ついに、かざりとたんぽぽが一騎打ち!
どこまでも歯向かってくるたんぽぽに対して、
キレたかざりは無視法違反を侵してしまうのだが・・・
『くにはちぶ』
7巻の解説と感想です♪
もう~完全におかしくなっちゃったかざり。
しかも・・・
この子たちって中学生なんだよね。
【7巻のあらすじ】
かざりがはじめた“ゲーム”により、たんぽぽを攻撃する人たちは増えていく。
だが、それに反発してあざみの…そしてたんぽぽの味方をする人間も現れる。
心強く感じるたんぽぽたち。しかしそんな折、かざりの計略によりたんぽぽが誘拐されてしまう。
暴走していく状況に終わりはくるのか?
7巻の見どころ
今回の7巻は最初から最後まで華厳かざりが大暴れするストーリーなんですが、
とにかく常軌を逸したかざりの暴走が止まらないんです。
当然、彼女にはここまでたんぽぽを排除しようとする何らかの考えがある。
そしてそれは過去に自分が背負った十字架を肯定したいがためのムチャクチャな行動でした!
前回の話では、かざりがたんぽぽの排除に賞金を懸けたゲームを開催したり、
とても中学性とは思えない賞金を懸けた学校ジャックをやってのけましたが、
そんなかざりの暴走がこの7巻でもまた大爆発してしまいます!
正直もうムチャクチャな状況になってきました。
サイト主のまるしーもさすがにかざりが次々に仕掛けてくる不条理な攻撃に食傷気味です(汗)
そろそろいいんじゃないかな。
かざりは・・・
ということで、7巻の見どころはついに狂気の行動に出たかざりとそれに立ち向かうたんぽぽの一騎打ちです。
いままでずっと親友のあざみに守られて泣きべそをかいていたたんぽぽがワンランクレベルアップを遂げ成す。
無視刑を言い渡されてからのたんぽぽは、たくさんの悲しみや苦しみを乗り越えて成長を繰り返してきました。
親に甘えてばかりだった過保護のたんぽぽ少女は今どこにもいません。
理不尽な境遇に挫けることなくこのまま”くにはちぶ”の一年間を乗り切ることができるのか?
ここまで来たらもう最後まで学校へ登校し続けてやり切って欲しいと思う。
いまやもう矛盾ばかりのくにはちストーリーなんだけど・・・(汗)
なんか気になる漫画なのです♪
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くにはちぶ【ネタバレ7巻】かざりの暴走が止まらない!
24話:それぞれの立ち位置
たんぽぽとあざみが出演したネット動画で、くにはち法案の反対を訴えた放送の効果は、
まったく視聴者には刺さらなかったものの、たんぽぽのクラスメイト数人には届いたようで、
あの放送後、何名かのクラスメイト達がたんぽぽとあざみの味方になりたいと申し出てきたのです。
だがそれは自動的に今学校を実質的に支配しているかざりに逆らう事となる。
かざりが黙っているわけもなく、すぐさまかざりは自分に反旗を翻した生徒たちに攻撃を仕掛けることに…
かざりはたんぽぽたちの味方になると言っていた女生徒の一人の指をへし折り、
「お前たちの敵は、この華厳かざりだぞ!」
と…およそ中学生とは思えないドスの利いた表情とセリフで、
目の前の生徒と共に回りにいた生徒たちまでも震え上がらせたのだ。
まさに狂気だ!
どうして彼女はココまで頑なにたんぽぽの排除にこだわるのか?
そして・・・
どこまでもあざみの心を自分に向けさせようとするその理由とは・・・?
