『虐待サバイバー』
これは親に虐待され続け、それでも何とか生き続けている子供たちのことだそうです。
戦時中でもなく、国を追われた者でもない豊かな飽食の国『日本』で。
ろくに食べ物も与えられない子供たちが存在する。
これは・・・
世の中の大人たち全てが知らなければいけない事実だ!
衝撃の虐待リアル!
破壊される子供たちの闇!
著者:犬木加奈子
『サバイバー~破壊される子供たち~』
この現実は心が痛い!
もくじ
『サバイバー』とは?
『破壊される子供たちの闇!』
ホラー漫画の巨匠が描いた実録ものの虐待ストーリーなのですが、
読んだ感触は完全にホラーです!
目をそむけたくなるようなような虐待シーンはまさにホラーそのものでした。
著者の犬木先生は体調を崩されて、病院通いをされていた時に様々な虐待に関する本を読んだことがきっかけで、
この『サバイバー~破壊される子供たち~』を描くこととなったと、
本作のあとがきで説明されていました。
なので・・・
恐らく実際に起きた虐待事件の文献をベースにイマジネーションを膨らませてできたのがこの漫画だと思います。
ストーリーのあちらこちらに虐待に関する親や子供たちの専門的な解説があるのはそのためでしょう。
主人公で親から酷い虐待を受ける少年・海里(かいり)くんは、
今まで、サイト主の まるしーが読んできた虐待モノのコミックに登場する子供とはかなり違います。
主人公の海里くんは、長きにわたる親の虐待から自分を守るために、
解離性多重人格障害を発症してしまうのですが、そこに至るまでの虐待はあまりにも酷いもので、
本当にこんな残酷なことをする親がこの世に存在するのかと疑ってしまうほどです。
しかし・・・
どこか知らない日本の片隅では、たくさんの子供たちが日々、
『虐待サバイバー』として親の虐待に耐え続けているのです。
それは、毎日のようにTVのワイドショーで報道される子供を虐待して逮捕されている親のニュースでもわかります。
この『サバイバー』とは、まさに今の日本で横行してる子供への虐待の現実を詳細に描いた社会派コミックです。
なので・・・
私たち大人は、目を背けずにちゃんと理解しなければいけない。
もうこれ以上 海里くんのような悲しい少年を作り出さないように・・・
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『サバイバー』ネタバレ
1話:生まれた家
この物語の主人公大杉 海里(おおすぎ かいり)が生まれた家は、
地元の有力者として栄えていた時期もある家柄でした。
今も父親は歯科医院を開業している裕福な家庭です。
なのに・・・
一人息子として生まれた海里は赤ん坊のころから親に虐待されているのです。
その原因は、
赤ちゃんの泣き声に怒り狂う父親のせいです。
母親にも暴力を振るう父親は完全なDV夫で、
生まれたばかりの海里が泣くと、母親ごと家の敷地にある大きな蔵に二人を閉じ込めるのです。
バカな母親は次第に夫からのDVを逃れるために自分も幼い海里に虐待を働くようになる。
生まれてからほとんどの日々を蔵の中で過ごした海里は親からの愛情は一切与えられず、
ただひたすら虐待され続ける日々を過ごしました。
やがて成長した海里は世間で呼ばれている『虐待サバイバー』の少年となり小学校へ通うことに・・・
2話:吐くまで食べる子供
海里が通う小学校の養護教員(保健の先生)は、
学校で行われた健康診断の際に海里を一目見て親の虐待を疑った。
井条 彩子(いじょう あやこ)という養護教員はすごく熱心な先生で、
足の親指が不自然に欠損していて、痩せてオドオドしている海里に様々な質問をした。
すると、明らかに普通の子供には見られない反応を見せる海里を心配するようになる。
あと・・・
海里の他に山田 大地(やまだ だいち)という児童も海里と同じように虐待されている子供がとる行動をとっていました。
すぐさま彩子は新入生の中に二人の虐待されている疑いのある児童がいることを校長先生に報告しますが、
厄介事に巻き込まれたくない校長は彩子の報告を無視します。
すると・・・
案の定、海里と大地は学校でちょっとした騒ぎを起こすことに・・・
二人は学校の給食を他人の分も含め吐くまで食べて嘔吐していたのです。
『吐くまで食べる子供』
目の前にある食べ物を吐くまで食べるという行為は、
虐待されている子供に多く見られる行動でした。
