『恋のツキ』ネタバレ 7巻|ワコの生き様に拍手!そして完結。

30代の派遣社員・ワコの葛藤する日々がついにフィナーレを迎えました。

恋愛・仕事・妊娠・結婚。

女として様々な岐路が押し寄せてくる30代の崖っぷちで、

イコくんという大冒険を選択したワコですが、

彼から言い放たれたトツゼンのお別れ宣言でそんな冒険も終わりを迎えてしまった。

圧倒的にリアルで痛々しいワコの人生。

最終回にどんな結末を抱えて未来へと歩き出すのか・・・?


ワコの生き様に拍手!そして完結。

恋のツキ

7巻の解説と感想です♪

6巻のラストで恋人・イコ君から突然の別れを告げられたワコ。

彼は理解していない

ワコがどれほどの思いとリスクを覚悟してイコ君を選んだのか?

恋に仕事に結婚に…

ツキに見放され始めたワコがたどり着いた生き方とは・・・?

いよいよ完結です♪


6巻の解説と感想はコチラ♪
↓↓↓↓↓


7巻の見どころ

2018年に実写ドラマ化された『恋のツキ』が、ついにこの7巻をもって完結です。

良くも悪くもたくさん感情を揺さぶられた作品でした。

著者の新田章 先生の作品は、読者の心をイラつかせたりムズムズさせるのが上手で、

結果・・・

ドンドンそのストーリーにハマってゆくんです。

まさに今回の『恋のツキ』がそんな感じでした♪

長年付き合ってるワコという恋人に対するふうくんの態度にイラつき、

そんなふうくんに対して煮え切らない態度のワコにイラつき、

イコくんという抑えの利かない若い感情にイラつき・・・

イライラとモヤモヤのオンパレードなストーリーでした~

ただ・・・

その全てのエピソードに繊細なリアリティが含まれていました。

だからある意味すごく胸に突き刺さるシーンが多い。

 

さて・・・

最終巻となる7巻見どころですが、30代崖っぷちにいたワコがイコ君に振られ、

その後、自分の人生をどのように立て直したのか?

それともできなかったのか?

ワコの七転八倒しながら悲しみと苦しみに耐える葛藤の日々は、

過去に辛い失恋をした人間にはスゴク刺さるシーンがたくさん出てきます。

好きな人に振られた直後のどうしようもない感情がすごくリアルで繊細な描写で描かれております。

そして・・・

鳥肌とか感動とかとはまた違い、「そうきたか~」というサイト主のまるしーにとっては玉虫色の完結でした。

このラストをどう評価するかはもちろん読者一人一人の自由な感想ですが、

とりあえず、まるしーの溢れる『恋のツキ』愛は最後の『感想』の項目で、

ラストのオチに対する感想や思いのたけを放出させていただきました~

 

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『恋のツキ』ネタバレ 7巻|ワコの生き様に拍手!そして完結。

『さようなら』

思春期の男子はやっかいだ。

最近まで絡みつくように体をこすりつけて焼きもちを焼いていたイコ君が、

一体どんな心境の変化があったのか、突然ワコに別れを告げてきた。

結婚と今後妊娠できないリスクを背負って彼を選択した結果が、

良く分からない恋の微熱に侵されたイコ君の心変わり・・・?

