『愛し子の結婚』どこで読める?ネタバレ感想&魅力を徹底解説!無料試し読み情報も

『愛し子の結婚~偽装契約なのにエリート騎士様が甘すぎる~』1巻表紙

『愛し子の結婚~偽装契約なのにエリート騎士様が甘すぎる~

  • 著者大空あいか/露原そら
  • ジャンル:少女マンガ
  • 出版社:ファンギルド
  • 雑誌・レーベル:comic スピラ
  • 電子版発売日:2025年10月2日

貧乏令嬢の正体は次期聖女!?自由を奪われたくない彼女が選んだのは「偽装結婚」という愛の契約!

精霊の加護が弱まり、国が救世主である「聖女」探しに奔走するエランティーヌ王国。

王宮薬師として働く貧乏男爵令嬢のアニエスは、唯一の家族である弟の爵位を守るため必死に働いていました。

そんな彼女の平穏な日常は、幼い頃から一緒にいた花の精霊リップルから「あなたが精霊の愛し子(聖女)だ」と告げられたことで一変します。

不器用な幼馴染カップルが織りなす、ときめき必至の偽装契約ラブコメディにぜひご注目ください!

本作の注目ポイント!
  • 聖女の座を拒否するヒロインの行動力に注目!
    弟と爵位を守るため、大聖堂に閉じ込められる聖女になることを拒否したアニエス。その思いの強さが、偽装結婚という大胆な行動へと彼女を突き動かします。
  • 不器用で甘いエリート騎士との幼馴染ラブに注目!
    口は悪いが無骨で優しい幼馴染の騎士ディカルド。政略結婚を避けたいという思惑もありながら、アニエスを救うためにプロポーズする彼の不器用な優しさが胸を打ちます。
  • 偽装契約から始まる真実の愛の物語に注目!
    利害の一致から始まったはずの偽りの夫婦生活。一緒に暮らすうちに、二人の距離は急速に縮まり、互いへの信頼と想いが芽生えていく過程から目が離せません。

「聖女」の宿命から逃げたい!家族と自由を守るための偽装結婚は、本物の愛に変わるのか!?

弟と家を守るため、偽りを選ぶしかなかったアニエス。事務的な契約の裏で、幼馴染騎士が捧げる独占的な愛に、彼女の心は溶かされるのか?

『愛し子の結婚』の魅力や著者の紹介

見どころや魅力

今回紹介する『愛し子の結婚』の最大の魅力は、「聖女」という過酷な運命から逃れようとするヒロインの強い意思と、それを支える幼馴染騎士の不器用ながらもとことん甘い愛情のコントラストです。

精霊の加護に頼って栄えた王国で、聖女は次期第二王子との結婚と引き換えに大聖堂に軟禁され、ひたすら国のために祈るという「籠の鳥」のような生活が待っています。

弟と爵位、そして何より「自由」を大切にしたいアニエスがこの運命に「ノー」を突きつけ、幼馴染のディカルドと「偽装結婚」という大胆な一歩を踏み出すシーンには強く共感を覚えます。

ディカルドは口が悪いけれど、アニエスが聖女の宿命から逃げられるよう「俺がお前を貰ってやる」とプロポーズする男気と、共に暮らすうちに契約を超えて彼女に心底甘くなっていくギャップがまたたまらないのです。

作画の大空あいか先生の繊細な筆致が、揺れ動くアニエスの表情や、ディカルドの無骨な優しさをより魅力的に描き出していますし、

原作の露原そら先生が紡ぐ、精霊の愛し子としての宿命と、偽装夫婦の関係の狭間でアニエスが自身の生き方を選び取っていくというストーリー展開が、とにかく読者の心を掴んで離しません!