普段ろくに食べ物をあたえられない子供は、今度いつ食べ物をもらえるか分からないので吐くまで食べてしまうのです。
そんなトラブルが起こったすぐ後に、学校へ福祉事務所の職員がやってきます。
住民から虐待されている子供がいる通報があったとして・・・
3話:扉の中の海里
虐待の通報があったことで校長は手のひら返しで、海里と大地の問題を彩子に押し付けました。
学校では相変わらず奇行を繰り返す海里と大地。
そのたびに養護教員の彩子は二人を全力でフォローしていましたが、
学校でのフォローだけでは限界を感じたため、
海里と大地の家に家庭訪問をおこなって、親との話し合いを決意した彩子。
すると大地の家庭では、酒におぼれた母親が逆ギレで彩子に牙を向けてきた。
そして、大地も必死でそんな母親を庇い、典型的な虐待を受けているこどもの反応を示す。
この時点で、大地に虐待を働いている犯人が分かりました。
次に彩子は海里の家を家庭訪問しましたが、留守で親には会えず、
近所の人に大杉家のことを聞くにとどまりました。
しかし・・・
この時の彩子の行動がのちに彼女の人生を大きく変えるきっかけとなってしまうのです。
ちょうどその頃、海里は解離性多重人格障害を発症して、
彼の中には様々な人格が存在して海里を乗っ取る兆候がでてきていたのです。
海里は自ら作り出した人格にたびたびどこかへ閉じ込められるようになる。
だけど・・・
『扉の中の海里』はそのことに何も抵抗できないでいた。
そして・・・
親の虐待や、都合の悪い事態が発生するとその扉が開いてまた引っ張り出されるのです。
そう・・・
辛い現実を受け止めるのはいつも決まってオリジナルの海里でした・・・
4話:虐待児の恐れ
彩子の家庭訪問は海里の父親を激怒させました。
海里は父親から健康な歯を麻酔なしで抜かれるという酷い拷問を受け、
海里の父親から学校にクレームがあったことで、彩子は校長から辞職を強要されてしまう事態に!
学校はあくまでも虐待の事実を隠蔽しようとしている。
彩子は学校から排除されました。
彩子は海里と大地に
「いつか必ず助けるから」
「だからそれまで」
「生き残るのよ!」
と…真剣なまなざしで熱く語った。
その数日後、彩子は学校から去ってゆきました。
そして・・・
彩子の後任でやってきた保険教員は、彩子とはまったく違う意識の女性教員でした。
海里はそんな養護教員の姿を見て絶望を感じる。
『虐待児の恐れ』それは、自分を理解してくれる大人がいなくなることだ・・・
海里の絶望的な不安とともにこの1巻は幕引きとなる。
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『サバイバー』の感想
思わず吐き気をもよおすほど惨たらしい虐待の数々でした。
恐らくこれは実際にあった事例をもとに描かれたエピソードなんでしょう。
虐待される子供はその苦しさから逃れるために自分の中で別人格を作る。
自己防衛本能のなせるわざだ。
なんと悲しい順応性だろう!
しかも・・・
『虐待サバイバー』というこの悲しすぎる名称。
親の虐待から耐え続けている子供を世間ではこう呼んでいるのです。
ある意味言葉のハラスメントだ!
まるしーは、初めて聞いた言葉だけど、この漫画を読んでから改めてこの言葉を聞くと無性に腹が立ってしまいます。
こんな残酷な言葉が出来上がる前になんでもっと子供を救う組織ができなかったのか?
この国の行政は何をしているのか?
立法府は?
『親は子供を虐待する。』
子供を愛さない親はこの世にたくさんいる。
それはこれまでに起こった虐待事件の数々が立派に証明しているではないですか?
なのに・・・
それでも国はまだ子供を救う強い法律を作ろうとはしない!
逃げているのだ。
責任を取ることを!
国のしかるべき立場の人間が見て見ぬふりをしている今も、
『虐待サバイバー』と呼ばれる不幸な子供たちは親のひどい虐待に耐え続けているのだ。
彼らにとって自分を救ってくれる法律はまさに命の保証となる。
だから…
一日も早く勇気ある政治家が現れることを願います。
恐らくあらゆる分野の団体や個人から、虐待から子供を守る法律の制定を求める声が上がっているだろうから・・・
毒親はたくさんいる。
これはまぎれもない事実だ!
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