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戦略結婚【ネタバレ全話】芸能界の百鬼夜行を生き抜く女!

著者:とらふぐ/黒沢明世

『戦略結婚 ~華麗なるクズな人々~

人生どん底の地下アイドルが、ある人物との出会いによって運命が一転する!

芸能界に巣くうクズたちの醜く激しい生存競争を描いたエンタメ・サスペンスが幕を開けます。

欲望に貪欲な芸能界に生きる華やかなクズたちが繰り広げる足の引っ張り合いの中で負けずにスター街道をひた走る!

『戦略結婚』の見どころ

今回紹介する『戦略結婚』は、ヒットメーカーのとらふぐさんと黒沢明世さんがタッグを組んで新連載がスタートした

芸能界舞台に繰り広げられる極上のドロドロ系サスペンスです♪

サイト主のまるしーは、『夫は私の夫じゃない』・『妊娠してすみません』を読んでから とらふぐ さんのファンになり、

黒沢さんの作品は『にぶんのいち夫婦』が大好きでした♪

好きな原作者さんのシナリオで、好みの絵を描く漫画家さんの作品を読めるという喜び♪

「買わないはずがない!」

しかも・・・

その内容が芸能界という魑魅魍魎が暗躍する世界でのドロドロなサスペンス・ストーリーとあらば、

「それはまさに まるしー の大好物な分野なのです♪」

オープニングから主人公の地下アイドル・草野芽衣(クサノメイ)が飛び降り自殺をしようとしているシーンで幕を開け、

その後はもうジェットコースター・サスペンスのスピード感あふれる芸能界の足の引っ張り合いです♪

「やっぱり人間の妬み嫉みを描いたドラマは面白い♪」

そう・・・

何といっても『戦略結婚』の見どころは、芸能界における足の引っ張り合いです!

これから『戦略結婚』で繰り広げられる整形、枕営業、ドラッグ、一攫千金、政略結婚など、

芸能界の裏側で巻き起こる様々な人間ドラマを1話から最終話までの解説と感想を綴っていきます♪

「この漫画、すごくヤバい♪」


 

『戦略結婚』の立ち読み♪

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戦略結婚【ネタバレ全話】芸能界の百鬼夜行を生き抜く女!

1話 2話 3話 4話 5話
6話 7話 8話 9話 10話
11話 12話 13話 14話 15話
16話 17話 18話 19話 20話
21話 22話 23話 24話 25話
26話 27話 28話 29話 30話

1話:もう死ぬしかない

主人公の地下アイドル・草野芽衣(クサノメイ)は、

この夜、飛び降り自殺をするつもりで東京タワーの展望台に立っていました。

田舎から親の反対を押し切ってトップアイドルになる夢を叶えるためにこれまで必死に活動してきたメイですが、

悪徳芸能事務所で地下アイドルとしての絶望的な日々が続き、

おまけに日々の暮らしでドンドンと借金もかさんでいった(汗)

そんなある日のこと、所属事務所の社長がいつまでも売れない地下アイドルのメイに見切りをつけ、

メイの卑猥な隠し撮りプライベート動画を販売されることとなった。

そのことを知ったメイは、

{もう死ぬしかない…}

と…人生を諦めた。

この日、最後にネットの生配信で自分の歌声を届けようと考えたメイは、

展望台でその様子を配信しながら人生最後の大好きな歌を歌った。

涙ながらに・・・

やがてその歌も終わり、いよいよメイがその場から飛び降りようとしたその時、

1人の女性がメイの自殺を止めにやってきたのです!

「あなたのその命…私がもらうわ」

その女性は、メイの歌声を聞いて彼女をスターにしようと考えた芸能プロダクションの社長・田口恵美(タグチエミ)という人物だった・・・

戦略結婚

メイが田口社長と出会ってから数年後、

メイは”MEI”という芸名で今では誰もが知る芸能界の歌姫としてスターダムにのし上がっていました。

そしてこの日、彼女は有名なイケメンIT社長・桜木翔(サクラギショウ)との結婚披露宴の真っ最中だった。

MEIは田口社長と出会ったあの日以降、血の滲むような努力を重ねてココまでの地位にたどり着いたのです。

最初に田口と交わした約束は、

”黙って田口社長の指示に従う”というモノで、

MEIはその約束通りに田口から出されたどんな指示にも従ってきました。

そして今があるのです。

だからもちろん桜木との結婚もこの田口の指示による”戦略結婚”である。

MEIとしては、一度は死んだ自分がこの華やかな世界で活躍できるのならば細かいことはどうでもよかったのだ。

ただ・・・

芸能界というのは魑魅魍魎がたくさん暗躍する恐ろしい世界であり、

一見、幸せをつかんだように見える今のMEIに、

早くも彼女をその地位から引きずり落とそうとする芸能記者や、芸能界の同僚たちが牙を剥いてきます。

そのうちの一人、現在売り出し中の若手女優・星野彩華(ホシノアヤカ)は、

MEIの結婚相手である桜木と過去に熱愛報道があった女優で、

結婚披露宴の式場であからさまにMEIを挑発するような態度をとってきたのです(汗)

だが・・・

その時…ほんの一瞬だけカッとなったMEIだったが、

すぐに冷静さを取り戻した彼女は人気絶頂の歌姫としてパーフェクトな対応で鮮やかにアヤカを圧倒したのです。

すると・・

MEIから公衆の面前で格の違いを見せつけられたアヤカは・・・

2話:反撃

盛大な結婚式会場でMEIの圧倒意的なパフォーマンスと、

新婦という絶対的なポジションの余裕で軽くあしらわれてしまった彩華は、

プライドをズタズタにされた報いを受けさせようと、すぐさまMEIに反撃を開始します。

自分がよく知る半グレ集団ブラックのボス・浜田竜二(ハマダリュウジ)に声をかけ、

MEIを芸能界から追放するための工作を依頼するのです。

ただ・・・

実はこの男、第1話でMEIが歌手になるために東京行きを決意した時に、

「俺は何があっても芽衣を応援するから」

と言って芽衣の背中を押した彼女が唯一心を許せる故郷の同級生であり、

今後、MEIとは深く関わってゆくことになりそうあな存在なのである。

さて・・・

見た目はカワイイ天真爛漫な若手新人女優のイメージで売っているが、

彩華はヤクザでも恐れる半グレ集団のボスと付き合いがあったり、

夜な夜なクラブのVIPルームでコカインパーティーでぶっ飛んでいるようなクズ女でした(汗)

