【ネタバレありの感想】昨日まで名前も呼んでくれなかった公爵様が急に溺愛してくるのですが?|愛と感動の見どころ解説!

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著者:風見まつり / 三月叶姫 / whimhalooo  

『昨日まで名前も呼んでくれなかった公爵様が、急に溺愛してくるのですが? 』

誰も信じることなく傍若無人な振る舞いで人々から冷血公爵と恐れられた男には、結婚して一度も名前も呼んだことも、まともに会話すらしたことがない妻がいた。

そんな彼が原因不明の高熱で三日間に渡って寝込んだのち、目が覚めた途端に妻の名前を叫びながら屋敷中を探し回っているのです!

「一体…冷血公爵の身になにが起こったというのか…?」

この物語は涙なしには語れない人生やろ直し溺愛ラブストーリーです♪

今まで存在すら気にもとめてなかった新妻の人となりを知った時、妻を人とも思っていなかった冷血無比な公爵は、

ある日を境にして妻だけが人生の生き甲斐だと言わんばかりの溺愛っぷりを発揮する!

その理由を知った時…きっと心が震える感動があなたの胸に押し寄せます…。

「とりあえず原作小説は何度も読み返したくなるほどの素晴らしい名作でした!」

見どころは圧巻のシナリオ

今回は老舗の大手電子書籍サイト『コミックシーモア』から、2023年10月01日に他の配信サイトより先駆けて先行配信がスタートした

『昨日まで名前も呼んでくれなかった公爵様が、急に溺愛してくるのですが?』という令嬢ラブ・ファンタジーコミックのご紹介です♪

すごく長いタイトルの作品でございますが、まぁ~そこらへんはご愛敬。

本作はWEB小説投稿サイトでたくさんの人気小説を手掛ける三月叶姫先生の原作をコミカライズした作品であり、

サイト主のまるしーが読んで感動に咽び泣いた素晴らしい夫婦の”やり直し溺愛物語”なのです。

そう…やり直しというキーワードが凄く重要です!

今回リリースされたコミカライズ版がどのような形で描かれていくのかはまだ未知な部分ではありますが、

その大前提として、原作小説はたまらないほど面白いです♪

というか感動で何度も目頭が熱くなる夫婦が紡ぐ愛の物語なのです。

本作が発売されたレーベルは、令嬢モノ作品を多く扱う『コロナ・コミックス』さんで、

作画を担当されたのが風見まつり先生です。

原作小説を読んだまるしーとしては、よくぞここまで主役の二人を二次元化してくれましたと拍手を贈りたい気分です♪

今まで頭の中だけで想像していた主人公が、形となって目の前に登場してきたら興奮しちゃいます♪

さて…本作品の詳しい内容の解説はここでは差し控えますが、

一言だけ…

『昨日まで名前も呼んでくれなかった公爵様が、急に溺愛してくるのですが?』の見どころは

「読者を感動の渦に巻き込む圧巻のシナリオです!」

己の傍若無人な生き方で一度は人生に失敗した一人の冷血公爵と恐れられた男性が、二度目の人生では180度変わった穏やかで愛情の溢れる人生を過ごす物語で、

そこに至るまでの経緯がとても切なくて悲しくて苦しくて感動的な内容になっており、

とにかく一度読んでくださいと声を大にして言いたくなる素晴らしいストーリーなのです。

この作品のベースとなる原作小説は、今年まるしーが読んだ小説の中でピカイチでした!

だからきっと今回のコミカライズ版でも、そのすばらしい内容が二次元化されているにちがいないです。

キュ~っと胸が苦しくなるほど甘くて切ない感動的な溺愛ストーリーを皆さんでぜひとも共有しましょう♪


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昨日まで名前も呼んでくれなかった公爵様が急に溺愛してくるのですが?【ネタバレ解説】もはや伝説レベルの文芸作品!

