ついに次なる復讐劇が実行された・・・
しかし・・
凛を待っていたのは意外な展開だった！
『復讐の未亡人』
5巻の解説と感想です♪
「練りに練った凛の復讐劇の行方は？」
蜜のまだ明かされていない過去の出来事とは…？
華麗な復讐劇にあるその裏の綿密で冷静な分析と調査。
蜜が凛に授（さず）けた知恵は力では敵わない相手に挑むときの女の心得。
それは、凛の心に大きく響いた。
そんな中、蜜のまわりでも何かザワついた気配が漂い始め・・・
蜜と凛。今や固い絆で結ばれた二人に強力な味方が現る。
そして、復讐の連鎖はまだまだ終わらない・・・
『復讐の未亡人』5巻の見どころ
4巻の最後で、蜜が凛に言っていた美しい復讐のシナリオがついに完成した。
凛は蜜とともに入念な準備を整え、復讐に大切な心得を教えられた。
さらに…新しく仲間として紹介されたある人物の協力も得たうえで、
ついに凜が積年の恨みを晴らす時がやってきたわけです！
復讐の炎に燃え上がる凛に対して、蜜は冷静な心で行動するようアドバイスを贈る。
そして・・・
そんな難しいメンタルのコントロールを小学生ながら凛はしっかりとやってのけるのだ！
今となっては、蜜と凛の間には絶大な信頼関係が芽生えていて、
師匠と弟子。それ以上の親子関係にも似た絆が生まれ始めている。
さて・・・
今回5巻の見どころは、ついに実行した凛の復讐と、まだ明かされていなかった蜜のエピソードです。
壮絶な生い立ちを過ごしてきた蜜のサバイバルな過去は、まだまだたくさん隠された事実があるようだ（汗）
より計画的に、よりプロフェッショナルに進み始めた蜜の復讐劇。
その背景には、蜜が過去に味わってきた壮絶でバイオレンスな半生の経験がある。
そして・・・
蜜には以前から蜜をつけ狙う人間が二人存在しているのです。
一人はスーツを着た若い男性。
もうひとりは中学生の少年。
「一体彼らの目的は？」
ますますミステリアスになって面白くなってゆくストーリーに、黒澤Rの真骨頂を見ました♪
「とにかくここ最近の蜜が破壊的に美しい！」
4巻の解説と感想はコチラ♪
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復讐の未亡人【ネタバレ5巻】ついに凛が復讐のシナリオを実行！
花言葉
この回は、蜜の死んだ夫・優吾と双子の兄弟・陽史（ようじ）と、凛が初めて会う話が描かれてます。
実は、優吾が亡くなってから、たった一人で彼を自殺に追いやった人間に復習できたのは、
この陽史の存在を抜きには語れないのです。
蜜の信頼できる協力者として、彼女の”復讐劇”を影からずっと支えてきたのはこの陽史だった。
今回、蜜は凛が復讐のターゲットとしている義父を始末するための協力と行方不明になっている凛の母親の捜索を陽史に頼んでいました。
初対面で、陽史は凛に、
「この女に関わるな！死ぬぞ」
と、冗談で憎まれ口を叩くが内心では凛の不幸な境遇に同情的な気持ちだった。
口か悪く、つっけんどうな態度をとる陽史に対し凛も負けずに大人びた口調で対抗していたが、
何度か二人が会ううちに、いつしかお互いを口撃し合いながらも信頼関係を深めていったのです。
陽史は凛に人の命を奪ったあと、どんな心持ちでその後の人生を過ごしてゆくのかを教え、
そして・・・
いよいよ凜にその時がやってきた・・・
飛んで
いよいよ凛が長年の念願だった義父への復讐を実行するお話です。
復習の方法は食べ物に毒薬を仕込んで”自殺”または”事故死”に見せかけるやり方だ。
陽史は、意外な場所にある毒薬を凛に提供し、
蜜はどうやって義父にそれを口に含ませるかを丁寧にレクチャーしました。
そして・・・
いざ作戦決行の日、凛は生涯で初めての仕事に着手しました。
蜜にアドバイスされた方法で完璧に仕事をこなした凛は、
みごとに念願だった義父への復讐を果たしたのだが・・・
優吾 真言…
この回は、亡くなった元夫・優吾との過去と、現在の夫・真言（まこと）との話です。
小学生の美月（蜜）は、残虐な母親・薫（かおる）から”少女売春”をさせられていました。
ただ・・・
この頃すでに天才的な人心掌握術(じんしんしょうあくじゅつ)を身に受けていた美月（蜜）は、
誰一人として自分の体に触れさせることはありませんでした。
そんな時、いつものように薫が契約してきた男性の家に連れてこられた美月（蜜）は、
顔にひどいケロイド状の傷跡がある男性・マコトと知り合う。
