最悪で最低なタイムスッリーパー・和也の物語がついに完結!
時を超えて初恋を汚した男の最後とは、一体どんな醜い結末だったのか・・・?
最後の最後、読者は実に後味の悪い思いでページをめくることになるだろうが、
それがこの物語の最大の良さでもあるわけです・・・
『生まれる価値のなかった自分がアンナのためにできるいくつかのこと』
3巻の解説と感想です♪
ついに和也といづるの命を懸けた殺し合いバトルが終結します。
自身の欲望を満たすために周りの人間を地獄に突き落としてきた和也の最後とは・・・
一体どんなものだったのか?
この3巻でこの物語が完結します!
それも、意味深な読者に答えを模索させるような中途半端なものではなくて、
完全決着で終わるんです。
しかも、後味の悪い感じで…
3巻の見どころ
和也に狙われた杏奈のことを体を張って守り、そして最後は、
杏奈の未来をいづるに託してこの世を去っていった杏奈の親友・さつき。
そう・・・
和也がどれほどのクズ人間かということを分かっていながら、
やすやすと杏奈に恐怖を与えられ、死なせずに済んださつきの命まで和也に奪われてしまったいづる。
{一体自分は何のためにタイムスリップまでしてこの世に存在してるんだ…!}
自分の無力さに打ちのめされ、自らを責め続けるいづるだった・・・
もう…いづるとしては、和也との関係は待ったなしの状態だ。
このまま和也を野放しにしていると、きっと第二・第三のさつきが生まれて、
よりもっと杏奈の未来が不幸なものへとぬりかわってしまう。
改めていづるは、自分のやるべき使命を思い出し、一日も早く和也の息の根を止めるために動き出す・・・
3巻の見どころは、和也といづるが繰り広げる血で血を洗う最終バトルの様子と、
ラストはやっぱり和也といづるの間で交わされるセリフの応酬ですね。
そしてそれが、この対決の結末をなんとも後味の悪いものとしてゆくのです。
ただ…
だからと言ってつまらないラストいいうわけではない!
『生まれる価値のなかった…』らしく、救いのない、ムカムカするようなクールな結末だったということ・・・
クズ男らしい和也の末路は、あくまでも最低な最期で、
結局最後まで、生まれる価値のなかった存在に終わったいづるは、
やっぱり自分はこの世に生まれてはいけない存在だと自覚してこの世を去ってゆくのだ。
そう・・・
この最終巻での最大の見どころは、薄れゆく意識の中、和也がいづるに言い放つ呪いの言葉と、
その言葉を受けて答えたいづるの怒りと覚悟の反論でした。
読み終えた後、何時間か脳裏に残るほど、グッと胸に刺さるラストシーンだった!
クソだったけど、心に訴えてくる悪意のメッセージパワーがものすごいのだ・・・
2巻の解説と感想はコチラ♪
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生まれる価値のなかった…3巻のネタバレ
郁美のSOS
相田 慎也(あいだ しんや)に続き、親友の二ノ瀬 さつきも和也のせいでこの世からいなくなった。
この短期間で二人のクラスメイトが亡くなり、しかもその一人は親友のさつきだ。
杏奈は、和也との一件を含めてそうとう精神的に追い込まれてゆくことになり、
ショック状態がひどくて部屋に閉じこもったまま学校へ行くこともできない。
そんな杏奈の憔悴しきった姿を目の当たりにして、いづるは自分の不甲斐なさを呪った。
{何のために自分がここにいるんだ!}
このままでは、わざわざ時を越えて自分がやってきた意味がない。
一刻も早く和也をこの世から抹殺しなければならない。
怒りに震えながら今一度、自分のやるべきことを再確認するいづるがいた・・・
すると…
そんな焦るいづるの前に、和也に身も心も支配されている九条 郁美(くじょう いくみ)が助けを求めてきた。
彼女は、自分は和也に脅されて杏奈を陥れる手助けをさせられていたのだといづるに告白してきたのだ。
そして・・・
和也から自分を助けて欲しいと涙ながらに訴えてきた…!