そんな危ない半グレ女優が本気でMEIに攻撃を仕掛けてきたわけです。

一方、彩華のそんな動きを全く知らないMEIは、

その朝、結婚したばかりのイケメンIT社長・桜木翔の豪華なマンションのベット朝を迎えていました。

表面的には実に仲睦まじい新婚夫婦そのものの2人でしたが、

MEIの中では偽りの結婚であり、お芝居の新婚生活である。

おそらく翔もそんな気持ちだとMEIは思っている。

しかも・・・

そのお芝居結婚の効果はすぐにMEIに新しい大きな仕事をもたらすこととなった。

なんと・・・

MEIが次にリリースする新曲が大手ブライダル企業のCM出演とセットで舞い込んできたのだ。

あの結婚式が大成功したのだ♪

新婚気分を味わう暇もなく新妻にやってきた朗報を聞き、

「スターを妻にすると自由な時間が多くていいな」

と…余裕の笑顔で見送ってくれた翔を残して、CMの撮影地であるハワイへと向かったMEIでした。

だが・・・

このハワイで待ち受けていたのはCMの撮影以外に彩華からの刺客であった。

MEIの身に起こった絶体絶命のピンチとは・・・?

3話:絶対に許さない!

MEIに仕掛けられた罠が発動したのは、ハワイでのCM撮影を無事に終えて日本に帰国した成田空港でのことでした。

誰かの手によってMEIのスーツケースの中にコカインが仕込まれていたのです(汗)

あえなくMEIは御用となった。

しかも・・・

MEIが空港警察に連行される様子をスクープ雑誌の記者がベストポジションで写真を撮っていました。

その瞬間…

自分は完全にハメられたんだと察したMEIですが時すでに遅しで、

そのあと彼女はガラの悪い九条(くじょう)という刑事から厳しい尋問を受けます。

しかし・・・

「弁護士をよんでください」

と…ひたすら言い続けて黙秘を貫いたMEIは、いったん留置所に拘留されることになります。

だが・・・

彼女が独房でついウトウトしている隙に先ほどの九条刑事が中に入って来て、

なんと…寝ているMEIを襲おうとしてきたのです(汗)

絶体絶命のピンチを迎えたMEIでしたが、咄嗟に持前の声量をフルに活かし、

尋常ではない大きさの悲鳴を上げてなんとか事なきを得ました。

その後・・・

田口社長がある筋の大物に大金を支払ってMEIを留置場から出すのですが、

この時点ではすでにMEIのコカイン事件は大スクープとなって世の中を賑やかしていました。

幸せの絶頂からドン底へ叩き落されたMEI。

ワイドショーではMEIを心配しているような態度でインタビューを受けている黒幕の彩華。

「尊敬していたMEIさんがコカインをやっていたんなて~」

吹き出しそうな笑いを必死で堪えながらMEIを庇うようなコメントに終始している彩華だった。

内心ではMEIにしてやったりの彩華ではあったが、

実は彼女には一つものすごく悔しいことがあったのです。

それは・・・

MEIを追い落とすことには成功したものの、本来の目的であった元カレの翔を奪い返すことはできなかったことです。

MEIがハワイにいる間に翔を誘惑したのですが、彼は彩華からの誘惑をあっさりと一蹴したのです。

さらに・・・

都内のビジネスホテルに身を隠しているMEIのことを心配してすぐに駆け付けてきた翔。

本来はお互いのメリットのために結婚したビジネスライクな関係のMEIと翔でしたが、

ここへきて本当の夫婦のような信頼関係が芽生え始めていることに少し驚いている田口社長がいました。

さらに・・・

翔はMEIがいいない時に彩華が「二度とMEIには会えないような気がする」と言っていたことを告げて、

犯人の黒幕は彩華に違いないと言い放ったのです。

「絶対に許さない!」

このとき同時に恐ろしい形相で彩華への復讐を誓うMEIと翔であった・・・

4話:Nリスト

まんまとMEIに犯罪者の汚名を着せるこに成功した彩華は、

当初の約束通りそのミッションを請け負ってくれた竜二に対して、

彼の父親でもあり、大手芸能界事務所グレイトキングの会長、そして闇社会のボス・天堂玄十郎(てんどうげんじゅうろう)の秘密を語りました。

その内容とは『Nリスト』という恐ろしい名簿の存在のことで、

Necessary(必然)のNという意味で名付けられたそのリストは、

後に性奴隷や臓器売買に利用される用済みになった人間を記した闇の名簿だったのです。

グレイトキング所属の彩華は、たまたま同じ事務所のレナから『Nリスト』の存在を聞いてその存在を知った。

本当ならばとんでもない極秘情報ではあるが、

これまで天堂玄十郎の裏の顔があることをまったく知らなかった竜二は、

にわかに彩華の情報を信じることができませんでした。

一方その頃、

彩華によって芸能人生最大の危機に直面していたMEIは、

夫である翔とともに一世一代の大博打を打つ計画を進めていました。

その計画とは、MEIが翔との離婚を発表する記者会見を開き、

その席上において彩華の薄汚れた本性を生配信するという非常に難しいミッションでした。

実働部隊として彩華に接触を図るのは夫である翔本人が担当します。

もし…失敗するとMEIの芸能人生はおろか、翔のビジネスにおいても壊滅的ダメージを負ってしまう重大ミッションだ!

そう…この計画は全て夫である翔の肩にかかっていたのです!

そして・・・

やってきた運命の記者会見の当日。

当初の予定通りにMEIは大勢のマスコミ関係者の前で翔との離婚を発表し、

さらにもう一つ、例のコカイン事で自分にかけられている疑惑を真っ向から否定したのです。

そのMEIが発した言葉をきっかけにしてMEIの隣に座っていた田口社長の携帯に翔から連絡が入った。

緊迫した空気が会場を包み込む・・・

5話:後戻りできない立場

翔との見事な連係プレイを展開したことで、彩華のどす黒い”裏の顔”を世間に晒すことに成功したMEIは、

再び世間や芸能界からの信頼を回復して華々しい舞台へと返り咲きました。

一方…

MEIの追い落としに失敗した彩華には、芸能界を始めとする闇社会のドン・天堂玄十郎からのきつ過ぎるお仕置きが待っていたのです(汗)

すでに警察からの事情聴取を終え、世間から犯罪者女優としてバッシングに晒された彩華だったが、

皮肉にも自分が一番恐れていた「Nリスト」の名簿に載ってしまう事となったのだ(汗)

そして…恐らくこれから存在を消されることになるであろう場所への案内役を務めたのが、

天堂に命を拾われて父と付き従うようになった浜田竜二でした。

彼は彩華が引き起こした一連の騒動をきっけに、天堂の口から「Nリスト」の存在を聞かされ、

後戻りできない立場へと深い闇の世界に足を踏み入れることになったのです。

その頃…

無事に歌姫のポジションに返り咲いたMEIは、この日、自らのコンサートに、

あのハワイでのホテル滞在時にポーターを務めてくれていた女性を招いていました。

なぜ?