コンピューターシステムを構築する仕事を生業（なりわい）にしていた彼は、顔や体にできた傷痕が原因で、
仕事も含め家からほとんど出ない生活をしていました。
そんな彼は美月（みつ）の体を弄(もてあそ)ぶことはなく、ただ話し相手として美月（蜜）を買ったのです。
そしてこの時、
美月（蜜）は、SEとしての技術をこのマコトからすべて吸収しました。
ただ・・・
その事がきっかけで、当時すでに付き合っていた優吾との仲がギクシャクすることになる（汗）
それは、あまりにも美月（蜜）が有能すぎて優吾に劣等感を抱かせてしまったからです。
その苦い経験から、あまり夫には差し出がましいことをしなくなった蜜だったが、
今回たまたま現在の夫・真言の会社が大きな悩みを抱えていたため、
それを解消するためのシステムを構築したのです。
「余計なことしちゃってごめんね。」
言い訳めいた言葉で真言に自分の作ったプログラム見せてみる蜜。
すると、それを見た真言の反応はあの時の優吾とは全く違ったもので・・・
問題児
今回も、過去の美月と現在の蜜が交互に描かれているエピソードです。
特にこの章では、蜜の夫・真言の会社での話が多くを占めます。
会社では自分の意見をハッキリと発言し、たとえ上司であっても理不尽な要求には絶対に応じようとせず、
確固たる強い信念を持ちながら仕事に挑んでいる真言。
ただ・・・
やはりそんな目立つ存在の彼には社内に敵もいる。
その反面、自分が正しいと思う意見を堂々と言える真言の姿に尊敬する後輩たち多い。
その一人は真言と同じ部署に所属する、山下という後輩の女性スタッフだった。
いつも彼女は遠巻きに真言の仕事っぷりを見て憧れの念を抱いていたのです。
たとえ相手に恨まれようと自分の意見をズバズバ言う真言に比べ、
いつも無理難題を押し付けられても卑屈に笑って自分を押し殺している山下。
まったく自分とは正反対の生き方をつらぬく真言に尊敬しつつ、強い憧れの気持ちも持っていた。
そんなある日のこと、
山下は、日頃から真言のことを良く思っていない営業の男性社員がひとり言で真言の悪口を言ってる姿を目撃する。
その後、その営業社員と二人っきりで飲む機会があった山下は、
その数時間後にはなんと、
その男とホテルのベットで抱き合っていたのです・・・（汗）
一体なぜ・・・？
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5巻の感想
大好きな『復讐の未亡人』も気づけばもう5巻までリリースされました♪
相変わらず、過去と未来の話が行ったり来たりで忙しい内容の作品ですが、
今回は、あの陽史が本格的に蜜と凛の心強いフォロアーとして参戦してきましたので、
「これでやっと役者が揃ったって感じですね~♪」
今まで、蜜と陽史との関係がずっと気になってたんですけど、
「今回はそれよりももっと気になった女性が現れたんです！」
と言っても以前から登場してた人物なんですけど・・・
その人物とは、真言が働いている会社の後輩スタッフの山下さんです。
5巻の最終章『問題児』の回で、彼女のとんでもない人間性が明らかになったのです。
何なんでしょう？
「山下さんのクズ女っぷり♪」
ある意味で実に面白そうなキャラです（笑）
真言のことを人としても、上司としても尊敬していながら、
真言を敵視している営業部の嫌いな男に抱かれるという矛盾した行動。
｛どうして私は嫌いな男性になびくんだろう？｝
山下さんの心の声・・・
サンドイッチマンのコントじゃないけど、
「ホント何言ってるかわかんない（汗）」
さすがのまるしーも、この山下さんの人間性だけは理解できない。
というか女として、嫌いな男と、仕事でもないのに体を重ねるなんてことは考えられない（汗）
まずもってそんな奴とキスするなんてことはありえないし絶対に無理だ！
でも・・・
「山下さんはガッツリやってたし！」
なんで・・・？
それはもう見ていてすごく強烈で新鮮な感覚だった。
なので・・・
今は、蜜より、凛より、そして真言よりも山下さんにくびったけなまるしーなのです（汗）
本当は、人間的に好きな真言や蜜のことをもっと感想として書きたかったんだけど、
まるしーの気持ちはほとんど山下さんにもって行かれてしまいました～♪
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