
腐れ縁だと思っているのは、夢来だけ。
顔を合わせればケンカばかりの幼なじみ・八雲には、夢来がまったく気づいていない想いがありました。
10年来の二人の関係は、本当にこのまま“腐れ縁”で終わるのか?
『されど、ふたりはくされ恋』のネタバレとともに、夢来と八雲の恋が動き出す瞬間を追っていきます。
『されど、ふたりはくされ恋』1〜3話ネタバレ
1話|八雲を見返すため彼氏探しへ
高校に入学した持木夢来には、小学生の頃から何かと衝突してきた10年来の幼なじみ・八雲京がいます。
八雲は特進クラスに在籍する頭のいいイケメンで、女子からはモテモテ。しかし彼女ができても長続きせず、夢来にとっては顔を合わせればケンカになる腐れ縁です。
そんな八雲から恋愛経験がないことをバカにされた夢来は、友人・莉々果の勧めもあって彼氏探しを決意。
バスケ部の合コンに参加すると、外部入学してきた同級生・芳沢と意気投合し、夢来も新しい恋の予感に浮かれます。
ところが翌日、八雲から芳沢には遠距離恋愛中の彼女がいると知らされ、早くも恋は終了。
その後は結局、八雲といつものように憎まれ口の応酬です。
本人たちは相性最悪のつもりでも、二人が並んで言い合う姿はどこか楽しそう。
この時点ですでに、夢来が思っているほど単純な“犬猿の仲”には見えない二人なのでした。
2話|10年前の誤解がようやく解ける
夢来が恋愛にいまいち積極的になれないのには、小学生時代の八雲との出来事が関係していました。
当時の夢来は、恋愛なんてまるで興味なしの腕白な女の子。
そんな夢来と八雲をくっつけようと、クラスメイトの松田たちが二人を勝手にカップル扱いしたことがあったのです。
ところが八雲はそれを嫌がり、
「キモいからやめろ」
と激怒。
夢来はその言葉を自分に向けられたものだと勘違いし、八雲に猛反発します。
それから約10年。
高校生になった夢来は、偶然にも当時二人をくっつけようとした松田と再会します。
そこへ八雲もやってきて昔の話になると、松田は当時のお節介を二人に謝りました。
ここで夢来はようやく、八雲が嫌がっていたのは自分ではなかったことに気づきます。
ずっと勘違いしていたことを八雲に謝る夢来。
八雲も「悪かったな おれのほうこそ」と返します。
夢来の中に残っていた10年来のわだかまりが、ようやく解けた瞬間でした。
3話|八雲がもう一度、恋に動き出す
10年来の誤解が解けたことで、夢来の八雲に対する見方も少しずつ変わり始めます。
一方、八雲の友人・丸山は、彼が夢来への想いをこじらせていることを知っていました。
しかも相手は、とんでもなく鈍感な夢来。
このままでは何も変わらないと、丸山は八雲に自分から動くよう背中を押します。
そんななか、夢来に近づいてきたのが芳沢でした。
彼女がいるのに距離を縮めてくる芳沢に対し、夢来は、
「私は彼女持ちにはなびきません」
とキッパリ。
すると芳沢は、そんな夢来を意味ありげにじっと見つめていました。
その日の下校時、夢来は八雲の元カノたちが彼の悪口を話している場面に遭遇します。
自分が八雲を悪く言うのは平気なのに、なぜか他人に言われるとムカつく。
そこへ八雲が現れると、夢来は彼に悪口を聞かせまいと、わざと大きな声を出して女子たちを立ち去らせました。
その後は、傘を持っていなかった夢来を八雲が自分の傘に入れ、二人で相合傘。
八雲は夢来が自分をかばったことに気づいていましたが、肝心のお礼は最後まで言えません。
一方の夢来も、隣を歩く八雲を見てなぜかドキッ。
これまでとは違う感情が、少しずつ芽生え始めています。
そして別れ際、夢来の背中を見つめながら八雲がつぶやきました。
「もう一回 頑張ってみるか」
10年間こじれ続けた二人の関係が、ようやく恋へ向かって動き始めました。
八雲の片思いはどこまでこじれている?
八雲の片思いは、隠せているわけではありません。
読者にはほぼ丸わかり。友人の丸山にもとっくに知られています。
それなのに、好きな夢来にだけはまったく伝わっていない。
学校一のモテメンで、これまで何人もの女子と付き合ってきた八雲が、夢来を前にすると途端に不器用になる。このギャップが八雲のなんとも愛おしいところです。
そして、やっぱり気になるのが3話最後の、
「もう一回 頑張ってみるか」
という言葉。
なぜ「頑張る」ではなく「もう一回」なのか?
過去にも夢来へ何かしらのアプローチをしたという意味にも受け取れますが、3話時点ではまだ明かされていません。
告白したことがあるのか。それとも夢来にまったく気づかれないまま終わった何かがあるのか。
八雲の片思いには、まだ明かされていない続きがありそうです。
夢来は八雲を意識し始めた?
3話で大きく変わったのは、八雲ではなく夢来のほうです。
これまで夢来にとって八雲は、顔を合わせれば腹が立つ腐れ縁。
ところが10年来の誤解が解けたことで、八雲に対して抱えていたわだかまりもなくなりました。
もちろん、この時点で夢来が八雲を好きになったとは言えません。
ただ、これまで恋愛対象として見ていなかった八雲に、ふとドキッとしてしまう。
夢来の中で八雲の見え方が変わり始めたことだけは確かです。
ずっと一方通行だった八雲の恋。
ようやく夢来のほうにも、小さな変化が現れ始めました。
『されど、ふたりはくされ恋』が向いている人・向かない人
『されど、ふたりはくされ恋』は、かなり王道ど真ん中の青春ラブコメです。
こんな人に向いています
- 幼なじみ×腐れ縁の恋が好き
- 一途なのに不器用な男子に弱い
- 男子側の片思いを応援したくなる
- 王道の青春ラブコメをニヤニヤしながら楽しみたい
特に八雲は、イケメンで頭もよく女子からモテるのに、夢来が相手になると恋の戦闘能力が一気に下がるタイプ。
そんな八雲を「頑張れ!」と応援したくなった人には、かなり相性のいい作品です。
好みが分かれそうな人
- 鈍感すぎるヒロインが苦手
- 王道より意外性のある恋愛漫画を読みたい
- すれ違いが続く展開にストレスを感じる
幼なじみ、腐れ縁、すれ違い、鈍感ヒロインと、設定そのものに大きな目新しさはありません。
それでも3話まで読ませる力があるのは、やっぱり八雲のキャラクター。彼の不器用な片思いを応援したくなるかどうかが、この作品との相性を決めそうです。
『されど、ふたりはくされ恋』に原作小説はある?
『されど、ふたりはくされ恋』に原作小説はありません。
吉永ゆう先生によるオリジナル漫画で、2026年6月12日発売の「ベツコミ」7月号から連載がスタートしました。
そのため、小説で先の展開や結末を読むことはできず、夢来と八雲の恋の続きは漫画で追っていくことになります。
『されど、ふたりはくされ恋』はコミックシーモアで先行配信中
八雲が「もう一回 頑張ってみるか」と決めたところから、二人の恋はいよいよ本番。
不器用すぎる八雲が、ここから夢来にどう近づいていくのか?
コミックシーモアでは1・2話を無料で読めるので、気になった人はまず二人の腐れ縁からチェックしてみてください。
