『妻よ、僕の恋人になってくれませんか?』23話ネタバレ|茜と龍三はなぜセックスレス?

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『妻よ、僕の恋人になってくれませんか?』表紙画像

22話で宗介と秋穂の物語がきれいにまとまり、迎えた23話。

ここから『妻よ、僕の恋人になってくれませんか?』は、新しい夫婦の物語へ進みます。

今回の主人公は、川島夫妻編を読んできた人ならよく知っている茜と、その夫・龍三。

ところが、この二人にも夫婦だからこその悩みがありました。

かなり仲が良さそうなのに、いったい何が起きているのか。

23話から始まった倉田夫妻編を、ネタバレありで紹介します。

『妻よ、僕の恋人になってくれませんか?』23話を読む

目次

23話ネタバレ|茜と龍三はなぜセックスレス?

23話から主人公になるのは、川島宗介と秋穂の娘・茜と、その夫・龍三です。

二人は大学時代から付き合って結婚し、現在は生後7か月の娘・灯を育てています。

夫婦仲は良好で、龍三は今でも茜にベタ惚れ。

ほかの女性にはまったく興味がなさそうに見え、結婚できたこと自体を幸せに感じているほどです。

ところが、そんな二人には一つだけ大きな問題がありました。

灯が生まれてから約7か月、夫婦の営みが一度もないことです。

茜への気持ちが冷めたわけではない龍三にとって、これはかなり切実な問題でした。

それでも龍三は、茜に「したい」と言い出すことができません。

なぜなら、毎日すぐそばで茜がどれだけ頑張っているのかを知っているからです。

龍三は茜に言い出せない

龍三はデザイン事務所を辞め、現在はフリーのデザイナーとして働いています。

今はなんとか安定して仕事を請け負って漫画の書影デザインを手がけていますが、この先も家族を養っていけるのかという不安を抱えていました。

しかも、その仕事を支えているのが茜です。

茜は生後7か月の灯を育て、家事をこなしながら、龍三の仕事の営業や事務まで手伝っています。

そんな妻を見ている龍三には、

「自分の欲求まで茜に押しつけるわけにはいかない」

という気持ちがありました。

さらに龍三にとって、茜は大学時代から「高嶺の花」のような存在です。

なぜ自分なんかと付き合ってくれたのか。

結婚して子供まで生まれた今でも、どこかにそんな思いが残っています。

つまり龍三が我慢していたのは、茜への気持ちが薄れたからではありません。

好きだからこそ負担をかけたくない。

その遠慮から、夫婦になった今も龍三は自分の欲求を妻に打ち明けられずにいるのです。

我慢していたことが茜にバレる

そんな龍三にとって、地味につらいのがお風呂の時間です。

自宅で仕事をしている龍三は普段から育児にも参加しているため、茜が灯をお風呂に入れる光景も珍しいものではありません。

ただ、龍三は今でも茜にベタ惚れ。

目の前にいる妻の裸を見るたびに性欲が暴発しそうになり、それを必死に抑えていました。

それでも、育児で忙しい茜に自分から「したい」とは言えません。

そこで龍三が頼ったのが、若かりし頃に二人の営みを撮影した動画です。

動画を残しておくことは茜も了承済みで、龍三にとってはいわば二人だけのプライベートなAV。

その動画が保存されたSDカードを取り出し、一人で我慢を解消しようとします。

ところが――。

よりによって、その姿を茜本人に見つかってしまいました。

さすがの龍三もこれには大慌て。

茜に引かれたと思い、必死に取り繕おうとします。

しかし、龍三が覚悟したような反応は返ってきません。

むしろ茜の口から出たのは、龍三にとって思いもよらない言葉でした。

茜も龍三を拒んでいたわけではなかった

龍三はてっきり、茜に気持ち悪がられると思っていました。

ところが茜は怒るどころか、龍三がそこまで我慢していたことを知ると、

「してもいいよ」

と声をかけます。

どうやら茜は、龍三がずっと我慢していたことを知り、つらい思いをさせていたと感じたようです。

灯が寝ている間くらいなら付き合ってあげられる。

そんな茜の言葉に、龍三の表情もぱっと明るくなります。

7か月ぶりに、ようやく夫婦の時間を持てる――。

ところが、いざ二人が始めようとしたそのとき、娘・灯の泣き声が聞こえてきます。

茜はすぐに灯のもとへ向かい、結局この日も二人の営みはお預けとなりました。

つまり23話で分かったのは、茜が龍三を拒んでいたからセックスレスになったわけではないということです。

育児に追われる茜を気遣い、自分の欲求を言い出せずにいた龍三。

ようやくその我慢が妻に伝わったものの、今度は育児によって夫婦の時間を持てない。

好き嫌いという単純な問題ではなく、子供が生まれてからの生活そのものが、二人の夫婦生活を難しくしていることが見えてきた23話でした。

23話は22話より前の時間を描いている

23話で一つ注意したいのが、物語の時間軸です。

22話では、42歳になった茜が登場しました。

宗介と秋穂は年老い、20歳になった息子・宗一郎も登場しています。

ところが23話で描かれる茜は、まだ生後7か月の娘・灯を育てている時期。

つまり23話は、22話の続きの時間を描いているのではなく、いったん時間を遡って茜の結婚生活を描いていることになります。

川島夫妻編での茜は、あくまで両親を一歩引いたところから見守る脇役でした。

そんな茜が第4章では主人公となり、これまでほとんど描かれてこなかった夫・龍三との結婚生活や、母親になったあとの日常が初めて見えてきます。

22話ですでに42歳になった茜の姿を見せている以上、読者は彼女がこの先も年齢を重ねていくこと自体は知っています。

それでも、その途中にどんな夫婦生活があったのかはまだ何も分かっていません。

23話では、22話で先に描かれた42歳の茜よりも前の時代へ戻り、これまで描かれていなかった茜と龍三の夫婦生活が始まりました。

23話はコミックシーモアで配信中

龍三にとってはかなり切実な7か月間ですが、茜とのやり取りは思わず笑ってしまうほどコミカルです。

ネタバレだけでは伝わりにくい二人の温度感は、ぜひ本編で楽しんでください。

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