【ネタバレ注意】『私を処刑したら、困るのは殿下ですが本当によろしいのですか?』の感想&あらすじ・見どころ徹底解説!

『私を処刑したら、困るのは殿下ですが本当によろしいのですか? 』1巻表紙

『私を処刑したら、困るのは殿下ですが……本当によろしいのですか?』

  • 著者みけだて菜菜菜々
  • ジャンル:女性マンガ
  • 出版社:リブリオン
  • 雑誌・レーベル:COMICリブラ
  • 電子版発売日:2025年9月26日

簡単に処刑って言いますけど、本当にそれでいいんですか…?殿下!

「王族殺害未遂」の罪で、アーサー殿下から処刑を言い渡された侯爵令嬢のソフィア。

彼女は殿下のある病に関わる“特製の薬湯”を調合できる唯一の宮廷薬剤師です。

殿下は薬の真の目的を知らず、苦さや煩わしさからソフィアを逆恨みし、恋人の讒言(ざんげん)に乗って彼女を投獄。

しかし、当のソフィアは動揺するどころか、処刑後に薬湯を失う殿下の未来を静かに見守るのみ。

「本当に困るのは殿下の方ですよ?」

この愚かな勘違いから始まる騒動が、殿下に痛快なざまぁを、そしてソフィアに献身的なヒーローとの新たなロマンスも…。

「スカッと爽快な異世界ファンタジーが開幕です!」

本作の注目ポイント!
  • ざまぁ展開の痛快さに注目!
    自覚なき被害妄想でヒロインを処刑しようとする殿下と、悪辣な恋人。彼らの行動が招く「ざまぁ」な結末に注目!
  • クールなヒロイン・ソフィアの真意に注目!
    処刑を言い渡されても動じないソフィアの落ち着きは、自身が潔白である確信と、殿下の病状を知る有能な薬剤師としての自信から。彼女にしか作れない薬湯の秘密とは一体?
  • 献身的な騎士・テオドール卿との恋の行方に注目!
    ソフィアの投獄に最も心を痛め、見張り役を買って出るテオドール卿。
    「果たしてその真意とは?」

人騒がせでおバカな殿下の愚かすぎる行動に下った天罰とは?

愚かな殿下の騒動から始まる、痛快なざまぁと、ワケアリな事情を持つ男女の嬉し恥ずかしなロマンスも!

『私を処刑したら、困るのは殿下ですが…』見どころ&著者紹介

見どころや魅力

本作の最大の魅力は、「ざまぁ」「ラブロマンス」という二つの大きなテーマが織りなす痛快な展開に尽きます。

ヒロインのソフィアは、特殊能力を持つ優秀な宮廷薬剤師でありながら、その能力を理解しないおバカな殿下によって濡れ衣を着せられるところから物語がスタートします。

自分の体調管理のために毎日飲まされている薬湯の真意を知らず、苦くてまずいからという理由でソフィアを逆恨みする愚かなアーサー殿下。

しかし、無実の罪に問われ投獄されても、ソフィアが一切動揺しないのは、彼女の冷静な状況分析力と潔白への確信、

そして、何よりも「自分が処刑されたら殿下が困る」という状況を知っているから。

この、「処刑を言い渡す側が実は窮地に立たされる」という構図が、物語の大きな見どころです。

また、ソフィアを常に心配し、地下牢の見張りを買って出る騎士・テオドール卿の存在も忘れてはいけません。

侯爵家出身で有能な騎士の彼が、なぜそこまでソフィアを案じるのか、その真意と、この事件をきっかけに始まる恋のファンタジーの行方に、読者は強く引き込まれるはずです。

みけだて先生の繊細な作画と、菜々先生の描くコミカルでありながら深みのあるストーリーテリングが融合し、読後感の爽快な作品に仕上がっているスカッとな一作です♪

漫画:みけだて先生を深堀り

本作の作画を担当されているみけだて先生は、乙女系、異世界ファンタジー、悪役令嬢ものといったジャンルの商業コミック化作品やアンソロジー作品への参加を多く手掛けられている、注目の漫画家さんでございます。

その作風は、かわいらしいキャラクター造形や、高めの瞳、華やかな装飾などが特徴的で、ラノベや乙女系コミカライズの傾向を汲み取った、読者受けしやすい絵柄が強みだと感じています。

先生は、原作もののコミカライズや共同制作といった形で、作品の絵を描き、ストーリーに関わるスタイルで精力的に活動されており、

過去の代表作としては、『政略結婚の裏側 ~最悪な運命を呪った瞬間に 転機が訪れました~』のコミカライズや、

悪役令嬢、物語の冒頭で死ぬ伯爵の未亡人になろうとしたのに、伯爵様が死にません。なんで?

