セカンドマザーのぞみの場合【ネタバレ1話】邪魔になった里子!

富裕層の家庭によくある残酷なケース!

邪魔になった里子は捨ててしまえ!

壮絶な家庭内サバイバル!

漫画:あしだかおる 
原作:渡辺やよい

『セカンド・マザーのぞみの場合』

1話の解説と感想です♪

親に虐待されて一度は捨てられた少女が、

里親に引き取られた家族に再び捨てられようとしている!

「ハッキリ言おう!」

人間の子供はお前らのペットじゃないぞ~!

大好評の『セカンドマザー』シリースの第3弾というわけです。

 

今回は、里子を育ていた不妊の夫婦に諦めていた子供ができた!

その事で巻き起こった信じられない家族騒動。

残酷な家族の現実が悲しいほどリアルに描かれた物語。

祖母の反対で、正式な養子として迎えられなかった少女の切なく悲惨な人生。

 

「この子は立派な私たちの子供なのに!」

里親の妻は、なんとしても養女にしたいけど、

気の弱い旦那は、義母の言いなりで、何も言ってくれない!

 

「一体、この子は将来どうなってしまうのか?」

里子を育てられるのは18歳まで!

そして・・・

まだ8歳の娘は、未だ私たちの実子でない事実をまだ知らない。

里子を育てた家族に持ち上がる遺産相続が絡んだ家族の確執。

諦めていた不妊夫婦に実施が生まれたことで、

「邪魔になった里子の運命は?」

 

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セカンドマザーのぞみの場合【ネタバレ1話】邪魔になった里子!

ヒロイン・坂本のぞみは8歳の小学生です。

笑顔いっぱいで、母・美香に甘える彼女には、ある重要な秘密があります。

それは・・・

彼女は、美香が産んだ子供ではないということ。

結婚して15年、美香と夫・真也の間には子供が出来なかったんです。

 

長い不妊治療の期間を経ても子供が授からなかった坂本夫妻は、

どうしても子供が欲しかったのです!

結果、夫婦が選択したのは、里子(さとご)を育てるという結論でした。

未成年の母親から、未熟児で生まれた子供を美香と真也は神様の思し召しと捉え、

”のぞみ”という名前を付けて、里子として育てることにしたんです。

その後、未熟児で生まれてきたのぞみは、美香と真也に深い愛情をもって育てられ、すくすくと成長してゆきました。

しかし…

そんな のぞみを里子として育てることに大反対の家族が一人いたのです。

それは義母でした。

真也の家は代々開業医の家系で都内に大きな医院を運営していた。

資産家の坂本家としては、血のつながりもないのぞみに財産を渡すわけにはいかない!

と、頑なに里子の のぞみを正式に養女として坂本家の籍に入れることを反対していました。

 

今年8歳になった のぞみはもう美香の中では自分の子同然だったのです。

自分の養女にしないなんて考えられない!

美香は夫の真也に相談するも、マザコンの彼は義母に何一つものが言えない始末。

けれど…

籍を入れてない里子を育てるのは法律で、18歳までと決められています。

だから のぞみにはまだ10年の期限がある。

それまでに義母を説得すればいい!

と、のんきに構えている真也。

のぞみの将来を考えるとたまらなく不安になってしまう美香だった。

すると…

そんなタイミングで、美香の体に衝撃の異変が発生する!

なんと…

彼女が妊娠したのだ!

長いあいだ不妊で苦しみ続け、完全に自分の子供のことは諦めていた佐藤夫婦。

なんて、運命のいたずらだろう(汗)

しかも美香のお腹の子は佐藤家の跡継ぎとなる男の子だったのです。

その後、無事に美香が出産を終えて元気な男の子が生まれた。

本来なら佐藤家にとってとっても嬉しい事なのですが、

美香を苦しめたのは、のぞみに対する義母の迫害でした(汗)

 

いたって厳しい立場に立たされることになった里子・のぞみ。

今、一つの家族に危機が迫っている!

