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葬偽人【ネタバレ14話】福太に対する劣等感や羨ましさ!

『葬偽人』

14話の解説と感想です♪

清世が危害を加えようとしている望月の家がどこか分からない。

これは非常にまずい状況だ!

焦る葬偽人たちをよそに清世が望月の自宅に天誅を与えてゆくのです。

すると…葬偽人メンバーたちより一足先に清世を発見した依頼人の福太が、

清世にもうこれ以上罪を重ねさせたくないと必死で説得を試みます。

だけど……

すでに世直し断罪モードに頭のスイッチが切り替わっている清世に福太の言葉は届かない。

さらに絶望する福太の身にさらなる悲劇が起こって・・・

「なんだかんだ言って清世さんの世直し攻撃は実に理性的で悪質性が少ないと思うのだが・・・」


13話の解説と感想はコチラです♪
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葬偽人【ネタバレ14話】福太に対する劣等感や羨ましさ!

落書き

お局パートの望月が住んでいる家の情報収集が間違っていたために、

望月の家に向かっていた清世の姿を見失ってしまうツカサとスズメ。

えっ…!?ココじゃなかったの?

焦りまくる二人。

このままでは清世が取り返しのつかない犯行に及ぶかもしれない!

そんな中、ツカサと携帯で通話して彼らがいる場所に向かっていた福太が清世を偶然発見します。

なんと…

清世はゴミ屋敷と化した望月の家のゴミの山全体にスプレー缶で”落書き”をしていたのです。

想像してたよりかなり平和的な天誅だ。

それでも慌てて清世の犯行を止めさせようと説得を始める福太でしたが、

もはや誰の言葉も耳に入らない様子の清世は落書きの手を止めません。

その時です。

酷い状態のゴミの山で足をとられた福太が崩れ落ちてきたゴミの下敷きになってしまったのです!

福太に対する劣等感や羨ましさ

実は清世の犯行のせいで福太が事故に遭って命を落とすという当初の計画だったのですが、

予期せぬアクシデントで本当に福太がケガを負ってしまったのです。

この偶然起こった産物によってより福太の死に信憑性が出ました。

そして…

ここから先はいつものパターンで事が進んでゆきます。

事故が起きた夜の翌日、福太が亡くなったことを知った清世は、

偽葬儀やって来て自分のせいで福太が死んだんだと号泣して膝から崩れ落ちます。

彼女の中で後悔の波が激しく押し寄せている。

ここからが本番だ。

エイコウに促された清世は福太のいる棺桶に向かって自分の思いを語り始める。

徐々に感情が高まってきた清世は福太に対する劣等感や羨ましさがあったことを告白します。

そんな清世の一人語りを棺桶の中で聞いていた福太はもう限界だった。

{清世ちゃん…}

次の瞬間…福太は号泣した状態で生き返った・・・

 

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14話の感想

今回のケースは本当に福太がケガを負うハメになって、彼が亡くなったというウソ設定の信憑性がすごく高くなってしまいました。

なので…清世さんが受けた精神的ショックは計り知れないほど大きかったと思います。

そもそも清世さんを今の理不尽で無慈悲な環境から救い出そうと始めた計画なのに、

いつのまにか普段の清世さんが職場の連中や質の悪い客たちから受けている精神的苦痛よりも、

もっと破壊力が大きい精神的なショックを彼女に与えてしまったのではないでしょうか?

あれは普通に考えてトラウマになるレベルのショック療法です。

「本当にこれで良かったのだろうか?」

結果的にあの望月というパートのおばちゃんはちゃんと断罪されたように思えなかったし、

ゴミ屋敷で起きた事故で望月が負わなければならない罪なんて恐らく大したことはないでしょう。

それよりも清世さんにずっと嫌がらせしていた行為に対する重い罰を背負わせて欲しい。

このまま清世さんが偽の葬儀で自分の行動を反省したり後悔させられるのはどこか不憫に思います。

職場で受けてきた犯罪行為についてなんの法的な解決を見ずに終わってしまうのでしょうか?

「彼女はちっとも救われていない!」

福太としては恋心を抱いている清世さんの犯罪行為を止められたからそれで良いのかもしれないけれど、

結果的に清世さんの抱えている問題は何一つ解決していないのではないだろうか?

福太が清世さんにプロポーズしてすぐに結婚という運びになるならまだ別ですが、

そもそも清世さんがまだとてもそんな気持ちになんてなれないでしょう。

ずっと福太に対する劣等感や妬み嫉みを抱えながら過ごしてきた清世さんなんです。

いくら努力しても報われない日々に嘆き苦しんだ末に彼女の今があるわけで、

どうか福太にはそんな清世さんの絶望的な気持ちを深く汲み取ってあげて欲しい。

同情ではなく強い愛情と情熱で清世さんの荒み切った心を再生させてあげるのです。

今の彼女にそれができるのは君だけなのだから・・・

 

>>>『葬偽人』15話の解説と感想はコチラ♪

 

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