実はハワイでいろいろと揉めた時の九条刑事が、彼なりのお詫びのつもりで、

あのときコカインをMEIのバックに入れたのは私だと自首してきたポーターの女性がいた情報を教えてくれたのです。

とっさにそれが歌手を目指している肌の黒い笑顔が素敵なあの時のポーターだと気づいたMEIは、

田口社長に頼んでそのポーターの女性を日本に招いて自分のコンサートに招待したわけです。

{彼女の絶望感が私には痛いほどよくわかる!}

そんな共感する思いを抱いてMEIは、ポーターの女性が見守るコンサートでこれまでにない素晴らしい出来栄えのステージを披露したのです。

だが・・・

そんな中、MEIの存在をつけ狙う天堂の魔の手が、新しい刺客を彼女に放っていたのいです。

そして・・・

まだMEIも田口社長もそのことにはまったく気づいてはいなかった・・・

6話:亡霊

翔と共に絶対絶命のピンチを切り抜けたMEIだったが、

過去の醜い自分だった頃の亡霊は、どこまでも彼女の心を不安にさせるのです(汗)

今の翔はまるで本当の夫婦のようにMEIを大切に想ってくれているが、

もし…”芽衣(めい)”だった頃の自分を知った時に、彼はどういう反応をみせるのか?

それは分からない(汗)

ぬぐいきれない不安がMEIのメンタルを削りに来る・・・

そんな中、MEIがテレビの歌番組に出演した際に、

同じ出演者で、”ドリーム”という人気男性アイドルグループのメンバーである桐生レンが、

オンエア中のトークの現場で、

「僕…MEIさんが大好きなんです♪」

と…人気爆発中の男性アイドルにもかかわらず、大胆すぎる告白をしてきのです(汗)

このレンの発言には、MEIを始めとして、彼のマネージャーや番組の司会者も大いに動揺させられた!

彼は今をトキメク国民的アイドルグループの超人気メンバーの一人であり、

彼のファンが炎上するかもしれないのだ(汗)

その時はとっさの対応力で、

「お互い頑張りましょう♪」

という当たり障りのいない返答で、なんとかその場を切り抜けたMEIだったが、

その時にレンの目の奥にあった怪しい雰囲気を彼女は感じ取っていた(汗)

{なにを企んでるの?}

彼への警戒心を一気にMAXまで上げたMEIでした。

そして…そんな彼女の判断は正しかった。

実はこのレンという男は、

例の闇社会のドン・天堂玄十郎から指示を受けてMEIに近づいてきた男だったのです(汗)

レンにとっての天堂は、MEIにとっての田口社長みたいなもので、

地下のクズアイドルとして活動していた彼を、全身整形も含めて今のポジションまで導いてくれた恩人であり、

絶対服従の存在だ。

もちろんそこには竜二も絡んでい来ることにもなるし、

MEIとしては絶対に油断できない状況がまだまだ続いているのです(汗)

そんなある日のこと、テレビ局の廊下でMEIはレンとすれ違い、

再び彼と少し会話すこととなったのですが、その時に彼からとんでもない言葉をかけられるのです(汗)

「…昔どこかで会ったことある?」

そう…

なぜかMEIは気づかれてしまったのです!

レンに絶対知られてはいけない過去の自分を・・・

7話:MEIとレンの過去

皮肉な巡り合わせがMEIを絶体絶命のピンチにおいやってしまった!

MEIとレンの過去。

それは互いに絶対知られてはいけない二人にとっての思い出したくもない”黒歴史”だったのです。

なんと…遡ること数年前、

まだ地下アイドルとして活動していた頃にこの二人は面識があったのです(汗)

お互いにどん底の時代だった。

しかも・・・

当時、レイが所属していた男性グループの一人が、

地下アイドルの”めいたん”だった頃のMEIのバージンを半ば強制的に奪い、

しかも…

その様子を動画に収めるという暴挙に出ていた!

MEIとめいたんが同一人物だと察知したレンは、さっそくその事実を竜二に伝え、

過去に裏ルートで出回ったであろうめいたんのハメ撮りDVDを見つけ出して欲しいと竜二に頼んだのです。

そして・・・

それが人気絶頂の歌姫・MEIを、天堂が代表を務めるグレイトキングに引き抜く絶好の武器になると説明しました。

そう…

レンが天堂から与えられていた指示は、MEIの引き抜きだったのです(汗)

しかし・・・

MEIのことを昔からよく知っている竜二は、まさかMEIがそんなことをしてるはずがないと、

最初のうちはレンの話を信じなかったが、レンが”めいたん”だった頃のMEIの写真を差し出した瞬間、

{芽衣…!}

竜二の顔色が明らかに変わった!

一方その頃…MEIは、

売り出し中の女性アイドル・花咲ののみが次にリリースする曲の作詞を引き受けることとなり、

この日、本人と初めて会って打ち合わせをしていました。

ただこの時、

挨拶の際に花咲と握手を交わしたMEIは、差し出された花咲の手首にある無数の傷に気づき、

気になったMEIは、打ち合わせのあと花咲を食事に誘って二人きりで話をする時間を作ったのです。

すると・・・

最初のうちは打ち解けた感じでMEIと楽しく食事をしていた花咲でしたが、

彼女のスマホに着信した誰かからメールを見た途端、顔色を変えて店を飛び出していったのです・・・(汗)

一体、花咲に何が起こったのか・・・?

8話:異常な情事

その夜…あるホテルの一室では、レンによる花咲への虐待SMプレイが始まっていた。

そう…

いま花咲の体と心を支配しているカレシとは、レンだったのです(汗)

彼は手に持ったムチで、花咲を傷つけながらいつものようにエクスタシーへと上り詰めてゆく!

