一体どうして俺たちなんだ!?
人喰いサバイバルのターゲットとなった生徒らが驚愕の悲鳴をあげる!
次々と殺されてゆくクラスメイトたちに悲しんでる余裕もなく、
毎日が恐怖と絶望に包まれてゆくのだ・・・
『喰猟教室』
2巻の解説と感想です♪
父さん、母さん、姉ちゃん!
なんで…なんで…なんで…?
主人公・浦谷翔が夜の闇に悲しみの声をあげ続けた…!
前回までのお話
毎日一人ずつ喰われていく!
この言葉から前代未聞な学園ホラーパニックの幕が切って落とされた!
空手道場に通う元気な高校生・浦谷 翔(うらやしょう)が、
ある日の夜、自分が通っている高校の制服を着た人間が、人を丸呑みしている信じられない光景を目撃する。
すると、その翌日から翔(しょう)のクラスで、恐ろしい予告殺人ゲームが開始された。
教室の黒板には、
”このクラスに一人、人を喰う者がいる!”
というなんとも不気味な張り紙が…
始めのうちは質の悪いイタズラだと笑っていたクラスの生徒達はその日、地獄の光景を目にすることになる。
実際に凄惨な殺され方で次々に惨殺されてゆくクラスメイトたち。
警察が介入してくるも犯人の目星はまったく不明のまま・・・
放課後、学校側から自宅待機を言い渡され、家で昨日見た恐ろしい光景を思い出していた翔に意外な人物から電話がかかってくる。
その相手とは、今までほとんど会話したことがないクラスのヤンキーオンナ・小野 樹絵瑠(おのじゅえる)だった・・・
「家にいたくなかったから!」
彼女は、そんな理由で、人を喰う怪物を見たという翔の言葉を信じて、彼の家に詳しい話を聞きにやってきたのだ。
すると・・・
ぎこちない会話をかわしながら翔の家に向かう途中で、
なんと・・・昨日、翔が見たバケモノが二人を待ち受けていた。
そのバケモノは、今、彼のクラスメイトを殺しているのは自分ではないと言って、
その犯人探しに協力しろと二人に命令してきたのだ・・・
喰猟教室の2巻の見どころ
「どうして樹絵瑠がオレの家に泊まってるんだ!?」
主人公・浦谷 翔(うらや しょう)とは今までほとんど話したこともなかったヤンキー娘の樹絵瑠。
そんな彼女がいきなり翔に電話してきて強引に彼の家で泊まった。
いくら怪物の正体が気になったとは言え、何か理由があるはずだ・・・
彼は、戸惑いつつも実際に話してみるとカワイイ性格な樹絵瑠に好感を持ち始める・・・
凄惨な殺人ゲームが続く中、樹絵瑠と翔の微妙な関係もひとつの見どころです~♪
サイト主・けいぞーの見立てでは、たぶん樹絵瑠は翔のことが好きなんだと思う。
そして…翔もまんざらではない感じ♪
さて・・・
1巻ではいきなりバイオレンスに始まってしまったこの殺人ゲームですが、
この2巻で主に描かれているのは犯人探しを発端としたドロドロの人間関係です。
次々と殺されてゆくクラスメイトの惨たらしい姿を見て疑心暗鬼に陥り、互いに罵りあってゆく・・・
ただ・・・
この混乱状態をわざと演出している奴がいるのです。
それは…翔と樹絵瑠に”犯人を探せ”と命令してきたあのナゾのバケモノだ!
