著者：今井大輔
『恋と地獄 』
3話の解説と感想です♪
東山みたいなクズ男に惚れてた自分を殺してやりたい！
ついにジョーカーへと覚醒したリノが東山への復讐を決行する！
リノとは違って失うものが多い東山は、恐らく大事なその全てを無くしてしまうだろう（汗）
でも…
それはすべて自分から蒔いた種であり、因果応報とはまさに今の東山そのものだ。
彼は”無敵の人”となって襲い掛かって来るリノから逃げることはできない！
悔やんでも悔やみきれない東山の絶望に歪んだ表情が見えてくるようだ・・・
「今回でリノと東山による”恋と地獄”は完結するんです。」
2話の解説と感想はコチラ♪
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恋と地獄【ネタバレ3話】全てを失った男はゴミとなり！
破滅へのカウントダウン
東山に最後はかなり荒々しく自分をいたぶりながら抱いてくれと要求したリノは、
マックスに興奮した東山からボロ雑巾のような扱いを受けながら抱かれた。
すると…
その翌朝、リノは凌辱されるがごとく東山に抱かれたそのままの姿で会社へ出勤したのです（汗）
メイクは剝げ落ちて涙を流した後がハッキリと残っていた上に、
上着のシャツは乱れ、出勤用のスーツスカートから出た足のパンストはビリビリに破れている。
その姿は完全に凌辱された女性の姿だった…（汗）
リノはまだ誰も出勤していないオフィスにうなだれて座っています。
もちろん出勤してきた同僚たちが大騒ぎしてる中で、何も知らない東山が出勤してきた。
さぁ～破滅へのカウントダウンが始まった・・・
全てを失った男はゴミとなり…
異様な空気に包まれたオフィスに入った東山は、彼を見る冷たい同僚たちの目に晒されます。
その理由はリノのとんでもない姿にあることに間違いない。
｛マジかコイツ!?｝
すぐに東山はリノが捨て身の攻撃で自分を陥れようとしていることに気づいた。
｛ハメられた…!!｝
だが…もう全ては後の祭りでした。
リノの東山を破滅へと追いやる計画は完璧な形で実行に移されたのです。
もはや言い逃れのできない状況に追い込まれた東山は、怒りと絶望の中で同僚たちに取り押さえられた。
さらにその瞬間…
東山は築き上げてきた社会的地位を完全に失った。
恐らく…大切な家族もやがて失ってしまうことになるだろう（汗）
そして…
全てを失った男は社会のゴミとなり、これまで蔑んでいたリノと同じ種類の人間に成り下がる。
最後に東山を見た何とも言えないリノの視線と表情が、いつまでも脳裏から離れない・・・。
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3話の感想
この3話をもってリノと東山の”恋と地獄”は衝撃のラストで幕を閉じました。
リノが行った東山への報復は賛否両論の反応が寄せられそうですけど、
「非常に楽しく読ませてもらった♪」
クズ男とビッチ女が繰り広げたどうしようもない男女の愛憎劇の成れの果てにふさわしい後味の歩い結末でした！
ある意味ですごく理にかなっている。
「素晴らしいです♪」
さて、
そこで気になるのが次のお話なんですけど、今井先生のTwitterを拝見したところ、
「安心してください♪」
今急ピッチで続きを描いてらっしゃるみたいです♪
個人的にはすごく嬉しいnewsなのですが、この昨今の暑さゆえに、あまり無理をなさることなく、
またこめかみに響く面白い物語を描いてくださいますよう楽しみにお待ちしております♪
なによりサイト主のまるしーにとって大切なのは、大好きな名作がまだ完結していないという事実なのだ。
次のお話がリノのその後を描いた作品であれ、まったく別の主人公が登場するストーリーであれ、
この『恋と地獄』というフォーマットの作品をまだ読めるということが何よりの喜びなのです♪
とりあえず第1エピソード…？は、禁断の愛憎劇としては完璧だったと思います。
大人が普通にハマって楽しめるエッジの効いたすばらしい内容でした。
恐らく作品を読んだ中には批判的な意見を持った読者さんも少なからずいらっしゃるだろうけど、
逆に批判のまったく出ないことの方が心配になるくらい本作のインパクトはすごかったと思う。
だからこその話題作であり名作になる。
それに、
「批判的な反応も嬉しい」
と…堂々とSNSでつぶやかれている今井先生の心意気はすごく素敵で、闘ってる漫画家さんだなと思います。
リノの復讐方法も今トレンドの”死なばもろとも”な攻撃ですごく良かったですし、
最後の東山に対して向けたゴキブリを見るようなリノの視線にもゾクッとしました♪
さらに…
今井先生は男性の方なのにどうしてあそこまで繊細な女性の心理描写を描けるのだろう…？
まるしーはまずそこに驚いてしまいます（笑）
全てはこれまでの人生経験の中から出てくるエピソードや発想なのだろうか…？
長年生きてきていまだに発想力も想像力も乏しい凡人のまるしーには死んでも思いもつかない表現や言葉がたくさんだ。
しかも…
物語の随所に出てくる”名言”もまた見逃せない本作の魅力的な特徴ですね。
「立派に生きる」と「死ぬ」の間にはたくさんのだらしない生き方がある。
これなんてどこから生まれてくる発送なんだと個性的に感動してました。
「一体どんな人生を送ってくればこんな詩的な表現が思いつくのだろう？」
今井先生は漫画家である前に詩人でもあるし小説家でもありますね♪
そして…
「もちろんあの独特なページのコマ使いにもハマってしまいます（汗）」
なんでだろう…
どうしようもなくビッチでだらしない生き方をしている主人公のリノなんだけど、
3話の19ページで見せたリノのジワッと涙があふれ出てくるコマ送りのシーンには思わず彼女と一緒にまるしーも涙ぐんでしまった。
これは理屈ではなく感情が揺さぶられた証拠だと思う。
「こういうところが実に上手いのです！」
だからたぶん…
まるしーなんかがお酒の席で今井先生に口説かれでもしたら即落ちしちゃうだろうな～
「悔しいけど…（笑）」
とにかく…今回のリノと東山の物語には凄くハマった。
そして次のシリーズがメチャメチャ早く読みたいと思ってるまるしーがいる。
いや～久しぶりに読んだ後を引く生々しい愛憎劇でした♪
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