作画:大空あいか先生を深堀り

本作の作画を担当されている大空あいか先生は、主に恋愛ジャンルで活躍されている少女マンガを得意とする漫画家さんです。

先生の作風の特徴としては、登場人物の風景描写や人物表情に繊細な感性が表れており、日常と非日常が交錯する物語を描く傾向が見られます。

本作『愛し子の結婚~偽装契約なのにエリート騎士様が甘すぎる~』でも、聖女という非日常的な宿命を背負ったヒロインと、偽装結婚という非日常的な設定の中で、二人の心情が繊細に描き出されています。

先生の代表作としては、田舎で暮らすヒロインと都会からの転校生との切ない恋を描いた『夜明けまではここにいて』がありますので興味のある方はこの機会にどうぞ♪

先生はXInstagramなどで積極的にご自身が携わった作品情報や配信開始の告知を積極的に発信されており、読者とのコミュニケーションも大切にされていることが窺えます。

美しい描写と丁寧なストーリー運びで、読者を作品の世界に引き込むその筆力こそが、大空先生の大きな魅力と言えるでしょう。

原作:露原そら先生を深堀り

本作の原作を担当された露原そら先生は、WEB小説投稿サイトの小説家になろうで、今回の『愛し子の結婚~偽装契約なのにエリート騎士様が甘すぎる~』の原作小説である『聖女?いいえ違います〜聖女は嫌なので幼馴染と偽装結婚します〜』を手掛けられた作家さんで、

先生の紡ぐ物語は、ヒロインが運命に抗い、自らの手で幸せを掴み取ろうとする強い意志と、ロマンティックな要素が絶妙に絡み合う点がとても魅力です。

特に本作では、精霊の愛し子という特別な存在でありながら、自由と家族を守るために「聖女」になることを拒否し、幼馴染の騎士と偽装結婚をするという、独創的な設定が読者の興味を強く惹きつけます。

露原先生は、ただ甘いだけの恋愛ではなく、ヒロインが直面する試練や葛藤を丁寧に描き出し、それを通して登場人物たちが成長し、真実の愛を育んでいく過程を重視されているのだと推察します。

ディカルドとの偽装結婚が、アニエスにとっての救いとなり、やがて契約以上の関係へと発展していくストーリーテリングは、読者に大きなときめきと感動を与えてくれるのです。


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各話のネタバレ&あらすじ解説・登場人物のまとめ

1話2話3話4話5話
6話7話8話9話10話
登場人物
  • アニエス
    エランティーヌ王国の王宮薬師。両親を事故で亡くし男爵位を引き継ぐ弟が成人するまでの学費を稼ぐ為、王宮薬師になって家を必死に守っている貧乏男爵令嬢。花の妖精リップルに「精霊の愛し子で次の聖女はアニエス」だと告げられ聖女になること(第二王子との結婚と大聖堂での軟禁生活)を拒否。その運命を回避するため、「王都に住む未婚の女が聖女の対象」という条件を利用し、幼馴染のディカルドと偽装結婚を決意する。
  • ディカルド
    エランティーヌ王国の第三騎士団長で侯爵家次期当主。アニエスとは幼馴染。アニエスが聖女だと告げられ「聖女は第二王子との結婚が決まってる」と聞かされる。誰かと結婚すれば聖女にならずに済むことを知り、「俺がお前を貰ってやる」とプロポーズをする。無骨で口が悪いが、誰よりも頼りになる性格。
  • リップル
    花の精霊でアニエスが生まれてからずっと一緒。他の人には見えない存在。次の聖女はアニエスだと告げ聖女になると「教会に閉じ込められ、家族や精霊にも会えなくなる」という過酷な運命を伝え、アニエスの気持ちを優先してほしいと願う。「聖職者が持ってる水晶には触れないこと」や「王都に住む未婚の女が聖女の対象ならそこから外れればいいのでは」などとアドバイスをする。
  • レックス
    アニエスの弟。17歳。姉の幸せを願い、条件付きでアニエスとディカルドの結婚を認める。

1話:

あらすじ・ストーリー

精霊の加護によって栄えたエランティーヌ王国では、精霊の愛し子である先代聖女が亡くなってから加護が弱まっており、国を挙げての聖女探しが行われていた。

幼い頃に両親を亡くした貧乏男爵令嬢のアニエスは、聖女探しに興味もなく、唯一の家族である弟と爵位を守るために薬師の仕事に励む毎日。

ある日、幼少期からずっと連れ添っていた花の精霊・リップルから、アニエスが“精霊の愛し子”であることを告げられ大パニック!?

さらに、聖女になると第二王子と結婚させられ、大聖堂に軟禁状態の生活を送ることになるらしく…。

弟のために家を離れられないアニエスは「誰かと結婚してしまえばいい」とひらめくが、そんなアニエスを見たディカルドが「俺がお前を貰ってやる」と突然プロポーズしてきて…!?

