著者:島くらげ
『つがいの嫁入り ~異形の巫女は朱雀の当主に愛される~』
1話の解説と感想です♪
生まれた時から右半身にウロコ状のアザがあり、
異常な色素の薄い髪と肌の色で”異形の白巫女”と揶揄された主人公の銀花(ぎんか)は、
二つ下の整った顔立ちと美しい黒髪を持った妹・朱音(あかね)とは正反対の人生を過ごしてきました。
白巫女とあだ名された姉の銀花は誰からも忌み嫌われる存在で、
妹の朱音(あかね)は、里で一番の巫女と称されもてはやされながら成長しました。
そんな両極端な人生を歩んできた二人の姉妹ですが、
ある時期に大きな人生の岐路を迎えたのです!
いわゆる嫁入りの年頃です。
もちろん妹の朱音は、里で一番の豪族家当主の元へ嫁ぐものとされ、
異形の巫女・銀花は嫁の貰い手がなく自ら世捨て人となって寺に出家するつもりだったのですが・・・
「心がズキズキするほど痛ましいオープニングに思わず泣きそうになってしまう…(汗)」
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つがいの嫁入り【ネタバレ1話】異形の白巫女だと揶揄されて!
”異形の白巫女”だと揶揄されて!
物語の舞台は雪の多い”六華の里”という炎の神”朱雀”の血を引く朱雀宮家(すざくのみやけ)という大財閥の一族が、
里の財政を一手に担うほど莫大な富と権力を持っている風光明媚な地域のお話です。
その日、巫女家系の榮枝家(さかえだけ)では、美しい黒髪を持つ珠のようなカワイイ女の子が誕生しました。
その子は朱音(あかね)と名付けられ、両親から宝物のように育てられます。
一方…
朱音より二つ年上の姉・ 銀花(ぎんか)は、生まれながら右半身にウロコ状のアザがあり、
肌や髪の色素も異常に薄く、里の人々からは、”異形の白巫女”だと揶揄されて、
両親からも疎まれた挙句に家では奴隷のような扱いを受けて育ってきたのです(汗)
もちろん両親が銀花にそんな態度を取るものだから、妹の朱音も銀花のことをアゴで使ったり暴力まで振るいます。
朱音のそんな振る舞いを特に両親が止めることもなく、銀花は妹にやられ放題です。
そこまで朱音を好き放題にさせる理由は、両親がこの朱音こそ朱雀宮家の当主に嫁ぐ娘だと思っているからです。
なにせこの六華の里では、朱雀宮家に娘を嫁がせるほど名誉なことはなく、
今回は容姿共に朱音がお嫁様候補ナンバーワンとの呼び声が方々であがっているのです。
もちろん朱音自身も自分が朱雀宮家へ嫁ぐ娘としてふさわしい人間だと自負していました。
そんな家族の中にいるもんだから、銀花にとっては不幸でしかない「家ガチャ失敗」のパターンなわけです(汗)
幼い頃より醜いと罵られ続けてイジメられ放題の人生でした。
もはや可哀想というレベルではなく地獄のような生活です。
それが運命の人と出会う前の主人公・榮枝 銀花(さかえだ ぎんか)の境遇でした。
運命の出会い
極端にちがう人生を送る榮枝姉妹が成長するにつれて、銀花は朱音の”付き人”のような立ち位置になっていて、
毎日のように妹からこき使われる毎日を過ごしていました。
やがて…
六華の里で随一の豪族・朱雀宮家が催す嫁とりの儀式が行われる時期が近づいてきました。
朱雀宮家は当主が妻を娶る年齢に達すると、「羽舞の儀」という派手なイベントを開催して、
六華の里に住む年頃の美しい女性たちを一堂に集めて品評会みたいな催しをするのです。
これは昔から行われている里の一大イベントです!