そして意外なところで『ウマ娘 プリティーダービー コミックアンソロジー 〜Forward〜』への参加もされており、幅広いジャンルに対応できる確かな画力と柔軟性をお持ちであることがうかがえます。

単発の読み切りや単話配信での発表が多いため、長期連載よりも、一つ一つの作品に力を注ぎ、丁寧に世界観を表現されている姿勢が見受けられます。

その活動はTwitterなどのSNSでも積極的に発信されており、今まさに知名度が上がり、成長されている途中の漫画家さんでございます。

先生の描かれるヒロインたちの華やかさと、作品の持つスピード感が、本作の魅力的な世界観を支えていることは間違いありません。

原作:菜々先生を深堀り

本作の原作者である菜々先生は、ネット小説投稿サイトを中心に活躍され、数多くの作品が書籍化・コミカライズされている人気の作家様です。

先生の作風は、主に溺愛やラブファンタジー、悪役令嬢系の異世界恋愛もので、テンポの良いコミカルなタッチや、「鈍感ヒロイン×不憫ヒーロー」的な設定を好んで描かれることを公言されています。

読者ウケしやすい「溺愛表現」「誤解から始まるラブ展開」が多い点が大きな特徴と言えるでしょう。

先生は2021年に第9回ネット小説大賞の受賞作『悪役令嬢に転生したはずが、主人公よりも溺愛されてるみたいです』でデビューを果たされ、これが書籍化・コミカライズへと展開しました。

その他にも『旦那様がちっちゃいモフモフになりました ~私を悪女だと誤解していたのに、すべて義母の嫉妬だというようです~』など、多くの読者から支持される代表作をお持ちで、これらの作品も商業化されています。

活動の拠点は小説家になろう ・カクヨムベリーズカフェといった投稿サイトであり、ネット上での支持を足がかりに書籍化、そしてコミカライズへと至る、現代の作家活動の典型的な成功モデルを歩まれている作家さんです。

先生の描かれる物語は、誤解から始まるコミカルな展開の中に、登場人物たちの深い事情や切実な思いが描かれており、常に読者を飽きさせません。

本作『私を処刑したら、困るのは殿下ですが……』も、まさに「愚かな殿下」「有能で不憫なヒロイン」という設定で、先生の得意とする「ざまぁ」「溺愛」のテーマが色濃く出ており、原作者としての魅力が遺憾なく発揮されているストーリーに仕上がっています!


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ネタバレ注意のあらすじ解説と、登場人物のまとめ

登場人物
  • ソフィア・シェルハント
    宮廷薬剤師を務める侯爵令嬢。ある日突然、処刑宣告を受けて投獄されます。類まれな特殊能力の持ち主で、理不尽な状況にもかかわらず、どこか余裕をもって静観しています。
  • アーサー殿下
    ソフィアを王族殺害未遂の罪で処刑宣告し、投獄した張本人。ソフィアが毎日作る苦い薬湯の真意を知らず、彼女が故意に嫌がらせをしていると勘違いしています。
  • テオドール卿
    侯爵家出身の有能な騎士。ソフィアが常駐していた救護室に毎日のように傷の意手当てに現れていました。
  • エイリーン
    アーサー殿下の恋人である令嬢。性格は最悪で、殿下にソフィアに関するありもしない悪い噂を吹き込み、ソフィアを不名誉な立場に追いやった張本人です。

処刑宣告!困るのは殿下、本当によろしいのですか?

物語は、宮廷薬剤師の侯爵令嬢ソフィア・シェルハントが、婚約者であるアーサー殿下から突然「王族殺害未遂」という重罪で処刑を宣告されるという衝撃的な場面から幕を開けます。

しかし、ソフィアは宣告にも動じることなく、「私を処刑したら、殿下の薬湯を作れる者がいなくなりますが、本当によろしいのですか?」と問いかけます。

ソフィアは、殿下のために特殊な能力を使い、苦い薬湯を毎日調合する唯一の人物です。

殿下は、その薬の真意を知らず、ただ苦い薬を飲まされていることに嫌気がさし、恋人エイリーンに吹き込まれたことも相まって、ソフィアを逆恨みしていたのです。

処刑宣告と投獄という理不尽な事態に、ソフィアは落ち着き払っていますが、彼女を心配して救護室に足繁く通っていた騎士のテオドール卿は動揺を隠せません。

殿下の無知と傲慢、ソフィアの有能さと余裕、そしてテオドール卿の献身的な感情が、今後の物語の展開にどう関わっていくのか?

