
海の沖合い数百メートルにわたって作られた木造の展望施設で、ついにハナと絢子が対峙する瞬間がやってきました!
自分に復讐するためにやってきたハナを、満足そうな表情で迎える絢子の心情が理解できないハナに対し、
ハナが人生の全てを捨て去り、自分への復讐のためだけに生きてきたと告げられると、絢子は歓喜の雄たけびを上げます。
その雄たけびを聞きつけ、海上で相対する二人を見つけた多くのギャラリーが騒ぎ出します。
多くの人々が見守る中、二人はついに最終決着の瞬間を迎えるのか…?
「とうとうここまで来ました…。やっとか!という気持ちと、まだ戦わないで!という感情が複雑に交錯するサイト主のまるしーでございます…。」
- まともにハナと絢子が会話をしている光景がすごくレアです。
- 壮絶な虐待を受けた絢子はとんでもない世界で生きてきたという衝撃の事実。
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【95話】の感想とあらすじ解説
二人だけの舞台
海上の施設で相対するハナと絢子に近づこうとする警官たちに向けて、ハナが放ったダイナマイトが彼らとハナたちを分断します。
この瞬間…本当に誰の邪魔もされない二人だけの舞台を手に入れた二人ですが、それと同時に、ハナも絢子も勝負がついた後のことなどまったく考えていないことがわかります。
本当にハナが絢子を亡き者にしたいのであれば、警官たちに使ったダイナマイトを彼女に向けて投げれば済んだ話ですが、
それをしなかったということは、ハナがなぜ自分が絢子から目の敵にされていたのかを知る必要があるからなのだと思います。
誰だって、”いじめられていた理由くらいは知っておきたいでしょうし、原因を知ってから復讐しても遅くはありません。
「今回の前半部分のやり取りはいつになくドキドキものでした…(汗)」
絢子の見えているモノトーンの世界
ハナと絢子が本音で会話をしている様子がすごく感慨深い!
この『美酒の大地』がスタートしてから初めて、二人はまともに会話をしているのです。
女学生時代は、いじめる側といじめられる側で、二人の間にはほとんど会話らしいものはありませんでした。
それから数年の歳月を経て、ハナと絢子は復讐する側とされる側として相対しているのです。
淡々と自分語りをする絢子の表情が生気に満ちているのは、本当にハナと対峙していることが嬉しいという証拠でしょう。
しかし…なぜ自分の命を狙いに来たハナに対して、あれほど嬉しそうに話をしているのか…?
今回は、ついにその理由が判明したのです。
そのヒントは絢子の見えているモノトーンの世界にありました。
絢子は幼い頃のある時期を起点に、白と黒と灰色だけの世界で生きてきたのです。
それは…彼女が壮絶な幼少期を経験したことによって患うことになった悲しすぎる“障害”です。
ハナだけが…
白と黒と灰色だけのモノトーンの世界で生きる絢子に、鮮やかな色をその存在で提供したのがハナだったのです。
女学生時代にハナと絢子が初めて顔を合わせたあの時、絢子は久しく見ていなかった鮮やかな色をハナに見て、「きれい…」とうっとりしたのです。
そう…すべての人や物がモノトーンに見える彼女の世界で、「ハナだけが…」美しい光を放っていたのです。
そのことを懇切丁寧に説明する絢子は、まるしーの目にはとても饒舌かつ知的で魅力的な女性に映りました…。
彼女もまた地獄のごとき運命に翻弄され続けた女性の一人だ…。
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