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一日千秋(漫画)ネタバレ13話|美鈴のいない人生は考えられない!

時間が遡って今回は、淡路 美鈴(あわじ みすず)のお話です。

検査で子宮頸ガンが見つかり、翌日に子宮全摘手術を受ける美鈴のもとへ意外な人物が・・・

それは、美鈴の母親から美鈴の体のことを聞いた夫の洋輔(ようすけ)だった。

美鈴の病気は、実質上ほぼ離婚状態の美鈴と洋輔の夫婦関係に何らかの変化をもたらすのか・・・?


美鈴のいない人生は考えられない!

一日千秋(いちじつせんしゅう)

13話の解説と感想です♪

今回のエピソードは、ついに離婚を決意して子宮摘出の手術を受ける美鈴夫妻の物語です。

主人公を含め、様々な登場人物の生きざまがリンクして描かれているこの『一日千秋』ですが、

今回の淡路夫妻を描いたストーリーは泣けてきます。

結果はある種のハッピーエンドなんだけど、やっぱり切なくて苦しい。

女だったらそれはなおさらのことで、愛する人の子供を産めない女性の気持ちは、

同じような立場の人間にしか分からない苦しみなんだ・・・

13話の見どころ

今回は、淡路夫妻のその後を描いたストーリーですが、

今回13話見どころは、初めて美鈴と夫・洋輔が笑顔で話しているシーンが見れた事かな。

基本的に不妊治療に関する夫婦の口喧嘩で明け暮れていたこの夫婦だったので、

美鈴と洋輔が仲睦まじくしている様子をみると、もともとは深い愛情で結ばれていた夫婦なんだということが分かります。

ただ・・・

これまでは、夫婦にとって大切な赤ちゃんのことで辛いやり取りを重ねてきた淡路夫妻だった。

しかし・・・

美鈴が子宮頸ガンを患い、子宮摘出の手術を受けて二度と子供は産めない体になったことで、再び芽生えたお互いへの愛情。

2人にとって大変大きなものを失ってしまった美鈴と洋輔は、

一体…夫婦としてどんな結論を出すのだろうか・・・?


12話の解説と感想はコチラ♪
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一日千秋(漫画)ネタバレ13話|美鈴のいない人生は考えられない!

夫婦の絆

子宮頸ガンの手術を翌日に控えた日の夜、

トツゼン離婚話がまとまったはずの夫・洋輔が美鈴の病室に現れた。

彼は、美鈴の母親から手術のことを聞いて、取るものもとらず衝動的に美鈴が入院する病院へ飛び込んできたのだ。

{なぜ?こんな大事なことを・・・}

とは思ったが、

離婚話を進めていたような夫婦間の空気で、美鈴がそんな命にかかわるような手術のことを洋輔に報告するはずもなく、

洋輔は、不妊治療を協力させられてるという自分の辛さしか考えていなかった自分を猛省する。

もっと妻の気持ちにちゃんと寄り添っていたら美鈴はたった一人で手術の決断をしなくても済んだのだ。

そして・・・

今さらながら美鈴に面と向かって深く謝罪した洋輔だった・・・

しかし・・・

美鈴からは意外な反応が返ってきた。

彼女から出た言葉は、洋輔が美鈴に言った内容とほぼ同じで、

もう少し私が洋輔の立場に立って行動していたら・・・

と言って、逆に美鈴が洋輔に対して謝罪の言葉を言い始めたのです。

この時、二人の間にはほんの数日前まで流れていた冷たい空気はまったく流れていませんでした。

皮肉なことだが、不妊治療の強制終了となる子宮摘出の手術が、

夫婦の絆を取り戻すきっかけとなったわけです・・・

後半の展開

後半の展開は、手術を受けて無事に生還した美鈴を献身的にサポートする夫・洋輔の行動と、

その後に変わってゆく夫婦の関係性が描かれています。

子宮の全摘手術が無事に成功し、それと同時に子供を身ごもる機能を失った美鈴。

彼女の胸中には、命が助かった安堵の気持ちと、もう子供が産めなくなった悲しみが同時に押し寄せていた。

そんな不安定な精神状態の美鈴を夫の洋輔は、毎日のように病室へやってきてフォローしました。

リハビリに付き添い、常に笑顔で美鈴の話を聞いていた。

それは、数日前までの洋輔とはまったく別人のような態度と行動でした。

今の洋輔は美鈴への愛情があふれていて、

なんとしてもこの先も美鈴と夫婦でいたいという気持ちがその態度からも分かった。

そんな夫の愛情に触れて、美鈴としては申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

{もう自分は、夫に我が子を抱かせてあげられない}

自分には洋輔と一緒にいる資格なんてない!

そう言ってポロポロと涙を流す美鈴に対して、洋輔は優しく、そして真剣に語りかけるのです。

その言葉を聞いた美鈴は、ある決断を導き出します。

ほとんど壊れていた夫婦は一体どんな答えを見つけたのか・・・?

 

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13話の感想

今回の美鈴と洋輔のエピソードは胸に刺さりました。

美鈴の身になって考えると切なくて苦しくて・・・

洋輔とこれからも夫婦でやっていくことになって本当に良かった♪

だからと言って失った子宮は二度と戻ってはこないけど・・・

女にとって、不妊で妊娠しにくいという事と、妊娠することができないという差はとてつもなく大きい。

その部分の心のケアをできれば洋輔に寄り添って欲しいが、

今の洋輔の気持ちなら大丈夫かもしれない。

完全に離婚してしまわない前に二人が本音で話し合えたことと、命が助かったことは、今回の手術で美鈴が唯一得たものだ。

辛い運命を受け入れた先に会ったのが、美鈴にとって納得もできる未来であってほしい。

とにかく、ずっと気になっていた淡路夫妻の大きな問題が一応解決したので、

あとはメインの主人公夫婦・片桐夫妻の再スタートした不妊治療の行方ですね。

淡路夫妻のエピソードの中に時折登場していた片桐夫妻の不妊治療風景でしたが、

夫の祐真(ゆうま)が治療を始めたことで本格的に不妊治療が始まりました。

結果がどう出るのかはわかりませんが、大切なのは夫婦がちゃんと同じ目的で行動するという事だと思う。

そういう意味では、今回、妻の翔子の方にまだ不妊治療再会の迷いがあったみたいだけど、

手術後の美鈴と会話したことで吹っ切れたみたいですね。

片桐夫婦にこの先幸運が訪れますように・・・

 

>>>『一日千秋』14話の解説と感想はコチラ♪

 

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