いい弁護士を選ぶ時のコツとは?
”運” である!
そして、裁判は ”博打” 。
そう・・・
著者:二星星(にぼしほし)
『ダメ彼を訴えます!! ~殴られたので裁判しました~』
経験者が語る日本の裁判と警察の実態が泣けてくる!
『ダメ彼を訴えます!!』の見どころ
この『ダメ彼を訴えます!! ~殴られたので裁判しました~』は、
結婚を前提に同棲していた彼氏から暴力を受けて民事裁判を起こし、
最後は納得のいく和解を手に入れた女性のリアルな体験記を綴った作品です。
そして、『リアルだからこそのモヤモヤ感!』がこの物語における最大の見どころとなります。
すごく良かったし、日本の裁判制度の仕組みや、警察という組織との付き合い方などの勉強になりました♪
この作品は、もっともっといろんな人が読んだ方がいい!
男性も女性も、大人も子供も。
我々が暮らす平和な先進国『日本』では、あまりにも降りかかる犯罪や事故に対して無防備な人が多すぎる。
だから、それらのピンチに際してちゃんと対応できる大人が少ないのです。
裏を返せばそれほど平和で安全な国だという事なのかもしれませんが、
実際、命を奪われるというような凶悪な犯罪は少なくとも、
日常で発生する細かな争いごとは警察が処理できないくらい多いのです。
その事は、ベテラン主婦のサイト主・まるしーがこれまで生きてきた経験上よく分かっていることです。
交通事故・人身事故・電車の痴漢・ご近所トラブル・親族間の争いごとなど、
新聞やテレビのニュースになるほどの事件ではありませんが、
自分の中ではすごく大事件なできごとをたくさん体験してきました。
そんな時、いつも感じていたのは、行政の理不尽なルールだったり、
警察への不信感と頼りにならない絶望感でした!
なので今回この作品を読んで、今まで感じてきたモヤモヤ感が一気に解消された気がしたんです。
そう・・・
われわれ日本人は、各犯罪行為への対応に対してあまりにも無知で消極的だという事だ。
『矛を収める』
という言葉がこの国にはあるが、
「警察に通報するまでもない」だとか、「裁判するほどのことでもない」という世間と自分のなかのおかしな常識基準が、
ここまで事なかれ主義の日本人を作ってしまったのかもしれません。
怒るときにはちゃんと怒る!
この漫画にはそんな大切で当たり前な著者のメッセージが込められています。
あと・・・
良い弁護士の選択は ”運” であり、裁判は ”博打” だという業界の常識。
これがすごく腑に落ちたし心にしみました。
まさにその通りだと思う。
だからこそ我々は、日頃からもっと日本のルールに触れ、理解をしておかなければならない。
犯罪が起これば警察。
病気になったら病院。
裁判は弁護士。
お任せするのではなくて、これらの機関を使って自分が問題を解決するんだという意識。
頭では解っていてもまったく実践できていない まるしーにはすごく勉強になった一冊でした♪
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ダメ彼を訴えます!!【ネタバレ全話】リアルだからこそのモヤモヤ感!
始めに、
始めに、
『ダメ彼を訴えます』の主人公は、結婚を前提に年下の彼と同棲生活をしていた二星星(にぼしほし)というOLさんです。
星さんはこの漫画の著者でもあります。
彼女は、マザコンでギャンブル好きな恋人からケンカの末に、顔を殴られて鼻の骨を折るという被害を受け、
結果、彼氏側に損害賠償訴訟を起こすことになるんですが、
この漫画には、実際に著者であり主人公でもある女性が経験したリアルな体験記が綴られています。
警察という組織のリアルな実態や、一般の人たちにはドラマや映画の中でしか知らない裁判という制度の本質など、
この漫画を読むと、普段はまったくなじみがない行政機関のリアルな実態に驚くばかりのエピソードが綴られています。
エッセイ風に描かれた内容は、全9章のエピソードで構成されており、
事件発生から、主人公が自分なりの答えを出すことができた最終回まで、
専門的な言葉や制度の解説を挟みながらそこにユーモアも交えて、
ことこまかく分かりやすい物語で描かれています♪
さて・・・
それではこれから、第1章からラストの第9章までを簡単なダイジェストで紹介してゆきたいと思います~♪
第1章:事件発生
主人公・二星星(にぼしほし)さんと会社の後輩・栗田 敦(くりた あつし)が、出会って恋に落ち、
付き合いはじめてから同棲し、
やがて、あまりにも不誠実でお金にだらしない恋人から暴力を受けて警察沙汰になるまでのエピソードが描かれています。
『事件発生』というわけです。
第2章:裁判までのハードル
主人公の星が恋人から暴力を受けた事件で、最初に警察への初期対応を間違えたために悔しい思いをする。
鼻の骨を折るほど殴りつけた恋人・敦はまったく反省する様子もなく、謝罪すらない。
そんな態度にはらわたが煮えくり返った星は、
地元で弁護士の秘書をやっている中学時代の里美(さとみ)先輩にいろいろと事件について相談することにしました。
その結果、改めて警察に事件の被害届を出すことにした星でしたが・・・
そしてそのことが、後に起こすこととなる民事裁判までのハードルということになります。
第3章:弁護士との出会い
星が被害届を提出して1年後、やっとこさ敦は起訴されて、罰金20万円の刑罰が下ったが、
その結果は星が納得のいくものではなかった。
そこで、星はまた里美先輩に相談して、今度は民事裁判を起こして損害賠償を請求することを考えるが、
それをするために重要なってくるのが弁護士との出会いだった。