バケモノは翔の裏切りを知って彼を犯人に仕立て上げるよう画策したのだ。
その結果・・・
翔には取り返しのつかない不幸が訪れることに・・・
異次元なイベントホラー型ストーリーの内容が、回を追うごとにリアルなヒューマンストーリーへと変化してゆく様子が2巻最大の見どころとなる。
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喰猟教室 2巻のネタバレ
殺人ゲームは続く
自分が樹絵瑠に喰われている悪夢で目覚めた翔。
ただ・・・
それはただの夢だ。
不吉な思いを抱きながらも樹絵瑠とともに登校する翔だったが、
しかし・・・
いざ二人が学校に行ってみると、校門の前でクラスのみんなが集まっていた。
なんと、昨日の騒ぎで、学校は休校になっていたのである。
しかも・・・
翔のクラスの者たちだけが休校の連絡を受けていなかったのだ。
昨日の騒ぎでクラスの雰囲気は最悪の状態となっていて、みんなは口々に自分が思う犯人の名前を噂しあっていた。
そんな中、犯人扱いされた生徒・鬼堂(きどう)は感情をむき出しにして回りの生徒に八つ当たりしている。
殺伐とした空気の中、今回の連続殺人事件の捜査を担当する山添(やまぞえ)刑事が現れてその荒れた事体を収拾した。
山添刑事の出現で混乱してた生徒たちが一旦は冷静になったが、
その直後に、翔と樹絵瑠の目の前で、クラスメイトの一人・真野 光妃(まの みつき)が何者かに惨殺された・・・
犯人探し
真野が無残な殺され方をしたことで、一気にクラス内の犯人探しが加速してゆく・・・
そんな中、真野が殺された時、目の前にいた翔が犯人としてクラスメイトから疑われ始める。
なんの根拠もない、ただ、殺された真野のそばに立っていたという理由だけで、委員長の江川と、オカルト好きの女子生徒・佐山から犯人だと疑われる翔。
しかし・・・
その推理は、山添刑事にあっさりと否定されることに、
なぜなら、真野の殺され方は、頭蓋骨が砕かれ、脳みそが引きずり出されていたからだ。
その光景は、およそ人間がやった所業とは思えない惨劇だったのだ・・・
俺は犯人じゃない!
山添刑事の発言で何とか犯人の疑いが晴れて、樹絵瑠とともに帰宅する翔。
すると、また二人の前に、昨日のバケモノが姿を現した。
バケモノは昨日この場所で話した内容を、翔がクラスのみんなの前で告白したことを裏切りだと攻め立てた。
そして・・・
そのバケモノは翔に罰として、
「お前が犯人になってみんなから恨まれろ!」
と、言い放ち、
翔たちが連絡を取り合っているメールグループに、
”ゾンビは浦谷くんだよ!”
と、書き込んだ。
そのことがきっかけとなり、この後、クラスメイトたちは取り返しのつかない暴走を始めることになる。
そして・・・
バケモノに操られたクラスメイトたちは、翔にとってかけがえのない人たちの命をも奪ってしまうことに・・・
クラスの人間に大切な人たちを奪われた翔は、その怒りが頂点に達し、復讐の鬼へと化してゆく…。
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2巻の感想
「俺は犯人じゃない!」
と、必死に訴える翔の言葉も虚しく、裏切りの制裁を受けてしまった翔!
たしかに普段から空手道場で、精神と肉体を鍛えてるはずの翔にしてはなんか腰抜けな対応が目立つ2巻だった・・・
クラスで鼻つまみ者の鬼堂(きどう)が暴れてるときも結局は何もできなかった。
というか今だに主人公・浦谷 翔(うらやしょう)のクラス内ポジションが良くわからない!
彼はイケてるチームなのかダサダサチーム所属なのか?
理不尽な理由で弱そうな委員長とオカルト女子から犯人あつかいされても、しっかり反論できてなかったし、
挙げ句の果て、樹絵瑠に助け舟を出してもらってる始末でした。
なんて頼りない男だ。
ただ・・・
最初のうちは、アメージングな学園ホラー漫画だと思っていたこの作品が、なんと2巻の後半から、
ドロドロな人間関係が複雑に入り組んだヒューマンサスペンスの展開になってきたところがちょっと面白い!
それにあと、翔と幼馴染の女子二人と樹絵瑠を巻き込んだ四角関係となる恋のゆくえも・・・
壮絶な死のゲームが展開される中、高校生たちのちょっとした恋愛模様がどう絡んでくるのか?
ココも少し興味があるところです♪
しかしまぁ~あのバケモノはなんで、こうも回りくどいやり方で翔に罰を与えたのか?
サクッと翔のことも食べちゃえばいいのに・・・
ただ…それをしないってことは、バケモノと翔との間にまだ読者が知らない隠された秘密があるんだろうな~
けいぞーが思うに、やっぱり翔が一番最初にバケモノを見たあの日に何か関係があると思うんです。
あの夜、翔の直ぐ側まで迫ってきてたバケモノ。
直後に気絶した翔は幼馴染の陽子に担がれて家に帰っていたことになっているけど。
実際にどんな状況だったかは今だにちゃんと説明されてない。
そこで、ちょっと考えられるのは、
犯人・陽子 説だ!
サスペンスドラマでも意外な人物がいつも犯人だったということが多い。
だから今のところ一番怪しいのは陽子しかいないと思っているけいぞーです~♪
あとは、なんかバケモノが翔を追い込んでゆくその手法が姑息で小さいところが妙に面白くて良い。
こセコさが、けいぞーに次の3巻を読ませる要因となりました~♪
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