
『なりすま死 ~あんたの人生、私にちょうだい~』
絶望の淵で出会った「もう一人の私」―毒祖母から逃げ出した人生の行方
「もう死にたい……」人生を諦めたその時、見知らぬ女に言われたひと言。
「死ぬくらいなら、あんたの人生、私にちょうだい」
少女時代に両親を亡くし、引き取られた祖母に強制的に売春させられ、祖父の介護を押し付けられる地獄のような毎日を送っていた香苗。
そんな生活に我慢の限界を迎えた香苗は祖母に刃を向け、家を飛び出して10年。
ひっそりと別人になりすまして生きていた彼女の前に、あの「毒祖母」が再び現れたのです。
再び絶望の淵に突き落とされた香苗は、自殺しようとした瞬間、謎の女に声をかけられます。
人生を他人に譲ってまで、彼女が手に入れたいものとは一体なんなのでしょうか。
一度読み始めたらもうページをめくる手が止まらない、新感覚ドラマティックサスペンスです!
「自分の人生を他人に譲り渡す」という衝撃の展開から始まる本作。
地獄のような過去を背負いながら、懸命に生きてきた主人公の運命に胸が締め付けられます。この先、香苗を待ち受けるのは絶望か、それとも希望か?
『なりすま死』見どころ&著者紹介
見どころや魅力紹介
今回紹介する『なりすま死』は、明らかにただのサスペンス漫画ではありません。
本来なら優しく面倒を見てもらえるはずの祖母から人生を食い物にされた主人公・香苗の壮絶な過去と、そこから逃れるための必死な姿に、強く感情移入させられる物語で、
特にサイト主のまるしーが心を揺さぶられたのは、実の祖母が小学生ぐらいのまだ幼い孫に売春をさせたことです。
「もはやケダモノの所業です!」
あとは、そんな毒祖母のもとから逃げ出した香苗が、別人としてひっそりと生きていこうとする中で、再び過去に追い詰められていく展開。
「その報われない人生に痺れました」
良い悪いではなくてここまで無慈悲なシナリオに狂気を感じて痺れたのです!
他人になりすますことでしか生きられない彼女の孤独と、それでも未来を掴もうとする強い意志がひしひしと伝わってくる人間ドラマに拍手です。
作者のヨシダ有希先生と原作のすけきよ先生は、現代社会に潜む人間の闇や葛藤を鋭く描くスペシャリストなんだと改めて感じずにはいられない。
漫画:ヨシダ有希先生を深堀り
本作の作画を担当するヨシダ有希先生は、女性向け漫画のサスペンスやヒューマンドラマを得意とし、SNSや電子コミック配信を中心に活躍されている漫画家さんで、
多岐にわたる人間の葛藤や社会の闇を鋭い視点で描き出す作風が、多くの読者から高い評価をされています。
先生の作品は、現代女性が抱えるリアルな問題に真っ向から向き合う点が最大の魅力であり、
その代表作には、周囲の期待と自己嫌悪の狭間で揺れる女性を描いた『自称「デキる女」たち』 、
子供を持たないという選択をした女性の葛藤を丁寧に描写した『コウノトリはいらない~産まない私はダメですか~』、
ママ友同士のリアルな関係性をユーモラスに描いた『妖稚園にようこそ』 などがあります。
また、現代社会の深刻なテーマであるSNSいじめを扱った『SNS×イジメ×中学生』も、その衝撃的な内容で大きな注目を集めました。
これらの作品に共通するのは、読者が共感できるような心理描写の巧みさだと思います。
社会派ドラマからSNS問題まで、ジャンルに縛られることなく「女性が抱える問題」を作品化する柔軟性も先生を表す特徴と言えるでしょう。
原作:すけきよ先生を深堀り
原作を担当するすけきよ先生は、女性向けのヒューマンドラマやサスペンス系の作品を多数手掛けるクリエイターさんです。
掲載媒体は「コナレ」「コミックRouge」「ストーリーな女たち ブラック」など多岐にわたり、濃密なストーリー性に強みを持っています 。
先生の作品は、人間の深い感情に正面から向き合う強いストーリー性が特色で、
代表作として挙げられるのは、モラハラやDVに苦しむ女性の再生を描いた『モラハラDV夫にさよなら! ~逃げたら新たな恋が始まりました~』 や、
復讐をテーマにしたミステリーサスペンス『お前を殺るまで何度でも』。
女性の心理や社会問題を巧みに織り交ぜる構成力と、媒体の特性に合わせた柔軟な作風も先生の魅力です。
ミステリー要素や心理描写を軸に、読者の共感を引き出すストーリー構成が得意な先生だからこそ、『なりすま死』のような手に汗握る展開が生み出されているのだと感じました。
これからも心に響く作品を世に送り出してくれることを楽しみにしています!
