あいだにはたち【ネタバレ5巻】玲於奈の想いとミサの答え!

{私は高江くんが好きなんだ}

玲於奈の子供を身ごもったミサが初めて気づいた自分の気持ち・・・

だけど・・・

盗んで…捨てて、

結果…ズタズタに心を引き裂いた挙句、ミサは玲於奈のことを好きになってしまったのだ。

しかし・・・

悲しいかな二人あいだには20もの年齢差が存在するわけで・・・

『あいだにはたち』

5巻の解説と感想です♪

若さゆえの暴走か、純粋で真っすぐな愛情か?

何度も突き放すミサの言葉にも納得しようとしない玲於奈。

大学受験を翌日に控えた大切な日に、玲於奈は自分の人生をかけてミサをひたすら待っていた。

しんしんと雪の降り積もる中で…

20歳差の恋はロマンチックなのか、それともただのファンタジーなのか・・・

5巻の見どころ

ついにミサの居場所を見つけて彼女のもとへ会いに行った玲於奈だったが、

実際、ミサの反応は、とことん冷酷で玲於奈を突き放すような態度だった。

そんなミサの言葉と態度に一旦は心をズタズタにされてしまう玲於奈だったが、

ミサが自分の子供を妊娠しているかもしれない事実を知った時、

彼は、若さゆえの暴走を始める。

翌日に大学受験を控えた人生でもっとも大切な時期を、玲於奈は苦悩と絶望の中、

雪乃降りしきるアスファルトでミサを待ち続けていた・・・

 

ミサの妊娠が発覚し、ぐんぐんと盛り上がってきた『あいだにはたち』ですが、

今回、5巻の見どころは、やはり決して変わらない決意だと思っていたミサの心が玲於奈に揺れ動いてしまうところですね。

『玲於奈の想いとミサの答え!』

ココが重要なポイントです。

 

好感は持っていたもののまったく恋愛対象ではなかった玲於奈のことを、

実はものすごく好きだったことを悟ってしまうミサ。

しかし・・・

20歳も年齢差がある若い玲於奈の前途ある未来を壊すことなどできないと考えるミサ。

常識的なオトナの考えだ。

だけど・・・

そんなミサに対して、若さゆえの無謀な選択をしようとする玲於奈。

ミサのために大学受験まで棒に振る覚悟を見せる玲於奈にミサがとった行動とは・・・?

熱くしびれる年のラブストーリーは、ココからが本番だったようだ・・・


4巻の解説と感想はコチラ♪
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あいだにはたち【ネタバレ5巻】玲於奈の想いとミサの答え!

36話:ごめんね

「あなたにもう関りたくないの」

こっぴどく玲於奈をはねつけたミサだったが、

雪が降り積もる寒空の中、ひたすら自分を待ち続ける玲於奈に罪悪感を覚えるミサ。

そんな彼の真っすぐでひたむきな姿を見て、

ミサとしては絶対に言ってはいけない言葉を玲於奈にかけてしまうのでした。

「ごめんね」

そう言って雪の中でうずくまる玲於奈に自分のマフラーを巻き付けるミサだった・・・

37話:僕の答え

雪の降り積もる中、何時間もミサを待ち続けた玲於奈は、

ミサに連れられて今、ファミリーレストランで温かいコーヒを口にしている。

そして・・・

改めてミサは玲於奈の名前を質問した。

「高江…何くんっていうんだっけ…?」

顔を真っ赤にさせた玲於奈がすぐに答える。

「玲於奈(れおな)って言います」

彼にとっては、ミサにずっと言いたかった自分の本名だった。

すると・・・

改めてミサは玲於奈の名前を呼んで彼に聞いてきた。

「君はどうしたいの?」

ミサは、親子ほど年の離れた自分をココまでしつこく追い回す理由が知りたかった。

そして・・・

玲於奈はミサの質問に答えた。

「僕の答えは簡単です」

「あなたが好き! それだけだ」

ミサの口元がキュッとしまる。

38話:さよなら

玲於奈の純粋な告白にも全く動じないミサは、

「それは…私が妊娠していても?」

と…試すような目つきで冷静に玲於奈の反応を見た。

しかし、玲於奈の想いはそれを聞いても変わらない!

玲於奈は相当の決意をもってミサのもとへやって来たのだ。

その証拠に、明日が大切な大学受験だというのに彼はこんなところでミサに愛の告白をしている。

さすがに驚いたミサは、玲於奈に家に帰ってゆっくり睡眠をとるよう促すのですが、

今のままでは、「さよなら」だと気づいている玲於奈は、一向に帰ろうとしない!

すると・・・

頑なな玲於奈に困ったミサは・・・

39話:大学受験

「また必ず連絡するから」

家に帰ろうとしない玲於奈を説得するためにミサがついたウソ。

玲於奈はやっとミサが言ったその言葉を抱いて家路へと向かった。

玲於奈が家に戻ると両親と兄が玄関まで玲於奈を迎えて大騒ぎの状況となった!

ただ・・・

なんとかミサの説得により、目指していた帝工大の受験を受けることとなった玲於奈。

しかし・・・

当然のことながらミサを待ち続けて何時間も雪のなかにいた彼は体調を崩していた。

すでに高熱を出している。

意識が朦朧とした中で、玲於奈はミサとの幸せな未来を夢見て大学受験へと挑みました。

40話:涙の理由

玲於奈が大学受験に挑んでいる陰で、ミサは獣医の仕事を辞め、

たった一人で妊娠生活に入っていた。

ただ・・・

妊婦という不安定な精神状況からだろうか、

やたら玲於奈のことを思い出してしまうミサ。

もしかしたらお腹の中にいる赤ん坊が父親の存在を求めているのだろうか?

