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ジェノサイダー【ネタバレ4巻】最終回の結末に驚愕のひとコマ!

鉄男の復讐は終わった・・・

全てが終わった後、

最後に残ったものは空しさか達成感か?

今世紀もっとも切ない復讐劇!

ジェノサイダー

4巻の解説と感想です♪

ついにを迎えた!

最終回の最後のひとコマに驚愕の結末が待っていました!

娘をレイプした挙げ句に大火傷まで負わせた

犯人の男たちに復讐するため、

悪魔に魂をささげた男・愛原鉄男の復讐劇がいよいよこの4巻で結末を迎えました!

 

やっぱり気になるのが、

『鉄男とナツミが最終回でどうなったか?』

という事ですよね。

 

どうやら大人気のコミックだっただけに、今回の結末には

色んな賛否両論の意見が飛び交っているようです。

 

良い評価をした人も、不満の声を上げる人も、同じ読者として

結局はこの『ジェノサイダー』を愛していたという事なんでしょう。

 

そんな思い入れを強くもったファンが多い本作の最終回を読んだ

このサイトの管理人・まるし―の感想は・・・?

「・・・!」

ネタバレの後でお伝えしますね♪

それでは、前回のおさらいから最終回の結末まで一気に紹介してゆきます~

前回までのおさらい

「私はケイタと一緒に死ぬ!」

と言うナツミにウソをついて自分と一緒に逃げるよう仕向けたアツシは、

彼女を連れて都内のラブホテルに逃げ込んだ。

しかし・・・

執拗な鉄男の追跡の前に、あっけなく二人の潜伏先は見つかってしまい、

アツシの仲間を装ってやって来た鉄男にラブホテルの部屋を襲撃されてしまう。

二人は絶体絶命のピンチに…!

さぁ…どうするアツシ!

と…いう緊迫した状況で3巻は終了していました。

 

一方、鉄男に最後のターゲットとされているケイタは、

小西への上納金が払えず、結局、小西の自宅から拳銃を盗み出し、小西を殺してしまおうと画策するのです。

それぞれの事情で動き出した狂気の宴は、今はまだその爆発を待っている状態で、

鉄男・ナツミ・ケイタのとって決着の時が刻一刻と近づいていて

最後の結末はもうすぐそこまで迫って来ている・・・


 

3巻の解説と感想はコチラ♪
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ジェノサイダー【ネタバレ4巻】最終回の結末に驚愕のひとコマ!

失敗

小西に追いつめられたケイタは、一か八か小西の部屋から盗み出した拳銃で、

小西を殺してしまおうと考え、彼がいる場所にやってきました。

しかし・・・

いざ、小西を前にすると、

震える手で構えた拳銃の弾丸は何発撃っても小西には当たらず、

結果、怒り狂う小西の前から逃走してしまったのです。

よって、小西殺害計画は完全に失敗!

この一件で、彼は、鉄男からも小西からも命を狙われる存在になってしまいました!

ケイタはまさに絶体絶命の状態です。

鉄男とナツミ

アツシにケイタを連れて来いと命令し、ナツミの実家に身を隠している鉄男とナツミは、

二人っきりの空感であの日以来はじめて会話をしました。

 

最初は、鉄男からナツミへの尋問から始まります。

「佐敷野夏美 お前はケイタの仲間なのか?」

そう問いかける鉄男に、

当初、彼女は

「今更そんな事どうでもいい!」

「あなたに言う事は何もない!」

と投げやりな態度を見せていたが、

利香のレイプ事件や、ケイタに脅迫されて鉄男がナツミに体の関係を求めた経緯を聞いて、

初めて、鉄男がこんな姿になってしまった原因を理解したナツミ。

すると…

「全ては私が元凶なんだね…」

と、ナツミは絶望の声を上げ、自分を早く殺してくれと鉄男に懇願したのです。

その言葉にとうなずき、

ゆっくりとした手つきで、ナツミの首に両手を回した鉄男。

すると・・・

今まさに自分の首を絞めようとしてる鉄男に向かって、

ナツミは言葉をかける。

「憎い人を殺しても楽になんかならない」

「私は人を殺した事があるから分かるの…」

 

突然ナツミの口から飛び出した衝撃発言に、

彼女の首にかけていた鉄男の両手の動きが止まった・・・

ナツミの過去

この章でついに、ナツミの過去、

そしてケイタとの関係が明らかになりました。

ナツミは高校時代、鉄男の娘・愛原利香とは親友の関係だったのです。

 

ただ、親友と同時に勉強ではライバル関係で、

いくら勉強を頑張っても成績が勝てなかった相手でもあったのです。

ずっと、利香に対して劣等感を感じていたナツミ。

そして、彼女の母親2番の成績を取る彼女を許しませんでした。

やさしい言葉で、日々、ナツミを追いつめていく母親。

そんな、追いつめられたナツミをどん底に落としたのが当時の担任教師だった!

