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美醜の大地【ネタバレ58話】私が始めたことだもの!

綿貫がほとんど無傷で帰って来た!

むざむざと敵に捕まったうえに拷問すら受けていない綿貫を怪しむ深見。

しかし…ハナはそんな綿貫をまったく疑う事はなかった!

「それは一体なぜか?」

『美醜の大地』

58話の解説と感想です♪

綿貫が無事に戻ってきたことで肩の荷が下りた五十嵐。

今回ばかりは自分が迂闊だったと反省した五十嵐でしたが、

全くと言っていいほどハナは五十嵐を責めることもなく、

あわやハナの復讐計画さえ台無しにしてしまう綿貫の凡ミスにも言及することはなかった。

その理由は…事の発端は全て自分にあると考えているからだ。

「私が始めたことだもの…」

ハナのセリフに並々ならぬ覚悟を見せつけられた3人の男たちでした・・・


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美醜の大地【ネタバレ58話】私が始めたことだもの!

「私が始めたことだもの!」

敵の本丸に潜入してそのまま行方不明となった綿貫を心配した五十嵐は、

自分が綿貫を危険な目に遭わせた責任を取ろうと、絢子がいる屋敷に繋がる例のけもの道を歩いていた。

すると…

目の前にボストンバックを肩にかけたハナが五十嵐を待っていました。

どうやら綿貫の捜索に行こうとする五十嵐に同行するつもりのようだ。

理由は、綿貫が全てを絢子たちに打ち明けてしまう事で復讐ができなくなることを防ぐためだ。

さすがの五十嵐も自分の迂闊な判断で、ドジな綿貫を敵地に送り込んだことを後悔し、

この時はハナに申し訳ない気持ちを抱いていた。

しかし…そんな五十嵐のことを一切責めることなく、

「私が始めたことだもの!」

と…全ての発端の原因は自分だとして、前を歩くハナの背中に並々ならぬ覚悟を見た五十嵐でした。

でもその時です。

なんと…

二人の前にほぼ無傷な状態の綿貫がひょっこりと姿を現したのです。

あれから彼は無事に敵のアジトから脱出できたようです。

ハナの揺るぎない覚悟

一方、清二郎はせっかく捕まえた綿貫を高嶋津家の執事・青木が逃がしてしまったことに憤慨していた。

しかも…

そのことで清二郎が絢子にクレームを伝えても、

彼女は青木がやった事ならそれが正しいのだろうと納得する始末である。

絢子のためを思ってやったことなのに、それを無下にされたようで納得のいかない様子の清二郎は、

必ずしも自分は絢子から全幅の信頼を得ているわけではないことを今回の件で思い知るのです。

さらに…

別の場所でも非常に怒りを露わにするもう一人の人物がいた。

深見である。

よもやこれまで慎重に事を進めてきた絢子への復讐計画をぶち壊しかねない失態を演じた綿貫に、

深見は強い憤りを露わにして怒りをぶつけました。

加えて、敵に拘束されたにも拘らず、なぜか無傷で戻って来た綿貫にスパイ疑惑をも抱いているようだ。

ただ…

深見から何を言われも反論できない綿貫は、黙ってその責めを受け入れていた。

しかし…

そんな仲間割れ状態の最悪な空気を一発で収拾してことを治めたのはやはりハナでした。

さきほど五十嵐と共に綿貫の捜索に出ようとしていたハナが持っていたあのボストンバック。

中にはたくさんのダイナマイトが入っていたのです!

そう…彼女はあの時点で自分もろとも絢子と自爆しようと考えていたのだ。

「全て自分が始めたことだから…」

誰のことも責めようとしないハナの答えはそこにあったのだ。

3人の男は改めてハナの揺るぎない覚悟を前にして言葉を失った・・・

 

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58話の感想

これぞリーダーというハナのブレない覚悟と潔い言葉には痺れましたね。

どんなに自分が悪くても”責任”を取ろうとしないリーダーが多い世の中で、

ハナほど自分の責任と目的を果たそうとする人物は珍しい。

あれを言われちゃあさすがに回りの人間は何も言えませんね。

しかも…

今回でこれまでハナにイチモツ抱いていた五十嵐の気持ちもかなり変わった事でしょう。

なので…

ここへ来てハナ陣営の結束力はかなり強固なものになってきました。

さらにそこへドクター内田や菊乃さんと鶴田が加わるわけですから、

「ハナにとってはこれほど心強い仲間はいません。」

一方、そんなハナ軍団を迎え撃つ絢子陣営ですが、

今のところ清二郎が一人で息巻いているという感じで、あまりしっくりいってない様子ですね(汗)

ただ…

今回は絢子と執事の青木さんとの深い信頼関係を見せられてちょっと感動しちゃいました。

「青木さん…カッコイイ♪」

例え絢子の婚約者であろうと、あくまでも絢子のためだけを考えて行動する青木さん。

自分のやるべきことが明確で、それを全うするためなら命をも投げ出しそうな強い責任感。

「感服です。」

こういう素晴らしい執事に支えられてる絢子は幸せ者だ。

しかも…

絢子はそんな青木さんのことをちゃんと信頼し理解していて、

清二郎から詳しい事情も聞かず、ましてや青木さんになんの説明を求めることなく、

あっさりと、

「青木がそうしたならそれが正しいのよ」

と…婚約者である清二郎に言い切ってしまうあの感じ。

今回は特にそんな二人の関係性に痺れましたね~♪

とにかく、この58話では、二人の女性のセリフや行動に痺れまくりでした!

あと…

今回の解説では書いていませんでしたけど、ハナの隠れ家に向かっている内田ドクター御一行様ですが、

加也に居所がバレていてめちゃくちゃピンチな状況ですよ(汗)

頼みの鶴田があんな状態でホントに大丈夫なんだろうか?

次回…たぶん菊乃さんに危険が迫りそうだ!

「気を付けて!」

 

>>>『美醜の大地』59話の解説と感想はコチラ♪

 

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