どこまでも男運に見放されたワコが、

最愛の年下彼氏から『さよなら』を突きつけられて、大博打をうった恋が終わったのだ。

だけど・・・

別れを告げられた側のワコにはその後もイコ君への未練が続いた。

苦しい・・・

何をどうやっても体から離れない絶望と孤独。

せめて・・・

せめてもう少し彼の言い訳を聞きたいと思いスマホを見つめる。

でも・・・

この恋が終わったことは確実で、ここからワコがどんな言葉をイコ君にぶつけようと何も変わることはない・・・

ワコは覚悟を決めて、イコ君との思い出が詰まったモノ全てを断捨離し、

最後にイコ君が素敵だと言って触れていたロングヘアーをバッサリと切り落とした。

そして・・・

元カレ・イコ君が知らない新しいワコを力技で作り上げたのだ。

ココに至るまでに七転八倒したワコの葛藤は胸にしみる哀愁があった。

非常にリアルで臨場感のあるエピソードでした~

正直、この7巻の話の中では一番胸に刺さるストーリーでした♪

『初夏』

季節は春から初夏に移り変わり、ワコの中では、ようやくイコ君との恋愛にケリがつきかけていた。

彼女は今、失恋の傷を忘れるために、必死で資格試験の勉強に励んでいる。

猛勉強中は、苦しい失恋の痛みをムリヤリ和らげることができているのだ。

新しい職場で出会い、ワコがすごく影響を受けている同僚・照井(てるい)さんも応援してくれた。

しかし・・・

残念ながら、今回ワコが挑んだ『秘書検定』と『簿記2級』の資格試験は両方とも失敗で終わった。

その夜、

家で一人ヤケ酒をあおるワコのもとに元カレ・土屋からLINEが届きます。

資格試験に落ちたからか、酔っていたせいか、はたまた失恋した寂しさからか、

事もあろうに自分に気があると分かっている土屋をワコは自分の部屋に招いてしまうのです。

当然話題は、イコ君と別れたことにも触れて、ここぞとばかりに土屋はワコにモーションをかける。

結果・・・

二人は体を重ねることに・・・

ワコの一番悪い部分が出てしまったエピソードです。

このズルズルしたパターンが多いんですワコは・・・

『呪い』

土屋とのセックス中にストップをかけてしまったワコ。

土屋と付き合ってゆく未来を考えたとき、ワコの中で”NO”というブザーが鳴ってしまったのだ。

そして・・・

土屋はワコから突きつけられた”NO”を精一杯のやせ我慢で受け入れた。

彼氏に振られた直後の絶妙なタイミングで落とせなかった女は、今後どう頑張っても無理だろう・・・

気まずい空気の中、あっさりと土屋はワコの部屋から寂しそうな表情だけを残して去っていった。

その後、何日かしてワコは土屋に『さよなら』のメールを送信することになる。

ある日、

仕事に、恋に葛藤するワコのもとへ故郷で暮らす姉から、実家の母親が倒れたと連絡が入ります。

結局のところ母親の命に別条はなく、姉のはやとちりだったけれど、

突然の電話に驚かされてその足で実家に帰省したワコだったが、

そこで待っていたのはワコと母親のジ~ンとくる感動的なやり取りでした。

何もなくて大嫌いな故郷だけど、その故郷で母親がワコにかけられた『呪い』をたくさんの愛情で払い落としてくれたのだ・・・

いつだって子供の幸せを一番に願う母の一言は、ワコの弱っていたメンタルに大きな息を吹き込んだ・・・

『ただいま』

この年、ひっそりとワコは33歳になった。

そして昨日、ワコの同僚・照井さんは、自分の夢に向かって歩き出すために会社を退職しました。

デコトラで日本中を走り回るという目標を前倒しで購入した軽トラ

そして今ワコはその助手席に乗せてもらって、照井さんの買い物に付き合っている

照井さんの眩しい夢の計画を隣で聞きながら、自分も触発されるワコ。

すると・・・

何よりもコーヒーと映画が大好きなワコに対し、

「丁寧にコーヒーを入れて、店内で映画を流すカフェをやれば♪」

と…驚きの提案をしてくる照井さん。

そう・・・

よく考えると長い人生において、たった33歳のワコなんてまだまだその未来は選び放題なのだ。

「自分でなにかを立ち上げるってのもアリだと思いますよ」

と…常に前しか向いていない照井さんは、さらっとワコに夢のあるアドバイスを残して、

まだ真新しい軽トラに乗って日本縦断へと旅立ってゆきました・・・

それからは様々な懐かしい人と再会するワコ。

会話の中でイコ君と別れた話題なんかも出て、なんだかんだ失恋の傷もほとんど癒えていた。

さらに、自分が望む人生の歩き方もぼんやりとは見えてきたこのごろだ(。

『ただいま』

懐かしい知り合いとの飲み会が終わった彼女は、自分の家に上機嫌で語りかける。

この時、彼女こう思っていた。

今はただ、自分のために美味しいコーヒーを淹れられるようになりたいと・・・

『最終話』

このエピソードが『恋のツキの』最終話となります。

前話から数年後が舞台となっております。

昔からの恩人でるリサさんとカフェで再会するシーンから始まる最終話

後半ではいきなりドーンとワコの生活が一変してるシーンが登場します♪

その光景が幸せな光景なのか、意外な光景なのか、はたまた残念な光景だったのか・・・?