1話2話3話4話5話
6話7話8話9話10話

1話:マリエーヌ

一年前に借金の肩代わりのような形で”冷血公爵”と恐れられているアレクシアに嫁いだ男爵令嬢のマリエーヌは、

この一年のあいだ、夫との会話は愚か名前さえ呼んでもらえない空しくて切ない日々を過ごしてきました。

屋敷の主人が妻にそんな失礼すぎる態度をとるものだから、使用人たちもこぞってマリエーヌのことを蔑みバカにしていました。

なのでマリエーヌはおよそ公爵夫人とは思えない酷い扱いを受けてきたのです(汗)

そんなある日のこと、原因不明の高熱に襲われたアレクシアが、

三日三晩寝込んで目を覚ましたその瞬間、信じられない言葉を発したのです!

「マリエーヌ!どこにいるんだ…?」

なんと…

結婚してから一度も妻の名前など呼んだことのなかったアレクシアが、

さも愛おしそうな表情でマリエーヌの名前を叫びながら寝室を飛び出してゆく(汗)

「えっ…!?」

なんか私、呼ばれてる…?

その時いつものごとく自室にこもっていたマリエーヌは、アレクシアが自分の名前を叫びながら部屋に向かってくる気配を感じて、

恐ろしくてまるで生きた心地がしませんでした(汗)

私は何か公爵さまを怒らせることをしてしまったのだろうか?

だがいくら考えても身に覚えがない!

{ああ…どうしよう。}

このまま家から追い出されてしまうのかしら(汗)

そんな事を考えているうちにアレクシアはとうとうマリエーヌのいる下手の前までやって来て勢いよく入って来ての第一声。

「ああ~マリエーヌ…!!」

あぁ~私…終わった…?

そんな感じで、ものすごく緊迫感のあるシーンからこの溺愛ラブストーリーが幕を開けます。

2話:妻を溺愛する夫

三日間ずっと高熱にうなされ続けたおかげで冷血公爵の性格を180度変えてしまったのか…?

始めは家から追い出されることも覚悟したマリエーヌでしたが、

なんと…

病から目覚めたアレクシスは信じられないくらいに妻を溺愛する夫に変貌していたのです(汗)

なぜにゆえに…?

しかも…なぜかこれまでマリエーヌに辛く当たっていた使用人たちは全て一様に解雇され、

今まで妻をただの子供を産ませる道具にしか思っていない酷い夫だったアレクシアが、

脳みそごと入れ替ったのか思うくらいマリエーヌに対して口を開けば”愛の言葉”を囁き、

ひと時も妻と離れることが我慢できないというデレデレな様子なのです。

あぁ~これは完全に高熱のせいでイカれちまったな…(汗)

マリエーヌを始めとする家の誰もがそう思ったことでしょう。

そして恐らくこの状態はほんの一時的なものでしかないと考えていたのです。

しかし…

それから一週間がたっても一向に冷血公爵に戻らないアレクシアがいるのです。

さすがにマリエーヌもだんだんと緊張が解けて幸せな気持ちになってきました。

もしかすると本当にアレクシアは変わったのかもしれない。

それなら信じられないくらい嬉しい事だけど・・・

3話:あなたは誰ですか?

アレクシア邸で衝撃的な変化が起こってから一週間が経過した頃、

マリエーヌから遅れてもう一人、アレクシアの変わりように度肝を抜かれた人物がいました。

それはスアレクシアが公爵家当主となった日からずっと仕えている補佐官のジェイクでした。

彼は高熱を出したアレクシアに代わって領地を駆けずり回って、

ようやく全ての仕事を終えて屋敷に戻ってきたのです。

そこで信じられない光景を目撃したわけだ(汗)

あの…血も涙もない冷血公爵と誰からも恐れられていたアレクシアが、

これまで気にも留めなかった妻のマリエールと気持ち悪いくらいに”イチャイチャ”しているではなか…(汗)