いろいろと謎が多い王宮ファンタジーでございます♪


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『私を処刑したら、困るのは殿下ですが本当によろしいのですか? 』1巻表紙

「ざまぁ」の痛快さと殿下の「自業自得」にスカッといたしました!

サイト主のまるしーは、この手の「ざまぁ」展開は大好物のひとつです。

本作はまさに、冒頭からその片鱗を強く感じさせてくれる、大変に痛快な物語でございました。

主人公のソフィアは、侯爵令嬢という高貴な身分でありながら、特殊な能力を駆使して宮廷薬剤師として、身体にある重大な事情を抱えたアーサー殿下の健康を献身的に支えていたわけです。

それなのに、愚かなアーサー殿下は苦い薬湯を飲まされることに嫌気がさし、「こいつは私を毒殺しようとしているのではないか」などと、なんとも滑稽な被害妄想を抱いてしまい、

加えて性格最悪の恋人エイリーンに唆されて、何の罪もないソフィアに処刑を言い渡す始末です。

「完全なバカップル!」

ソフィアの身に何かあれば困るのはアーサー殿下自身なのに…!

そのことに気づいていない殿下の愚かさに呆れるしかない。

結果…殿下とエイリーンが、いかにして「ざまぁ」な結末を迎えるのか、その展開に期待せずにはいられないと思いますが、それは本編でお楽しみくださいませ!

優秀でクールなヒロイン・ソフィアの「余裕」が魅力です

大人の女性として、ソフィア様の冷静で落ち着いた立ち振る舞いには、深く共感を覚えました。

「王族殺害未遂」という恐ろしい罪で投獄されても、「動じるどころか、まったく落ち着いたもの」という描写には、彼女の知的で芯の強い教養が滲み出ている光景でした。

彼女は自分の能力と役割、殿下の抱える「ある事情」を誰よりも知っています。

だからこそ、理不尽な状況に置かれても感情的にならず、

「私が潔白なのは分かっている」という確固たる自信と、有能なプロとしての自覚を持って、騒動を静観できているのでしょう。

このような、感情に流されず事態を客観視できるヒロイン像は、大人の女性読者にとって大変魅力的です。

そして、ソフィアがなぜ毎日、特殊能力と小鍋を使って苦い薬湯を作っているのかという「深い事情」も気になるところです。

陛下の指示で動いているということですから、彼女は殿下の体に隠された「重大な秘密」を知っている数少ない人物なのです。

単なる恋愛ファンタジーとしてだけでなく、彼女の「ワケアリ」な背景が、物語に深みを与えているわけです。

果たしてアーサー殿下が抱えるその病状とは?

献身的なテオドール卿との「芽生えた恋」に胸が熱くなります

物語の後半で、サイト主・まるしーの心を“キュン”とさせてくれたのが、騎士のテオドール卿でございます。

ソフィアが投獄されたことを知り、「何より動揺して心配した」のが彼でした。

それどころか、侯爵家出身という有能な身分でありながら、ソフィアが入れられている地下牢の見張りを買って出るという行動には、思わず笑っちゃいました♪

「テオドールくん分かりやす過ぎ!」

ソフィアが救護室にいた頃から、彼は毎日のように彼女に会いに来ていたとのこと。

その真意が、ただの騎士としての職務ではないことは明白ですし、「小学生か!」と思わず突っ込みたくなるテオさんの奥手っぷりに乾杯♪

硬派で堅物の男が好きな女性となんとか接触したくて、会話したくて、近づきたくてした可愛すぎる行動!

まるしーは普通に母性本能をくすぐられてハートを鷲掴みされちゃいました。

イケメンでクールな男の不器用なアプローチほど萌えるものはない!

人騒がせなアーサー殿下が起こした騒動をきっかけにして、テオドール卿とソフィア様の間に芽生えるであろう「恋のファンタジー」が、この物語のもう一つの大きな柱です。

このむふふストーリーに、ぜひご期待くださいませ!

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