
不倫もの、と聞いた時点で無理と感じる人は一定数います。
しかも相手は「夫の弟」。
設定だけで拒否感が出る人もいるはずです。
一方で、背徳と欲望が正面から描かれる作品が好きな人にとっては、むしろその関係性こそが読みどころになります。
『背徳の結実』は、まさにそこを一切ぼかさない作品です。
目次
最初から「している」関係をどう受け止めるか
1話は、葛藤から始まりません。
すでに関係を持っている状態から物語が動きます。
1話冒頭から肉体関係の描写があり、迷いの余地はありません。
つまり、「これから堕ちる」のではなく、もう踏み込んでいる。
読者は、迷いの過程よりも、その後の揺れや罪悪感を見ていく構造です。
罪悪感と欲望が同時に強い
本作はエロ要素もはっきり描かれます。
ただし、快楽だけに振り切るわけではありません。
夫を裏切っているという自覚、家族関係を壊しかねない緊張感。
その上で抑えきれない欲望が描かれます。
背徳をスパイスとして楽しむのか、倫理的に引っかかるのか。
判断はここに尽きます。
「応援できない関係」を、それでも追えるか
王道の溺愛ではありません。
正しさよりも欲望が前に出る場面もあります。
それでも続きが気になるかどうか。
その感覚が合うかどうかが、最初の分かれ目です。
この背徳を読み進められる人
- 不倫設定に強い拒否感がない
- 罪悪感とエロが同時に描かれる作品が好き
- 綺麗ごとではない関係性を物語として楽しめる
ここで強く引っかかる人
- 家族間の不倫設定がどうしても受け入れられない
- 倫理的に正しい恋愛だけを読みたい
- 背徳よりも安心感を求めている
この作品は、読者を選びます。
ただ、背徳を真正面から描く姿勢は一貫しています。
拒否感が出るか、意外と読めてしまうのか。
その答えは1話でほぼ決まります。