レンになすがままの花咲は、彼にどんな酷いことをされても逆らう事ができないように、きっちりと洗脳されてしまっているのです(汗)

{これがレンの愛し方なら…}

この歪んだ二人の関係性が普通でないことは分かっていつつも、

花咲はレンとの異常な情事を拒否することができないでいたのです(汗)

そんな中、MEIの夫である翔は、次回リリースするアプリゲームの宣伝CMに、

レンが所属するアイドルグループである”ドリーム”の起用するために、メンバー全員の身元調査を開始しました。

一方、MEIはというと、自宅で自分が地下アイドル”めいたん”だった頃の衣装や思い出の品を見ているときに、

あの人気アイドルのレンが、地下アイドル時代に仲良くしていた”れんたろう”ではないかと思い始めるのです(汗)

さらに・・・

レンから芽衣のハメ撮り動画の存在を聞かされた竜二は、

自分のネットワークを通じて大量の地下アイドルたちが映っている裏動画を集めさせ、

一本づつすべての動画を自分の目で観て確認していったのです。

すると・・・

まぎれもなく芽衣だと思われる少女が画面に映し出されて・・・

9話:芽衣はMEI?

竜二が最後で手にとったハメ撮りDVDが、芽衣のモノだった(汗)

竜二はガックリと肩を落とし、

{まさか芽衣ががこんなことに…}と…彼女を守ってやれなかった自分を責めた。

だが…

{本当に芽衣があのMEIなのか?}

芽衣はMEI?

受け入れたくない事実に彼の心が葛藤する。

どう見ての別人な二人に、まだ若干の疑問が残る竜二がいたのです。

同時に…

なんとしてもこのDVDはレンの手に渡せない(汗)

と…判断した竜二は、芽衣のDVDを手で二つに割ると、ライターの火で燃やしました。

{芽衣がMEI…?これは直接会って確かめるしかねーな!}

竜二はそう決意を固め、その後、レンには芽衣のDVDは見つからなかったと告げた。

しかし・・・

そんなはずはないとレンは納得しないばかりか、彼から竜二と芽衣の関係を怪しまれる事態に・・・(汗)

そんな中、MEIは明らかに様子がおかしい花咲に、出来上がった新曲の歌詞を見せに行くのですが、

その際、MEIが書いたラブソングの歌詞を見た花咲は、

「こんな風に彼を愛せたら苦しくないのに…」

と…切なそうに呟いて大粒の涙を流しました。

そこからMEIは花咲から、レンと付き合っていることと、彼から暴力で支配されていることを打ち明けられ、

大きな怒りを感じたMEIは、花咲を救うために、単独で直接レンに花咲への暴力をやめるよう忠告しに行くのです。

お互いに変装した状態で顔をつき合わせた二人は、最初から緊迫したムードだった。

MEIが花咲への虐待をレンに咎めると、レンはMEIの過去をほのめかして彼女の動揺を誘います(汗)

「久しぶり”めいたん”」

レンのその言葉に一瞬、脳天を貫かれたような衝撃を受けたMEIだったが、

なんとかその動揺をレンに悟られないように、

「あんまりふざけたことを言ってると訴えるわよ!」

と…冷静な態度でレンからの揺さぶりをはねつけました!

しかし・・・

自信たっぷりにMEIを天堂会長が代表を務めるグレイトキングに引き抜くと宣言したレンは、

その瞬間…「ピコンッ」と、鳴った自分の携帯を見て、

芽衣のハメ撮り動画を入手したという仲間のメールを見るやいなや、

芽衣はMEIである証拠を手に入れたと喜び勇んで立ち去って行ったのです(汗)

{えっ!?証拠なんてあるとは思えないけど…}

MEIは何ともいえない不安な気持ちでレンの背中を見送った。

ただ…

このあと、意気揚々と車で高速をぶ飛ばしていたレンに、とんでもない悲劇が待っていました・・・

10話:残酷な末路

首都高で何者かに襲撃されたレンは、生死をさまよう交通事故を起こしてしまった。

この時、犯人の顔は明かされていなかったが、恐らくMEIを守ろうとしたの竜二のしわざではないでしょうか・・・

(これは推測でありサイト主の希望です♪)

その頃…

自宅で花咲から半狂乱の状態で、レンが交通事故を起こしたと連絡を受けたMEIは、

激しく動揺する花咲をなだめて、マスコミの餌食になるので、

くれぐれもレンが入院する病院へ行かないように忠告したのです。

花咲との電話を終えたMEIは、これまでにあったレンとのやり取りをすべて正直に田口社長へ報告しました。

すると…最初は驚いていた田口社長は、

「ちょうどよかったじゃない♪」

と…まもなくレンが芸能界からいなくなることを予見して、

芸能界に選ばれたのはMEIだと言って、気持ちを強く持つようアドバイスするのです。

確かに!

魑魅魍魎とした芸能界という世界をいく抜いてゆくには、

田口社長の言ってることはごもっともだと感じ、

ついつい甘いことを考えてしまう自分の弱い心に喝を入れ直すMEIでした。

その後…

レンにはとても残酷な末路が待っていました(汗)

数時間にも及ぶ大手術を経て、なんとか命を取りとめたレンでしたが、

入院中にレンと半グレ界隈で有名な竜二との親密な関係がスクープされるなどして、

田口社長の予言通りにレンはあっさりと、天堂会長から切られ、

芸能界から追放されてしまうのです(汗)

レンの悲惨な結果を知ったMEIは、改めて芸能界で生きてゆく過酷さを思い知ったのです。

そんなある日のこと、レンと竜二がスクープされた週刊誌を見たMEIは、

モザイクで隠された竜二の顔に「はっ!」とさせられるのです(汗)

{もしかして…竜ちゃん?…似てる}

しかし…

昔から正義感の強い竜二が、半グレ組織の人間であるわけがないと思い直すMEIだった。

その後、レンとの一件を糧にして、自分の過去は誰にも知られてはいけないのだと悟ったMEIは、

自ら、過去の自分に通ずる痕跡を消し去るために、

”めいたん”として活動していた地下アイドル時代に、よく出演していた秋葉原にある小さなライブハウスへと向かいました。

すると…

すでにシャッターが閉められ、閉店していた店の中に、ある人物の姿が・・・!

