
婚約者に、
「誰だっけ?」と言われる。
タイトルだけを見ると、
軽いすれ違いの恋を想像する人もいるかもしれません。
でも、1話で流れる空気は、
想像よりずっと重いです。
読む前に迷うのは、
この作品が「気楽に読める恋」なのか、
それとも「見ていて苦しくなる恋」なのか、という一点です。
目次
忘れられた側が、ずっと耐える1話
1話で描かれるのは、
誤解がほどけていく話ではありません。
シェーラは、
自分のことを覚えていない婚約者グランの前で、
何度も立場が揺らぎます。
言葉や態度が直接的に優しいわけでもなく、
状況の厳しさが静かに積み上がっていきます。
ここが合わない人にとっては、
序盤から読むのがつらく感じるはずです。
関係修復ではなく、「見限る言葉」へ向かう
1話の終わりで起きるのは、
仲直りではありません。
シェーラは、
自分を忘れているグランを、
見限るような言葉を口にします。
この流れが刺さるかどうかで、
この作品を読み進めるかが決まります。
「すれ違いを可愛く楽しむ恋」を求めている人には、
温度が合わない可能性があります。
1話だけでは掴めない違和感が残る
グランの「覚えていない」という言動には、
1話だけでは説明しきれない違和感も残ります。
ただ、その違和感が何を意味するのかは、
1話だけでははっきりしません。
この作品は、
1話で完結する気持ちよさではなく、
「続きで確かめたくなる引っかかり」を残して終わります。
この重い空気が合う人
- 序盤から苦しい状況が続く恋愛でも読める
- 主人公が耐える時間の長さも含めて見届けたい
- 相手の違和感を抱えたまま進む関係性が好き
ここで引っかかる人もいる
- 軽いラブコメのテンポを期待している
- 1話で安心できる修復や溺愛が見たい
- 主人公が追い詰められる空気が苦手
この作品は、
「忘れられた」時点で心が折れる人には向きません。
逆に、
厳しい状況の中でシェーラがどこまで踏ん張るのか、
その一線を見届けたい人には合います。