たんぽぽを含めその他の生徒たちは、それぞれの立ち位置で自身の考えをぶつけあってゆく・・・
25話:本当の味方
この日、クラスメイトの指を折り、アブナイ方向へと暴走するかざりを止めたのはたんぽぽでした。
彼女がかざりに頭突きを食らわせたことで、かざりがその場から退散し、
教室内での騒動は終息しました。
ただ・・・
今回、狂った行動を見せたかざりの暴走で、味方はいなくなるだろうと思ったたんぽぽとあざみでしたが、
意外にも数人はまだ二人にとって本当の味方となってくれていました。
しかも・・・
たんぽぽを護衛するためにその味方グループの数人は一緒に下校までしてくれたのです。
その日は久しぶりにたんぽぽとあざみが笑顔になったひと時でした。
だが・・・
たんぽぽにしてやられたままで、かざりが引き下がるわけもなく、
今度は数人の男を雇い、莫大な報酬を条件にたんぽぽを誘拐させたのです。
目の前でたんぽぽを拉致されて呆然と突っ立っていたあざみの背後に、
余裕で勝ち誇った笑顔のかざりが現れました・・・
26話:許しと肯定
たんぽぽを誘拐されて崩れ落ちるあざみに向かってかざりはこう言い放った。
「30分以内に私を殺して」
もうカオス状態(笑)
実の父親に刃を向けた過去を持つかざりは、その心のキズを誰かに肯定して欲しくてしょうがなかった。
そんな時、自分の身を気にすることなく命がけで親友を守ろうとするあざみというクラスメイトの存在を知ったのです。
そう・・・
かざりはあざみに自分の過去を肯定して欲しかったのだ。
大切な母親を守るために父親を殺そうとした自分を・・・
『許しと肯定』
それがずっとかざりがあざみに求めたものだったのです。
しかし・・・
あざみはそんなかざりの真意がわからないのでただただかざりに怒りをぶつけることになる・・・
そこへ…
たんぽぽが誘拐されるところをずっと動画撮影していた画彩影撮(がさいえいと)が現れ、
事態はさらに混とんとしてゆく…
27話:敵と味方
誘拐されたたんぽぽは、催涙ガスで眠らされ、ワンボックスの後部座席で苦しそうな呼吸をあげていましたが、
あざみとかざりがやってきたことに気づき、
今度はたんぽぽがあざみを救うべく勇敢に立ち上がる。
すると…
再びたんぽぽに自分の計画を邪魔されたかざりのいら立ちは頂点に達し、
ついにたんぽぽと直接対決することになります。
それがどういうことか?
そうです…かざりはこの時、無視法を侵してたんぽぽに話しかけてしまうのです。
すると…すぐに背後からたんぽぽを監視していた監督官の踏(ふみ)が現れ、かざりを捕獲しようとするも、
なんと・・・
ナイフを手にしたかざりがたんぽぽを人質に捕ってしまったのです。
かざりに手出しできない踏。
そしてこのあと・・・
かざりとたんぽぽが壮絶な『敵と味方』論争を繰り広げることに・・・
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7巻の感想
著者がこの7巻で読者に伝えたかったメッセージは、あざみやたんぽぽから見たかざりの立ち位置だったのかな?
一方的にたんぽぽを排除しようと様々な手段に出ていたかざりに対して、たんぽぽが言ったあのセリフ。
「敵でも味方でもない」
そう・・・
たんぽぽとかざりが今命がけで戦っているのは、不条理極まりない『くにはち法』を作った日本政府なんです。
この法律が原因でたんぽぽを排除しようとする人間たちは、彼女の敵でも味方でもない訳です。
ただの外野。
ただ・・・
こんなセリフを言われて、かざりのプライドはボロボロに切り刻まれたはずだ。
しかも・・・
今までいくつもの試練を乗り越えて強く成長したたんぽぽは、かざりに
「あなたは甘えているだけだ」
とまで言い放った!
ここへきて役者の違いを見せつけられた感のあるかざりだ。
どれだけかざりがたんぽぽやあざみに対して暴走を働いたとしても、
あくまでもかざりの行動は、『無視法』という悪法の副産物でしかない。
自分のトラウマから抜け出そうとジタバタしているかざりと、
強大な日本政府に孤独な戦いを挑んでいるたんぽぽとあざみではまったくやってることのステージが違う。
だから・・・
「もういいだろう…かざり」
自分の過去の苦しいトラウマは自分自身で解決してやってくれ!
そんなちっぽけな傷を癒すために命がけで国と戦っているたんぽぽとあざみの邪魔をするな。
これが、まるしーの意見です。
正直、かざりはこの『くにはちぶ』というストーリーにここまで重宝されるべき存在ではない。
ただのいかれたメンヘラ少女だ。
一刻も早く自分の甘えや弱さに気づいて改心しなさい!
というか・・・
次回もまだかざりとたんぽぽのやり取りが続くなんて、
著者の各務先生はちょっとかざりの存在を過大評価しすぎかもしれませんね。
もう…かざりの出演はいらない。
かざりの登場は次の8巻でぜひとも最後にして欲しい。
これ…
まるしーの切なる願いです(汗)
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