「ああ…もう消えてしまいたい!」
悲しくてやりきれない状況の穂積に、救いの手を差しべてくれたのは、
なんの感情も持たないはずの冷たい粘土のような肉体を持ったゾンビだった!
その時、明らかにゾンビ化した佐藤くんは、自分の意志で穂積のことを守ろうとした・・・?

『佐藤くんが死んでから、』
2話の解説と感想です♪
ゾンビ佐藤に投げつけられたサッカーボールを、自らの顔面で受け止めた穂積。
自分でもどうしてここまで、生ける屍である佐藤のことを気にかけているのかはわからない(汗)
でも・・・
確実に穂積は感じていたのだ。
クラスの誰もが転校生の穂積に対して、冷たく居心地の悪い空気をまとっている中、
ゾンビになった佐藤だけが、彼女になんの冷気も放っていないことを!
そしてそれが佐藤本人からにじみ出ている素の感情だということも・・・
1話の解説と感想はコチラです♪
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佐藤くんが死んでから、【ネタバレ2話】穂積を庇うゾンビの佐藤!
あの日、人としての意志や感情を持たないはずの佐藤が、穂積に微笑みかけてくれた気がした。
それ以来、とにかくゾンビ佐藤のことが気になってしょうがない穂積。
たとえ学校に毎日登校してきても、先生から出席されとってもらえない哀れなゾンビの佐藤。
でも…毎日彼は律儀に登校してきた。
恐らくそれは生前の習慣がそうさせているのだろうが、ゾンビという存在にまったく嫌悪感を感じていない穂積は、
どこかまだ佐藤のことを普通の人間としてとらえている部分があったのです。
だから・・・
先生から各生徒のノートを集めろと指示された際も、穂積はついつい佐藤にも声をかけてしまうのです。
当然、授業のノートなんてとっているはずもない佐藤に・・・(汗)
そして・・・
時折り自分の言葉に反応してくれたと思うような行動が見られたと思ったら、
やっぱりなんの感情も持たないただの”屍”な行動とるマイペースな佐藤の行動に振り回されてしまう。
それに…ある時、穂積が佐藤の腕をつかんだことがあるんだけど、
彼の体は粘土のように冷たく、およそ生きている人間のものではないと実感したのです(汗)
この時はさすがの穂積もゾッとする感触を味わった!
でも…だからといって佐藤のことを怖がったり、気持ち悪いという意識は毛頭なく、
ますます”ゾンビ”という奇怪な存在に興味を深めて行ったのです。
本来…ゾンビになった者にこれほど興味を抱いたり、話しかけたりすることがないだけに、
担任の先生も、穂積がゾンビ化した佐藤のことを怖がるどころか、
グイグイと彼に関する情報を取り込もうとする態度にビックリする始末で…(汗)
そりゃそうだろう、
好き好んでゾンビに過分な感情を抱くほうが、常識的にはどうかしてるのだ!
だが・・・
穂積の中では、日を追うごとに佐藤への興味が大きくなってゆくのです。
そして・・・
このあと、まぎれもなく穂積を庇うゾンビ佐藤の行動が明らかとなります(汗)
ああ…もう、消えたい
その不思議な現象は、体育の授業で発生しました(汗)
ゾンビ佐藤は見学です。
この日、授業の初めに先生から「男女分かれてペアを作れ」という地獄の指示が出た(汗)
もちろんクラスではボッちまっしぐらの穂積とペアを組んでくれるクラスメイトはいない!
そんな穂積に対して、相手がいないのなら、どこかのペアに混ぜてもらいなさいという惨すぎる先生からの指示が…(汗)
{げっ!?勘弁してくれよ~}
穂積の心の声がむなしく響く。
しかも…
最悪な状況に立たされた穂積をさらに不幸が襲う!
なんと…
みんなから、遠巻きに穂積がどこのペアに入れてもらうのかを微妙な表情で見られていた時でした。
ふいに穂積が”鼻血”を出してしまったのです(汗)
それは恐らく、昨日、サッカーボールを顔面で受け止めたからだろう!
