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くにはちぶ【ネタバレ1巻】人は1年間国民から無視されるとどうなる?

ある日、トツゼン世の中の人全員から無条件に”無視”されたら?

そんなとんでもない法案が日本で施行された!

しかも、その対象者が女子中学生。

著者:各務浩章

『くにはちぶ』

1巻の解説と感想です♪

またまたこの漫画界に巨大な新星が一人、現れたようです~

斬新かつ、不条理極まりない熱いストーリーに、すばらしい可能性をビンビンに感じてます~♪

どういう展開にもっていくのか、すごく楽しみなヒューマン・ストーリーだ!

くにはちぶの見どころ?

この漫画の作者・各務浩章(かかむひろあき)さんは、おそらくこの『くにはちぶ』が初の連載漫画だと思います。

少なくてもサイト主のまるしーは、この作品で初めて各務さんを知りました。

絵も問題なく上手だし、ストーリーにも「おっ!」と期待させてくれる珍しい魅力がある♪

さて…

そのストーリーとは、現代の日本において、時の総理大臣が『無作為選出対象者無視法』という法案を成立させた。

これは簡単に言うと”村八分(むらはちぶ)”を国レベルで実施する法律だ!

 

規則では、1年間、その対象になった人間を国民全員で”無視”するというとんでもない法律なんです。

だから通称 ”国八分(くにはちぶ)”と呼ばれて国民から恐れられている。

 

なんで総理大臣がこんな不条理(ふじょうり)極まりない法律を作ったのかというと、

いじめ被害者の気持ちを加害者にも分からせて他人の心を思いやるためだそうです。

なんと短絡的な・・・

 

しかもこの”くにはちぶ”法案の対象となる年代は中学1年生から高校3年生までのいじめボリュームが一番大きな年代だ。

今回、今まで”くにはち”の対象となっていた女子生徒が自殺したことで、次の”くにはち”対象者がまた無作為に選ばれたんです。

その結果、選出されたのが、今回の主人公となる道端たんぽぽという中学2年生の女の子です。

4人家族の長女として育ったたんぽぽは、親に甘やかされながら何不自由なく育ったごく普通の中学生だ。

 

親友も二人いて、ごくごく今どきな中学校生活をエンジョイしていたリア充な女生徒なのです。

なぜ彼女が選ばれたのかわ無作為なのでまったくわからない。

ある日トツゼン政府の役人たちが学校に現れて、

「学校の予鈴チャイムが鳴り終わったら無視を開始いたします」

と、宣言して、日本国民全員参加による”無視”が始まったのだ。

 

もし、この法律を破ってたんぽぽに声をかけたりしたらすぐにつかまって懲役刑を受けるという厳しい罰則がある。

 

ツッコミどころは満載の設定だけど、”無視法”対象者となったヒロイン・たんぽぽを巡って様々な人間関係が混乱し、崩壊してゆく…

 

その様が、妙にリアルでヒューマニックなのだ。

 

「こんな法律はおかしい!」

たんぽぽの友人や家族は、声にできない叫びをあげるが、できてしまった法律の前ではまったくの無力だ。

 

この漫画の見どころとしては、家族さえもたんぽぽ”無視”するという徹底した法律制限の中、

精神的にも肉体的にもヒロインが追い詰められていくところと、

不条理な法律と、道徳心との間で苦しむたんぽぽの周りにいる人間たちの葛藤ですね。

 

もし、自分の家族が”くにはちぶ”の対象者となったら?

 

声をかけて懲役刑に服するのか?

それとも1年間”無視”を貫くのか?

 

まったくと言っていいほど非現実的なストーリーだけど、これからの展開がどうなってゆくのか?

 

すごくドキドキわくわくする独善的な物語で、まるしーはものすごくこの先を期待しています~♪

 

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くにはちぶ【ネタバレ1巻】人は1年間国民から無視されるとどうなる?

くにはちぶのあらすじ

主人公の中学二年生・道端たんぽぽはこの幸せな毎日がずっと続くと信じていた。

しかし・・・

その平穏だった日常は突如として崩壊した。

 

『無作為選出対象者無視法』…通称“くにはちぶ”と呼ばれている法律の対象者に選ばれてしまったことで、

日本の全国民から1年の間“無視”されることになった・・・

 

それは、大好きだった友達からも、大切な家族からさえも……。

 

精神的にも肉体的にも追い詰められてゆくなか、たんぽぽを無視する人間にも不幸な出来事が続発して・・・

 

戦慄のヒューマンサスペンスの幕が切って落とされた!

無視開始

ある日、主人公の道端たんぽぽは学校でのお昼休みに突然いいわたされる。

 

「無視法の対象者が道端たんぽぽさんに決定しました」

 

政府の役人。(ふみ)という人間が教室に入ってきて宣言したのです。

 

しかも、この予鈴のチャイムが鳴り終わったら”無視”を開始してくれと無茶な支持が出される。

 

テレビでこの法案の存在は知っていたものの、まだまだ現実として理解してなかったクラスの人間は、

無視開始のチャイムが鳴り終わってもふざけてたんぽぽに話しかけた。

 

するとその男子生徒はすぐに拘束されてどこかへ連れ去られてしまったのです。

 

信じられない光景を目の当たりにしたたんぽぽのクラスメイトは逮捕者が出たことでことの現実を理解することになる。

 

この辺は、『バトルロワイヤル』などに代表される漫画の仮想設定のルールがある作品の”あるある”な展開だ。

 

「これは現実なのか?」

と、びっくりさせる見せ場シーンとなるんです。

 

