著者：今井大輔
『恋と地獄 』
11話の解説と感想です♪
店員と客として5年ぶりに再会したナオと元カレ・タケル。
ナオにとってはショックな情報のオンパレードだった（汗）
タケルには綺麗な奥さんとカワイイ娘さんがいるわ、
散々いいように弄ばれた憎むべき相手なはずなのに心が騒めくわで、
ケイと付き合い出してから上書きできたと思っていたタケルへの感情が、
まだまだ自分の中にハッキリと存在していたことを思い知るのだ！
何それ…？
ヤメて…
｛今さら私に優しくなんてしないで！｝
毒だらけの元カレとの再会で動揺が止まらないナオの心に恋の種火がついた？
「ヤバい！これはかなり危険だ。」
「たぶんナオはこのままだとまたタケルのオモチャにされてしまいそうだ…（汗）」
10話の解説と感想はコチラ♪
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恋と地獄【ネタバレ11話】元カレの声と匂いでナオの全身に毒が回る！
まだオレのこと好きなの？
5年ぶりに再会した元カレ・タケルには綺麗な奥さんと幼い娘さんがいた。
散々自分のことを弄んであっさり捨てたあとに、
自分はちゃっかりと絵に書いたような幸せ家族を築いていたのだ。
タケルを接客して気づかれなかったことに若干の苛立ちはあったものの、
完全に忘れた方がいい危険な元カレなのでホッと胸を撫でおろしていた矢先に、
なんと…
ナオの仕事終わりに再びタケルがナオの前に現れたのです！
そして、彼はあの頃とまったく同じ雰囲気と話し方でナオに言った。
「まだオレのこと好きなの？」
やはりタケルは接客された際にはナオだと気づいていたんだ。
しかも…
ナオの酷く動揺した様子を見て、付き合っていた当時と変わらないナオがそこにいたのだろう。
感情がほとんど現れないタケルの話し方と表情。
昔のままだ。
かつて好きで好きでしょうがなかった元カレがまた目の前にいる。
本来なら恨みごとの一つでも言ってやりたいくらいに酷い元カレなはずだけど、
まるで昔のイジメっ子に再会したかのごとく、ナオの心と体は委縮してしまう（汗）
今でも自分の事が好きかと聞かれてナオが答えられたのは、
自分には今カレシがいるという事だけだった。
なんてことはない、
5年経った今でもこっぴどく捨てられた元カレのことがまったく忘れられてないナオがいるのです。
さらにナオの心を騒めかせたのは、タケルがあの時の雰囲気を保ちつつ、
ナオに優しく語りかけてきたことだった。
｛なにそれ…？｝
今さら優しくなんてならないで最低な男のままでいてよ！
元カレの声と匂いでナオの全身に毒が回る！
ああ…ダメだ。
元カレの声と匂いでナオの全身に毒が回る！
今はケイというカレシがいて幸せだといったナオの言葉に、
どこかホッとした表情を見せたタケルに動揺しまくるナオがいた。
安心してやがる。
なんだかモヤモヤする。
早く帰ろう！
一刻も早くケイちゃんに会いたい。
ザワザワする気持ちを打ち消すためにしっかりとケイに抱きしめられたい。
全身に流れた元カレの毒を払拭して欲しい！
ナオは走って自宅に帰ると、今カレ・ケイの背中に飛びついた。
優しくて穏やかで絶対に理不尽な要求をナオにしてこないケイくん。
今の私が一番幸せなんだ。
だけど…
彼のナオに対する優しさや気遣いがことごとく的外れなことに、
どうしようもない焦燥感を覚えてしまうナオもいるのです（汗）
感覚の不一致なのだろうか？
いや…
それは恐らくケイがナオという人間をちゃんと理解せずに、
独りよがりな優しさと気遣いを押し付けてくるからだ。
そう…
本当の意味でケイはナオのことをちゃんと見ようとしていないんだ（汗）
うわべだけの優しさと愛情？
でも…タケルは違う。
散々ナオに酷いことをして残酷に捨てた男だったけど、
今でもナオの好みや性格をしっかりと熟知していた。
でも…
