著者:旭山リサ / rito.
『リンドバーグの救済』
2話の解説と感想です♪
元婚約者・チャールズ王子に対する罵詈雑言を連ねた遺書が大いに世間を騒がせたことで、
王家への不敬罪を問われることになるだろうと予測したミミは再び自裁しようとする。
しかし…
そんな彼女に対してとんでもない提案をしてきたアルフレッド司祭がいた。
「えっ…!?」
アルフレッドからの突然な申し出に大困惑するミミでしたが、
彼には彼なりのミミとそうなりたい切実な事情があったわけです。
さて…
どちらもワケアリな二人は一体このあとどんな結論を導き出したのか…?
「司祭さまなのにちょっと軽薄そうなアルフレッド、はミミにとって本当に信頼できる相手なのでしょうか…?」
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もくじ
リンドバーグの救済【ネタバレ2話・解説】結婚したい切実な事情!
結婚したい切実な事情
自宅療養中だったミミに対してアルフレッド司祭が持ちかけたのは、
ミミを助けたいから自分と”婚約”しないかという急角度からのぶっ飛んだ提案でした…(汗)
まったく意味が分からなくてアルフレッドの言ったセリフが頭の中で何度もリフレインされるミミ。
えっ…!?なんで?
私と…?
意味不明。
ミミはアルフレッドが冗談を言ってるとしか思えなかったので、かなり不快な表情を浮かべながら、
「司祭は結婚できないでしょう?」と呆れた様子で返した。
しかし…
アルフレッドの口からは「宗派によってはできるんだよ」という立派な答えが返ってきました。
えっ…そうなんだ…(汗)
よってミミを救いたいから婚約というアルフレッドの救済意図は正当な提案だとはひとまず納得できたが、
同情で結婚されるのはまっぴらゴメンとアルの提案を突っぱねるミミに対して、
彼は本気でミミを口説き始め、彼女が書いた”遺書”がとにかく傑作だったと絶賛したのです!
司祭なのに…(笑)
だが実際にミミが全国にバラまいたの遺書の文面を呼んだ国民たちの反応は称賛する声も多かったのです。
それほどチャールズ王子の無能っぷりは周知の事実だったわけです。
なのでミミは今のヴェルノーン王国でちょっとしたヒーロー的な扱いになってもいたのだ。
いわゆる時の人!
だが…それだけでアルがミミと婚約したいとする理由になるのはおかしいと懐疑的なミミは、
なにかまだ裏があるでしょう?とアルに詰め寄ると、
ついにアルフレッドはミミと結婚したい切実な事情を話し始めました。
やっぱりあったのかい…(汗)
win×winな関係
「実は前から所帯を持てと言われていて…」
アルがミミと結婚したい理由について語り始めたのはこんな内容だった。
まず…ヴェルノーン国教会では、家族を持つことで信徒の悩みに寄り添えるという古くからの風習があり、
独身のアルにはずっと上司から結婚へのプレッシャーがかかっていた事と、
担当している教会区に住んでいる婚期を逃した町娘たちから常に激しいアプローチを受けていて、
それがちょっとした独身司祭の”強奪合戦”に発展してしまっている厄介な現状があったのです(汗)
しかも…
信じられないことに熱心な町娘から頻繁にアルがプレゼントされるお菓子の中には、
どんな材料で作ったか知れない”惚れ薬”のようなモノが混入されているようで、
明らかにお菓子の匂いではない毒物を連想させる臭気が漂っているのだ(汗)
アルは自分がこのままもし独身の司祭を続けていたら、
いつか町娘たちによるアルの奪い合いに巻き込まれて殺されてしまうと真剣に悩んでいたみたいで、
そのことが切実にミミと結婚したいという理由だったのです。
アルの話を聞き終えたミミは、ようやく彼が自分に求婚してきた理由に納得ができた。
さらに…
二人が結婚することがお互いの利益になると判断したミミは、その場で婚約の提案を快諾したのです。
ミミが司祭のアルと結婚すれば彼女の評判はまたずいぶん変わるだろうし、
司祭は町娘からの激しいアプローチを回避して普通に仕事ができる。
ここにお互いの”win×winな関係”が成立したのです。
二人の思いが合致すると、次はどうやって自分たちがごく自然な形でお互いに惹かれ合い、
結婚に至ったかのシナリオを考え始め、その後ほどなくして二人はまんまとマスコミを上手く巻き込んで、
ドラマチックな結婚劇を見事に成功させて夫婦になりました。
すると…
そんな二人の劇的な結婚の影響をもろに受けたのが、ミミに対して一方的な婚約破棄を突き付けたチャールズ王子でした・・・
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2話の感想や解説
婚期を逃した町娘から結婚相手の対象にされて命の危機にさらされる司祭というポジションが不憫だけどちょっと笑えます。
しかし…
身体に変調をきたしそうな”惚れ薬”を混入されたお菓子が渡されるとか、
実際にアルの身になって考えると恐ろしくて仕事もままならないでしょう!
