著者：乙嶋かさね /羽是
『身代わり聖女は猛毒皇帝と最高のつがいを目指します！』
4話の解説と感想です♪
かなり嫌な予感がする！
ディナス王国の王太子とその婚約者であるヒナがイグナガルド帝国へやって来た。
表向きは公式な結婚祝いの使者として来訪するみたいなのですが、
本当のところはヒナが獣人に嫁いだルイの悲惨な生活を見て優越感に浸りたいだけだろう（汗）
妹がそういう性格だと十分に理解しているルイは、だからこそ不安だったのです。
もし…
ルイがイグナガルド帝国での暮らしに少しでも満足していようものなら、
ヒナの性格を考えると必ずルイの幸せをぶち壊そうとしてくるはずだ。
しかも…
皇帝アリスタルフは人間の姿になった時はメチャクチャな美形男子なのです（汗）
もしそのことを知ったヒナはどうな行動に出てくるか…？
まぁ大体は想像できますが・・・（笑）
「一体前世でのルイとヒナはどれだけ格差のある酷い主従関係にあったんだ…？」
3話の解説と感想はコチラです♪
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【ネタバレ4話】身代わり聖女は猛毒皇帝と最高のつがいを目指します！｜結婚祝いの使者？
結婚祝いの使者？
なんと大変なことに…
ルイが嫁いできた母国のディナス王国から、結婚祝いの使者として、
コルトス王太子とヒナの二人がイグナガルド帝国にやって来ました。
最悪だ。
なにせルイからすれば二人の訪問は百害あって一利なし（汗）
これまで散々二人から虐げられた生活をさせられて来たルイは不安でしょうがない。
それに…
二人とも王族の人間としてろくに嗜みを身につけていないもんだから、
いつアリスタルフ陛下に無礼な態度をとるか分かったものではないのです（汗）
そしてやはり…そのルイが抱いた嫌な予感は的中しちゃいます！
二人が城内に到着した早々に挨拶の場で失礼な視線をアリスタルフ陛下に向けてきたのです。
それは…
王国使者からの祝辞を受けるために公務の正装として獣人の姿で二人を出迎えたアリスタルフに対し、
明らかに物珍しい物体でも見るかのように不躾な視線をアリスタルフに向けるヒナと王太子。
なんと失礼で不遜極まる態度でしょう。
ルイは母国を代表して訪れた者が恥ずかしい態度をとって情けなくなった。
さらにこの後もルイはヒナに散々屈辱的な暴言を吐かれます。
非常識で無礼な振る舞い
婚姻祝いの挨拶もそこそこでヒナから強引に応接室での二人きりの時間を作らされたルイは、
早速ヒナからいくつかの罵詈雑言を浴びせられる。
ヒナは獣人に嫁がされたルイをあざ笑いたくてムズムズしていたのです。
やっとルイと二人きりになったことで、からかいの言葉が機関銃の如く飛び出してくる（汗）
これまでずっとヒナに虐げられてきたルイですから、
いつものようにジッと堪えてヒナの暴言に耐え続けていました。
少しの時間だけ自分が我慢すればヒナの気もじきに収まるだろう。
だがその時です。
突然ルイのことを探しに来たアリスタルが二人の前に姿を現したのです。
この時、すでにアリスタルフは獣人から人間の姿に変わっていました。
その姿に驚愕するヒナ。
彼女はまさかアリスタルフが人間の姿に変化できるとは思っていなかったようで、
そのアリスタルフのイケメン過ぎる美貌にウットリすると同時に、
そのことを事前にルイから聞かされていなかったことに腹を立てます。
完全な言いがかりだ（汗）
さらに…
アリスタルフの見事なイケメンっぷりを前にしたヒナは、先ほどとはコロッと態度を変えて、
こともあろうに自分の事を皇妃にすればいいとアピールし始めたのです（汗）
なんと非常識で無礼な振る舞いなのでしょう！
だが…
今回ばかりはヒナが言い寄った相手が悪すぎた。
相手はあのアリスタルフ陛下なのです。
ヒナが嘘で塗り固められた薄汚い人間だということはとっくにお見通しなわけで、
このあと…
ヒナはアリスタルフからこれまで経験したことのない辱めを受けることになります。
ただ…
その一件がもとでヒナの怒りを買うことになってしまい、
後にその怒りの矛先がルイに向けられるという不運が発動してしまう・・・
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4話の感想
とにかくルイとヒナの関係性が非常に悍ましいですね（汗）
しかし…なんであれほどルイはヒナから虐げられ続けているのでしょう？
前世では二人がどんな暮らしぶりだったのか？
この二人を見ているとまるでご主人様と奴隷のような関係に思えるのはなにもサイト主のまるしーだけではないはずだ。
見ていられないくらい徹底的にヒナから虐げられているルイの姿に違和感しか感じません。
ヒナはなぜそこまでルイに粘着して姉をイジメ抜こうとするのか？
「前世からそれがヒナのライフワークだったのか？」
とにかくこの4話はずっとルイがヒナにやりたい放題されて見てられないシーンの連続だった（汗）
あまりにもヒナに対して卑屈すぎるルイの態度が可哀そうを通り超えてちょっとムカついてます。
だって…
今のルイはイグナガルド帝国の皇妃になったのだから、少しでもヒナに言い返して欲しかった。
そしてちゃんと自分がどれほどヒナやディナス王国の王太子から酷い扱いを受けてきたのかをアリスタルフに伝えるべきだ。
それに…
今回のヒナとコルトス王太子の訪問の意図は、
獣人たちで構成されたイグナガルド帝国に嫁いだルイをあざ笑いに来たことが目的なのです。
それは同時にアリスタルフとイグナガルド帝国自体もヒナからなめられている証拠だ。
その事実をルイはちゃんとアリスタルフに打ち明けるべきなのです。
ただ残念なことに、
そんな重要な内容を打ち明けるには、まだアリスタルフとルイの関係が希薄なことも確かです。
もうあと数日でもヒナたちの来訪が遅かったなら、
もっと違った形でアリスタルフとルイはヒナとコルトス王太子に対峙していたはずなのです。
そこらへんはさすが悪の聖女・ヒナです。
「動きが素早くて無駄がない。」
ルイとしてはまだこれからイグナガルド帝国の皇妃として受けいれられていく途中段階だったわけで、
非情に宙ぶらりんな立場の中で最悪な人物と顔を合わせなくてはいけなくなったのです（汗）
それがずっと不運な星の下で生きてきたルイの宿命なのかもしえれないけど、
ルイもそろそろ自分でその最低な人生を変えていく行動していかないとダメだ！
ヒナに怯むな！
ヒナに従うな！
ヒナを家族だと思うな！
ルイの家族はもうイグナガルド帝国の獣人さんたちなのだ。
ルイがそのことをちゃんと認識しないでどうするんだ。
「いい加減目覚めなさい…ルイ！」
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