サイコママ彩子【ネタバレ4話】容赦ない恐ろしいお仕置き!

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著者:愛谷千明

『サイコママ彩子

4話の解説と感想です♪

今回はついに彩子がサイコモードの発動で、

可奈ちゃんママ・志村奈保への容赦ない”教育的指導”が実行されます。

娘への溢れる愛情が過度に暴走してしまった奈保は、

アイドルになりたいと願う可奈のために度を越えた厳しいレッスンを行ってしまい、

それは決して幼稚園児の女の子がついていけるレッスンの内容ではありませんでした。

そこで世の中の”子供ちゃん”が不幸になることを絶対いに許さないサイコママ彩子が、

ほぼ虐待親に成り下がっている奈保にその身をもって自分の罪を思い知らせるわけですが、

今回のサイコママはかなり攻めた危険な教育的指導を行っております!

「確かに幼稚園児の娘を過労で倒れさせた時点で奈保は常軌を逸した母親の行動をとりましたが…」


3話の解説と感想はコチラです♪
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サイコママ彩子【ネタバレ4話】容赦ない恐ろしいお仕置き!

4話の主なキャスト
  • 冴木 彩子(さえき あやこ)

主人公のサイコママ

  • 美優(みゆう)

彩子の娘。

  • 志村 奈保(しむら なほ)

ボスママ3人衆の一人。元脇役女優

  •  可奈(かな)

志村奈保の娘。将来はアイドルになりたい。

イップス症状

幼稚園で行われる”学芸会”の演目【白雪姫】の配役を決めるくじ引きで、

見事Wキャストの白雪姫役の一人を勝ち取ったボスママ3人衆の一人  志村 奈保の娘・可奈でしたが、

すでに将来は娘をアイドルにするという気持ちに変な”ブースト”がかかっている奈保は、

これまで以上に厳しくアイドルになるためのレッスン強化に力を注いでいくのです。

その理由は、自身がどれだけ努力を重ねても”脇役女優”にしかなれなかった過去の苦い経験からであり、

娘には絶対にそんな惨めな思いはさせたくないという強いきもちによるものだった…。

不幸にも娘の将来を思っての愛情が、奈保を行き過ぎた可奈に対する訓練漬けの日々へ突入させてしまったのです。

しかし…

そんな厳しすぎる訓練を受ける相手はまだ幼稚園児の可奈なのです。

耐えられるはずがない!

連日にわたって続けられる厳しい母親の指導とレッスン通いが辛くなった可奈は明らかに疲労困憊した様子であり、

今や大好きだった歌やダンスも上手にできなくなってしまっている…。

おまけに母親から厳しく指導されていた『白雪姫』のセリフが練習でまったく出てこない…(汗)

そうです…。

可奈は母親から受ける極度のプレッシャーと指導に押しつぶされて、

イップス症状を引き起こしていたのです!

さらにこのあと、可奈の身にもっと最悪な事態が発生します。

その日…幼稚園で学芸会の稽古中に可奈の体調がトツゼンおかしくなって・・・

容赦ない恐ろしいお仕置き

白雪姫のセリフ合わせ中に具合が悪くなって病院に運ばれた可奈。

診断の結果は、ほぼ”虐待”に近い過労という医師の見立てでした。

まだ幼い園児の可奈が母親の常軌を逸した虐待的指導によって心と肉体を病んでしまったのです。

可奈が病院送りになった事態を重く見た彩子は、

ついにサイコママを発動させて、暴走が過ぎてしまった奈保への強制指導を実行します。

その夜…いつものごとく黒装束に身を包んだ彩子が夜道であっさりと奈保を捕獲すると、

そのまま今は使われていないとある劇場に奈保を連れて行き、

舞台の天井にロープで奈保を吊るした状態で、まずは言葉による彩子のお説教が始まります。

ただ…奈保の場合は娘を愛するがゆえに暴走したタイプの愛情過多による虐待だったために、

そこは一定の理解を示したうえで彩子は奈保をりつけて諭してゆき、

いよいよメインの指導に入ってゆく。

そこはやはり”サイコパス”な行動をとるからこそのサイコママ・彩子である。

そこからいつもの涼しげな笑顔を浮かべながら容赦ない恐ろしいお仕置きが志帆に待っていました!

