話題の純愛ミステリー小説がコミカライズ化されました!
あのゾクゾクする愛憎劇が二次元で完全復活です♪
絶食系男子にやってきたモテキ!
著者:鳥島灰人 / 佐藤青南 / 栗俣力也
『たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に』
彼女いない歴2年。
真面目でイイ奴な主人公が、ある日を境にまったくタイプが違う二人の女子から好意を持たれた。
しかし・・・
それは苦悩と痛みが入り混じる壮絶な愛憎劇への始まりとなった・・・
【作品紹介】
司法書士の資格を取るため法務事務所で働きながら勉強している伊東公洋は、ある日、友人の森尾と飲んでいるときに「ナナ」と名乗る不思議な魅力を持った女子大生と出会う。
「デートしてみよっか」
何かと理由をつけて恋愛を諦めていた公洋に、ナナはそう言った。
彼女に恋心が芽生え始めた頃、職場の同僚「峰岸」からも好意を寄せられ、公洋の平穏な日常が壊れ始める――。この感情は恋なのか、それとも…
『たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に』の見どころ
今回紹介するコミックは、佐藤青南 / 栗俣力也 さんの大ヒット純愛ミステリー小説を、
漫画家の鳥島灰人 先生の絵で完全コミカライズされた作品です♪
なので・・・
不安定なコミックにありがちなつじつまの合わない展開や後付けの設定など、
作品のベースとなる原作が小説だけあってストーリーに行き当たりばったり感はないです(汗)
きっちりとしたシナリオ構成でゾクゾクする純愛ミステリーが楽しめる内容になってると思います。
特に原作小説は仕掛けられた伏線の回収具合がとてみ見事だったのを覚えています♪
まぁ~原作を読んでいるサイト主のまるしーとしたら、
メインキャストたちの細かな情報や心の中の心情をもう少し詳細に描いて欲しいと思いましたが、
ただ、逆に二次元であるがゆえに初めて理解できたシーンもありましたので、
ある意味で小説版との答え合わせができたような気がしています♪
そこで・・・
今回紹介するコミカライズ版の『たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に』の見どころですが、
やはりその醍醐味は二人のヤバい女性たちに翻弄される主人公・伊東公洋(いとうきみひろ)の右往左往する姿です。
過去の失恋がきっかけで恋愛に対して尻込みするようになった公洋は、
もはや草食系男子を超越して絶食系男子と言えるほど女性との関りに距離を置いていました。
そんな中で公洋の前に現れた二人のタイプが異なる魅力的な女性。
その二人との関係をめぐってミステリーな愛想劇が繰り広げられてゆくわけです(汗)
そもそも主人公の公洋は、まるしーが大嫌いなモジモジ系の屈折男子なんですが、
この男に対するイライラ感が余計にストーリーの面白さを引き上げてくれるんです♪
今はもう早く次のお話を読みたくてしょうがない(汗)
公洋のウザ男っぷりがたまらなくこの作品にハマる要素となってしまった・・・
とりあえずこの1巻では『絶食系男子にやってきたモテキ!』な部分を大いに楽しもう…♪
『たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に』の立ち読み♪
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たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に(漫画)ネタバレ【上】
1話:出会い
物語は主人公の伊東公洋(いとうきみひろ)28歳が、
友人で役者志望の森尾(もりお)と居酒屋で飲んでいるシーンから始まる。
話題は公洋に2年もカノジョがいないという話です(汗)
公洋は司法書士を目指して現在は『スマイル法務事務所』という司法書士法人で補助者として働いているが、
モラハラ上司にこき使われてストレスがたまる冴えない日常を過ごしていました。
そんな彼を心配して過去の恋愛を引きずってまったく次の恋をみつけようとしない公洋に、
ことあるごとにカノジョを作れと忠告する森尾だった。
ただ・・・
この日は、そんな公洋にちょっとした奇跡の出会いが待っていたのです。
なんと・・・
慣れ親しんだ居酒屋の店長から常連のお客さんでナナちゃんとという明るくて可愛い女性を紹介されるのです。
しかも・・・
いきなりな話の展開で狼狽える公洋を見て、そのナナちゃんという女性はに、
「デートしてみよっか」
と…公洋に対してまんざらでもない言葉を口にして・・・
2話:二人で
行きつけの居酒屋の店長から紹介されたナナと公洋が再び再会したのはあの日から数日後のことでした。
なんと・・・
公洋が勤める『スマイル法務事務所』に森尾とナナが一緒にやってきたのです(汗)
そして・・・
なぜか、公洋の先輩・中本(なかもと)と、事務の峰岸佑子(みねぎしゆうこ)も参加して、
総勢5人で仕事終わりに居酒屋へ行く流れとなったのです。
この飲み会で分かったことは、
なんと・・・
女性としてまったくタイプが異なるナナと佑子が両方とも公洋に気があるという事だった!