{一体あなたは誰ですか?}

思わずそう口走ってしまいそうになったジェイクです。

あまりの変貌ぶりに恐怖すら覚えてしまったジェイクは、

初めてアレクシアのもとに仕えた日の事を思い出していました。

4話:デートのお誘い

ある日を境にして領民の誰もが恐れる冷血侯爵から、

妻と一秒も離れていたくない溺愛侯爵に変貌したアレクシアのマリエール愛が激しすぎて、

さすがに公爵としての仕事に大きな支障が出だしており、

そんなアレクシスのフォローをさせられる補佐官のジェイクとすればたまったもんじゃない(汗)

以前までの必要なこと以外は一切の無駄口をきかないアレクシアとは打って変わって、

今は人間らしい感情が溢れ出ているアレクシアの変化を好意的に見ているジェイクとしても、

あくまでもそこには限度というものがあるのです。

今のように仕事中に何度もマリエーヌのところへ行かれたら、

溜まっている仕事がいつまでたっても片付かないわけで…。

なのに…

そんなジェイクの心労もどこ吹く風のアレクシアは、

またまた仕事を抜け出してマリエーヌのもとへ”デートのお誘い”に行ってしまった!

一体どうしたアレクシア…!?

5話:ラブラブモードな二人

補佐官のジェイクから外で食事を終えた後はどこへも行かず戻って来てくださいと念押しされたアレクシスは、

面倒くさそうな生返事を返してマリエーヌとランチデートに繰り出しました。

連日膨大な執務に追われているアレクシスが悠長にマリエーヌと外出している暇などないことは、

悲壮な表情を浮かべて二人を見送っているジェイクの表情を見れば分るマリエーヌでしたが、

複雑な家庭で育ち、結婚してからも記憶喪失前のジェイクから自由な外出を制限されていたマリエーヌとしては、

ほとんど屋敷の外に出てショッピングや外食を楽しむことなど皆無な生活を送ってきたこれまでの経緯もあり、

生まれて初めてのデートに内心で心を弾ませていたのです。

ジェイクには悪いと思いつつ…(汗)

二人は目立たないようにお忍びデートをするために、馬車を使わず歩いて町へ向かい、

この時…マリエーヌとアレクシスの手はしっかりと繋がれていました。

楽しい会話を交わしながらラブラブモードな二人は、最近できた流行りのカフェでランチを食べることにし…

今回の第5話では、全ページに渡って二人のほんわかラブキュン・デートの模様が描かれています…。

6話:かけがえのない一日

結局のところ、ジェイクの食事を終えたらすぐに帰ってくるという要望は叶えられず、

盛り上がったデートのラストは二人で海を見るという新婚夫婦のようなラブラブタイムを過ごして締めくくりました。

ジェイクにとっては迷惑この上ない大変な一日だったかもしれませんが、

アレクシスと丸一日を過ごしてからいろんな話を聞きいたマリエーヌにとっては、

本当に心から愛されている実感を得ることができたかけがえのない一日となったのです。

この日のデート中にアレクシスは何度もこれまでの自分を反省する言葉を口にして、何度もマリエーヌに愛の言葉を伝えました。

その言葉の一つ一つにウソ偽りがないことをマリエーヌ自身が確信できたからこそ、彼女のアレクシスに対する向き合い方も変わったのです。

マリエーヌは、もっともっとアレクシスのことを知りたいと思うようになり…


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感想まとめ

今回紹介した『昨日まで名前も呼んでくれなかった公爵様が、急に溺愛してくるのですが? の最大の特徴と魅力は、

「とにかくストーリーがメチャクチャ素晴らしい」という点に尽きます!