さすがにそのオチはここでネタバレするわけにはいきません。

その答えは、ぜひとも本編現物をご覧ください。

ただ・・・

サイト主のまるしーがラストの18ページで見たその光景をどう思ったか・・・?

「ああ~こう来たか!」

「う~~~ん」

「まずまず…」

という感覚でした。

もちろん人によって感じるところは全然違うと思います。

さて・・・

あなたはこの最終話を読んでどんな感想をいだくのでしょう・・・

 

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7巻の感想

TVドラマ化には完全に失敗した本作ですが、原作マンガでは最後までシブいリアリティでフィナーレを迎えてくれました♪

恐らく『恋のツキを』を読んできた誰もが気になった最終回だと思います。

本命のイコくんとラストを迎えるのか、ダークホースの元カレ・土屋さんなのか、

それとも意外なところで、直近彼氏のふうくんが最後に巻き返しを決めるのか?

主人公のワコがどちらかというと流されるタイプの女性なので、

最後の結末で彼女の隣を歩いている男性の想像できませんでした。

まぁ~いろんなユラユラ・グラグラがありましたし、のっぴきならない様々な事情が発生したり、

しかも、30代を迎えて選択した彼氏が高校生ですよ・・・

かなりの大博打を打った。

イコ君しかいない!

確かにワコのやってる事や考えてることを見てるとイライラしてくるんだけど、

実際、ワコの人生を自分のモノと置き換えてリアルに考えた時、

やっぱり土屋さんとは一緒に人生を歩みたくないし、ふうくんとも考えられない。

この先の未来にかけてみるならイコくんなのかもしれない。

いや・・・

イコ君しかいない!

だけど・・・

彼は、ほんのちょっとの不安やトラブルでその決意がグラグラに揺れてしまうまだ未成熟な青年です!

実際、ワコはわけのわからない思春期の気まぐれでイコくんに振られてしまった・・・

なんせ、自分より一回り以上の年下カレシから泣いて「ごめんなさい」なんて言われたらすがりつけないよ

失恋した直後のワコは痛々しくて見てるのも辛い状況でした。

今回の7巻では最初の『さよなら』の章が一番キツかったし共感した!

圧倒的なリアリティ

新田先生の作品は、『あそびあい』の時もそうだったけど、

圧倒的なリアリティと、ちょうどいいムカつきのバランスが絶妙なんです♪

{どうせこうなるんでしょ}

という読者の想像を少しだけ裏切り、基本的には想定の範囲内でストーリーがリアルに進んでゆく。

決して物語にわざとらしい大きなイベント事や突飛な事件をムリヤリねじ込まないところがすばらしい。

あくまでもリアリティを追求しながら主人公たちの生きざまを繊細に描いてゆくその姿勢は、

昨今世の中に溢れかえっている雑で薄っぺらいラブストーリーとは明らかに一線を画しております。

だからこそ読んでいて本気でイライラもするし、ムカつきもするわけです。

結末の評価

さて・・・

ココまで感想を述べてきて、まるしーが思う結末の評価はどうなのか?

まず、世間の評価を調べてみると、良い悪いが半々だったように感じました。

そして・・・

まるしーが最終回を読んで思った感想は・・・

{やっぱりこの終わり方か~}

という感想だ。

簡単に言うと、通常着陸を選択したな~という感じです。

確かにものすごくリアルにワコの気持ちを考えた場合、最後に残るワコの生き様はこれしかないかな~とも思いました。

ゆえに、

『ワコの生き様に拍手!そして完結。』

という記事のタイトルにさせて頂いたわけです。

はい♪

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恋のツキシリーズは

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このお店は、電子コミックサイトでは老舗のコミックサイトで、

サイト管理人のまるしーがいつも利用してるお店の一つです♪

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他のコミックサイトでは読めないレアな作品も数多く扱っているし、

こういうサイトは押さえておいたほうがイイですよ~♪

 

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