さらに・・・
その日 飲み会も終わり、公洋が自宅に帰ったあと、
ナナからメールで、今度は二人で遊ぼうというメッセージを受け取る。
完全にモテキ到来か?
3話:峰岸佑子
公洋と同じ職場で働いている峰岸佑子は、
主に公洋たちの仕事をサポートする役目の女性である。
彼女が時々やらかすうっかりミスのつけは全て公洋に回ってくるが、
所長から責められても公洋が峰岸佑子を責めることはなかった。
恐らくそういう公洋の優しさに峰岸佑子が惹かれたのであろう。
彼女は明らかに公洋に気がある様子だったのです。
しかし・・・
先日から公洋はかなりナナと親密度が増してきている状況なので、
彼としてはいきなりモテキがやってきた状況に戸惑いを隠せないでいた(汗)
そんな時だった。
公洋はこの二人の女性から全く同じ映画を二人で観に行こうと誘いを受けることに・・・
4話:欲しいモノ
「コーヨー君モテモテだね~♪」
電話口から嬉しそうに森尾が公洋をからかってる声が聞こえる。
学生時代からの友人である森尾は、公洋のことを音読みのあだ名で ”コーヨー” と呼ぶ。
森尾は先に映画を観に行く約束をしたナナを優先して、
佑子の誘いは断ると言っている公洋に、どちらとも付き合っているわけではないのだから、
そう几帳面に考えず両方の女生とデートすることを勧めましたた。
森尾のアドバイスを聞いて、
{それもそうか…}
と…その時は納得した様子の公洋でした。
そして後日・・・
まず最初に公洋はナナと映画デートをしました。
ナナとのデートはスゴク楽しく、公洋が彼女から学ぶことも多かった♪
なんでもすぐ諦める癖がある公洋に対し、
真っすぐな眼差しでナナは、
「欲しいモノはちゃんと口に出さなきゃ」
と…爽やかな笑顔で公洋に助言してくれたナナ。
そんな彼女にこの日、公洋は2年ぶりの恋をしました・・・♪
5話:疑惑
ナナに恋をしたことで真面目で融通の利かない公洋は、
佑子との映画デートを断ろうとしていました。
そんな時、職場の先輩・中本から、峰岸と付き合う気がないのなら、
彼女に今までのように優しく接するのはやめた方がイイとアドバイスを受けるのです。
中本はハッキリと、
「峰岸ちゃんには気をつけろ」
と…公洋にいいました。
そして、中本は自分が抱いている祐子への疑惑を一つ一つ説公洋に説明してくれたのです。
中本の話を聞いた公洋は、もし彼の言う疑惑が本当ならば、
峰岸佑子という女性はかなりヤバイ女だと思いました(汗)
その時でした・・・
外出していた佑子が公洋と中本の背後に現れたのです。
「ただいま戻りました」
その後・・・
中本から聞いた彼女への疑惑を胸にしまいつつ、
予定していた佑子との映画デートを断る公洋でしたが・・・
6話:嘘つき
「嘘つき!」
恨めしそうな表情で佑子が公洋に放った一言。
映画を断ってきた公洋に対して、今まで見せたことのない激しい態度で公洋を責め立てる佑子。
やはり中本の言った言葉は的確だったのかもしれない(汗)
そして・・・
そんな公洋の推測が確信に変わったのは、祐子との映画デートを断った翌日でした。
出勤してすぐに所長から呼び出された公洋は、開口一番で解雇を言い渡されたのです(汗)
その理由としては、仕事上で公洋がの大きなミスを犯したからでした。
ただ・・・
そのミスは公洋にまったく覚えのないモノであり、
