どうしてここまで人は残酷になれるのか?
幼い子供への容赦ない虐待!
その時、母親は”親”ではなかった…
『僕を殺さないで!~難病児虐待殺人事件~』
4話に収録された
『共犯者の目線』の解説と感想です♪
いつしか我が子を虐待した父親とまったく同じ目線で虐待した
とんでもなく弱い母親の悲劇を描いた作品です。
主人公・ゆうたの受けた虐待が酷すぎるんです!
内容は幼児虐待の話なんですが、
この話も実話をベースにして描かれた作品で、
読み進むうちにその惨たらしい非人道的な暴力の数々に気分が悪くなってくると思います。
実際にこんな酷い事をかわいい我が子にしてしまう親の気持ちが理解しにくいんですが、
ただ、現実にそんな親は存在した。
そして、こんな親が世の中にはたくさんいるんだと思うと非常にやるせない気持ちでいっぱいになる。
母親と言う立場を捨て、一人の女として、わが子虐待の共犯者となったヒロインの母親が許せない!
読んでてなんとも辛い作品でした。
『共犯者の目線』が収録された
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もくじ
僕を殺さないで!【ネタバレ】ゆうたの受けた虐待が酷すぎる件!
共犯者の目線 あらすじ
ヒロインの由美(ゆみ)はアルバイト先の飲食店で、
常連客で、ガテン系の仕事をしている年上の男性・正利(まさとし)と付き合うようになり、
やがて彼女は妊娠してしまいます。
相手の正利はバツイチで、付き合って間もなかったので由美の両親には二人の結婚を猛反対するんですが、
年上で男臭く、グイグイと自分を引っ張ってくれる彼の頼もしさに惹かれ、
由美は親の反対を押し切って正利と結婚することにしました。
幸いにも、正利の両親には二人の結婚を祝福してもらえました。
嫁姑問題もなく、おまけに正利は一度目の結婚の際に両親から一軒家を建ててもらってたので、
何不自由なく、甘い新婚生活を送れる事となったのです。
二人の生活の中、大きなお腹の由美を何かと気遣ってくれるやさしい正利に、
「この人となら理想的な家庭が築ける!」
と、幸せな家族生活を想像する由美でした。
幸せすぎて怖いくらいの結婚生活を送る由美には、
やがて元気な男の子が生まれ、その子は優太(ゆうた)と名付けられました。
そして、家族3人の幸せな暮らしがスタートしたのです。
時が経ち・・・
始めの頃は子育てのアドバイスさえをしていてくれていた優しい夫だったのですが、
だんだんと夜泣きする優太の声に苛立ちを見せるようになってきたのです。
そして・・
ある日の夜中、いつもの如く夜泣きする優太。
子供をあやしていた由美に突然、正利は枕を投げつけ、
「うるせーよ!いつまでも泣かすな!!外いけよッ」
と、冷たく由美に言い放ったのです!
夫の怒りを受けて、仕方なく夜中に外で優太をあやす由美でしたが、
この頃から、夫・正利の態度が徐々に変わっていったのです・・・
共犯者の目線になった母
家事と子育てに追われる由美に、正利は頻繁に不満を漏らすようになってきた。
ある日、風呂上がりの正利が由美に怒りをぶつける。
「おいっ!!下着が出てね~だろッ 用意しとけよ」
すっ裸で部屋に現れた正利。
「ごめん・・ゆうたがぐずってて」
と、謝って優太をあやしてる由美に
「ゆうたじゃねえ!!・・・俺を優先しろッ」
と、大声を張り上げて由美に怒鳴る正利。
その時、由美はあまりの恐怖に声も出ませんでした。
その後、夫の理不尽な怒りは頻繁に繰り返された。
夫の横暴な態度になんとか耐えながら育児を続けた由美でしたが、
優太が3歳にな成長したある日のこと、
ほんの些細な出来事で、正利は優太に虐待を働くようになっていったのです。
それは夕食時に正利が酒を飲んでいて優太を抱っこしようとした時、
「くちゃい(臭い)・・いやー」
と、ゆうたが正利を拒絶したことが最初の出発点でした。
そこから、正利のゆうた虐待が始まったのです。
そして・・・
夫の虐待を止めようとする由美にも暴力を振るい出した。
正利からの恐ろしい暴力が怖くて彼の虐待を止めることができない由美。
やがて・・・
いつしか家のルールが変わってゆく…
「夫のことが最優先」
由美は正利がいる前で優太を世話したり、可愛がることはなくなった。
そして・・・
そのうち、正利は由美にまで優太への虐待を強要するようになったのです!
始めのうちは夫への恐怖から優太への虐待を働いた由美でしたが、
そんな事を続けているうちに、本当に優太のことが可愛いく無くなってしまったのです。
この頃から積極的に由美はゆうたを虐待するようになり、
酷すぎる虐待のせいで痩せ衰え、口も聞かず、薄汚れた人形の様になってしまったゆうたに対し、
何の感情も抱くこと無く虐待し続けるようになった由美。
もはや母親ではない一人の犯罪者の女。
そして・・・
そんな日が続いたある夜、正利はとんでもないことを由美に口走ります。
なんと・・・
それは優太の殺害計画でした!
ここまで、人間は残酷になれるものなのか?
”親”という立場を完全に見失ってしまった夫婦の末路は・・・?
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共犯者の目線の感想
甘い結婚生活を夢に描いて一緒になった相手がDV夫だった。というよくある話ですが、
ヒロインの由美は母親としての自覚があまりにもなさ過ぎました。
そしていち大人としての行動もまったく取れていない!
夫の正利が優太くんにやった酷すぎる虐待行為は躾(しつけ)の範囲を十分に超えている犯罪行為です。
本当ならすぐに警察や公的機関への相談が必要な状況だったのに…。
由美は、当たり前の状況判断ができないくらいに幼く未熟な人間だったという事です。
由美の両親が言ったとおり由美には早すぎた結婚と妊娠だったのでしょう。
ただ、ただ、子供のように夫の暴力に怯えていただけでした。
なので、犠牲になった優太くんがあまりにも可哀相!
管理人のまるし―にも、若くして出来ちゃった結婚した友人・知人が何人かいますが、
その殆どが今はシングルマザーとなっています。
大体の離婚理由が夫の浮気と借金です。
大人になりきれていない男女が子供を育て、養育していく難しさを痛感させられますね。
行き過ぎたネタバレになるかもしれませんが、この物語に出てきた、優太くんは生きています。
当然母親の由美とは別々に暮らしていますが・・・
正利の暴力に怯えて我が子を守れなかった由美。
しかもいつしか夫と共犯者となって優太くんを虐待し続けた彼女は、
大きく成長した優太くんとどんな顔をして向き合うんでしょうか?
ゆうたくんが正利に布団針を刺されているシーンはホントに残酷しぎて見ていられませんでした。
その酷い光景を由美は横で見ていたのです。
そして、その時、正利にかけた言葉が
「かわいそーだよ・・・やめようよ~」
と言うなんとも弱々しい言葉だった!
唯一の味方である母親がそんな態度なら優太くんには絶望しかありませんよね。
虐待の日々の中、全ての希望を失った優太くんの表情が忘れられません。
腹立たしさと、切なさか織り交ぜになる心痛いストーリーだった・・・
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