この時、

「アンタのせいで・・・」

と、たんぽぽに恨みごとを言おうとした女生徒も逮捕されてしまうのです。

 

そして…逮捕された人間は、成人だったら禁固刑1年で、未成年は少年院に1年間送られます。

 

だからこの”くにはち”の法律は問答無用の厳しい法案なのです。

 

周りの人間が自分に話しかけたら逮捕されてしまう現実に直面したたんぽぽは、

最初のうちはみんなにいろいろとみんなに話しかけたりするんですが、

それは自分が周りの人間を巻き込んで迷惑をかけているのだと気づきます。

 

たんぽぽの親友だった、あざみしろつめは、たんぽぽに「ごめんね」と書いた手紙を残した。

 

決してやりたくてやっている”無視”ではない。

 

辛いのは意味なく1年間も友人に声をかけられない彼女たちだって・・・

 

たんぽぽは、この絶望的な現実を受け入れるしかない。と、友人たちの手紙を読んで理解したのだが…

家族が悲惨

この”くにはちぶ”の厄介なところはもちろん対象者となったたんぽぽもそうですが、

うっかりたんぽぽに話しかけたら逮捕されてしまう彼女の周りで生活をしている人たちなのだ。

 

ただ、学校のクラスメイトや友人なんかは学校が終わると、たんぽぽとは関わらないのでまだましだが家族はそうはいかない。

 

食事の時も、寝る時もずっと一緒に生活してるわけだからまったく会話なしで生活することはすごく難しい。

 

しかし・・・

この”無視法”はその家族にも否応なく適応され、家にカメラモニターまで設置されて一部始終モニタリングされているんです。

 

”くにはちぶ”を言い渡されて学校から家に帰ってきたたんぽぽを待っていたのは、うつむき、何かに耐え忍んでいる家族の姿だった・・・

 

「えっ!?」

 

食卓にはたんぽぽが大好きなカルボナーラが用意されていたが”無視法”の対象者となったたんぽぽの分はなかった。

 

母親・父親。そして妹のつづみ…

 

家族全員がたんぽぽの顔を見ないように下を向いて何も会話せずに食事している。

 

そんな家族の姿を見て、彼らの立場を頭では理解しているが、たんぽぽの感情はここで爆発する。

 

「わたしの分はないの?」

「ねぇ…ママ…パパ…つづみちゃん…無視…しないで…!」

あまりの悲しみに、つい言ってはいけない言葉を家族に投げかけるたんぽぽ。

 

その時…家族のだれもが涙を流していた。

 

そんな時、家のテレビから”無視法”の対象者となったたんぽぽに関するニュースの放送が流れた。

 

ニュース番組のコメンテーターは

「無視法対象者の自覚不足を嘆かずにはいられない」

と、たんぽぽに話しかけたクラスメイトが3名逮捕されたことでたんぽぽを非難するコメントをしていたのだ。

 

「わたし…?わたしのせい?」

逃れられない絶望的な運命に生きる気力さえなくなっていくたんぽぽだった・・・

 

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くにはちぶの感想

最初にこの『くにはちぶ』を読んだときは、無茶苦茶すぎる設定にちょっと無理を感じてしまったけど、

読み進むうちにだんだん違和感なく楽しんでいる自分がいました。

 

実際こんな”無視法”なんて国が管理できるわけがないんだけど、

そこはもう考えないようにして読むとすごく人間ドラマとして読みごたえがある作品に思えました♪

 

友人との関係、まったく他人との関係、そして愛する家族との関係。

 

それぞれの関係でいろんな複雑な人間関係がドロドロに展開されてゆくんです。

 

たんぽぽを無視することで道義的に苦しむ家族や親友たち、

つい話しかけたら自分が逮捕される危険のあるたんぽぽの存在を疎ましがる者たち。

 

ストーリーが進むにつれ、この”くにはちぶ”の法律が、たんぽぽを巡る人たちの人間関係を少しづつ崩壊させていくんです。

 

不条理な法律が適応されたとき、一体、国民はどうすればいいのか?

 

本来こんなむちゃな法案が制定されるはずはないんだけど、政治に無関心な日本国民への皮肉に感じます。

 

確かに、ワイドショーのニュースやネットのいい加減な書き込みを鵜吞みにして、

右へ左へ簡単に先導されてる私たちには、もしかすると起こりうる未来なのかもしれない。

 

私たちの1票がこの国のかじ取りをする人間を選んでいるんですからね!

「政治ってよくわかんない~♪」

なんて呑気なことをいつまでも言ってると、ホントこんな無茶苦茶な法律ができてしまうかもしれないですよね。

 

なんかこの漫画を読んでいるとすごく自分の政治への無関心さを反省させられた気がしました。

 

なので、最初は

”ありえないでしょ”

と、馬鹿にしながら読んでいたこの漫画に、スゴク大切な『メッセージ』が含まれていることに気づいたんです。

 

だから、この作品を描いた各務さんの才能はホント素晴らしいと思う。

 

この先とても期待したい新人作家さんだ♪

 

ネットで検索しても各務さんの情報はほとんど掲載されてなくて、男性か女性かもわからない。

 

各務浩章(かかむひろあき)だからたぶん、男性設定なんだろうけど、ペンネームだったら関係ないですもんね。

 

一体どんな経歴を持つ作家さんなのか詳しいプロフィールを見てみたいな~

まぁ~とりあえず、1巻の後半でまた新たな展開が見られるようなので、

すごく期待しながら2巻の発売を待ってます~♪

 

>>>『くにはちぶ』2巻の解説と感想はコチラ♪

 

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