新・児童養護施設の子どもたち 5話!母親との再会にショック!

あんなにまで会いたかったママ!

しかし・・・

擁子に待っていたのは心を打ち砕く結果だった…


母親との再会にショック!

『新・児童養護施設の子どもたち』

5話の解説と感想です♪

擁子と依子の親子関係は完全に崩壊!

どこまでも親に裏切られた擁子に待ち受ける過酷な運命とは?

運良く『勝又ハウス』という児童施設に引き取られた擁子でしたが、

施設の運営者・勝俣紀世子の偏ったスパルタ教育主義のやり方に馴染めないでた。

 

擁子は園長が園児たちに働く体罰的教育を辞めさせようと

自らが犠牲となって体罰現場の音声の録音に成功するも、

いざ告発!

という段階で、施設の子供たちの裏切りに合ってしまう。

 

録音した音声を証拠として園長の虐待を警察に告発しようとする擁子を施設の子供たちが止めに入ったのです。

理由は、

もし、園長が警察に捕まって、自分たちの住む場所がなくなったら困るから!ということ…

 

その結果、

園長を告発するどころか擁子自身が『勝又ハウス』の子供たちから園を出ていって欲しいと逆に追い詰められる事に・・・

そして、仕方なく擁子はもといた一時預かり所に戻る事になってしまった。

その後、

預かり所に出戻った擁子は戸籍を取得するため、

現在は保護施設で暮らしている擁子の母親との再会を果たすことになるのですが、

 

そこで擁子は母親・依子にとんでもない言葉を投げつけられてしまう。

母親との再会で心に大きなショックを受ける擁子!

彼女の未来は・・・?


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新・児童養護施設の子どもたち 5話!母親との再会にショック!

引き取ってもらった『勝俣ハウス』にまったく馴染むことが出来ず、

また、一時預かり所にまた戻ってきた擁子。

ただ・・・

戸籍を持たないい彼女にはなかなか引き取り手が見つからないだろうと心配した施設スタッフは、

なんとか擁子に戸籍を取得させようと働きかけてくれるのです。

 

しかし、そのためには擁子を捨てた母親・依子の証言が必要となるのです。

だが、依子は擁子のためにちゃんと証言してくれるか不安な相手だ。

 

どうせ母親と会うのならと、念のため、施設スタッフが擁子に母親と会いたいか聞いてみました。

すると・・・

擁子は二つ返事で、
「会いたい!」とスタッフに言ったのです。

母親に酷い捨てられ方をした擁子が、それでも母親を求める姿を見て

施設のスタッフは不憫がって涙を流すほどでした。

翌日、擁子は二人のスタッフに連れられて母親がいる保護施設に向かったのです。

母親との再会!

擁子が通された部屋には小さい赤ん坊を抱いた母親の依子が椅子に座っていました。

「お母さん!!」

思わず、擁子が声をかけた…

すると・・・

無表情に座っていた依子は目の前の少女が擁子だとわかると、

「ええっこれ擁子~?」

「違うんじゃない~?変わっててびっくりぃ~!」

と、なんの悪びれもなくフザケたように言ったのです。

 

全く変わることのない母親の対応に目を丸くする擁子。

その後、擁子の体は恐怖に体が凍りついて母親に何も言えなくなった・・・

 

依子のそんな物言いに呆れたスタッフが

「保護責任者遺棄致死になる寸前だったんですよ!」

「この子は今、やっと子供らしい姿に回復したんです。」

と、声を荒げて依子を叱責した。

そして・・・

「今日は擁子ちゃんの戸籍取得についてお聞きしようと伺ったんです。」

と、訪問の意図を告げました。

 

その時、依子はスタッフの話を聞かず擁子に口パクで

「シネバヨカッタノニ」

と聞こえないようにつぶやいたのです。

母親の口元を見てその言葉を理解した擁子は精神が乱され、完全にフリーズしてししまいました。

彼女の顔は血の気も失せて真っ白になっていたのです。

その姿を見て大笑いする母親!

さすがにこの行動にはスタッフも黙っていませんでしたが、

 

虐待した母親を責めるのではなく、なぜそうなったかを突き止めるのが自分たちの仕事だと、

グッと怒りを堪える施設スタッフ。

その後、

擁子は一人のスタッフに別室へ連れて行かれ、

もう一人のスタッフは、母親の依子から彼女自身の生い立ちを事情聴取することにしました。

「なんでそんなこと言わなくちゃいけないのよ!」

と、ぶつぶつ文句を言いながら語り始めた依子の生い立ちは、

聞けば聞くほどあまりに悲惨なものだったのです。

 

とんでもない生活を送りながら大人に成長した依子。

実はこの時、彼女が生んだ最初の子供は擁子ではなく、生まれてすぐに死んでいたことも判明した。

依子の壮絶な過去は痛ましいものだった・・・

 

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新・児童養護施設の子どもたち5話の感想

あの日、依子に捨てられてから

ついに母親との再会を果たした擁子。

しかし、待ち焦がれた母の第一声は、

謝罪の言葉ではなく

「誰これ~?」

て、感じだったんです。

もう泣くに泣けない話なんです。

おまけに

「死ねばよかったのに」

という救いのない言葉。

 

我が子に投げ付ける言葉としてはありえないものだ。

その時…

擁子の人間としての機能は完全に停止していました。

しかし…

なぜ依子はあんな母親になってしまったのか?

それは依子自身が語った彼女の生い立ちが教えてくれました。

 

彼女は、何か事件があって子供を棄てる母親になってしまったわけではなく、

もともと子供として愛されたこともなく、

擁子と同じような荒(すさ)んだ生活を送ってきたのです。

 

だから彼女としては何も変わっていなかっていなかった。

絶対に人の親になってはいけない人間だったという事です。

彼女が話した生い立ちはそれほど悲惨で凄まじいものだったんです。

 

彼女もまた、親からの虐待に虐(しいた)げられた被害者の一人だった。

虐待の連鎖が発生していたわけですね。

このままだと恐らく依子はもう擁子に愛情を注ぐことはないでしょう。

たった一人で大人にならなくてはいけない擁子に溢れんばかりの声で、

「大丈夫だよー!」

て、言ってあげたい気持ちでイッパイだ!

『頑張れなんて』口が裂けても言えないです・・・

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