中年男性の教師は、一番になれないで悩むナツミに、

テストの答案を教える代わりに体の関係を迫ってきたのです。

母親からのプレッシャーに押し潰されそうになっていたナツミは、

つい、その悪魔の誘いに乗ってしまう・・・

 

一旦関係を持ってしまった悪徳教師がナツミを手放すはずもなく、

日を追うごとに彼女は担任教師の性奴隷のような存在になってゆく・・・

そんな辛い立場のナツミを救ったのが、当時、偶然街で知り合いになったケイタだったのです。

彼は、ナツミから担任教師との関係を相談されると、すぐさまその教師にナツミの報復をしました!

しかし・・・

ケイタが教師から予想外の反撃を受けて、逆に、教師から殺されそうになってしまう・・・

 

その光景を見たナツミは、ケイタが教師を殺さないようにと、予め預かっていた彼のナイフで教師の背中を自ら突いて、

刺し殺してしまうのです。

その後・・・

二人で山の奥深くに教師の死体を埋め、

ナツミはケイタとの絆を深めるために肩に般若のタトゥーを入れたのです・・・

 

これがナツミが背負った許されない十字架だったという訳です。

鉄男は黙ってナツミの話を聞いていた・・・

結末に向かって…

ナツミの告白を聞いて手が止まった鉄男は、

ナツミを殺すのをやめた。

{彼女は利香を苦しめた人間ではない}

そう判断したんです。

ここから、最終回に向かって物語はクライマックスに差し掛かります。

なんとかケイタと連絡をとったアツシは、

ケイタを連れて、ナツミが囚われている彼女の実家に向かいます。

そして・・・

ケイタと鉄男が最初で最後の闘いを繰り広げることに・・・

この争いの果てに4人の中の一人は完全に死んでしまいます。

 

それは、ケイタなのか鉄男なのか?

あるいは鉄男をかばってナツミが・・・?

それとも意外なところでアツシだけとか・・・

 

ただ・・・
復讐劇が終わったあと、最終回で発せられるある人物の言葉、

その最後のひとコマで、

ゾッと背筋が凍ってしまうんです。

それは、もしかすると彼らのドラマはまだ完結していないかも・・・

とでも想像させるくらい意味深な最期だったのです。

 

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4巻の感想

最終回まで読破しました~♪

始めにまるし―の感想としては~?

ナツミの感情なんかでよく分からない部分が結構あったけど、

利香のレイプから始まった一連の復讐劇はやっぱりグイグイと物語に惹きつけられ、

どんどんハマって結局最後まで読んでしまった!

という感じです♪

 

もう少し細かく言うと、ストーリーの展開と盛り上げ方なんかは凄くよかったんですが、

やっぱり最後の結末の落とし所かな~

読者に色々と想像させる終わり方としては悪くはないんですが・・・

ちょっとまるし―にとっては消化不良で終わった感じでしょうか!

当然のことながら、作家さんそれぞれの考え方があるのでなんとも言えませんが・・・

まぁでも

この『ジェノサイダー』結末の収め方をお酒の肴にしてなんやかんや楽しく会話できそうで、

ちょっと色んな人の意見も聞いてみたい最終回だったかもです。

 

あと、まるし―が気になったのは、

あの強烈なキャラで意味深な言葉を連発していた毛越刑事の存在です。

なんか最後の方は普通の刑事さんになってましたし、

あの豪快なキャラ設定は一体何だったのか・・・?

なんか見せ場が一回もなかったような…

 

そして・・・

やっぱり腑に落ちないのがナツミが堕ちてゆくきっかけというかその原因

一番になれないから?

母親のプレッシャー?

教師にテスト問題を教えてもらいためにしたあのこととか・・・

なんでそこまで悩んでいたのか彼女の心の中がもう一つよく分からないのです。

誰かナツミの心が分かる誰かに解説して欲しい~

ただ・・・

最後のひとコマのあのシーンはなんだかゾワッとしてよかったと思う♪

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