11話:あんたの命は私がもらう

「先に消えるね…めいたん」

閉店していた真っ暗なライブハウスの店内で今まさに首を吊ろうとしていたのは、

無残に変わり果てたレンだった!

「何してんのよ!?」

咄嗟にMEIはレンをロープから引きずり降ろして彼の自殺を力づくで阻止しました。

レンがこの世からいなくなれば、過去の自分は永遠に抹消されて心配することもなくなるはずなのに、

気づいたら彼女は必至でレンの自殺をくい止めていたのです。

そんなMEIの行動に驚いたレンでしたが、一番驚いたのはMEI自身だったです。

彼女はもしレンがこの世からいなくなったら、過去の自分もい無くなってしまうと考えたのです。

{本当の自分がなくなってしまう。}

掃きだめの中から華やかな芸能界の舞台へ這い上がったレンは、まさにMEIそのものだったのです。

綺麗に整形した顔をあの夜の交通事故でひどく傷つけたレンは、

自分に生きる価値などもうないと言って絶望しましたが、

そんなレンにMEIは、

「あんたの命は私がもらう」と言い放って、

過去に自分が田口社長から言われたセリフを言って、死の淵からレンを救い出したのだ。

ちょうどその頃、竜二は天堂玄十郎からレンが失敗したMEIの引き抜きを指示されているところでした。

レンに自殺を思いとどまらせたMEIは、その後順調に仕事をこなしつつ、

誕生日が近づいてきた夫のためにサプライズパーティーを企画するが、

なぜか翔の過去が闇に包まれていて、彼の親類縁者の情報が手に入らなかった。

おまけに翔が最も信頼する副社長の白鳥に彼の両親や友人関係のことを聞いても、

「僕にはお力になれません」

と…まるで何かを警戒しているかのように冷たく突き放されてしまうのです。

そこでMEIは翔の過去の経歴に一抹の不安を覚えました。

そんな時です。

田口社長からMEIに翔のことでとんでもない情報をキャッチしたと連絡が入ったのです・・・

12話:躊躇なく彼を潰す

田口社長から翔が「桜木翔」という人間の戸籍を買ってなりすましている人間だと聞かされたMEIは、

かなりの動揺した表情を見せつつも、

「悪い冗談はやめてください」

と言って田口社長が調査した内容を暗に信じようとはしませんでした。

だが…

そんなMEIに対し、田口社長はもし翔がアナタにとって邪魔な存在だと判断した場合には、

”躊躇なく彼を潰す”と言いきったのです。

そんな田口社長のゾクッとする険しい表情を目の当たりにしたMEIは、

さすがに不安を覚えてその夜、海の夜景が見渡せるホテルのBARに翔を呼び出し、

久しぶりにまったりと夫婦の会話をしながら翔の経歴について話を聞こうと試みました。

彼から真実を聞こうと思ったのだ。

「翔の子供の頃ってどんな感じだったの?」

と…幼少時代の話から遡って、いままで聞いていなかった彼の生い立ちや両親について尋ねてみたMEI。

すると…

やはり翔は口数少なく自分の話をあまり多く語ろうとはしませんでした。

それでもなお食い下がって両親の話を聞いてくるMEIに、

「なんで親の話ばかり聞くんだ」

と…翔は少しイラ立った表情を見せました。

そんな彼にMEIは自身の動揺を必死で抑えつつ、

結婚までしているのに翔の家族のことをあまりにも知らなすぎるから…とそれらしい言い訳をしたのです。

すると翔はもとの温厚な表情に戻り、

「自分もMEIの過去を知らないし知る必要もないと思っている。」

と言って暗にお互いの過去は関係ないという気持ちを伝えてきたのです。

この時、MEIは実際その通りかもしれないと思った。

まさに自分も過去を捨てて新しく生まれ変わった人間なのだから。

ここからシーンが翔の生い立ちへと移行してゆきます。

そう…彼がまだ神谷誠(かみやまこと)だった頃の生い立ちが描かれてゆくのです。

13話:やっぱり私には聞けない

翔の回想シーンが続く。

彼がまだ幼い頃、翔の父親・神谷正彦(かみやまさひこ)は、

副社長を務める妻・真弓(まゆみ)とともに、夫婦で(株)神谷商事を切り盛りしていましたが、

ある日、会社の乗っ取り屋に経営権を奪われた上に自殺と見せかけて殺されてしまいます。

その後、なんとか夫の復讐を果たそうとした翔の母親でしたが、

一枚上手だった乗っ取り屋の罠にハメられてしまい、今は行方知れずの状態である。

母親は殺されている可能性が高い。

ただ…翔は母親が事前に手を打っていたこともあり、

桜木翔と名前を変えてなんとか乗っ取り屋に見つかることなくこれまで生き延びてきたのです。

そう…

彼の生い立ちは想像を絶するバイオレンスな半生でした。

無残なかたちで両親を奪われた翔はその時から復讐を誓いここまでのし上がってきたのです。

そんなことは何も言葉にしなかった翔ですが、

彼が抱えている並々ならぬ思いを隣で感じ取ったMEIは、

そこから翔になにも尋ねることをしなかった。

{夫婦だからって全てをさらけ出す必要はない}

この瞬間、MEIは翔の過去を詮索することをやめました。

{やっぱり私には聞けない}

心の中で田口社長に対して謝罪するMEIがいました。

その後…

翔は乗っ取り屋に関する重要な情報を手に入れたらしく、自身の側近である白鳥に意味深な言葉を残したあと、

全身から燃えさかるオーラを放ちながら社長室を出て行った・・・

14話:冥途の土産

{ついに復讐する時が来た!}

燃え盛る炎のごとき翔が深夜の高速を車でぶっ飛ばしていた。

彼が指定された埠頭に到着すると、協力者の佐藤が待っていました。

佐藤は翔の両親を殺害した天堂玄十郎の証拠をずっと追いかけていたのです。

そして今日、彼はその動かざる証拠が見つかったと翔に連絡をしてきたのです。

だが…気持ちが逸る翔に対し、彼は忌まわしい過去を忘れて、今の人生をいきることはできないかと尋ねる。

「えっ!?」

佐藤は過去を清算したとしても何も残らないと翔を諭し始めたのです。

もちろん…これまで天堂への復讐に人生をかけてきた翔にそんな佐藤の説得など耳に入らない。

すると…

そこへ現れたのは天堂の命を受けた竜二だった!