その後遺症がこんな大事な場面で発生してしまったわけです。
すると・・・
その場はちょっとした騒ぎになってしまいました。
ヤバいヤバい(汗)
当然のことながら鼻血を出してうずくまっている穂積に駆け寄ってくれる生徒なんて一人もいない(汗)
恥ずかしさと悲しさと惨めさの中で、ひたすらその屈辱的な場面に耐える穂積。
{ああ…もう、消えたい}
さすがに心が折れそうになる穂積。
そんな時でした!
今までグランドの隅で授業を見学していたはずの佐藤が、
いつのまにか、うずくまる穂積を庇うように、彼女の前で仁王立ちしていたのです(汗)
もちろん無表情で!
{えっ!?}
その場にいた生徒たちも、穂積本人もそんな佐藤の意外すぎる行動に驚いた!
ゾンビの佐藤が穂積のピンチを救ってくれたのだ。
その後、保健室で治療を受けた穂積は、鼻血が収まるのを待って下校しました。
その際、ちょうど佐藤も下校しているところだったので、
たとえ彼がゾンビであって、なんの感情も持っていないことを知りつつ、
一言、体育の授業でのお礼が言いたくて彼の背中を追いかけました。
{佐藤くん…}
ちょうど彼の背中まであと5メートルという距離まで近づいたときに、
どこからかまだ中身の入ったペットボトルが、佐藤の顔面に投げつけられたのです(汗)
「気味悪いんだよゾンビ!」
またもや彼を攻撃する心無い者の仕業だ!
しかも・・・
今回の犯人は、昨日の子供たちとは違い、大人の声でした(汗)
再び、佐藤が理不尽な嫌がらせを受けたシーンに出くわした穂積は、
そのまま佐藤を放っておくことができず、無意識に佐藤の手を取って、彼の自宅まで一緒についていったのです・・・」
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2話の感想
ありえない設定のなか、ゾンビ化した人間がいる教室で淡々と日常の風景が刻まれてゆく面白さ♪
これもこの作品を読む際の醍醐味のひとつです。
先生が朝の出欠で佐藤の名前をあえて言わないとか、体育の授業では、先生が何も言わなくとも、
佐藤くんがちゃんとグランドの隅で見学してるとか(笑)
ゾンビが普通に人間社会に適合しながら生存しているところがすごく面白いです。
そんな、なにげないシーンの一つ一つが楽しめる要素になっているのが、この作品のいいところです♪
そして・・・
今回の2話では、思わず感動して涙ぐんでしまったシーンがありました!
「もちろんそれは、体育の授業でとった佐藤くんの行動だ!」
一切の意志や感情を持たないはずのゾンビ佐藤くんが、今にも泣き崩れそうになっている穂積を無言で救ったのです!
「このシーンはほんと泣けました!」
というか切なくてやるせない(汗)
話はちょっとずれるが、
なんで穂積は、あそこまでクラスの皆から他人行儀な態度をとられてるんだろう?
さすがに、クラスメイトの女子が鼻血を出してうずくまっているのに、
誰も彼女に駆け寄っていかないのは、ちょっと不自然に思えました(汗)
誰かいるでしょう。
「委員長的なしっかりした女子が!」
あの…遠巻きに穂積を見ている生徒たちの態度に、まるしーはゾッとしました(汗)
このクラスの生徒全員が不幸になればいい!
とか…その瞬間思ってしまった。
「なんて冷たいクラスメイト達なんだ。」
サイト主のまるしーは、どうもこの時の光景がいつまでも頭に残って後味が悪かった(汗)
{もう…消えたい}と、絶望してた穂積の心情が痛いほど理解できます。
まるしーがもし穂積の立場だったら、翌日から確実に引きこもってます(汗)
あんな冷酷なクラスメイトたちがいる学校になんて二度と登校したくない。
「心が冷えるわ!」
すぐに転校したほうがいい。
ただ・・・
ゾンビ佐藤くんの家に穂積がついていったのは、ちょっとやらかしたのかもしれない(笑)
さすがにもうちょっとゾンビなんだから警戒心を持たないと・・・
「無害なんだろうけど…」
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