えっ…!?

「そこまでしちゃうんだ!」とつい志帆に同情しちゃうくらい今回のお仕置きはハードでございました…(汗)

詳しくは本編現物でお確かめください…。

ほんとエグイですから…


 

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4話の感想まとめ

最初に粛清した母親・白石 佳代の時も容赦なく暴力をふるっていたサイコパス状態の彩子でしたが、

今回の志村 奈保へ行った教育的指導はちょっと次元がことなりましたね…(汗)

「普通に殺人未遂の刑事事件な案件でした!」

立派な傷害罪です。

志帆を天井からロープで吊るして数十メートル上から体を拘束した状態で落下させる。

たとえ落下した先にマットを用意していたとしても、落ちた角度や体制しだいでは十分に命を落とす可能性がある。

なので殺人未遂も成立だ。

彩子はサイアク志帆が死んでもかまわないという意識であのサイコパスなお仕置きを決行したのだろうか…?

そうだとすればこの作品はタイトル通りの『サイコママ彩子』で間違いないわ…(汗)

確かに志帆は常軌を逸したやり方で我が娘にほぼ虐待に近い形の指導を行って病気にさせてしまいましたが、

だからといって全身傷だらけになった上に骨折までさせられるほど重大な罪を犯したわけではない。

「あれはもはや拷問でした。」

彩子は立派なサイコパスキラーな犯罪者ですね。

正義感の強すぎるママさんという枠には収まりきらない危険な存在です。

見方を変えれば我が子に常軌を逸した教育を強いた志帆の暴走と、

志帆に過度な罰を与えた彩子の暴走もタイプとしては同じようなもんだ…(汗)

「どちらも子供への行き過ぎた愛情が原因」

そういう点が本作の普通じゃない部分であり、

ただ単に彩子が”正義のヒロイン”という存在でないところがこの漫画の面白いところなのです♪

彩子が持っている”子供ちゃん”への危険なまでの強くて深い愛情は常に暴走を繰り返し、

子供に不幸せを感じさせる大人に対してどんな相手であろうと鉄槌を加える。

子供を不幸にする親には圧倒的な暴力を使って相手をねじ伏せてしまいます。

「それも涼しい顔をしてにこやかに…。」

責め負うべき人間をこれでもかと追い詰める彩子のサイコパスぶりが見ていて痛快であり、

どんな悪人でも心優しくて平和的な解決を目指す優等生ヒロインの活躍では味わえないスカッと感が味わえるから好きだ♪

これまでに登場した二人の正反対な母親・白石 佳代と志村 奈保は、

深刻な社会問題のひとつでもある”ネグレクト”な母親ではありませんでした。

ネグレクトとは別名で「育児放棄」「育児怠慢」とも呼ばれる児童虐待の1種であり、

子供に食事を与えなかったり、子供を清潔に保たせなかったり、

病気やけがをした際に治療を受けさせない親の行動などを指しますが、

白石と志村は子供に暴力を振るってしまったり、過度な強制をしましたが、

それは育児放棄や怠慢とはまた違った内容の虐待ということになります。

俗に言われているネグレクトな親とハッキリ違うのは、

ちゃんと子供への愛情を持っていたことですね。

もしそれがなかった場合、彩子のお仕置きはもっと凄惨な拷問になっていたはずです。

なんたって親としての自覚を持たせるために、人格から矯正していくことになるんですもんね…。

想像しただけでも悍ましい教育的指導風景が思い浮かびます…(汗)

さて…

今回で無事に志村親子の問題が解決しましたので、

次のターゲットはボスママ3人衆の一人、相川 麻美とその息子ちゃんの(れん)くんですね。

ちなみに麻美の夫は弁護士なので、彩子としてはちょっと次の相手は慎重に行動しなければいけないかもです…。

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