そう…

すでに佐藤は天堂に捕まって寝返っていたわけです。

最後に翔は”冥途の土産”として、これまで天堂が闇に葬ってきた人間たちのリストを見せてもらい、

そのあとで彼は佐藤から銃で撃たれて海に沈められましたす。

彼は天堂に一矢も報いることなく、これまで天堂に逆らった者たちと同様に闇へと葬られたのです。

それから数時間後…

トツゼン翔が何者かに銃で撃たれたと連絡を受けたMEIは・・・

15話:固い絆

「翔が撃たれた!?」

翔のパートナーである副社長の白鳥から連絡を受けたMEIはすぐさま彼が運び込まれた病院へ向かった。

そう…翔はまだ死んでいなかった!

彼は事前に防弾チョッキを装着しており、海に浮かんでいるところを駆けつけた白鳥に助け出されたのです。

ただ…

翔を裏切った佐藤はその後すぐ、竜二の目の前で自分の頭を銃で撃ちぬいて絶命しました。

完全に今回は天堂側の勝利に終わった。

その後、翔が運ばれた病院に駆け付けたMEIは、

集中治療室で生死の境をさまよっていた翔の側から片時も離れなかった。

その姿はまさに愛する夫をっ頃から心配する妻の態度そのものでした。

やがて、翔が無事に意識を取り戻したときには、

この二人の間には本当の夫婦以上の”固い絆”が生まれていました。

翔の無事が確認できたMEIが次にとった行動は、翔を殺そうとした犯人を見つけ出すことだ。

それから数日後、

今回の一連の行動で白鳥からの信頼も得たMEIは、彼から聞いた情報と、

以前に星野彩華との一件で顔見知りになった刑事の九条から仕入れた情報をヒントに、

たった一人で竜二がいる危険なクラブへと侵入するのです。

そこでMEIは数年ぶりに竜二と再会することとなるのだが・・・

16話:他人の空似

クラブにいたナンパ男たちに絡まれているところを竜二に救われたMEI。

{竜ちゃん…!?}

咄嗟に昔好きだった幼なじみの竜二を思い浮かべる。

だが…まさか郷里で暮らしているはずの竜二が東京なんかにいるわけがないと思い込み、

本物の竜二を”他人の空似”だと判断するのです。

しかし…目の前の男が翔の事件に関与しているのは間違いないと思っているMEIは、

危険を承知で竜二から翔の事件について聞き出そうとするのです。

一方…

竜二は竜二で、目の前にいる歌姫のMEIが、幼なじみの芽衣だということにまだ確信を持てないまま、

しつこく翔のことについて聞いてくるMEIの取り扱いに困っていました(汗)

彼にしてみれば、もし…MEIが自分の好きだったあの芽衣なのであれば、

余計に自分との関わり合いを持たせてはいけないからだ!

竜二の中ではいつまでも綺麗な思い出の中にある大好きな芽衣なのです。

だからこそ、彼はMEIにわざと凄味を効かせて追い払おうとするのですが・・・

そんな中…別の場所では、警視庁の九条刑事が、ようやく悪のしっぽを出してきた天堂玄十郎のもとを訪れ、

彼の化けの皮をはがそうとウザい絡みで天堂に揺さぶりをかけていました・・・

17話:警察は動いてくれますか?

入院中の翔に寄り添って献身的な妻として夫を元気づけるMEI。

打算的な戦略結婚から始まった二人ですが、もはや身も心も本当の夫婦になっているようです。

そんな中、病院に九条刑事が現れて翔が銃で撃たれた時の話が聞きたいと言ってきた。

一瞬で和やかな表情から険しい顔つきに変わった翔は、MEIを遠ざけて、

九条刑事と二人きりで話をすることにしました。

翔からすればそもそも警察がちゃんと天堂の犯罪を立件しなかったことが始まりである。

そのことを何も知らない九条に対して翔は、自分を殺そうとした人間の名前を口にしたら、

「警察は動いてくれますか?」

と…いかにも挑発的な口調で九条に問いかけたのです。

そんな翔のセリフに少し驚いた表情を浮かべた九条でした。

事実、そのあと九条が本署に戻ってみると彼の上司から、佐藤が殺された事件は本庁預かりになったと聞かされたのです(汗)

体のいい事件のもみ消しだ。

それで九条も翔が言っていた闇深い事件の大きさを察するのです。

そんな中、翔と九条から蚊帳の外にされて腹を立てたMEIは、あれから九条に連絡を取って、

翔にまつわる事件の真相を聞き出そうとしますが、九条からは危険だからこれ以上深入りするなと助言されます。

しかし…それでもしつこく食い下がるMEIに対して、

九条は一つだけ彼女にヒントを授けるのです。

それは…天堂玄十郎という名前と殺人リストの存在でした(汗)

さらにちょうどその頃、

田口社長は以前MEIを陥れようとした週刊誌カメラマンの権藤から、信じられないスクープネタを持ち込まれていた・・・

18話:天堂が張った蜘蛛の巣

翔を守るために自分から天堂に近づいて行ったMEI。

彼女は天堂が運営するプロダクションで・グレイトキングへの移籍を直接もちかけたのです。

すると…

最初に天堂は田口社長との契約に関して気にしている様子だったが、概ねMEIを受け入れる形で話が決まりました。

天堂のもとで世界に進出したいというMEIに対して、

「お前が見たことのない景色をみせてやろう」と、天堂も上機嫌でMEIとの交渉を終えたのです。

まんまと思い通りの結果になってほくそ笑むMEIでしたが、

裏社会にも広く深く精通した天堂玄十郎は、MEIごときが太刀打ちできるような相手ではありません。

彼女は自らの足で天堂が張った蜘蛛の巣へ足を突っ込んでしまったのだ(汗)

そんな中、入院中の翔には天堂からの追撃が始まります。

天堂は検察を動かして翔の会社を脱税及び粉飾決算の容疑で強制捜査をさせることに!

えっ!?

