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妊娠したら死にたくなった【ネタバレ21話】あれほど嫌だった閉鎖病棟での毎日が!

いつもの顔ぶれ、

いつもの看護師さん。

どうしてこうも気持ちが落ちるくんだろう・・・?

『妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~

21話の解説と感想です♪

家族の全面協力をうけて翼の ”お食い初め” をするために病院から一時帰宅した千夏だったが・・・

21話の見どころ

再入院した頃は全身に拘束具をつけられて、もはや廃人状態だった千夏でしたが、

1カ月ほど経った今では一般病棟で他の入院患者たちと冗談を言い合えるくらいに回復していました。

そんな千夏の状態を見て千夏の夫・涼太が医師との相談の上、

翼の ”お食い初め” のための外泊許可を申請しました。

「これはある種の荒療治です。」

と…言った千夏の信頼する看護師・高坂さんの後押しもあり、

まだ翼を自分の子供として愛せない千夏と触れ合う機会を与えてもらうことになったのです。

そして・・・

数週間ぶりにあった息子の翼の感触にまだ違和感を覚える千夏でしたが・・・

さて…

 

今回紹介する21話の見どころは、いつのまにか千夏の中で過ごしやすい空間となっていた閉鎖病棟での生活と、

彼女を元気にする患者仲間たちと看護師との触れ合いです。

あんなに拒絶していた病院が…

再び入院するくらいなら死んでしまおうとさえ思っていた病院が…

今となっては千夏にとってかけがえのないオアシスとなっていたのです。

しかし・・・

再び普通の生活を取り戻すために、千夏はそのオアシスをまた戦場にかえる決心をしたのです。

まだまだ千夏の過酷で長い闘病記はつづく・・・


20話の解説と感想はコチラ♪
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妊娠したら死にたくなった【ネタバレ21話】あれほど嫌だった閉鎖病棟での毎日が!

あれほど嫌だった閉鎖病棟での毎日が…

なんとか無事に翼の”お食い初め”を終えた千夏だったが、

いまだに我が子への愛情は取り戻せないままでした。

しかも・・・

今回は特別に2日間の外泊を許されて実家でゆっくりするはずの千夏でしたが、

どこか自分に落ち着きがなく、あれほど嫌だった閉鎖病棟での毎日が恋しくなっていることに気づく千夏だった。

いつしか千夏の心が落ち着く場所は家族と過ごす実家よりも、

顔見知りの入院患者や看護師さんのいる病院になっていたのです。

そんな自分自身の心の変化に我ながら驚く千夏でしたが、

これから少しでも遠ざかってしまった翼との距離を縮めてゆくために、

今後、毎週末を外泊の日と決めて、自他ともに「もう大丈夫」と思える日が来るまで退院はしないと、

家族の前で宣言したのです。

今までとはうって変わってしっかりとした千夏の意見を聞いて、

涼太と実家の家族は安心したように大きくうなづいた。

これはかなりの進歩に思えた。

千夏の挑戦

二日間の外泊を終えて閉鎖病棟に戻ってきた千夏は、

相変わらずなにも変わっていない顔ぶれにホッと安心する。

そして・・・

改めて千夏はこの閉鎖病棟が心のより所となっていることを確信するのです♪

再入院からここまで目覚ましい回復ぶりを見せていた千夏ですが、

さらに…

ここへ来てもっと踏み込んだ形の治療を積極的に受けてゆくことを決意し、

医師と相談のもと、今まで飲んでいた薬の量を75gから100gまで増やしたのです。

それは千夏の挑戦だった。

すると…

その途端でした。

以前のように吐き気や息苦しさに襲われることはないが、

言いようのない頭部への違和感に苦しむ千夏がいました。

頭がビリビリして脳の形が変わるくらいシビれる感覚が千夏を苦しめます(汗)

薬の量を増やしてから約1カ月。

主治医の先生は、そのうち慣れてくるはずだと言ってくれたが、

いまだに違和感はとれていない。

次の週末で千夏は翼たちとお宮参りへ行く予定である。

なんとかそれまでにはこの違和感が治まっていることを願いつつ症状と闘う千夏だったが・・・

 

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21話の感想

治療の段階で薬を増やすという意味がよく分かりませんでした(汗)

体の震えや足のバタつきがなくなったように見える千夏の症状だったんですが、

どこに処方する薬を増やす理由があるんだろう・・・?

普通の病気は症状の改善と共に薬の量が減っていくという認識でいたんですが、

千夏のような患者はそうではないという事なんでしょうね(汗)

改めて千夏が闘っている病気の難しさが分かったような気がする。

ただ・・・

物語の中で千夏自身も言ってましたが、彼女の夫・涼太とその両親は本当に立派だと思う!

立派というか…

とてつもなく優しい心を持った人たちだと感動しちゃいました♪

あの親にしてこの子ありという事なのかもしれませんが、

涼太のもつ千夏への深い愛情にはほんと頭が下がる。

もし・・・

サイト主のまるしーの旦那であるけいぞーさんが千夏みたいな状態になったら、

果たしてまるしーは涼太のようにけいぞーさんを支えることができただろうか?

この物語は、著者の橘ちなつさんが自らの闘病記を綴った掛け値なしの実話なんです!

ということは、涼太という素晴らしい旦那さんは確実に存在しているわけで、

千夏に今までかけてきた全ての愛情いっぱいの言葉も実話だ。

これほど命がけで妻の病気と闘ってくれる旦那さんがいたからこそ千夏は病気を克服できたのです。

それは間違いない。

本人だけの力ではここまで重い症状の病気から立ち直るのは至難の技だと思う。

家でいつまでも待っていてくれる家族があってこそ辛い闘病に耐えられるのだ。

まだまったく先が見えない状況だけど、千夏には闘病の先にしっかりとした居場所が確保されている。

これほど彼女にとってありがたい薬はないはずです。

乗り越えろ…千夏。

 

>>>『妊娠したら死にたくなった』22話の解説と感想はコチラ♪

 

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