
表紙の時点で、ただの純愛ではないと伝わってきます。
ページを開いた瞬間、違和感ははっきりと姿を見せる。
幸富憂子は、天使のように微笑みながら、その奥に明確な狂気を抱えているヒロイン。
この“ズレ”に惹かれるか、それとも引くか。
最初の分かれ目は、そこにあります。
目次
1話ラスト、自殺事件で一線を越える
物語の終盤、大きな自殺事件が起こります。
それまでの違和感が、取り返しのつかない現実に変わります。
「幸せな恋愛」という言葉の意味が、ここで揺らぎます。
恋よりも強いのは“執着”の匂い
2話では春太との交際が始まります。
ただ、甘さよりも先に感じるのは、どこか不穏な気配です。
それは“好き”というより、縛りつける力に近い。
そこに、張り詰めた空気がある。
可愛いヒロインを期待していないか
幸富憂子は、いわゆる守られるヒロインではありません。
自分の目的のためなら感情を使い分けるタイプです。
その姿にゾクッとできるか、引いてしまうか。
この狂気に惹かれる人
- ダークヒロインが好き
- 執着や歪んだ愛を描く作品に惹かれる
- 不気味さのある恋愛サスペンスを楽しめる
ここで距離を取りたくなる人
- 安心できる純愛を読みたい
- ヒロインに強い共感を求める
- 重いサスペンス展開が苦手
この作品は、優しい恋愛の物語ではありません。
天使の顔と狂気のギャップを楽しめるかどうか。
それが合えば、一気に引き込まれます。
