裕行がどんなにカコを探し求めようと、
先回りしたカコが裕行のゆく先にトラップを仕掛ける。
だから・・・
どこまで行っても裕行はカコの手の平から抜け出せないでいる。
だけど・・・
徐々に裕行は、カコの意図したとおりに過去の記憶を取り戻しつつある。
いよいよ物語はクライマックスに向けて加速し始めた・・・
『監禁嬢(かんきんじょう)』
6巻が配信スタートです~♪
今回は、裕行の過去の記憶がグチャクチャに書き換えられてしまいます。
「まさか俺がそんなことを…?」
裕行が忘れていた過去の忌まわしい記憶が甦った?
それとも…
俺の記憶が間違っていたのか?
6巻の見どころ
『監禁嬢』の1巻を読んだ時はちょっとイカれたサイコサスペンスなストーリーだと感じていましたが、
巻を追うごとに奥深い人間心理と、複雑な愛憎劇が入り混じった硬派なヒューマン・ドラマになってきました。
だから・・・
最初の印象とは全く違う心持ちで今はこの『監禁嬢』を楽しく読んでいます。
というかかなりハマってます♪
「特に今回の話はものすごく面白かった♪」
アレも仕掛け、これも仕掛けって感じで、カコが抱く恐ろしいまでの裕行に対する執着がありありと描かれていました。
始めの頃のようなカルト的な展開は影を潜め、いよいよ裕行とカコの深い因縁が徐々に見え隠れするようになってきました。
そこで…
6巻の見どころとしましては、どこまでも仕掛けたトラップで裕行を翻弄するカコの狂気と、
その巧妙な仕掛けによって、自らが持つ過去の記憶に自信をなくしてしまう裕行の絶望ですね。
そして・・・
この6巻のラストでは、重要な人物の名前が裕行の口から飛び出してきます。
「彼は、ついにカコの正体へとたどり着いたのか?」
この物語もいよいよ次の7巻で完結を迎えるのだろうか?
なんかそんな事を想像させる重要なラストシーンでした。
5巻の解説と感想はコチラ♪
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監禁嬢【ネタバレ6巻】カコが裕行の記憶を操作して導く!
君は記憶を書き換えた
カコに繋がる重要人物として、大学時代に淡い恋心を抱いてた文未乃(ふみの)のもとを訪れた裕行。
彼女とは、二人で蛍を見に行った夜、文未乃からのアプローチを拒否したことで、
その関係が壊れたと思っていた裕行だったのですが、
実際に文未乃と再会した時、彼の記憶とはまったくちがう彼女の反応があった。
文未乃は裕行を見た瞬間から体が震え恐怖におののいていたのだ!
「それ以上近づいたら警察呼ぶで!」
文未乃の第一声は、裕行には想像していなかった辛辣な言葉だった。
なぜ彼女が裕行にそんな言い方をしたのか?
それは、裕行が彼女のアプローチを断って二人の関係が壊れたと思っていた過去が、
文未乃の話では全く違っていたからだ。
そして…
文未乃は、過去の忌まわしい過去の記憶をポツリポツリと裕行に語りだした。
するとそれは裕行が記憶していた文未乃との過去とはまったく別のものだったのです。
裕行は愕然とした!
文未乃の話では、二人の関係が終わったのは、裕行がレイプまがいの行動で、
嫌がる文未乃の体をムリヤリ奪ったからだった(汗)
「君は記憶を書き換えた。」
そう言って、文未乃は大学時代に二人で蛍を見に行った夜に起こった出来事を詳細に語った。
やがて時間が流れ、
「帰って…」
「お願いやからもう二度と…」
「私の中を過ぎんといて…」
文未乃の最後の言葉は、裕行にどうしようもない絶望感を与えた。
{俺が記憶を書き換えた…?}
それは信じられないことだが、文未乃がウソを言ってるようにはどうしても思えなかった。
その後、
ガックリと肩を落として裕行は文未乃のもとを去ってゆく。
しかし・・・
裕行が去ったあと、文未乃の背後にはカコの姿が!
そう…
カコは裕行が文未乃のもとを訪れる前に一足早く文未乃と接触していたのだ。
カコは、文未乃の父親を人質にとり、裕行と文未乃に起こった過去の出来事を書き換えさせていたのだ。
そうとも知らずに裕行は、自分がしでかした過去の過ちに苦しむ・・・
カコと美沙子
その後も、裕行には最悪な出来事がたくさん起こります。
自分に凶暴なもう一人の自分がいると勘違いした裕行は、
ずっと一緒に行動を共にしている麻希(まき)に、自分と一緒にいたらキケンだと忠告する。
しかし…
麻希は裕行のそばを離れることはなかった。
だが、その夜たまたま裕行が一人でふらっと入った場末のスナックで、
魅力ある初老のマスターが言った言葉に背中を押され、
子供を連れて家を出ていった妻・美沙子(みさこ)と正面から話し合おうと決心した。
そして…
翌日、麻希には東京へ帰れと言い残して、裕行は美沙子との待ち合わせ場所へと向かった。
ただ・・・
ココからまた衝撃の展開が待っていたのです。
裕行が美沙子と会う少し前、なんと…カコと美沙子が顔なじみの関係として2人は会っていたのだ(汗)
しかも…
その会話の内容がものすごく意味深なものであり、
美沙子は明らかにカコに何か弱みを握られているようで、カコには逆らえない雰囲気だった。
そして・・・
カコと話したその数分後に裕行と会った美沙子は、彼に離婚話をきりだした。
一体、カコと美沙子の間に何があったのか・・・?
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6巻の感想
ココへ来て『監禁嬢』は、怒涛の盛り上がりを見せてきました~
連載当初は、キワモノ漫画だと思って読んでいた本作がこんなに面白くなるなんて・・・
「正直、まるしーもビックリです!」
物語の途中から、主人公・裕行の過去を旅するストーリーに方向が進んでいった。
だけど…実際に裕行が監禁されていたのは1巻の間だけで、
あとは、監禁なんてされてない。
「心や記憶が監禁されているということになるのかな?」
とりあえず今回は、文未乃と裕行が会ったあとに、文未乃の後ろにカコがいた時はほんとゾクッとしました
記憶の書き換えをして、裕行の心を揺さぶりまくるカコ。
しかも…
カコと美沙子の間にはなんだか深い因縁もありそうで・・・
「一体この二人に間にどんな接点があったのだろう…?」
そして・・・
関西弁で粋なトークを繰り広げてきた妻・美沙子の冴えないルックスで粘着質な少女時代。
様々な背景が浮き彫りになってきたことで物語の深みがグッと出てきました。
もう6巻の途中からまばたきを忘れるくらいに集中してページをめくっていました♪
夢中になって読むこと約数十ページ。
「ついにあのシーンです。」
美沙子がカコから裕行に渡せと命じられたあの”香水”
そして…
その香りをかいだ瞬間に裕行の目の前に浮かび上がったある女性の映像。
「その人物こそがまさしくカコ?」
ラストシーンで裕行はそのカコ思われる女性の名前を口にします。
まるしーはあえてその名前をココには書きません。
それは、さすがに書き過ぎだ(汗)
まるしーの言葉で伝えるより是非とも本編現物を読んでほしいから♪
でもほんとこの6巻はドキドキとハラハラの連続でスゴく面白かった~♪
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『監禁嬢』は、
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