英知に富んだ心優しき主人公の子爵令嬢・アマルティアは、その類まれなる領地経営の才能をガンジェン伯爵に認められ、
ガンジェン伯爵の息子・トマスの婚約者に迎えられて異例の玉の輿を果たすのですが、
その後身を粉にしてガンジェン伯爵領の民とガンジェン家のために尽くした結果、アマルティアを待っていたのは婚約者バカ息子・トマスの裏切りでした…。
普段からトマスは領地運営に関する計画や立案をすべてアマルティアに丸投げして、自分は全く何もせず、手柄だけはキッチリと自分のものにしていました。
そんなトマスの理不尽極まる舞いにはずっとモヤモヤさせられていたアマルティアでしたが、
ある日、トマスが公爵令嬢と浮気している現場を目の当たりにして…
第1話から波乱の展開が待っているサクセスとロマンスがてんこ盛りな異世界サクセス・サブストーリーの開幕でございます…♪
- 主人公アマルティアの婚約者トマスの浮気発覚
- 逆ギレしたトマスがアマルティアに「婚約破棄」宣言！
- 視察にやってきた皇太子がアマルティアにありえないプロポーズ
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【1話】の感想＆見どころ｜ありえないプロポーズの真相
主な登場人物
- アマルティア（主人公）
領地経営の知識に優れた努力家で心優しい子爵令嬢。性格がとにかく最高 - キルファス
女嫌いで冷酷無慈悲として知られる皇太子殿下。ガンジェン領へ視察に来てアマルティアにプロポーズをする。 - トマス（トマス・ドゥ・ガンジェン）
ガンジェン伯爵家のバカ息子。アマルティアの婚約者でありながら公爵令嬢のファリナと浮気している - ガンジェン伯爵
トマスの父親でアマルティアを息子の婚約者にした張本人。 - ファリナ
ルックスは良いが性格は最悪な悪役公爵令嬢。トマスの浮気相手 - ヴィンクス子爵（ジェラルディ・ムン・ヴィンクス）
アマルティアの父親
愚かなバカ息子
絵に描いたような出来損ないのバカ息子と婚約してしまったヒロインのアマルティア。
領地改革の手柄をすべてトマスに持っていかれても領民のためだとして、湧き上がる不満をグッと胸の奥にしまって自分の仕事を全うする彼女には頭が下がる。
こんな指導者が日本にもいたらこの国はもっと暮らしやすい環境になっていたんだろうな…
今の日本にはトマスのような出来損ないの指導者しかいないから私たちは重税に苦しめられているのでしょう…。
「日本人としてのちょっとした愚痴…（汗）」
さて…サイト主のまるしーがこよなく愛するコミックシーモアのオリジナルWEB雑誌『恋するソワレ』から久しぶりに手ごたえのある面白い作品が連載されました♪
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本作はヒロインの知的で聡明なメガネっ子キャラ・アマルティアちゃんがとにかく魅力的で愛おしい。
まずもってこんな素晴らしい娘さんをトマスのようなバカ息子に嫁がせたアマルティアの父親に腹が立ってしょうがない。
子爵家と伯爵家では貴族としての階級は伯爵家が一つ上だから、たしかに形としては玉の輿婚なんだけどけど、明らかに恩恵を受けているのは格上のガンジェン伯爵家だから始末が悪い。
トマスはとんでもない下げチン野郎でした。
そんなポンコツ伯爵家のバカ息子と正式に籍を入れる前に向こうから婚約破棄を突き付けられて本当に良かった！
もしそのままトマスの浮気がバレずに子供とか作っていたらアマルティアの人生は目も当てられない不幸な一生に終わっているはずでしたよ！
トマスが愚かなバカ息子で本当に良かった…。
「婚約破棄バンザイ！」
ありえないプロポーズの真相
今作の1話の冒頭にも登場して、ラストシーンにも登場したキルファス皇太子という女性嫌いで評判のクールイケメンな王子さまですが、
どうやら彼がガンジェン伯爵領の視察へやって来たのは、領地の視察が本来の目的ではなくてアマルティアの視察が真の目的だったような気がします。
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もちろん彼自身も事前にアマルティアへ求婚することになるまでは想定していなかったはずですが、
聡明なアマルティアの存在のことは以前から知っていて、彼女が立案した領地運営の計画が全て婚約者のトーマスの手柄になっていることが気になって今回の視察へと繋がったのではないでしょうか…。
そして…実際にガンジェン伯爵家に来てみれば、ちょうどトマスの浮気をアマルティアが知ったタイミングとかち合い、、
今がチャンスとばかりにトマスを追い詰めてボロを出させようとしたら、自ら墓穴を掘った挙句に彼はアマルティアに「婚約破棄」を宣言する事態にまで発展したわけです。
そしてデキるイケメン皇太子・キルファスはもちろんこの瞬間を見逃さなかった！
キルファスから発動されたありえないプロポーズの真相は、偶然といえば偶然だけど、
ある時点からは仕掛けられ罠だったと考えてもおかしくない計画的なものだったように思えます…。
いま確実なことはアマルティアのことを以前からキルファス皇太子が知っていたということです。
逆にアマルティアは皇太子のことを知っていた感じではなかったので気になるところです。
「二人の間にいったいどんな接点があったのか？」
とりあえず全てはこれから始まりですから、今のところはアマルティアとキルファスの今後を温かく見守りまもって行きましょう…♪
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