今のところミミに突然婚約を申し込んだりとかして、
アルはちょっと軽いノリの司祭さまかな~という印象を受けるかもしれませんが、
実はこのお方…本当はすごく頭が切れてハートも勇敢な男性なのです。
彼の素性もアッと驚く身分ですし、とにかくアルから婚約を提案されて承諾したミミはすごくラッキーだったのです。
「それに前世からの浅からぬ縁もありますしね♪」
お互いにwin×winの関係になれるとすぐに判断してアルとの結婚を決めたミミもやはり賢い女性ですし、
ちゃんとした貴族令嬢の躾を受けて上品で慎ましやかな性格でありながら、
肝っ玉はしっかり極太なところが実に魅力的ですね♪
自分のことを町娘からアルを守る”番犬”だと言っちゃうところがミミの面白いところだ(笑)
あと…双方の利益のために手を結ぶのなら納得だとして、アルとの婚約を積極的に受け入れたすぐ後に、
涙ぐんで自分と婚約してくれたことをアルに感謝するミミの様子が、
本来のミミが持っている素の可愛さが滲み出ていて凄く泣けてきた…(汗)
ほんとに可愛くて魅力的なヒロインですよミミちゃんは♪
一方…
ミミのセンセーショナルな遺書の全文が国中に広まって以来、
国民からヤジを飛ばされたり酷い扱いを受けているポンコツ王子のチャールズ君。
彼は現在ミミの遺書が国中の人々の知るところとなり、とんでもない誹謗中傷に晒されています。
確かにそういう被害者的な一面はあるものの、
本当のところは以前から出来の悪いチャールズ王子は国民から不興を買っていたのです!
そう…
チャールズ王子の無能っぷりは、世間ではみな周知の事実だったわけで、
その事実を歯に衣を着せない辛辣な言葉でズバッと批判したミミは、一気に国民のアイドルヒーロー的存在になったのです♪
チャールズとしたら怖いやら腹立たしいやらだろうけど、
彼自体はおバカで臆病者なポンコツ王子さまだから、自分では今の最悪な状況をひっくり返す知能も行動力もない。
そうなると彼が頼れるのは稀代の悪女・ダーシーしかいないわけです。
これでますますチャールズはダーシーへの依存度を深めていくことになる。
ダーシーを無条件で信用したチャールズは、最後にとんでもないしっぺ返しを食らうことになるのですが、
それはまだずっと先のお話であって、これからダーシーはある悪者と手を組んで、
ミミとアルの夫婦にとんでもない攻撃を仕掛けてくることになります!
「ドンドンと物語は面白くなってきますよ~♪」
ただ…
ダーシーたちからの攻撃の前に、ミミとしては片付けなければならない、司祭の妻としての大きな仕事が待っているのです。
それは何か…?
ヒントは町娘たちからの”ボディーガード”です♪
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