『売られた辺境伯令嬢は隣国の王太子に溺愛される』
12話の解説と感想です♪
ついにセントウル淑女学園に登校する日がやって来たアンナ。
彼女を迎えてくれたのは厳しくも淑女教育に誠実に向き合う校長先生でした。
実際のところ今の学園内における状況は二つの派閥が争っていてあまり芳しくない。
そんな厄介な環境でアンナは孤独な闘いを強いられるのである（汗）
しかし…この学園にアンナを入学させたケネスは彼女の揺るぎなき信念に期待をしていました。
「アンナならアルビオン王国を変えてくれると…」
11話の解説と感想はコチラです♪
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売られた辺境伯令嬢は隣国の王太子に溺愛される【ネタバレ12話】エレガンスな女になりなさい！
エレガンスな女になりなさい！
この日、アンナはメリーヌに連れられてセントウル淑女学園の門をくぐりました。
緊張した様子でこれからある人へ挨拶に向かうというメリーヌ。
その人物とは、
最初から二人に罵声を浴びせて立ち振る舞いの悪さを指摘してきたガブリエル学園長でした。
淑女を絵にかいたように背筋がピンと伸びて美しい佇まいの学園長は、
厳しい態度でまずアンナが置かれている厳しい状況を説明してくれました。
それは…敵国の学校で勉学に励むという過ごすというめちゃめちゃアウェーな環境のことだ（汗）
学園長の話を聞いてやっと自分の状況を把握したアンナはここで神妙な顔つきとなった。
だが…学園長はそれに臆することはないと言うと、そこで初めて優しい表情になったのです。
「エレガンスな女になりなさい！」
学園長はアンナにエレガンスほど貴族にとって最大の武器はないのだと教えました。
アンナがエレガンスであればあるほど回りの者はあなたに敬意を払うと助言したのです。
厳しさの中にも淑女に対する誠実な思いを持つ学園長の言葉が身に染みたアンナは、
そこでエレガンスな女になることに納得しました。
何者にも臆さない強い信念
アンナとメリーヌが挨拶を終えて学園長室から退出したあと、
それまで別室で待機していたケネスがやって来てガブリエル学園長と話をしました。
二人の関係性は深い。
なんと…学園長は過去にケネスの乳母を務めていた母親のような存在なのだ（汗）
学園長はケネスにアンナのことを「鍛えがいのありそうな子ね」と、
少し嬉しそうな表情で自身の印象を語りました。
するとケネスはアンナには何者にも臆さない強い信念があると学園長に言いました。
この時のケネスは本気で思っていたのです。
「きっと彼女ならこの国さえも変えてくれる」と…
ケネスと学園長が大きな期待を抱いていることなど全く知らないアンナは、
完全に淑女モードでやる気を充満させていました。
根性だけは誰にも負けない自信があるアンナです。
すると…早速アンナは生徒同士の”ノーエレガンス”な光景を目撃します！
早くもなにか一波乱ありそうな予感がする…（汗）
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12話の感想
ガブリエル学園長はかなり味のある淑女でした♪
厳しさの中にも生徒に対して真摯に向き合っている教育熱心で理想的な教師像です。
それに…彼女の口からちょくちょく飛び出してくる
「ノーエレガンス！」
という言葉はサイト主のまるしーもこれから使わせてもらおうと思ったほどキャッチーな最強ワードだ（笑）
そして…
エレガンスこそが貴族にとって最強の武器だと生徒たちに教えるガブリエル学園長。
「その考えにはまるしーも納得できる気がする。」
人の立ち振る舞いはそこにその人の全てが反映されると思うから、
貴族にとってなにものにも代え難い武器となることは間違いない。
人はまずマナーの行き届いた立ち振る舞いに対して敬意を払います。
なのでその人物が裕福であるか貧しいかなんて関係ないのです。
「エレガンス」とは、自然とその人の中からにじみ出る気品であり、その人物の立ち姿や話し方あらゆる行動に現れる。
これはガブリエル学園長が本編の中でアンナに説明した内容ですが、
「まさにその通りだと思う」
正しく美しい言葉で会話するのも、人の目を引くような美しい所作も、長年の訓練なしには決して身に尽きません。
日頃の鍛錬の中で身につけてゆくのです。
実際…まるしーもお箸の持ち方だけは両親から厳しく教わって綺麗に持てるようになりました。
この素養が社会人になった時にどれほど役に立ったか！
「箸の持ち方綺麗だね」
よく目上の人と食事を一緒にした際に言われた言葉だ。
そして…まるしーのそういう部分を褒めてくれた人との関係は漏れなくその後も良好でした。
箸の持ち方が綺麗というそれだけのことで私は上司や目上の人から信頼されて可愛がられたのです。
「ちゃんとしたマナーは人から信頼を得られる。」
だからこそ学園長の言う「エレガンスこそ最高の武器」という言葉に深く納得するのです。
そして…
幼い頃から武芸を磨き、強い信念を自分の中に育てたアンナが、
最高のエレガンスを身につけた淑女になった時。
彼女は自分の母国とアルビオ王国の両方を救う事が出来るのでしょう。
さて…
「これからアンナの淑女奮闘記がスタートですね♪」
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