サイト主のまるしーは本作の原作小説を読んだ際に、

何度も溢れ出そうな涙を堪えながら読んでいた記憶が今も鮮明に残っています。

この作品は読む場所と時間を考えて読まなければ、ちょっと困ったことになるほど切なくて感動的な”純愛物語”なのです。

まるしーが読んでいて泣きそうになる時がよく電車の中だったり、昼休憩の時だったので、そのあとのメイク直しがやたら大変だったなぁ…(笑)

WEB投稿サイト『小説家になろう』でずっと連載されていた本作の原作小説は、今やたくさんのシリーズが掲載されています。

作品を短くまとめた短編から、あらゆる角度や視点から描かれた長編。

さらにそこへ外伝シリーズまで含めると大変なボリュームの作品となります。

一つの芯となるストーリーを、主要な各登場人物の視点からきめ細かく描いた物語がそれぞれに存在するわけです。

そして本作の全体的なストーリーを読んでいく中で特筆すべき点は、

主人公のマリエーヌとアレクシアの感動的な二人による純愛物語を徹底して追及した内容になっているところです。

どういう意味かと言うと、本編のストーリーには余計な人間関係や、よくある二人の恋路を不安にさせるようなイベントごとがほとんど出てきませんし、

主人公二人の過去の恋人とか、恋のライバル、そして社交界でのゴタゴタだとか、

一般的に令嬢シリーズ、悪役令嬢、転生モノとかラブファンタジーで起こりうるお決まりなシチュエーションが、

この作品においては一切と言っていいくらいに排除されているのです。

「その点がものすごく斬新で素晴らしいと思える部分です♪」

どこまでもヒロイン・マリエーヌとヒーロー・アレクシアが紡ぐ愛の軌跡をひたすら描き切ったラブ・ストーリーであり、

二人の細かい心情や行動の意味をそれぞれの視点から深く描写しているのです。

それに加えて主人公二人の様子を他の主要な登場人物たちの視点でも追いかけてゆくわけで、

結果…同じシーンを何人もの登場人物たちの視点から事細かく映し出されて、読者からするとまるで舞台を観ているより鮮明に、

一つの出来事で誰がどのように感じて行動していたのかが分り、これ以上ないくらいに一つのストーリーを深く理解できる作品に仕上がっているのです。

実際にまるしーは何度も遡って前の章を読み返していました(笑)

それによって小説版のエピソードでは知らないことが無いというくらい深く読み込むこととなったまるしーは、

この作品ではほぼ知らないことはないと言っていいくらいストーリーを熟知したことになります♪

だからこそ今回リリースされたこのコミカライズ版に対しては、凄く嬉しい気持ちと不安な気持ちがないまぜになった感覚を覚えているのです。

その理由は…

「どっちのパターンで描かれるんだ?」という期待と不安です!

願わくば外伝を含めた全シリーズを描いてくれたらこの上ない幸せなのですが、最新話の3話まで読んだ時点ではまだその辺のところは判別できませんでした(汗)

ただ…

そんな中でもコミカライズ版を読めたことですごく嬉しかったのは、

作画を担当された風見まつり先生の絵がすごく良かったことです♪

「これはもう間違いない!」

マリエーヌとアレクシアのイメージは、まるしーが頭の中で描いていた二人の姿よりずっと魅力的だったし、

なによりも驚いたのは、補佐官のジェイクがすごいイケメンだったこと…(汗)

まるしーとしては36歳の男性ということでもう少しオジサン的な男性のイメージを描いていたのですが、

実際にコミカライズされたジェイクはまるでビジュアルバンドのギタリストのように渋いルックスでした♪

これで一気にジェイクへのイメージが爆上がりだ!

というかこれからはジェイク様とお呼びしよう♪

大好きな小説がコミカライズされると何かと楽しみな驚きがあるから嬉しいですよね。

さて…

ここまでグダグダと勝手なことを書き綴ってきましたが、

とにかくマリエーヌとアレクシアの超溺愛感動ストーリーが二次元で見れるのが何よりも嬉しいです♪

なのでこの原作をコミカライズしてくれた『 コロナ・コミックス』さんには感謝の言葉しかない。

もちろんこれから最終話までたっぷりと楽しませて頂きます♪

試し読みは『コミックシーモア』がおススメ!

今、紹介した

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