あとで判ったことだが、そのミスを作り出したのは祐子の仕業だったのです(汗)
しかも・・・
佑子は自分が公洋を窮地に陥れる行動をとりながら、
信じられない言葉を公洋に投げかけてきたのです(汗)
7話:藤沢
映画デートの断り文句で、
「峰岸さんとは同僚だから」という言葉を使ったがために、
佑子の計略で事務所をクビになってしまった公洋。
そんな公洋に祐子は平然と、
「もう同僚じゃないから一緒に映画を観に行きましょう♪」
と…デートに誘ってきたのである。
この時、完全に祐子の異常性に気づいた公洋は、
過去に祐子が不倫をしていた ”藤沢” という佑子の元上司のことを調べ始めることにしました。
すると・・・
佑子と元同僚であり、藤沢という男性の部下だった住吉という女性からとんでもない証言を聞くことに・・・
そう・・・
佑子が公洋に話してきた過去の辛い不倫話は、まったくデタラメだったのです。
ここから恐ろしいほど純愛でミステリーなドロドロの愛憎劇が本当の幕を開けます・・・
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『たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に』の感想
たった一言がきっかけとなって、それが大きな問題に発展してゆく・・・
こういうことって大なり小なり誰もが生きてきた中で一度や二度くらい経験したことがあるでしょう。
しかし・・・
それの一番ヤバイ級のトラブルに巻き込まれたのが、本作の主人公である公洋なのです(汗)
まさかあれほど控えめでおしとやかそうに見えた峰岸さんが、
超ド級のメンヘラ女子だったなんて・・・!
そんなこと…特に恋愛経験が少ない公洋に見抜けるはずもなく(汗)
二人の女性の間でモジモジしてる間にとんでもない落とし穴にハマってしまいました!
それも・・・
絶対に関わってはいけないタイプの峰岸さんみたいな女性に目を付けられるだなんて!
考えただけでもこの先の展開が恐ろしいです(汗)
ただ・・・
今のところ爽やかでとても魅力的に見えている謎の美女・ナナも、
彼女の言動の端々になにか他の一般的な女性が持ち合わせていない特殊な感性が見え隠れしています。
もしかすると彼女も・・・?
そう・・・
どこか頼りなさげで内向的な公洋を好きになったこの二人の女性には、ある種の妖気が漂っています(汗)
特に、公洋のことをハメて、勤めていた法務事務所を解雇にまで追い込んで公洋を手に入れようとした峰岸さん!
彼女はきっとただ者ではないはずなんです。
本来ならば一目散に彼女の前から逃げ出さないといけないはずなのに、
まだ公洋は峰岸さんの中に潜む恐ろしいまでの狂気に気づいていないのだ(汗)
次回のお話ではきっとこの物語は大きなミステリーの渦に入り込みます。
きっと読者に鳥肌ものの驚きと恐怖を与えてくれるのでしょう♪
今回の1巻はまだまだその序章と言った感じですね。
本作に秘められた心が凍りつくほどの純愛ミステリーの幕はまだ開いたばかりなのです。
とりあえず小説版を読んだまるしーとしては、絵柄が苦手なものでなくてよかった!
充分に物語を楽しめるレベルのコミカライズ版でございました♪
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