確かに、郁美が和也の指示のもと、様々な行動を起こしていたことは知っていたが、
果たして今の郁美が本当に和也の洗脳から覚めているのか・・・?
いづるとしては非常に難しい判断に迫られたのだ。
郁美の情報は、廃校に和也が自分を待っているという彼の居場所を教えるものだった。
これが本当なら和也の不意を衝ける絶好のチャンスとなるのだが、
もし・・・
郁美が和也の指示で自分をおびき出しているのなら、逆に自分が危険な状態であることになる。
悩んだ末にいづるは、郁美のSOSを信じることにしたのだった。
意を決して郁美と共に和也との闘いにケリをつけにいくいづるの運命は・・・?
衝撃の結末へ
ココからいよいよ壮絶なクライマックスへ向けて物語は加速してゆきます。
杏奈が人でなしの和也にレイプされて生まれた子・いづるは、時空(とき)を超えて自分が生まれたそのルーツを破壊するために過去へ遡(さかのぼ)った。
そして・・・
今、一組の親子が、壮絶な殺し合いを繰り広げるのだ。
しかも・・・
この物語が結末を迎えるまでにあと3人の命が亡くなります。
殺し殺され…
精神が狂気の域に達してしまった和也には、すでに人の心なんて持ち合わせていない。
ただただ、自分の欲望のために暴走するのみの鬼畜にすぎないのだ・・・
果たして、
いづるはそんなモンスター化した憎き父親・和也の愚かな暴走を止めることができるのか?
そして・・・
和也が取りつかれたように付け狙う杏奈の安否は?
さらに・・・
将来、杏奈と共に温かい家庭を築くはずの京太との関係は・・・?
様々な人間関係が複雑に交錯してゆく中で、この残虐極まる物語は、いよいよ衝撃の結末へと突入する・・・
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3巻の感想
人の悪意をここまで潔く描きつくせたらそれはそれで大したものだ。
お涙ちょうだいの感動ドラマが好みではないけいぞーは、
この『生まれる価値のなかった…』不条理なストーリーとその結末が気に入ってます♪
『正義は勝つ!』
というキレイごとの結末が嫌いで、どちらかというと
正義を貫いた結果、悪がはびこってしまった。という結末にしっくり納得してしまうけいぞーです。
『悪は滅びない』
これが現実だろう…
なぜなら、そんなリアルな日常を何十年も実際に見てきたわけだから…
なので、けいぞーは、この『生まれる価値のなかった…』の玉虫色な結末と、いづるの救いのないポジションになぜかホッとする。
結局、最後まで生まれる価値のなかったいづるの存在に…
いづると和也は、永遠にどこかの時代で殺し合いを繰り返しているはずだ。
そのたびにヒロイン・杏奈の運命がコロコロと変わってゆくんです。
正直、ストーリー的には、ツッコミどころが満載のまだまだ粗削りな内容でしたが、
最後までブレずに和也をヒールのままあの世へ送った著者には、次の作品へ向けて期待が生まれました。
もし・・・
最後に誰もがハッピーエンドを迎えるような結末だったらけいぞーはこの作品を買ったことを後悔していただろう・・・
だけど・・・
あの救いのないラストは、お金を払って読む価値のある結末だった。
そう・・・
けいぞーは、この物語はいまだにまだ終わっていないと思ってるんです。
和也がいづるに殺されたその瞬間、また別の時代で二人はバトルを繰り広げているはずなんですよ。
そんな想像をしながらこの3巻のラストを読んでいました♪
この作品は、かなり不道徳で非常識なストーリーゆえに、なんだかんだ読者から『クソ漫画』との批判も多かったんですが、
コンプライアンスがうるさくなってきた今の時代だからこそ、
こういう攻めた作品を描く作家さんをけいぞーは応援したい。
だから・・・永瀬ようすけさんの次回作には特に期待したいのです♪
面白かった~♪
ただ・・・
好き嫌いがあることは間違いない作品ではありますが
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