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各話のネタバレ&あらすじ解説・登場人物のまとめ
1話:
あらすじ・ストーリー
「私を金ヅルにし、祖父の介護を押し付けたあの女を許さない──!!」
両親を亡くした香苗は祖母・明美に引き取られ、明美に食い物にされて少女時代を過ごした。
我慢の限界に達した香苗は家を飛び出し、別名を名乗って地味なOLとして身を隠すように暮らしていた。
そんな時、再び明美が目の前に現れ香苗を窮地に追い込んだ。自ら命を断とうとしたとき、見知らぬ女から声を掛けられた。
「死ぬくらいならあんたの人生、私にちょうだい」──。
他人になり代わりながら人生をサバイブする女のドラマティックサスペンス!!

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2話:
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ネタバレありの感想まとめ
衝撃の展開と心をえぐるリアルな描写
『なりすま死』を読んでまず最初に感じたのは、「これは並大抵の物語ではないぞ……」という圧倒的な熱量のサスペンス作品だという感覚です。
主人公の香苗が過ごした少女時代の「地獄の中の地獄」のような日々が、もう本当に胸が痛くて苦しくて見ていられなくて…。
特に、祖母に売春を強制させられる描写は、目をそむけたくなるコマの連続でした。
でも、そこから逃げ出して人生をやり直そうとする香苗の姿には、思わず「がんばれ!」と応援したくなりました。
実際は「がんばれ」などという軽い問題ではないけど…。
ただ…
漫画オタク中年主婦・まるしーとしては、こんなにもリアルで生々しいテーマを真正面から描いてくれることに、作者さんへの強いリスペクトを感じずにはいられません。
他人の戸籍を不法に利用して生きていこうとする香苗の行動は、決して褒められることではないのかもしれません。
でも、彼女の生き様は、私たちに「人は何のために生きるのか」という重い問いを投げかけているようにも思えます。
「毒祖母」という怪物に震える
物語を語る上で欠かせないのが、香苗の祖母・明美の存在です。
「毒親」はよく耳にしますが、「毒祖母」というのはまるしーが初めて出会うショッキングなワードであり、その「毒祖母」の徹底した金の亡者っぷりに心底ゾッとしました。
孫娘を道具扱いし、平気で売春を強要する。
恐らく当時の香苗は小学生くらいのはずなので明らかに凶悪な「犯罪行為」です。
その悪魔のごとき所業は読者の心を深く激しく搔きむしったはず!
さらに、失踪した香苗を10年間にわたり執念深く追いかける毒祖母の行動は、まるで「ホラー映画」を見ているかのよう。
こういった人間の闇を描いたサスペンスが大好物なまるしーとしては、この毒祖母が今後香苗をどう追い詰めていくのか、そして香苗がどう立ち向かっていくのかをすごく興味深く見守っているわけで、
かなり絶望的で救いのない愛憎劇ですが、気づいたら読み進める手がまったく止まりませんでした。
生き抜くための「なりすまし」は罪なのか?
『なりすま死』というタイトルが示す通り、この物語のキーポイントは「なりすまし」にあります。
過去の自分を捨てて生きる香苗の姿は、まさにある種のシンデレラストーリーのようでいて、その実、常に「過去に怯える」という残酷さもはらんでいます。
なぜ、彼女はそこまでして「なりすまし」の人生を選ばざる負えなかったのか?
それは、「毒祖母」し支配された地獄の生活から逃げ出し、自分を人生取り戻すための、唯一の手段だったからに他なりません。
この作品は、単なる復讐劇やサスペンスではなく、どん底から這い上がろうとする一人の女性の命と尊厳をかけた「再生」の物語なのだと感じました。
ちょっと目を背けたくなるショッキングなシーンもありますが、サスペンス漫画好きな方にはぜひ読んで欲しい残酷系ドラマです。
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過去を捨てて別人として生きていた香苗に、再び過去の影が忍び寄り…… 。絶体絶命のピンチに追い込まれた彼女が選ぶ道とは?その運命から目が離せません。
香苗の「毒祖母」明美は、まさに人間の皮を被った悪魔。彼女の底知れない悪意と執念が、物語にさらなる緊迫感を生み出しています。
自ら命を絶とうとした香苗の前に突如現れた謎の女性。彼女が言った「死ぬくらいならあんたの人生、私にちょうだい」という言葉は、一体何を意味するのでしょうか。彼女は香苗にとって敵なのか、味方なのか? 物語の核心に迫る謎めいた存在から目が離せません。