里美先輩から教えてもらった『法テラス』という機関を使って弁護士を探す星だが・・・
第4章:証拠集め
法テラスで河村弁護士という強い味方を得た星は、
今回受けた傷害事件のせいで婚約破棄となったという理由の損害賠償訴訟を起こすことになりました。
裁判を起こすにはぜんぜん証拠が少なかったのですが、
星は、母親にも協力を求め、敦の不実を証明する証拠集めに四苦八苦する・・・。
第5章:口頭弁論
実家に住む母親にも協力してもらってなんとか敦との間で交わされた婚約を証明する証拠を探し出した星は、
今まで味わったことのない緊張の中、第一回目となる口頭弁論の場へと足を運ぶとことなりました。
そう・・・
いよいよ星の損害賠償の裁判がスタートしたのです。
第6章:和解協議
今回、星が起こした損害賠償訴訟は、金額のことだけを考えると、
とても満足な結果が得られる種類の裁判ではありませんでした。
たとえ裁判に勝ったとしても、被告から勝ち取った賠償金の額より、
裁判にかかったコストの方が高くついてしまうという悲しい現実があります。
そこで・・・
ことを大きくしたくない被告人が持ち出してくる作戦は、和解協議です。
原告人の足元を見て、裁判で言い渡される賠償額より多めの和解金の額を提示して和解に持ち込もうとしてくる被告側。
しかし・・・
お金よりも相手方をギャフンと言わせることが目的の星は、
そんな和解協議には全く応じるつもりはありませんでした。
第7章:尋問
被告側から出た和解協議の提案を拒否した星を待っていたのが、
裁判で被告側と原告側が出席して行われる ”尋問” です。
星の母親にも証人として出席してもらって、ついに最終決戦へと挑む星でした。
この尋問シーンが本作最大の見どころとなりシーンです!
なので詳しいことは書きません。
第8章:和解成立
裁判では、星の言い分がかなり認められることになり、
裁判官からは、星側に当初の賠償額より上積みされた金額での和解案が提案されました。
河村弁護士のアドバイスをもとにここが潮時と判断した星は、
裁判官の提示した金額で和解を承認することを決断するのです。
これで・・・
ついに和解成立です。
長かった星の闘いは、ほとんど星の勝利で決着がつきました♪
第9章:そして未来へ・・・
DV彼氏・敦を訴えて勝利した判決の日から2か月後のある日、
和やかな表情で誰かと会話してる星がいました。
電話の相手は、今回の裁判ですごくお世話になった里美 先輩です。
今回の暴行事件を通じて様々な困難や理不尽な境遇に立たされた星でしたが、
諦めることなく闘ったおかげで今の笑顔がある。
彼女の人生、これからまだまだ困難なことにぶちあたるかもしれないけれど、
一歩一歩また最初から、幸せな日々を作ってゆく毎日が大切なんだ。
そして未来へ・・・
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『ダメ彼を訴えます!!』の感想
この『ダメ彼を訴えます!!』の著者・二星星さんは、漫画家を目指して漫画家になったわけではないのです。
この漫画の中で描かれている暴行事件がきっかけで漫画家になったらしいのです。
そのようなことを本作のあとがき部分で詳しく語られています。
なので・・・
漫画家さんとしてはめずらしいタイプの先生ですよね♪
そして・・・
改めて、本作の感想ですが…
全体的にストーリーは軽いタッチで描かれてはいますが、中身はすごくリアルで生々しく、
勧善懲悪な内容なのに、どこかスカッとしないリアルな後味>が残る内容でした。
これは決して作品をけなしているわけではなく、リアルな実体験だからこそのモヤモヤ感なんです。
とくに暴行事件直後の警察と星さんのやり取りには日本の警察機構の矛盾点がもろに露呈していましたね。
日本人ならこういう警察の現実は絶対に知っておくべきだ。
だって・・・
いざ、自分が被害者になった時に困るのは自分自身なのだから!
そして、サイト主のまるしーがこの作品を読んで一番勉強になったことは、
このネタバレ記事の冒頭でも書きましたが、
いい弁護士との出会いは ”運” だという事と、裁判は ”博打” だという事でした。
今まで生きてきた中て感じていたモワッとした違和感が一気に解消された気持ちです。
そうですよね、良い弁護士の見つけ方にマニュアルなんてあるわけないですよね!
さらに・・・
裁判で必ず正しい結果が出るなんてことはありえないですよね。
それが人間社会です。
完ぺきなものなんて何一つないんです。
人間がやることだから!
だからこそ自分自身がしっかり生きていかなければいけないのです。
警察も医者も、弁護士も裁判官も、決して自分に非がないからといって味方になってくれるわけではないのです。
だって・・・
自分に非がない知っているのは自分だけだから!
そのことを証明しないとだれもそんなこと判らない。
当たり前のことだ。
痛いところをちゃんと伝えないと医者に患者の診断ができないのと同じだ。
日頃の証拠収集活動と、正確なものごとの伝え方の練習。
万が一の時、その習慣こそが自分のピンチを救う強力な武器となるのです!
今回、この漫画を読んでそのことが身に染みて刺さりました♪
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テレビCMでもおなじみのRenta!さんは、
サイト主のまるしーもよく利用させてもらっているサイトさんで、
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