今まで榮枝家の朱音が朱雀宮家の嫁に一番ふさわしいと言われてきたのです。
もちろん朱音も朱雀家の嫁になるのは自分しかいないと思っている。
方や…これまでずっと朱音の付き人としてこき使われてきた銀花ですが、
このまま順当に朱音が朱雀宮家に輿入れすることになったら、付き人としての役割は終了ということになります。
よって特に利用価値もなくなり、榮枝家の両親にとっては厄介者でしかなくなります。
その未来を察した銀花は朱音が朱雀宮家へ嫁ぐことを見越してあらかじめ進路を決めていたのです。
どうせこの醜い姿では嫁の貰い手はないだろうからと、”出家”する道を選ぶのです。
そこであらかじめ出家するお寺さんに挨拶へ行った時でした。
なんと…そこで”運命の出会い”が待っていたわけです。
ここから銀花の救いようのない悲惨な劇的に変化していくわけです・・・
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1話の感想まとめ
銀花と万羽の手が触れあった瞬間に「ぶあっ」っと天使の羽のような模様が浮かび上がったのが、
まさに二人が番(つがい)であることを示す現象なわけですね♪
物語が始まってから銀花の悲惨な日常風景を見せられ続けていたので、かなりあのシーンには感激しちゃいました!
いわゆる”運命の出会い”というやつですね。
この出会いをきっかけに少しでも銀花の虐げられている日常が変化すればいいのですが、
たぶん逆に榮枝家の親子から銀花に対する当たりが強くなってそうで怖い(汗)
物語の中では妹の朱音がとんでもない性悪女に描かれていますが、
この妹が姉を奴隷同然に扱っている行動は全てバカで無能な両親に甘やかされて育てられたからだ。
幼少期からあれほど銀花のことを両親が厄介者として扱っていたら、
娘の朱音が銀花のことを姉とも思わない横暴な態度を取っても仕方ないわけで、
「全てがバカな親の躾でこうなったのだ!」
朱音が生まれた時に父親が銀花に言い放ったセリフがあまりに酷すぎて思わず笑ってしまったくらいだ。
「最初からこの子(朱音)だけで良かった」とか、
「先に不要なモノが生まれてしまった」とか、人とは思えない心ない言葉を銀花に浴びせていたのです(汗)
あんな言葉を目の前で直接言われた銀花の気持ちを考えると、
切なくて悲しくて心が焼けただれそうになります。
いったいなんなんだあの両親は…!?
「変な魔物にでも取りつかれているのだろうか?」
とにかくこの1話の内容は、銀花の救いようのない絶望的な榮枝家での日常風景が描かれていて、
ページをめくるごとに辛いシーンが目に飛び込んできて苦しかった…(汗)
中でも一番サイト主のまるしーの心を悲しくさせたのは、
あれだけ父や母や妹に虐げられる日々を送って来たはずなのに、
それでもずっと銀花が榮枝家に家族の一員として受け入れてもらいたいと願っていたことだ。
「何と切ない思いでしょう!」
これが血のつながった肉親の性(さが)というものなのでしょうか?
親に虐待されている子供はどれだけ酷い目に遭わされても、ずっと親の愛情を求めていると言います。
それってすごく残酷で嘆かわしい人間の本能だと思います。
恐らく人間という生き物をこの世に送り出した神様も、
まさか親が子供を虐待するという前提を考えずに作ったんだろうな~(汗)
虐待されている子供が傷だらけになりながらも親に愛されようとする行動が悲しくてしょうがない。
「本作のヒロイン・銀花もそんな一人です。」
どんなにひどい言葉を父親や朱音から投げつけられようと、
家族を恨む気持ちをまったく持っていないのが逆に恐ろしく思えてしまいます。
幼い頃から奴隷のように手名付けられてきたらみんな銀花のようになってしまうのだろうか…?
そして…
そんなどっぷりと全身に奴隷根性が染み付いた銀花が、
神ような立場である朱雀宮家の当主と夫婦として上手くやっていけるのかとついつい心配になる。
強引に万羽が銀花に対してアクションを起こさなければ、
銀花からは万羽に何も言えないだろうし、近づくことさえしてくれないでしょう。
なのでとにかくこれから万羽は銀花に対して永遠に優しい愛の言葉を掛け続けなければいけません。
そうするといつか銀花の冷たく凍り付いたハートが万羽の愛で溶かされる日やって来るでしょう!
そう…
あの運命的な出会いから銀花の伝説的なシンデレラストーリーが始まるのです。
彼女はこれから一歩づつシンデレラへの階段を上がってゆく!
とか…勝手に想像してますけど、今のところまだまだ道は険しいはずだ。
「頑張れ~銀花ちゃん♪」
まるしーが見守っているよ~♪
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