ケイのことを悪く思うなんてバチがあたるほどナオに良くしてくれてる現実がある。
贅沢なんて言ってられない。
｛ケイちゃんとなら幸せになれる。｝
私の幸せはケイちゃんだ。
自分に必死でそう言い聞かそうとするほどタケルの存在が頭にチラつく。
そんな時である。
ナオの前に再びあの男が現れたのです（汗）
あの声と匂いを持って・・・
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11話の感想
別れてから5年ぶりの再会。
まぁ～5年くらいではまだまだタケルのすべてを忘れることなんてできないでしょう。
なんたって23歳のナオは恋に堕ちていたのですから。
好きで好きでしょうがなくて、何を言われても何をされても全て服従してきた最愛の相手です。
当時はハメ撮りの生配信までさせれても拒否することができなかったわけです（汗）
もはやタケルの性奴隷みたいなもんだ。
もし今カレのケイくんがそんなことをしようものならナオは発狂してるだろう。
タケルは確かにナオにとって”猛毒のようなカレシ”だった。
間違いなくナオはタケルの毒が全身に回った中毒患者だ。
これはちょっとやそっとの時間経過では完治しない。
タケルと再会して会話した時のナオは、23歳の頃のナオそのものでした。
彼女はきっとそう遠くない時期にまたタケルから蹂躙される（汗）
だって…
「ナオの方こそ深層心理でそれを望んでいるから！」
本当にタケルみたいなある種の毒を持った男性は世の中にたくさん存在する。
リアルな世界でナオと同じような経験をした女性をサイト主のまるしーは知っている。
まるしーの友人は学生時代に付き合って別れたカレシとの関係がなかなか断ち切れなかった！
新しいカレシができてからも、結婚して子供が生まれてからも、
その元カレとの関係性が続いていたのです。
その友人曰く、
元カレの声と匂いと耳たぶの触り方が、彼女を一瞬で学生時代の頃に戻すようです。
浮気されたり暴力を受けたり貢がされたりの散々な目に遭ってきた元カレなのに、
その元カレから「ノンちゃん♪」と声をかけられて耳たぶに触れられたら一瞬で全身に毒が回るらしい。
結局…
40代の前半までたまに元カレから呼び出されてはフラフラ会いにいっていた友人は、
その元カレが大病を患ったことをきっかけに離れられた。
もし…
その元カレが病気になっていなかったら、
いつまで会い続けていたか分からないと自分でも言ってました。
ナオとタケルの関係はその友人と元カレにすごく似ている。
物語の中でタケルの声と匂いに反応してるナオがいましたが、
まさにまるしーの友人が制御不能になってしまう要件まったくと同じでした。
「これにはすごく驚いた！」
まるしーの友人の場合はもう一つ最大の元カレ技があって、
「耳たぶの触り方だ。」
付き合っている時にずっとことあるごとに元カレから耳たぶを触られていた友人は、
それをされるとほぼ学生時代の自分に逆戻りするらしいです。
特に気持ちがいいわけでも性的に感じるわけでもないらしいですが、
元カレの指の感触が耳に伝わった瞬間に全身へ毒が回るらしい…（汗）
これはある意味でナオより重症ですね。
さて…
話を本作に戻しますが、
ケイくんとナオの関係が非常にまずいですね（汗）
タケルと再会して心が揺れている最悪のタイミングでケイくんからのプロポーズ…？
「ナオはどうするんだろう？」
これまで数パターンに渡ってこの『恋の地獄』を見てきた感触では、
恐らくこのあとナオはタケルに抱かれるのでしょう。
その後タケルとの関係がケイくんにバレてナオは地獄堕ち。
たぶんそんな結末が待っているような気がするが、
まるしーの友人の事もあって、ナオの気持ちが分らなくはない心境だ。
ほんと…
恋っていうのは厄介な代物だ（汗）
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