追い詰められた のぞみの将来は?

除け者扱い

美香の妊娠で、坂本家はすごく活気づきました!

日頃から美香とのぞみに辛く当たっていた義母も気持ち悪いほどの上機嫌だった。

満面の笑みを浮かべて、美香の出産に歓喜の雄たけびを上げている。

美香はそんな義母に一抹の不安を覚えながらも自らの妊娠にはホッとしていた。

それに、

「私に弟ができる!」

と、佐藤家の事情を何も知らない のぞみも大喜びしていたのです。

やがて…美香は無事に元気な男の子を出産しました。

『一郎』と名付けられたその子は、実子がいなかった坂本家に溺愛されて育てられることになる。

そして…

この頃から徐々にのぞみに対する義母の態度が露骨に酷くなっていきました。

ある日、学校から返ってきた のぞみが一郎に触れようとすると、

「そんなバイキンだらけの手で一郎に触れるな!」

と、厳しい口調でのぞみの手を引っ叩いて叱りつける。

それからは何かと家族の行事にのぞみを参加させないことが増えていった。

全ては義母がそう仕向けた結果だ。

のぞみは完全に家族から除け者扱いされているのです(汗)

しかも…のぞみは自分が里子だということをまだ知らないのです。

{私がしっかり守らなくちゃ…!}

家族から放りだされようとしているのぞみをぎゅっと抱きしめる美香がいました。

酷な宿題

一郎がすくすく成長する中で、

ある日、のぞみにとってすごく辛い出来事が起きてしまう。

それは、ある日の学校での授業が原因でした。

社会科の授業で、

「自分の生まれた日を調べよう」

という残酷な宿題が出たのです。

いつも美香は幼稚園や小学校の先生に家庭の事情を説明して、

色々とのぞみのことでは先生からも配慮をしてもらっていたんですが、

一郎が生まれたことで子育てに忙しくなって、

のぞみの担任が新しい先生に変わっても家庭の事情を報告していなかった。

それは、美香にとっては取り返しのつかない致命的なミスとなった!

のぞみの事を里子だと知らなかった新しい先生は、

のぞみに対しても同じように『生まれた日』の宿題を出してしまった!

その宿題がきっかけとなり、のぞみは今まで知らなかった自分の不幸な生い立ちまでも知ってしまうことに…

 

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1話の感想

前回の『セカンドマザーひかる』の場合は、

実の親から虐待されたひかるが、里親に引き取られ、本当の親子になるまでが描かれた感動作品でしたが、

今回は、ちょっとまた違った意味でシリアスな展開の作品ですね!

子供が出来なくて里子を育ててたら、ひょっこり妊娠しちゃいました。

という最悪のシュチュエーションから始まる。

 

家はなかなかの資産家。

姑は元気満々とくれば、

「里子なんて返せ!」となるのは当たり前の話でしょうね。

不妊の夫婦にはちょっとしたあるあるな話だと思いますが…

お約束どおり、旦那さんがマザコンで、姑には何も言えない

優しいんじゃなくて、ただ、優柔不断で弱いだけの夫。

なので、美香さとのぞみちゃんにとっては最悪の陣形というわけです。

しかし、

「この坂本家には真也の父親はいないんだろうか?」

義父がいてくれたら少しは味方になってもらえたかもしれないんですが

今のところ、のぞみは『返却』という流れが進んでしまってますね~!

真也も恐らく義母の意向に逆らうことはないでしょう!

そして…

おまけに のぞみは自分の戸籍を見てしまったし!

次回は、恐らく美香にのぞみが自分の戸籍について聞くんだろうな~?

なんか のぞみちゃんの可哀想な先行きが見えてしまって辛いんですが、

やっぱり面白さの方が勝ってしまうこの理不尽な世の中よ(汗)

 

>>>『セカンドマザーのぞみ』2話の解説と感想はコチラ♪

 

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