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妊娠したら死にたくなった【ネタバレ16話】身体拘束は人の心を壊す!

「看護師さーん!」「看護師さーん!」「看護師さーん!」

病棟に響き渡る千夏の叫び声。

しかし・・・

もはや身体拘束された患者にまで堕ちた彼女のSOSに対して、

すぐに反応してくれる看護師など存在しない・・・

『妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~

16話の解説と感想です♪

S総合病院に運び込まれてすぐに千夏が施された処置は”身体拘束”だった!

それは、手足・胴体を固定して自由な行動を制限することで、患者の命と安全を守る処置とされているものです。

だけど・・・

一日中ベットの上で拘束されている患者は、自由に体を動かせない恐怖といら立ちからすぐに人の心を失ってしまう!

そして・・・

いくら叫んでも看護師は病室にはやってこない。

ここは・・・

{本当に病院なのか?}

16話の見どころ

千夏がS総合病院に出戻ってくる前に重病人の病室から聞こえてきた異常な叫び声。

「殺してくれー」

と…一日中叫んでいた ”殺してオバサン” と呼ばれていた患者さん。

まさに今、千夏はそんな心の壊れた患者さんの一人になったのです。

なぜ・・・

あの病棟の患者さんはみんなそんなことになってしまうのか?

それはやはり身体拘束という社会にも医療にも見放された患者に施される処置が原因なんだろう。

食事のとき以外は常に手足と胴体をベットに拘束されている状況なら、

恐らく誰もが今の千夏のように一日中誰かにSOSを叫び続ける衝動に駆られてしまうのかもしれない。

さて、

16話の見どころは、身体拘束された千夏がまるで洗礼を受けるがのごとく心を壊してゆくその様です!

千夏の行動や言動を見て、人の精神とはこういうメカニズムで壊れてゆくのだという事がよくわかる内容でした。

そして・・・

サイト主のまるしーが思ったことは、精神病院とは入院する患者も、

その患者たち支える病院スタッフも地獄なんだな~ということだ・・・。


15話の解説と感想はコチラ♪
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妊娠したら死にたくなった【ネタバレ16話】身体拘束は人の心を壊す!

16話:身体拘束

千夏が出戻ってきた『S総合病院』でまず彼女が最初に受けた治療行為は”身体拘束”である。

手足と胴体の3点をベットで固定することによって体の自由を拘束する。

それが身体拘束だ。

通常これは患者の命と安全を守るためだと言われているが、

本当の目的は病院スタッフのメンタルを守るためにあるのかもしれない。

この病棟には身体拘束された患者が数人いるが、その誰もが一日中看護師に何らかのSOSを発信している状態なのです。

今回、千夏もそんな患者の仲間入りを果たした形となったが、

実際、千夏を通して身体拘束された患者の1日を見てみると、

一日中、その患者たちが看護師のことを呼び続けている理由が理解できるようになる。

ベットの上でまったく身動きできない時間がほぼ丸一日で、拘束を解かれるのは食事のときの数分だけだ。

あとはずっと拘束されたまんまで、患者は仰向けのまま寝返りさえうつことができない。

これでは・・・

身体の不自由さという苦痛もありますが、動けないという恐怖といら立ちで、

まず精神が壊れても仕方ない。

千夏もまた身体拘束という処置で体よりも心を…

そして、自尊心を深く傷つけられていったのです・・・

来ない看護師

呼べど叫べどまったく病室に来ない看護師。

すると、千夏は不安になってくる。

{もしかして聞こえてないんだろうか?}

もっと大きな声で看護師を呼ぶ。

来ない看護師。

患者なのにほったらかしにされる感覚は惨め以外の何でもない。

{私はここにいます。}

{今、非常に困ってます。}

なのに・・・

なぜ看護師たちは病室に来てはくれないのだろう・・・?

千夏にとってこの環境はまさに拷問部屋そのものだった。

社会にも医療にも見放された重度の精神病患者たちは、こうやってこの世から葬られてゆくのだろうか?

壊れゆく精神の片隅で、ふとそんな絶望的な思いに駆られた千夏でした・・・

裏切り

地獄のような毎日を過ごす千夏が、この病院に帰って来て一つだけよかったことがあった。

それは・・・

身体拘束により無理やりベットに縛り付けられたことで一週間ぶりにまともな睡眠がとれたことだった。

数時間の睡眠がとれたことで、千夏の精神状態も少し落ち着いてきた。

だから・・・

千夏の症状改善の第一歩は、良質の睡眠をたくさんとることと言っても過言ではない。

それが今日は出来た。

だけどその日、千夏にとって大変ショッキングな事件が起こってしまう。

それは、千夏が朝食をとるために拘束具をはずされ時のことでした。

千夏に食事を運んできてくれた若い看護師・箕岡(みのおか)さんに、

自分が装着されている拘束具のフォルムが怖いからタオルか何かで目隠しをして欲しいとお願いしたのです。

すると、その箕岡という看護師は、

「責任者に確認してみます」

と…快く応じてくれたのです。

この時は、千夏に対応してくれた箕岡という看護師の柔らかな対応に感激した様子でしたが、

この後・・・

その箕岡に千夏はひどい裏切りを受けることになるのです・・・

 

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16話の感想

確かに『身体拘束』という処置の破壊力はかなりすごそうです。

ベットの上でずっと仰向けの状態で固定され、寝返りも打てないとか・・・

ちょっと考えられない。

まずは床ずれになりますよね。

しかも・・・

ストーリーの中で千夏が言っていたのは、腕の拘束具の締め付けが原因で血液が圧迫され、全身がむくんでいると言ってました。

これって・・・

「ホントに治療行為として許される範囲なのでしょうか?」

「患者の命を守るためにはしょうがない事なのでしょうか?」

医療関係の知識が乏しいまるしーにはちょっとよくわからない。

しかし・・・

リアルな医療現場ってこんな感じなんだろうな~という雰囲気はすごく伝わってきました。

実際…まるしー自身が心に重い疾患を患った経験がないので、

主人公の千夏がどうして自分の子供を気持ち悪いと思うようになったのか?

「なぜ不安になるのか?」

「体の震えが止まらないのか?」

「眠れないのか?」

自分の身に置き換えて色々と想像しようとしてもなかなか実感できない。

なので・・・

今回、こうして著者の橘ちなつさんが、実際に自分が経験してきたリアルな闘病記を、

その正確な絵とセリフで丁寧に表現してくれているのはすごくありがたいことだと思います。

難解な医学書からは学び取れない精神疾患患者の苦悩や苦しみ、

さらに、その過酷な治療現場のエピソードなんかは、ご自身がまさに経験したことばかりなので、

ちょっとしたセリフや行動にすごく説得力やリアリティーが溢れているんです。

なのでまるしーは思います。

この『妊娠したら死にたくなった』というコミックは、きっと世の中の心を患ってしまった患者さんやその家族の人たち、

そんな方々の気持ちに寄り添えるありがたい作品だと・・・。

千夏・・・

ファイトォ~!

 

>>>『妊娠したら死にたくなった』17話の解説と感想はコチラ♪

 

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