{話って何だろう…?}
新名から届いたメールに嬉しさと不安が入り混じる様子のみち。
あれほど私を避け続けていた彼が今ごろになってなぜ・・・?
悶々とした気持ちを抱きながら、みちは新名と待ち合わせたあのBARへと向かう・・・
みちと新名が再び…!
『あなたがしてくれなくても』
2巻11話の解説と感想です♪
夫婦の間にできた深い溝を改めてつきつけられた新名。
彼は自分にとって屈辱的な夫婦生活の中で何かを決意した。
それは、みちという同じ悩みを抱えた同士との関り方なのか?
それとも・・・
単なるみちへの相談なのか…?
心を痛めた男と女が、再びあのBARでなにを語る・・・?
11話の見どころ
前回10話の内容は、新名とその妻・楓(かえで)との夫婦のパワーバランスが、
ハッキリと浮き彫りになってる状況が描かれていました。
家庭の中ではまるで妻の家政婦さんみたいな状態だった新名。
仕事の忙しさを理由に自分勝手な振る舞いに終始する妻・楓に対して、まったく何も言えない新名。
彼は、悩んだ末にある決断をしました。
その決断の内容がこの11話で語られることになるんですが、
今回11話の見どころは、新名のある決意をきかされたみちが、
何とも言えない安心感と物悲しさを感じてしまう心の動きですね。
新名に、今にも折れそうな心を支えてもらっていたみち。
そんな彼に対する秘めたる想いは、辛い悩みを打ち明けられる同士の間柄から、
もう一つ進んだ感情が芽生え始めているのだ。
そんなタイミングでいったい新名はみちにどんな話をしようとしているのか…?
今、一度止まった二人の歯車が、もう一度回りだそうとしている・・・?
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あなたがしてくれなくてものネタバレ11話!みちと新名が再び…!
話って何だろう?
新名から「話したいことがある」というメールを受け取ったみち。
そんな突然の申し出に、メッセージを見た瞬間は嬉しい気持ちが湧き上がったみちのテンションだったが、
新名との約束の時間が刻々と迫ってくる中で、だんだんと不安な気持ちが押し寄せてきた。
{話って何だろう…?}
新名のことが気になってまったく仕事に身が入らないみち。
そんな様子に気づいた同僚の華ちゃんが、みちに話しかけてきた。
相変わらずオトコ探しに夢中の華は、ブレないその行動力で、みちの控えめな恋愛観を次々とぶち壊してゆく・・・
華のそんなたくましい行動力に刺激されたまま、みちはその夜、新名と待ち合わせたあのBARへと向かった。
そう・・・
みちと新名が初めてお互いのセックスレスな夫婦関係を打ち明けあったあのBARだ。
店の扉を開けて中に入ると、すでに新名はカウンター席に座っていた。
期待外れ
「お…お疲れ様です」
「お疲れ様です」
会社の同僚らしくお互いの再会は挨拶から始まった。
みちは、新名の隣に座ると、アルコールの力で緊張をほぐすためにジントニックを注文した。
少しだけ店内の風景を見渡したみちは、このBARで新名に悩みを打ち明けてから何度も助けられてきたことを思い出していた。
もし、そのことが新名の負担になっていたとしたら・・・
今日の話は自分にとって辛いものとなるのだろうか?
ふたりの間に長い沈黙の時間が流れる・・・
すると・・・
やはり最初に沈黙を打ち破ったのは新名の方だった。
「先日は、軽率な行動をとってしまって申し訳ありませんでした」
「合わせる顔がなくてあなたを避けていました」
新名は、会社の飲み会でみちを抱きしめたことを謝ってきたのだ。
そしてその後にずっとみちを避けてきたことも・・・
彼はあの時、みちの苦しむ姿がまるで自分を見ているようで、
つい自分自身を慰めるような思いでみちを抱きしめてしまったのだと、当時の心境を告白した。
「いいんです。」
みちは、首を軽く横に振って新名にひとこと返した。
なにせあの時、自分の傷ついた心に気づいてくれたのは新名だけだった・・・
救われたのは自分の方だ。
さらに新名は、パートナーから拒絶されても、なんとか前に進もうとしているみちに勇気づけられていたと、自分の思いを語った。
「オレは臆病者なんです」
そう自分を卑下(ひげ)した彼は、一つの決断をみちに伝え始めた。
彼はたった数回、妻から断られた事を引きずり、何もできずにいた自分を反省して、
みちのようにもう一度ちゃんと夫婦で向き合うことに決めたと、みちに宣言した。
いつも助けてもらってばかりだった自分が、少しでも新名の役に立てたのならこんなに嬉しいことはない。
{私と同じ苦しみを持ってる人の力になれたのなら自分のあがきは無駄じゃなかったんだ}
自分がジタバタしていた事が人に勇気を与えていたことを素直に喜ぶみちだったが、
あの日、新名が自分を抱きしめてくれた理由が、
自分の苦しい気持ちと重ねた以外にあるかもしれないと思っていた自分。
みちは新名との関係が復活して安心する反面で、
期待外れだった今夜の再会に、何とも言えない気持ちを抱いたまま帰りの電車に乗り込んだ・・・
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11話の感想
空前絶後の拍子抜け男だった新名の行動だ。
なんなんだあの自分勝手でやりたい放題の決意表明は・・・?
自分に重ねて思わずみちを抱きしめるという思わせぶりな態度の後は、逃げの一手でみちを避け続け、
嫁からこてんぱんな目に合わされた挙句、頭に浮かんだのは、夫婦関係の問題で七転八倒してるみちのあがき。
ああ~そういえば彼女に謝らなくちゃ・・・
なめんなよ!
って感じです。
全部が自分本位!
新名はただ、自分の男としての器が小さいことで憶病になっているだけで、
根本的にみちの悩みとはまったく違う次元の問題だ。
こういう男は、弱った女の心の隙間にすっと入ってきて、結局なにをするわけでもなく、
最後はむず痒(がゆ)い感覚だけを残して去ってゆくんだ。
正直、今回みちは、新名から艶っぽいセリフが出てくる事を期待していたんだろうな~
それは、新名と不倫するってことじゃなくて、
なにかこう…お互いをプラスなバイオリズムに変えてゆくスキンシップみたいなもの・・・
ホントガッカリだったと思う。
ただ・・・
みちがこんなヘタレ男に心を救われていたのも確かだ。
みちが夫との関係で、なにも動けずにいるうちに、夫の方は会社の同僚女性となんか嫌な雰囲気になってきてる。
セックスレスの夫が浮気に走った! なんて展開はもう妻からしたら最上級の地獄ですよ!
とりあえず新名よ!今はみちの心を救ってあげる事だけを考えなさい。
お前の夫婦関係なんてあのままで十分だ!
しかし・・・
この作品に登場してくる男どもはゲスでクズずオトコばっかりだ。
だから・・・
ほんと目が離せなくて、たまんなく面白い~
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