突然の事態に動揺してる間もなく翔は入院中のベットから連れ出されて逮捕されてしまった(汗)

一方…同じ頃、

翔の殺害に失敗した竜二は、天堂から血まみれになるほど激しいリンチを受けていました・・・

ちなみに、週刊誌カメラマン・権藤からMEIが天堂に接触したことを聞かされた田口社長は、

血眼になってMEIに連絡を取っていました。

なんか…どんどんとMEIの状況が悪くなってゆく一方です。

19話:最悪なミス

天堂からMEIの首根っこを押さえろと命じられた竜二は、非常に苦しい立場にあった。

MEIを助けてやりたいが、今度しくじれば自分の命が危ない(汗)

そんな中、天堂の画策で脱税の罪に問われている翔は、東京地検特捜部の厳しい取り調べを受けており、

MEIがいま非常に危険な状況にあることを知らない。

さらに、MEIが自分を裏切って天堂のもとへ走ったと判断した田口社長の動きも早かった。

早々に彼女は天堂の芸能プロダクション・スターフォースとMEI個人に対して、

100億円の違約金を請求する訴えを起こしてきたのです。

MEIの暴走により慌ただしく物事が動き出しているのですが、

それがどれほど恐ろしく危険な状況であるのか、彼女はその意味を全く理解していなかった!

MEIからすればうまく天堂に取り入ったつもりでも、

それは自分から地獄へと足を踏み入れている行為なのです(汗)

さらに…

MEIが幼馴染の芽依である可能性を危惧している竜二は、彼女の処遇に苦慮した挙句、

ガラにもなく最悪なミスを犯してしまうことに・・・

20話:「竜ちゃん…」

3日後に天堂のNリストを画像にしたデータを渡すとMEIに約束をした竜二が、

その動きを察知された天堂にあえなく拘束されてしまい、

その事実を知らないMEIが竜二との待ち合わせ場所に現れたところで天堂に捕まってしまいました。

MEIと竜二は仲良く手足を拘束された状態で廃墟となったビルの一室に監禁されます。

まんまと天堂にハメられてしまったのだ。

しかし…悪いことばかりでもなかった。

この最悪なタイミングでMEIと竜二はお互いを初めて認識し合うのです。

「竜ちゃん…」

見た目はいかつくても優しい目はあの頃のままな竜二に思わず涙ぐむMEI。

そんなMEIをなんとしても天堂の魔の手から救おうとする竜二の鋭い目が光った・・・

21話:マスク野郎の生配信

なんと…突然顔にマスクを着けた人物が動画の生配信を始めた。

そしてマスクの人物は天堂のプロダクションであるグレイトキングの闇を暴露すると息巻いているのです。

竜二にまだ余裕が見られたのはこの事だったのか?

いきなり始まったマスク野郎の生配信にはすでに40万人を超える視聴者が集まっている。

さらにマスクの人物は50万人の視聴者が集まった時点で暴露を開始すると宣言しました。

さすがに焦り始めた天堂は竜二ならばマスクの人物が誰なのかを特定できると考え、

再び竜二とMEIを監禁している廃墟へと向かいました。

そして竜二にマスクの配信者を特定して暴露を辞めさせるよう脅迫するのです。

さて…天堂に対する竜二の反応は…?

22話:生死を賭けたネゴシエイション

竜二と通じているマスクの配信者は天堂に切り捨てられたあの”桐生レン”だった!

彼は自分の命を救ってくれたMEIに恩返しするためと天堂を闇社会から葬るためにこの生配信を実行したのです。

さすがの天堂もこれまでかと思われたが、

この作戦は同時にNリストの実行犯である竜二が一番ヤバい立場に追い込まれるという捨て身の作戦でもありました。

天堂の言葉でそのことに気づいたMEIは、

自分のために自らを犠牲にしようとしている竜二を助けるために、

MEIと竜二の両方が助かり、なおかつ天堂も窮地から脱する方法を提案したのです。

生死を賭けたネゴシエイションである。

すると…

天堂は苦渋の表情を浮かべてMEIの提案を受け入れました。

結果…竜二とMEIは無事に天堂から解放されたのですが・・・

23話:三者三様の再スタート

天堂との勝負を痛み分けという形で終わらせたMEI・翔・竜二の3人は、

そのあと”三者三様の再スタート”をきっていました。

MEIは田口社長のもとへ帰りますが、当然のことながら裏切り者のMEIに激怒り状態だ(汗)

しかし…

これまでの経緯を詳しくMEIが説明すると、天堂に激しい恨みを抱いている田口社長は再びMEIを受け入れます。

同じ頃、脱税容疑で取り調べを受けた翔も”不起訴処分”となって無事に自分の会社へ復帰し、

今回の出来事に関する説明を求める役員たちに天堂と自身の個人的な復讐劇だったと釈明しました。

一方…

MEIからこれからもそばにいて欲しいと言われても、

自分がMEIのそばにいたら逆に迷惑をかけると判断した竜二は、

単身で中国に渡ってある闇の人物と接触するのですが、そこでとんでもない人物との再会が待っていました。

24話:新たな危険

桐生レンを裏から操っていた中国の張(ちょう)社長に会った竜二は、

そこでMEIと翔の見事な連係プレイで芸能界から葬られた女優・星野彩華と再会したのです!

なんと…

天堂から”Nリスト”送りにされて、あとは地獄へまっしぐらというコースをたどったはずの彩華が、

いまは張社長の隣で高級な紹興酒を嗜んでいるではないか(汗)

彩華はまさに死の淵から自力で這い上がって奇跡的に張社長のパートナーに納まっている。

人の運命は読めない。

竜二は以前から繋がりのあった張社長の仕事を手伝うために中国へ渡ってきたのですが、

そこで彩華と再会したことは大きな誤算であり心配の種となった(汗)

なぜなら彩華は今も自分を地獄の底に突き落としたMEIと翔への復讐心に燃え滾っていたからです。

せっかく生死を分けた大ピンチから脱出したMEIに新たな危険が迫りつつある。

25話:内容の異なるピンチ

再び田口社長との二人三脚で精力的な歌手活動をスタートさせたMEIは、

新曲を引っ提げた東京ドームでの復活ライブで大成功を収めました。

ただ…

今も昏睡状態にある娘のために、天堂への復讐を成し遂げようとしている田口社長は、

どうやら大量の痛み止めを飲まなければ普通に立っていられないほどの”重病”に侵されているようで、

自分には残された時間が少ないことを田口社長自身も自覚しているのです。

しかし…MEIはそのことを全く知らない(汗)