貧乏令嬢(実は精霊の愛し子)と不器用な幼馴染騎士が織り成す、ときめき必至の偽装結婚ラブコメディ!

まるしー

『愛し子の結婚』の第1話は、先行配信している『コミックシーモア』さんで無料公開中です♪(期限はサイト内でご確認ください)

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2話:

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3話:

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『愛し子の結婚~偽装契約なのにエリート騎士様が甘すぎる~』1巻表紙

籠の鳥になることを拒否したヒロインの強い覚悟

主人公のアニエスが、自分の運命にただ流されるのではなく、必死に抗おうとする姿にまず心を掴まれました。

精霊の愛し子である彼女が、国の救世主である「聖女」として選ばれるのは、ある意味栄誉なことなのかもしれません。

しかし、その代償として愛する弟や自由な生活、そして精霊リップルとの交流までもが奪われてしまうという現実は、あまりにも過酷です。

彼女が「聖女になりたくない!」と強く願うのは、決してわがままなどではなく、大切なものを守りたいという人間らしい切実な願いからです。

「それはごくごく正常で当たり前の考え他なりません」

そんなアニエスが、リップルの助言もあり「結婚すれば聖女の対象から外れる」という突破口を見つけ出す展開はまさに“きゅんラブ”展開に物語が舵を切った瞬間であり、

サイト主のまるしーが心の中で拍手を送った瞬間でもあります

さぁここから貧しい男爵令嬢として懸命に家計を支えてきた彼女の、芯の強さと賢さが光るストーリーに皆が魅了されていくのです。

不器用なエリート騎士様の意外な「甘さ」にキュン

この物語の中で忘れてはいけないもう一人の主役、「初恋拗らせ男子」のディカルド様です!

王国の第三騎士団長で侯爵家の次期当主という完璧な肩書きの時点ですでにトキメキますが、最初は口が悪くて無骨な印象しか受けませんでした。

でも、アニエスの窮状を知るやいなや、自身の政略結婚回避という目的も兼ねたのか兼ねないのか「俺がお前を貰ってやる」とプロポーズして一日も早く、誰先にアニエスを手に入れようとする溺愛っぷりに思わず笑ってしまいました。

「よっ!拗らせ侯爵さま!」

もちろん、最初はあくまでもアニエスを救う為という名目で「偽装契約」だったはずなのに、一緒に暮らし始めてからのディカルド様の甘すぎる言動には、彼女への愛情は隠しきず「駄々洩れ状態」です。

アニエスに寄せる信頼や、ぶつかり合いながらも深まっていく互いの想いが、彼の不器用な態度から滲み出てくるたびに、胸がキュンとなる感覚。

「こういうのがいいのです♪」と、思わずつぶやいちゃうほどこの二人のイチャきゅんが愛おしかったです。

大空あいか先生の描くディカルド様の表情のギャップが、また一段と彼の魅力を引き立てていますね。

宿命に立ち向かいながら選び取る「自分の生き方」

最後に…この作品は、ただの甘いラブコメディで終わらない、深いテーマを持っているところが素晴らしいと感じているまるしーです。

アニエスが偽装結婚で自由を守ったと思ったら、今度は教会の聖職者たちが「聖女の予言」を巡って動き出すなど、新たな試練が待ち構えているという展開?(ネタバレ厳禁)

精霊の愛し子としての「宿命」と、ディカルドとの「契約以上」の関係、その二つの間で揺れ動くアニエスが、最終的に「自分の生き方」を選び取っていく物語は、私たち大人の女性にとっても示唆に富んでいるように受け止めました。

人生には、抗えない運命や宿命のようなものがあるのかもしれませんが、それにどう向き合い、何を大切にして生きていくのかを決めるのは、他でもない自分自身なのです。

「頑張れ、アニエス!頑張れ、私」と、心で雄たけびを上げていました。

原作の露原そら先生の、読者を惹きつけてやまない熱いラブコメストーリーと、大空あいか先生の美しい作画が一体となって、感動的なラブファンタジーを生み出していることに、心からの感動と感謝をお伝えしたいと思います。

「素晴らしい作品をありがとうございます♪」

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