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白紙の上でさようなら【ネタバレ5話】わたしの居場所はココしかない!

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著者:天井フィナンシェ

『白紙の上でさようなら

5話の解説と感想です♪

ずっと自分の居場所を探し求めていた恵がやっとたどり着いた最初から分かりきっていたはずのフィールド。

結局のところ恵には漫画を描くことでしか幸せを見いだせないのです。

雲水先生の助言や編集者・武井から熱のこもった意見を聞くことでようやく錆び付いた心のドアを開放した恵ですが、

15年ぶりに開いたドアの向こうに待っていたのは想像した以上に彼女の進路を塞ぐ大きな障害物だった。

恵の心の奥深くまで植え付けられたトラウマと対峙するには相当な覚悟が必要だ。

果たしてもう一度漫画を描きたいと思えた恵にその機会はやってくるのか…?

「一見すると修復したかに見える恵と環の関係がちょっと気になるところだ(汗)」


4話の解説と感想はコチラです♪
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白紙の上でさようなら【ネタバレ5話】わたしの居場所はココしかない!

飲み会では酔っぱらって恵に毒づいた編集者の武井でしたが、雲水先生から恵に対してとやかく言う前に、

恵が描いた作品をちゃんと読んでから意見を言いいなさいとたしなめられてしぶしぶその場は引き下がった。

どこにいても無自覚に問題の種になってしまう性分の恵ですが、

今夜もまだ口喧嘩をしてギクシャクした状態のまま顔を合わせていない環が家で待っているのです。

それを考えると憂鬱な気持ちになる恵でしたが、

なんと…環が予想外の行動に出て恵に寄り添ってきたこともあり、

そこから二人の関係はすんなりと元の状態に戻ったのです。

結婚への焦りから恵にキツく当たったことを反省した環は素直に恵へ謝罪し、

そんな環の態度で恵は彼に抱いていた母親と同じような恐怖心を少し払しょくしました。

完全にとまではいかないが・・・

それから後日、

恵が過去に漫画賞を受賞した作品を読んだ武井がスタジオ雲水にやって来ました。

彼は恵の前に立つや否や深く腰を折って頭を下げてきたのです(汗)

わたしの居場所はココしかない!

「大変失礼な発言をして申し訳ございませんでした!」

開口一番に武井は恵にそう言って謝罪したのです。

なぜか?

それは彼が恵の作品を読んで大いに感動したからだ。

「圧倒的に面白かったです!」

興奮した様子で武井は恵の描いた作品を絶賛したのです。

さらにそこから彼は、恵のような漫画家の担当をしたくて編集の仕事に就いたとまで言い切りました。

この男もかなり熱い情熱を持った編集マンなのだ。

彼が恵に伝えた思いはある意味で告白のようなもんだ。

恵の隣で話を聞いていた雲水先生も武井のその興奮っぷりには驚いた様子です。

ここまで彼が恵の作品に魅了されてしまうとは・・・

やがてそんな武井の熱の入った言葉や雲水先生からの優しい助言を聞いているうちに、

恵の漫画への情熱が沸々と湧き上がってくるのです。

{やっぱりわたしの居場所はココしかない!}

その場合の”ココ”とはもちろん自分が漫画家として活動するフィールドだ。

思い返してみればこれまでずっと”描きたい”という気持ちが心の奥底でくすぶっていたのです。

15年間もの長きにわたってその思いに蓋をし続けて来たけれど、

恵がついにその封印を解く瞬間がやって来たのです・・・


 

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5話の感想

やっと解決しそうな恵が思い悩んでいた「私の居場所」問題なんですけど、

その場所にたどり着くまでにはかなりの困難を乗り越える必要がありそうですね。

しかも…実家へアプローチしたタイミングが最悪なんです(汗)

次の6話ではまた母親にメンタルを削られまくった恵の姿を見ることになるのだろうか?

サイト主のまるしーとしては一日も早く恵があの作品の続きを描いている姿を見たいのですが・・・

「もう少し時間がかかるのかな~?」

あと…

すごく気になるのが一応の決着がついたように見える恵と環の関係性ですね。

結婚を急ごうと焦る環と今のままでは結婚したくない恵との攻防。

今回は環が折れた形でおざなりな関係修復に落ち着いたけれど、

結果…本質的な部分は何も突っ込んで話し合ってはいないわけです。

今後…もし恵が実家との問題にケリをつけて本格的に漫画家として活動し始めたとしたら、

ますます恵は環と結婚する気持ちが薄れてゆくことになるのではないでしょうか?

「きっとそうなると思う。」

ただ…

そもそも恵にずっと漫画を描くことを勧めていた張本人は環なのです。

なので恵が本気で漫画家として活動することを始めたとしてもそれを阻むことは理不尽極まりないわけで、

環としては今さら漫画家にならないでくれとは言えないでしょう。

恐らく環は漫画家という仕事の大変さを何も知らずに恵みのことを焚きつけていたんだろうな~

実際のところ恵のような天才漫画家が本気で作品に取り組んだら、

ごく一般的な環が思い描いている夫婦生活なんて遅れるはずがないのです。

逆にそんな才能が溢れる恵に主婦の仕事をさせることの方が間違っている。

もし…本気で環が漫画家に復帰した恵との結婚を望むのならば、

彼が仕事をやめて恵のマネージャーを買って出る気持ちでないと結婚生活はうまくいかないと思う。

ゼロから物語を創り出して締め切りに追われる漫画家の日常は、

環のサラリーマン仕事とは大変さがまったく異なります。

基本的に連載を持っている漫画家さんの仕事は常に締め切りに追われている日常だ。

結婚生活の片手間でできる代物ではありません。

「たぶんこの二人には悲しい結末が待っているだろうな」

それは環が悪いというわけではなく彼の性格的に漫画家となった恵との結婚生活は難しいということです。

環が自分に自信を持っている男性だからこそ圧倒的な才能を持つ恵を目の当たりにした時、

恵へのコンプレックスが悪い方に爆発してDV夫とかに変貌しそうだ。

これまでの環を見てきてそういう要素はかなりあると思うのです。

これは厄介だ。

考えてみると恵にはまだ解決しなければいけない問題が山積みだな(汗)

「とりあえず一歩づつだよ…恵ちゃん!」

 

>>>『白紙の上でさようなら 』6話の解説と感想はコチラ♪

 

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