一方…

中国の張社長をサポートして天堂を葬るためにプライベートジェットで日本に舞い戻って来た竜二は、

MEIに復讐心を剥き出しにする彩華を警戒しつつも、

今は張社長に付き従うしか生きる道はありませんでした。

そして…

竜二と彩華が日本に戻って来ていることをMEIはまだ知らない。

刻一刻とMEIに内容の異なるピンチが迫ります。

26話:天堂潰しのとっかかり

日本に降り立った張は、まず天堂と蜜月関係にある国会議員の吉野 春夫(よしのはるお)に、

彩華を使ってハニートラップを仕掛け関係を断ち切り、天堂潰しのとっかかりを作りました。

そんな中、ふらっと故郷の秋田県へ帰っていた竜二は、

村で顔見知りだった老齢の警官・山田に呼び止められ、

その山田があまりにもいい人すぎて、、ついつい自分が村出身の竜二だと正体を明かしてしまうのです…(汗)

なんとか山田から尋ねられたMEIの事は知らないとごまかしたものの、

巡査と竜二が親し気に会話をしている様子を物陰からじっと観察していた者がいたのです。

そう…あの人物だ…(汗)

27話:彩華の目的

すでに亡くなって今は誰も住んでいない祖母の家で仏前に手を合わせる竜二。

そこにずっと竜二を尾行していた彩華が現れました。

彩華は竜二と山田の会話から、MEIがこの村の出身だと感づいたらしく、

それを竜二に問い詰めます。

”彩華の目的”は、何としても自分を芸能界から葬ったMEIと翔への復讐であり、

過去に自分を地獄へ導いた竜二には貸しがあると言い出して、MEIと翔を潰す協力を求めたのです。

一方その頃、

MEIはネットで故郷の秋田でカジノ構想にまつわるキナ臭い報道を目にして、

10年もの間まったく会えていない父親のことを心配するのですが、

このあと…なんとも残酷な展開がMEIの父親に待っていました…(汗)

28話:父親が危篤

カジノ建設反対派のリーダー的存在だったMEIの父親が、

張の差し金により交通事故に見せかけたひき逃げに遭ってしまい、

何とか命を取り留めた者のものの、酷い重傷を負いました…(汗)

MEIの父親を襲った実行犯は、張に首根っこを押さえられている国会議員の吉野だ。

そんな中、MEIの携帯に知らない番号から”父親が危篤”だというメッセージが届き、

あとでそれが真実だと知ったMEIは極秘に父親の元を訪れました。

同じ頃…

なんとしてもMEIを今の地位から引きずり落そうとしている彩華は、

何かとMEIとは因縁深いフリーカメラマンの権藤(ごんどう)に大金をちらつかせて、

MEIと翔の夫婦に復讐する計画に加担させる交渉をしていました。

その少し前…

MEIはあるテレビのニュースで画面の端に映る彩華の姿を見て驚愕の表情を浮かべていたのですが、

それが彼女のセキュリティー意識を高めることとなればいいのですが・・・

29話:世界の歌姫にする

権藤に協力させてMEIをハメたあとにそのスキャンダルを世間に拡散する手筈を整えた彩華は、

その事をボスである張に伝えてすぐに実行してもらうよう促すのですが、

その少し前に偶然MEIの姿と歌声を聞いた張は彼女の存在そのものに惚れこみ、

自分がMEIを「世界の歌姫にする」と言い出して当初の予定を大きく変更したのです。

そんな張に激怒する彩華ですが、さすがに彼ほどの権力者には逆らえない彼女は、

次に竜二を頼りますが、まさか竜二がMEIの不利になるような頼みを受けるはずもなく、

彩華のMEIを破滅に追い込む計画は早くも頓挫してしまうのです。

ただ…MEIにとって彩華の存在はすごく不気味で危険ではありますが、

それよりもっと恐ろしいのは、張というとてつもない経済界の黒幕にただならぬ興味を持たれてしまったことだ…(汗)


 

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『戦略結婚』の感想

さすが”とらふぐ先生”の原作という感じの痺れるサスペンスです♪

1話からフルスロットル全開なドロドロ展開で目がまったく目が離せません(汗)

”ザ・芸能界”という仁義なき足の引っ張り合いなドラマをスリリングに描いてらっしゃいます。

近年では芸能界もかなり制度改革が進んで、昔のなんでもありな風潮はなくなってきましたが、

恐らくその裏側では本質的なモノは何も変わっていないでしょう。

それはどんな業界も同じです。

だって…

ルールは力のある既得権益者が作るんだから、これまでの体質が変わるはずもない。

「力のある者が支配する資本主義社会だ!」

だから・・・

今も昔も芸能界では純情無垢なアイドルを目指す少女たちを欲にまみれた大人たちが金儲けに利用するんです。

そしていつしか純真だった少女たちも汚い大人たちの毒が蔓延してクズな大人になってゆく・・・

その繰り返しが芸能界だ。

なんて・・・

これは、昔ちょっとだけアルバイトをしていた芸能事務所の社長に聞いた話だ(汗)

そこの事務所の社長は事務員として働いていた まるしー に色んな芸能人のスキャンダラスなエピソードを話してくれました。

といってもローカルな地方プロダクションだったので、

その芸能人もローカルタレントさんばっかりですが・・・(汗)

全国区のテレビで活躍される芸能人の話は聞いたことがないのですが、

その社長いわく、

「東京のエグさはけた違いだ」

と言っていたので、たぶん東京ではもっと恐ろしいドロドロが繰り広げられているんだろうな~と思ってます(汗)

だって・・・

まるしー が聞いたローカルタレントの話でさえかなりすごかったですから・・・

もしかすると、本当の芸能界は『戦略結婚』のストーリーなんかよりもっとエグイのかもしれませんね(汗)

でも…

だからこそ物語として面白くなるのです♪

【追記1】

16話でついに芽衣と竜二が再会。

今や敵対する立場にいる二人の関係性が非常に切ない(汗)

今でもMEIは芽衣で、竜二はあの頃のままの竜二なんだ!

MEIと翔の関係も応援したいけど、サイト主のまるしーは、

どうも芽衣と竜二の関係に”愛と情熱”を感じてしまう!

【追記2】

20話でようやくMEIが竜二のことを認識しました。

大好きだった竜ちゃんだと分かってからのMEIが、地元にいた頃の芽衣に戻っていてすごく可愛い♪

【追記3】

24話でまさかの彩華・復活です。

ストーリー的にはかなり面白いことになってきましたが、

竜二としては非常に厄介な立場に立たされてしまいました。

それでも…

最後まで彼はMEIを守ってあげるんだろうな~

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