敏恵

愛する息子が無事に生きてることを知って自ら自首する道を選んだサチだが、

そうさせなかったのは敏恵でした。

敏恵はサチとハナが和解したことも、息子の進司がハナによって無事に孤児院で過ごしていることも知っている。

そのうえで彼女はサチを脅した。

スカーフで覆った顔の奥にある怒りに満ちた敏恵の目は明らかに本気だ。

サチにとって最大の弱点である子供を人質に取った敏恵の作戦は成功する。

「わかった…自首するのはやめる。」

うなだれて肩を落とすサチを連れて敏恵は警察署と反対方向へと歩いて行きました。

こうしてサチと敏恵は、再びハナを狙う復讐者として再スタートすることになった…

高嶋津家にある秘密

新しい落ち着き先で、窓の外を見ながら考え事をする清二郎

彼がいま考えているのはもちろん婚約者・絢子のことです。

彼女の母親は絢子が女学校へ上がるちょっと前に亡くなってので、

決して評判の良くなかった自分との婚約を決めたのは絢子の父親でした。

しかも…

清二郎と彼の父親が絢子の父親と会ったのは、縁談が決まって挨拶に出向いた際の一回だけだ。

そのあと清二郎は絢子の父親とは一度も会っていないのです。

さらに…

高嶋津家が何者かに爆破されるという大きな被害を受け、

絢子が命の危険にさらされたにも関わらず、父親はいまだに一度も姿を見せていない。

まるで絢子のことなど気にもかけていない様子である。

一体、絢子と父親の関係性はどうなっているのか?

今さらながら絢子の実家が気になりだした清二郎は、

古くから高嶋津家に仕えるお手伝いの女性に絢子と両親の関係をそれとなく尋ねてみました。

すると…

かなり以前から絢子と父親は縁遠い関係だったことが分かりました。

それを知った清二郎は、手下の加也に高嶋津家の秘密を調査するよう命じるのだが・・・

見ておきたい場所

ハナに関係する人間たちがそれぞれの動きを見せている頃、

隠れ家にいるハナは、深見や鶴田に少し遠出をすると告げました。

「どこへ?

と尋ねる深見に対して今のうちに見ておきたい場所があると答えて一人で部屋を出ました。

その後…

海を見下ろす崖の頂上に立っている豪華なお屋敷をジッと見つめるハナがいました。

ハナが見つめるその屋敷とは…?

 

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30話の感想

サチの件に関しては、申し訳ないけども彼女の自業自得としか思えませんね。

もうこうなったら敏恵の始末は自分自身の手でケリをつけるしかありません。

あと…

まるしーが気になったのは、ラスボス絢子のヤバい性癖を持つ婚約者の清二郎です。

「彼ってあんなにしっかりした男でしたっけ?」

片目にアイパッチを付けるようになってからワイルドさが出て、おまけに男性としての頼もしさがハンパない!

なんだかすごくイケメンに見えるんですけど(笑)

この『美醜の大地』に登場してる男性メンバーの中でかなり上位に入る色男になりました。

今までいいな〜と思っていた深見は、最近ハナに骨抜きにされてあまり危険な男の魅力を感じなくなったし、

綿貫はどこまでいってもただのイイ人で男としての魅力に欠ける。

森哉はイケメンなんだけどシスコンのサイコ野郎だし、

天才的外科医ドクター内田に至っては、なんか凄すぎて人間味を感じない(汗)

そう考えると…

「やっぱり清二郎だ!」

最初に登場してきた頃の清二郎は、絢子を引き立てる当て馬のバカで愚かな婚約者としか見えなかったけど、

絢子が危険な目にあって以降の清二郎は別人のように男として逞しい。

そんな中で徐々に絢子のベールに包まれていた過去が明らかになってゆく。

冷酷無比で人を人とも思わないラスボス絢子の壮絶極まりない過去。

両親からいっさい愛情を与えられなかった彼女に人の愛を教えられるのは清二郎かもしれない。

なんかそんな気がしてきた。

絢子が抱える壮絶な闇と、信じられないほどの悲惨な生い立ちやその傷跡を目の当たりにした時、

「ハナは絢子にどんな感情を抱くのでしょう?」

少しでも躊躇するのかな?

そんなことを考えたらこの物語の結末に何を期待したいのか分からなくて頭が混乱してきた(汗)

でも…

「やっぱりメチャクチャ面白い♪」

 

>>>『美醜の大地』31話の解説と感想はコチラ♪

 

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