ふいに涙が溢れ出てしまうのだ。

{この涙の理由は何なの?}

玲於奈を想って涙を流す自分の精神状態を分析しようとするミサだったが、

そう・・・

明らかにミサの心は揺れていた。

あの青臭い玲於奈の告白が、ミサのたった一人で子供を出産しようとする決意を鈍らせようとしていたのだ!

自分が流した涙の理由を知って愕然とするミサだった・・・

41話:ひとりぼっち

不正出血がでて流産の危機を感じ取ったミサだったが、

病院で診断を受けたところ、なんとか今のところは大丈夫だと診断を受けたミサ。

体の力が全部ぬけてしまうほど安心したミサだった。

もし、お腹の赤ちゃんにもしものことが会ったら自分は本当にひとりぼっちになってしまう・・・

でもこの時、

以前にもまして玲於奈の存在を求めてしまう彼女がいました。

病院で診察を受けた帰りにふと地下鉄のホームで予備校の宣伝広告を見たミサは、

玲於奈の大学受験の結果が気になり出しました。

{そういえば、合格発表の日っていつなんだろう…?}

42話:遺伝子

日を追うごとに募ってくる玲於奈への想い。

{生まれてくる赤ちゃんが高江くんに似てるよいいな}

気づくとそんなことばかり考えているミサだった。

妊活を始めた当初は、

優秀な遺伝子だったらどんな人の精子でも構わない思っていた彼女だったが、

今となっては玲於奈の精子で本当によかったと思っているミサがいる。

 

一方その頃、

帝工大の合格発表がまじかに迫っていた玲於奈は、

まったくあれから連絡がないミサのことが気になりつつも、

受験合否の結果を待って悶々とした日々を送っていました。

43話:好き

自分でも気づかないうちに帝工大への行き方を調べているミサ。

今日は、合格発表の日だ。

自分は学校に行って玲於奈に会いたいのか?

今さら会ってどうするというのか?

心がザワザワして胸が締め付けられるミサでした。

{一体これは何の症状なの?}

だが・・・

自分自答するミサはすでにその答えを知っていた。

 

{私は高江くんが好きなんだ}

 

彼から精子を盗み、

自分に好意を抱いてくれた彼を捨てて、

ズタズタに心を引き裂いた挙句、20歳も年下の彼を好きになってしまったんだ・・・

初めて自分で自分の気持ちを認めたミサは、玲於奈の合否を確認するために帝工大へ向かった・・・

44話:ミサの理由

{ダメ…}

{来ちゃダメ…!}

大学で玲於奈に見つかったミサは、驚きの表情で駆け寄ってくる彼にそう心の中で叫んでいた。

しかし・・・

ミサのからだはその思いに反して、まったくその場から動かない。

ミサの手を取って人ごみでごったがえす大学から出てゆく玲於奈。

「会いに来てくれたんですね」

嬉しそうに話す玲於奈だったが、つぎに彼は受験に失敗したことをみさに報告する。

なんて言ったらいいか分からないミサは下を向いている。

すると・・・

玲於奈は自分の決意について語り始め、そしてなぜミサは自分の精子を必要としたのか、

根底にあるミサの理由を尋ねた・・・

 

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5巻の感想

玲於奈の行動が青すぎて無謀でまったくお子ちゃまで話になんないんだけど、

女としてはこれほど愛されてる喜びを感じれる言葉や行動はない。

でも・・・

しかし・・・

年の差が20歳もある玲於奈とミサ。

玲於奈が40歳になった時、なんとミサは60歳のおばあちゃんなのだ!

夫ばかりがずっと若くて、妻はどんどんと年をとってよぼよぼになってゆく・・・

オンナとしてこれほど残酷で屈辱的な関係性はないだろう。

ただ・・・

そんな事は百も承知で、最低の悪女を演じてきたミサだったんですが、

子宮はそんなミサのウソを見抜いていたんです。

いくら隠そうとしても心と体は玲於奈という若すぎる男性を求めてしまっている。

だけど・・・

この恋愛は危険すぎる!

サイト主のまるしーは、二人が結ばれても絶対にどこかで破局がやって来ると思っている。

ミサの心変わりはないだろう。

だけど・・・

玲於奈の心変わりはそう遠くない未来にきっとやってくるはずだ!

数カ月前に初体験を終えたばかりの彼は、まさに今ヤリタイ盛りの18歳なのだ。

そんな青年が冷静に愛を語るなんてことができるはずがないと思っているし、

現にずっと玲於奈は性の煩悩に支配されて、勉強もおぼつかず、

その挙句にキッチリと受験にも失敗しているわけで・・・

こんなメンタルの弱い、性欲に溺れるような若者が、生涯に渡ってミサを愛し続けるとは全く想像できない!

だから・・・

今はものすごく辛いだろうけど、ミサにはたった一人で子供を育てて欲しいと個人的には思っている。

とにかく、玲於奈は信用できない。

いつもブレブレだから・・・

 

さぁ~次はいよいよ最終巻だ~!

 

>>>『あいだにはたち』最終巻の解説と感想はコチラ♪

 

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